何でも探している本があるんだそうで…
「BOOK OFF」永山店へ行きたいという彼にお付き合い。
ならば、お昼は私のリクエストに付き合って ♪。
前回訪れた時に見た品書きの、
食べてみたいと思ったお蕎麦が、ずっと心に残ったまま。
永山へ向かう手前の稲田堤駅近く、
川崎街道から路地を入った、住宅街の中に佇むお店へと 。
稲田堤 「石臼挽き蕎麦 石づか」
車を停め、見渡すが…、あれ?
ラブラドール「はなちゃん」の姿が見えなく、ちょっと寂しい。
どうしたんだろうね…。
と横の階段を上り、扉を開けば上品な玄関。
すぐににっこり女将さんに迎えられ、奥のテーブル席に通される。
入った小部屋は、今まで使っていなかったらしく、
付けたばかりのヒーターは、すぐには暖まらず、ちょっと寒い。
温かいお茶をふーふー頂き、置かれた品書きを手にし開けば、
写真入りで丁寧に作られ、見ていても楽しく…
あったあった、食べてみたかった「彩りせいろ」
すぐにこれにしようと思ったが…
「今月のおすすめ」の品書きを見れば…、
これも気になる、いわしと海老のつみれ、の「つみれそば」。
見てたら、この寒さに温かい蕎麦が食べたくなり…
程なく、聞きにきた女将さんに、
咄嗟に、口を次いでいたのは、「つみれそば」 。
餅好きかれは、迷わず「力そば」に決め…
待つ間に、お料理にお酒も、忘れずチェック。
入口すぐのカウンターでは、馴染みのお客さんが、
和やかに蕎麦前を楽しんでいるようで、とても羨ましい…
と待っている間に、次々に訪れるお客さん。
すぐに席が満席となり、諦めて帰る方までも。
変わらず人気のお店なんだ…、
入れてよかった…、とほっとしてると、
ようやく目の前に、二つのお盆が到着。
おっ、これは美味しそうっ
澄んだ清らかな汁は上品、二色のつみれが5個浮かぶ。
まずは、蓮華ですくい汁をそっと口にすると、
すっきりとして柔らか、奥行きある出汁の中にふわっと広がる鰯の旨み。
魚臭さ全くなく上品で、すまし汁のような清らかなかけ汁。
こ、これは美味し~いっ
熱々の汁が又うれしく、何度もすくいすくい、と止まらない。
一方彼の「力そば」は、狐色に揚げられた、揚げ餅がぷかぷか。
周りからりっとして、もちもちとろ~と伸び、
ほうばる彼が、思わず「旨いっ」
ちょっと気になり、「力そば」の汁を一口もらい口にすると、
「つみれ」の汁とは、又違う味わいで、
雑味ないすっきりとした出汁に、揚げ餅の香ばしコクが染み、
こちらも、素晴らしく美味しい
中の蕎麦は、繊細な細切りで、
ほろりと汁に絡みほどけ、ほろほろと喉に消えていく。
汁の旨みを纏った蕎麦の旨さが、後から追いかけこれが旨いっ
しかも、この中のつくねが、絶品 。
ふわふわ柔らかしっとり、じわっと広がる鰯の爽やかな魚の旨さに、
えびつくねは、ぷりぷり海老がいくつも混ざり、
海老の旨さが優しく、どちらもとても美味しい二つのつくね。
後はすっかり夢中、蕎麦をたぐりつくねをかじり…
2人無言でそれぞれの丼に没頭。
気付いたら、彼も丼に口をつけ、2人して汁一滴残さず完食~。
「旨かった」とつぶやく彼と、大満足で席を立ち、
…帰ろうとしたら靴箱の上に、
収獲地「多摩区管馬場地区」との蕎麦の実が 。
思わず気になりお聞きすると…、
今年実験的に近くの農家さんで栽培してもらった蕎麦なのだそう 。
「ゆくゆくは、この蕎麦で打てたらいいんですが」
と、優しい笑顔を向け掛ける女将さん。
素敵だなあ…、練馬でも小平でも蕎麦が作られ、
今度は、多摩区の蕎麦もできるかもしれない 。
ほおっと心に、大いなる大地の温もりを感じながら…
ご馳走様でした~
今度こそ、「彩りせいろ」食べにきます♪

「石臼挽き蕎麦 石づか 」
神奈川県川崎市多摩区菅北浦2-22-11
044-944-4911
11:00~14:00 / 17:00~21:00
月曜 火曜定休
禁煙
Pあり
2011年 9月 4日 「十割せいろ」
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はい、変更ナシ、です♪
小平では、某蕎麦屋が今年、自分で栽培した蕎麦でお蕎麦を出し始めているし、なんだか私もとてもうれしく思っています。
そしてその為には、そう、この地区の自然環境を守る事が大事。
すべてはそこに通じていくんですね…。
>素敵だなあ…、練馬でも小平でも蕎麦が作られ、
>今度は、多摩区の蕎麦もできるかもしれない
「地産地消主義」の私は大賛成です、あちこちで蕎麦が
栽培されるのって。
そうするためには、何をしなければならない、してはなら
ない、という課題も見えて来るでしょう。
飲食のための環境は、究極の環境に繋がっています。
つまり、地球環境全体の将来にかかわる基本、と言い
たいです。イイ感じです。
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