開店早々にお昼に伺い、夜にも訪れたいな、と思っていたところ、
広報部長(?)華麗麺麭さんから、うれしいお誘いを頂いて、
楽しみに向かった、雨の夜の神楽坂 。
表通りから一本路地を入れば、しっぽりと闇が包み、
ぽつりぽつりと足元に灯篭が灯る、花街の趣残す小路。
古民家など魅力的なお店が並ぶ、情緒深い通りを歩いていくと、
笹の生垣が茂る、風情ある入口に行きあたる。
夜の景観は昼とは又違い、素敵だなあ
と、横の階段を上って行けば、
開け放たれた扉から、ほっこりと灯りが洩れこぼれ、
扉を入れば、石畳の敷かれた、シックなエントランスに出迎えられる。
神楽坂 「soba dining. 和み - nagomi -」
店内に入るまでの演出にわくわくさせられ、
先の扉を開けば、厨房を前にすっと伸びたカウンターに、テーブルが並ぶ、
ほっとする、暖かな空気の広がる店内。
既に到着していたお二人に追いつこうと、急ぎビールを頂き乾杯~。
ビールは、プレミアム樽生「白穂乃香」、
きめ細やかくクリーミィーな泡が立ち、香りよくまろやか、美味しいなー。
お通しの、「鶏とオニオンのマリネ」を頂き、
落ち着いたところで、品書きを開き回し見て…
会津に縁のあるお店、部長さんのお勧めに、
地のものなど含めて、あれこれ注文 。
まず出された「ポテトサラダ」は、枝豆入り、
ほっこり滑らかでクリーミィー、上品な味わいに…
カリカリ香ばしい揚げ蕎麦が、ざっくり盛られた「和みサラダ」
盛り付けも女性らしく、見目楽しくファンタスティック 。
蕎麦粉ともち米を練って作った「蕎麦ふ田楽」は、
モチもち、とろ~ん、味噌に蕎麦の風味がじんわり広がり、
お土産にしたい程、美味し~い 。
カリカリじゃこがたっぷり盛られた「じゃこネギ豆腐」と、
次々と置かれて行くお料理を前に、早速お酒
出して頂いたお酒は、「大吟醸」の微発砲。
福島の地酒「奥の松」、純米大吟醸プレミアムスパークリング。
上品なカルピスのような、優しい甘みのスパークリングは、
まるでシャンパン、グラスを変えて、再び乾杯~
さらに、福島の郷土料理「いかにんじん」に、
会津地方の名物料理、山椒醤油に漬けた身欠き鰊の
酒飲み心をがっしり掴む、「ニシンの山椒漬け」。
東京ではなかなか手に入らない、大好きな「マコモタケの漬け物」に、
サービスで出して下さった、「茗荷の甘酢」
福島県伊達産の卵使用、「伊達たまごのだし巻き」(ねぎ入り)は、
玉子の味濃く、ほんのり甘めで好みにぴたり、
葱が又風味よく、これも、美味し~い
お酒も変えて、「原田」特別純米酒で頂くお料理は、
どれもこれもが美味しく、すっかり満喫、大満足 。
女将さんのお母様、大女将さんのあったか~な笑顔は、
親戚の家に来たかのような、温もりを感じさせられ、
すっかり、居心地良く寛ぎ楽しませて頂いて…
いよいよ、お蕎麦を頂こう
前回は、一種類しか食べられなく、
何より楽しみにしていた、珍しいここでの蕎麦。
三種類全部頂きたい、と三種の蕎麦を、
一枚づつお願いして、三人で食べ比べ 。
まず出された一枚目は、ノーマルな「十割蕎麦」。
「会津のかほり」で打たれた生粉打ち。
きりっとした角が立ち、すらりと伸びた美しい麺線。
どこか透明感があり、ほのかに透け見える蕎麦の粒。
顔を寄せれば、ふっくらとした蕎麦の香りがふわ~り。
手繰り口にすれば、しゃきっとした心地のいい歯ごたえに、
喉越しは爽やか、するりと軽やかに落ち、香ばしさを残す。
食べた後に、ほっとした心地になるお蕎麦で、美味しいなあ 。
二枚目は、以前から気になっていた「シルク蕎麦」
蕎麦粉に、京都産の食用シルクを混ぜ打たれたそうで…
肝臓機能回復、コレステロール、血糖値の抑制などなど、
生体自浄作用の促進効果があるそう 。
(さらに美肌効果まで♪)
見た目にシルクは分からないが、ややクリーム色がかり、
口にした食感は、滑らかでシルキー。
しなやかな優しい感覚があり、ほのかな甘みが口に残る。
お酒を飲んだ後に食べれば、肝臓もばっちり?
そして、これも珍しい「赤米蕎麦」
蕎麦粉に、赤米を混ぜて打たれているそうで、色も赤みがかった小豆色。
先の二枚に比べてやや太め。
ぷつぷつ見える欠片は、練りこまれた赤米だろうか…、
炊きたてのご飯を思い出す、小豆に似た甘くふっくらとした香り。
ん~ん、いい匂い 。
口にすれば、もちもちとした歯ごたえが楽しく、
噛みしめる毎にじわじわと豊かな甘みが広がり、
これは、美味し~い 。
蕎麦粉と赤米のコラボ、こんなお蕎麦があるなんて…
と、感動しながら美味しく三人で手繰りのも又楽しい。
さらりとした蕎麦湯を頂をゆっくりと頂いて…
お母さんの笑顔に、心底癒された、「和み」のひと時。
ご馳走様でした~
気付いたら、店内はほぼ満席に人々が寛いでいる。
皆、お母さんの頬笑みに癒されに来てるんだろうな…
華麗麺麭さん、Aさん、ありがとうございました~


「soba dining 和み 」
新宿区神楽坂3-2-31 2F
03-3267-5666
11:00~15:00 / 17:00~22:00(L.O.21:30)
月曜定休
禁煙
お店のHP
2011年 2月25日 ランチのおにぎりセット、「十割蕎麦」
- 関連記事
-
- 牛込神楽坂 「志ま平」 「豊潤そば」に酔いしれて (2013/01/30)
- 牛込神楽坂 「志ま平」 小粒そばと極上「鴨の陶板焼き」 (2012/11/28)
- 神楽坂 「もがみ」 〆はざる (2012/11/08)
- 神楽坂 「ル・ブルターニュ」 蕎麦生粉焼き・ガレット (2012/11/07)
- 神楽坂 「たかさご」 蕎麦寿司を喰らう宴 (2012/10/31)
- 落合 「遊」 月見で一杯蕎麦屋酒 (2012/10/27)
- 新大久保 「近江家」 とりつけ蕎麦 (2012/10/09)
- 神楽坂 「和み」 (2012/10/03)
- 神楽坂 「蕎楽亭 もがみ」 祝♪ 開店 (2012/09/11)
- 牛込神楽坂 「志ま平」 熟成蕎麦食べ比べ (2012/07/25)
- 高田馬場 「sobako」 残念な事に閉店 (2012/07/20)
- 新宿 「渡邊」 冷揚茄子そば (2012/07/17)
- 新宿 「大庵」 贅沢な「冷やかけそば」 (2012/07/10)
- 神楽坂 「東白庵 かりべ」 納豆そば (2012/06/04)
- 落合 「遊」 「山菜三昧」コース (2012/05/17)
あ、ここなら、ワインもあったような♪
私は昼間でしたが、夜も素敵ですね。
赤米のお蕎麦、不思議な美味しさがありましたよね~(^^)。
又、ぜひ。
Yで一杯やりたいです♪
やはりyukaさんの舌の確かさをあらためて感じ入りました。
こちらあても気がきいていてよかったですね。
赤米のお蕎麦は食感がとてもよく、また食べてみたいです。
ちょっと安心(?)しました。
でも、本当に地域地域で、それぞれの蕎麦があって、今、それが他の地方に紹介されているのは、楽しいことです。
そろそろ、千葉の蕎麦も収穫でしょうか…
ではなくて、例の「報告書」にどこまで○○に近い報告ができるか?と
いうことなんです。
当地で何故?? 会津そば??
ってのは、こちらとして感じていることなんで。。。
でも、『ここで!』というのが、きっとあるんだろうと。
でないと、・・・(まあ、人それぞれ・・・
=どうでもいいんです、つまり。 笑!
結果的に、地方の蕎麦を各地に知らしめるのであれば、嬉しい人も
多かろうと。
それは言えるね。
しかし・・・蕎麦って結構『際限のない可能性』を秘めていますよね。
頼もしいというか、栽培のし甲斐があります。
お店の方、さぞ迷惑ですよね...分かっちゃいるが...
でもゴメンなさい。(笑;;
想像するばかりですが、いかにも美しそうです。
見てみたい…
ん?、ということは、よしのさんもそれを目指している、ん、ですねっっ!?
透明感の強さは江戸蕎麦のさらしな級なんです。
とにかく微粉で、製粉の特殊さがお店としては分かってほしい
ポイントのようです。
単なる篩いだけでは取れない、そういう粉なんだろうなと、
漠然と想像するばかりですが、今のところ。どこまで迫れるかな?
(汗;;
しなやかですぱっ…
んー、そのお蕎麦、食べてみたいです!
一口に会津の蕎麦といっても、様々。
よしのさんの食べたお蕎麦、昔、山都で食べたお蕎麦の感想に似ているかも。
会津も蕎麦が生活に密着した土地。
会津食べ歩き、私もしたいですっ。
十割のお店です。
写真で拝見する限り、多分相当違う十割だったかな?と思われます。
端正な細打ちで透明感豊かですが、微妙に茶系統の薄い色合いが含まれて
います。欠片系統は見当たらない、半透明の蕎麦です。きりりと麺線が
出て、食感滑らか、噛んで弾力を感じ、モチモチ感があるかと思うが、
スパッと切れる。実に独特な口当たり、食感です。
甘みがあり、香りに淡い蕎麦らしさが残ります。
粉を見せてもらったことがあるのですが、非常に微粉で、一番粉~さらしな
粉の風合いがあるが、蕎麦と似た淡い茶色があります。
実際に産地を訪れ、複数店食べ比べてみたいものだと思いました。
場所も移動しつつ。
→ yuka (04/11)
→ yuka (04/11)
→ yuka (04/11)
→ yuka (04/11)
→ yuka (04/11)
→ yuka (04/11)
→ chameleon_arms (04/08)
→ chameleon_arms (04/08)
→ 森のたぬき (04/07)
→ chameleon_arms (04/05)
→ chameleon_arms (04/05)
→ yuka (04/03)
→ yuka (04/03)
→ yuka (04/03)
→ yuka (04/03)
→ housepod (03/20)
→ yuka (03/19)
→ yuka (03/19)
→ yuka (03/19)
→ gun (03/15)
→ stk (03/12)
→ yuka (03/12)
→ yuka (03/12)
→ yuka (03/12)
→ gun (03/11)
→ 温泉の人 (03/10)
→ 温泉の人 (03/10)
→ yuka (03/01)
→ yuka (03/01)
→ yuka (03/01)