駅から上がった神楽坂は、今雨が上がったばかりの、ところどころに水滴を残しながら日の光を受けてキラキラ光ってる。
様々な人が行き交う神楽坂の何とも言えない坂を下り、毘沙門天さんの路地を入り、久しぶりの「蕎楽亭」さんへ。
・・・と、

と、入り口すぐにカレンダーが出ていて、今日は夜のみ営業らしい。
・・・・

すでに2時になろうとする時分。他に移動する時間もないので、すぐ先にあるまだ伺ったことのない「ゆかり」さんがもしやっていれば・・・

よかった

路地の中に、ひっそりと掲げた品のある小さな間口のお店。
「手打ち毘沙門そば ゆかり」
石臼挽き手打ち蕎麦とのことだし、今日はこちらでお昼を

扉を開けて入ると、すぐ目の前に大きな樽がど~んと二個鎮座するのにびっくり。
あんまり印象的だったので、中を覗いてみると、氷がいっぱいに敷き詰められ、その上に様々な魚の類が入ってる。どうやらこれは、冷蔵庫代わりらしい。
そろそろ中休みに入るらしい店内は先客がない。表から受けたちょっと敷居の高そうなイメージはなく、明るい雰囲気。カウンター席が5卓ほどに、6人がけのテーブル席がふたつのみの思ったよりもずっと小じんまりとした店内。すぐに、「いらっしゃいませ」と感じのいいにこやかな女将さんが出てきて下さり、「お好きなところに・・・」というお声のまま、このテーブル席に腰を下ろす。ふかふかの座布団が気持ちいいな~。
お茶と一緒に品書きを出してくださりながら、「今は、ランチのセットがありますので」と。ゆっくり品書きを見る間もなかったので、「ランチセットって・・?」とお聞きすると、「お蕎麦と漬け丼のセットで、今日のお勧めですよ」とのこと。では・・と、とっさにお願いしてしまう。
頼むと程なくしてまずは、
汁の入った蕎麦猪口と薬味、それにお漬物と、いくらおろしが出される。
好きな人にはいいんだろうなぁ~・・
でも、私はちょっといくらが苦手で。。
クスン
タラコは大好物なんだけど・・・
そして、「ランチのせいろそばです」とお蕎麦が置かれる。
陶器の器に盛られた蕎麦は、とても上品盛り。口に含むとつるつるとした表面の蕎麦で、腰はやや柔らかめかな?石臼挽き手打ちとのことだけど・・、ちょっとインパクトはやさしいような。もしかしたら温かいお蕎麦の方が合いそうかも。汁はやや甘めの薄めのタイプ。クセがなくそのままでも飲めてしまいそう。
・・・と、頂き初めていると、「ランチの漬け丼です」と大きな丼が目の前に。
で、でかいっっ・・・
なんとっ、私は「せいろと(小)漬け丼」のセットなのかとてっきり勘違いしていたけど、反対で「小せいろと漬け丼」のセットだったんだ・・。
(どうりでお蕎麦があんまり上品なはず・・)
思い違いではあったけど、有難く頂く漬け丼は、赤身のまぐろにしっかりと旨い出汁醤油が染み、胡麻のまぶされたご飯も美味しい。
・・・なんだけど、やっぱり私にはちょっと多くて、ちょっと断念。。
後からいらしたご婦人お二人は、ランチセットではなくお蕎麦を注文され、それぞれに「ゆかりご飯」のランチサービスを頂いている。ああ・・、これ、これが食べたかったなあ~・・
とはいえ、頃合をちゃんと見て蕎麦湯を出して下さったり、お茶のお変わりをこまめに入れてくれたりとの配慮はうれしい。それに、この量のセットで(しかも神楽坂で)900円というのはかな~りお値打ち。男の人にはいいだろうな・・、などとも。
ご馳走様でした~。
今度は、あったかいお蕎麦でゆかりご飯を頂いてみようっと。
*ランチ
せいろ 700円、まぐろ漬け丼とセット 900円、カレーそばうどん 1,000円、ゆかり磯おろし蕎麦 1,000円、とろろそば 1,000円
「手打ち毘沙門そば ゆかり」
新宿区若宮町11-2
03-3269-8883
11:30~14:00 / 16:30~22:30(土~21:00)
日曜、祝休定休
・・・で、帰りに、ぬかりなく
「蕎楽亭」さんの休日をチェーックっっ。
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でも、「子供の胃潰瘍」????
何はともあれ、早く元の体に回復しますよに~…、
あ、新宿方面に転がったみたい?ですよ~(^^)
胃潰瘍と云っても本気の胃潰瘍ではなく、子供の胃潰瘍みたいなもんです(笑)。
食べても食べなくても痛いなら食べた方が得でしょ(笑)?。
ガスター飲んでるので、すぐ落ち着くと思います。
で、鉛筆の転がり具合はどうでせう?。
5-56でも振り掛けますか(笑)。
(ちなみに、私は胃カメラ飲むの上手です!♪)
それよか、おからだどうですか???
とおっても心配しております。
お蕎麦が細くなって蒸篭で提供された他は変わりなしでした。
店内の樽型冷凍庫と樽型冷蔵庫、家にあったら邪魔だろうなぁと思いました(笑)。
でも、すっきりしました~(^^)。
名前を入れたつもりが・・・
すいませんでした!
私ときたら・・・・。すぐに訂正しておきます。
確かに、こちらの冷麦、これは美味しいですよね♪
新しい素敵なお店も好きですが、なんともいえない年月の織り成した老舗のお店は筆舌つくしがたいものがありますよね。
たけるまま様も、ずいぶんいろいろなお店を回っていらっしゃるようで、とても勉強になります。
山泉さん、いいですよね~♪
まだ、田舎をどうしても食べられないのがザンネンなところ。
又、近々訪れたくなってきてしまいました(^^)
てへへっ(^^;;;、そうそう、私もやっちゃいましたです。
そ、そんな巻物があったとは。。
カウンタじゃなかったので、分からなかったです。ザンネンっ!
ん?インテリア変わったんでしょうか・・。
でも、女将さん、花番さんの対応のいいお店ですねぇ。
気持ちのいいお店でした~(^^)
つまみ類が多く夜はかなり混んでいるようで敷居が高いですが、昼お休みは痛いですね。
個人的には、ここは蕎麦よりも冷や麦の方が好きだったりします。
昨日「吉祥寺の砂場」に初来店しました。yukaさんの赤坂砂場の日記を思い出し・・・。赤坂砂場は昔はよく行きました。思えば15年前くらい・・。東京に来て「蕎麦」の美味しさに目覚め蕎麦を食べ歩き始めた頃・・・・。
砂場で「もり」「ざる」と言われ???。こんなに濃いつゆの掻き揚げもりも始めて・・・・。甘辛い玉子焼きもここで気に入った・・・。蕎麦屋で焼鳥なんて食べたのも砂場だった・・。な~んて、懐かしい記憶が甦りました・・・。
老舗で蕎麦を食べながら自分の人生を振り返る・・・。ノスタルジーです・・・・・・。
新しいお店も美味しいけれど老舗もいいなぁ。
この間10年ぶりに山泉さんにも伺いました。あの香り高い蕎麦と濃いつゆは健全でした。変わらぬ味を継続するってやっぱり凄い事ですよね・・・・。
(オマイもやったな?)
で、毘沙門蕎麦の由来は?
女将さんが神楽坂通りの毘沙門さん
から免許皆伝(店名として名乗ること)
の旨が書かれた巻物?が飾ってなかった
でしたっけ?(カウンターの↑辺り)
さて、なんか最近インテリアを変えてないかな?
と思いました。
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