さて今日は・・・、と久しぶりに東村山の「はや川」さんで、お昼を頂こうとちょっと足を伸ばしてみる。

東村山 「そば季彩 はや川」
駅ほど近くの線路沿いに佇む、風情あるお店。暖簾の色も変わり、思えば1年ぶり・・・

あ、ここも既に新蕎麦だ。
お日様は出ているけど、今日のこの寒気に、ぷるぷるしながらお店の前に立つ。
店頭には、お蕎麦の品書き、お料理、そしてランチのメニューが置かれてる。
天むすのセットなども増えてお値打ちなランチのメニューにトキメキ、季節感たっぷりの「きのこせいろ」に心惹かれながら暖簾を潜る。
午後1時過ぎ。
暖簾を潜った店内は、しっとりと照明を落としたゆったりとした空気。すぐに出てきて下さった若い花番さんに通されて、真ん中の大テーブルの一角に腰を下ろす。
色々と、女将さにお聞きしているところを見ると、アルバイトの女の子かな・・。
出してくださったお茶を頂きながら、テーブルに置かれたいくつもの品書きをひととおり目を通す。
この「ランチ」の「出汁巻き玉子」とのセットは、とても満足なものだったのを思い出し、それにしようか・・と、思ったが、この寒さ。ちょっと暖まりたくて、「燗壷」を熱燗でまずはお願いすることに。
程なくして出されたお酒は、ちょっとした板に乗せられて置かれる。これがなんとも風情があって、ちょっとうれしくなってしまう。突き出しには、蕎麦味噌かな・・・、と舐めてみると、珍しくも「柚子味噌」。ほんのり甘めで柚子風味の味噌に、揚げた蕎麦の実がかけられ、これが熱燗に非常にいい
すっかり寛いだ心地になってしまい、ランチではなくて、豊富に揃ったお料理をお願いしようと、あれこれと・・・。こ、これは迷ってしまうなぁ~っ。
とても豊富に揃うお料理、しかもどれもこれもがとてもリーズナブル。(小)もある出汁巻き玉子にも未練があるし、鰊、お豆腐チーズ、さらにさらに、蕎麦クレープに、いかの丸干し・・・
さんざん迷った挙句に、東京ではちょっと珍しい「車麩とぜんまいの煮物」をお願いすることに。
程なくして出された小鉢は、いや、たっぷりと量のあるもの。一人には十分な量にこれまたうれしくなってしまう。
ほかほかの車麩は、しっかりと味が染み入り、添えられたぜんまいもすこぶる美味しい。ん~、これは・・・、あれもこれもと食べてみてしまいたくなってしまう。。
ゆっくりとこのお料理に熱燗で、たゆたう時間を楽しむひととき。
こんな風にすごす贅沢な時間はちょっとだけ久しぶりと、味わうように楽しむ。
そろそろ2時。お蕎麦をお願いしよう・・・、と思っている矢先。立て続けに、近くで働いている方と思われる方が、入店。じっくり一人で楽しませて頂いてしまったけど、さすがに地元に根付いているのを感じさせられる。
私も、お蕎麦を頂こう。
新そばのことだし、「もりそば」で・・とも思ったが、気になっていた「きのこせいろ」を。
花番さんに変わって接客して下さる女将さんが、ほっとするような暖かい笑顔で出してくださった「きのこせいろそば」。
記憶通り、長細い笊に二つ山に盛られた蕎麦は、ぴかぴかとした艶やかな丹精な細切りの蕎麦。
手繰り寄せると、ふわ~と爽やかな穀物の香りが鼻腔をかすめる。
口に含むと、しゃきっと〆られた心地のいい腰加減。まだ風味はほのかではあるが、ゆっくりと後に甘みを感じさせられる。凛々しく立つエッジ、切幅、長さにムラのない丹精な江戸前の蕎麦。
そして、隣で湯気を立て、美味しそうな出汁の香りの漂う「きのこ汁」。しいたけ、しめじ、エリンギに加え、鴨つくねの入った熱々の汁。
鴨汁よりもすっきりとした汁に浸し、この蕎麦を頂く。これが美味しい・・・
濃さ、味わい加減が蕎麦によく合い、しっかりとした腰の蕎麦にからまり非常に美味しい。しゃきしゃきとしたきのこの歯ごたえもよく、中に入った鴨つくねが又楽しめるもの。これはいいなぁ~
すっかり夢中で食べてしまう蕎麦に、大満足
頃合見て出された、熱々のナチュラルの蕎麦湯で薄め、この汁もたっぷりと頂く。ん~、きのこ汁っていいなぁ・・・。
ほっと一心地してお勘定を。
お聞きすると、こちらの新蕎麦は、北海道のものとのこと。
「お蕎麦、お好きなんですね 」と、女将さんに、これとない笑顔で話しかけられ、思わず子供のように、「はいっ♪」と、返事してしまう・・・。
いいなぁ、このお店も。
女将さんの、どこか懐かしい笑顔にほっと心が温かくなるような気持ちを覚えながら、お店を後に・・・。
又、来よう。
あの、数々の魅力的なお料理。ぜひ、一度、友人と連れ添って頂いてみたい・・・。
この冬一番くらいの、寒風の中、心も体も温かくなるようなひと時に、
ご馳走さまでした~
*お品書き
せいろ 750円、きのこせいろ 1,280円、鴨せいろ 1,480円、野菜天せいろ 1,280円
海老天せいろ 1,580円、玉子とじ 900円、花まき 980円、鴨南 1,480円
ゴーヤお浸し、おひたし、きんぴらごぼう 300円、玉子焼き 400円/600円、いか丸干し 300円、お豆腐チーズ、ぜんまいと車麩の煮物、焼き味噌、そばクレープ 400円、みがきにしん、そば米とろろ 500円、野菜の天ぷら 650円、鴨ロース 800円、塩うに 450円、三種盛り合わせ 800円ほか、メニュー多し
燗壷、開運、緑川、志太泉 500円~
ランチのセット5つ すべて980円、ご飯セット100円プラス
手打ちそば
「そば季彩 はや川」
東村山市本町2-1-14
042-398-1418
11:30~14:30 / 17:30~20:30
火曜日、第1,3水曜日休
禁煙 これまでの訪問
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私も行く予定だったのですが…、来年こそは伺ってみたいです。
「むかいだ」さん、私もちょっと気になっているところ、休日だけなのでなかなか伺えないでいます。
行かれたら教えて下さい(^^)
(予想気温は25度?)
「武蔵関スタート 花小金井ゴールのウォーキング10キロ」
のあとは電車に乗っていざ東村山
ここで 蕎麦前をしたいところですが今日はガ・マ・ン。
(にしても とてもおいしそうな肴があるんですよね ここも・・・・
だいぶ前に来たきりだけど・・・)
野菜天せいろの銀杏に季節を感じ、さぁ豊島酒造の蔵開きへ
ふと気が付くと向かいの家族連れも 目的は同じらしい。
(だけど つれられている子供は果たして酒蔵に行って楽しいのか?
はたまた将来の酒飲み育成中か?)
蔵に近づくにつれ 赤ら顔の人たちが増え
観光バスも来ているし、道路に座りj込んでいる人もあり。
5種類の瓶詰め製品の試飲と 蔵のかめ口から注いでくれる酒とで
計6種類が飲み放題状態。
地面で寝込んでいるおじさんあり、
お日様のしたの 大宴会状態・・・
熱気に負けて
私は ほどほどで切り上げ 所沢を目指して散歩。
あ スタート時には武蔵関で 土日のみと書かれた「むかいだ」さんの
前を通過。気になるなー
まるまる一個の出し巻き。
あれは、本当に美味しかったです。
私も、こちらの甘味はとても好き(^^)。
まだ、温かい蕎麦を食べていないので、私も秋風吹く頃になったら、食べてみたいです。
ぜひぜひ、こちらの夜も行って見て下さい。
お料理もとても美味しく、お勧めです!
(しかも、リーズナブル)
ああ、玄治さん。
私も手挽きリベンジに、近々参りたいと思ってます(^^)
地元なのにこんなお蕎麦のおいしい店があったなんて( ̄ω ̄*) ジュル・・
麺の腰も太さも私好みでした。
今度は夜に行って、日本酒と小鉢を頂きたいと思ってます。
そして明日は久米川の玄冶さんにお邪魔してみようかと思ってます。
とても居心地よく、(女将さんの笑顔に心がほっとしちゃいました~)、お料理、いやいや、とても美味しかったです!
ぜひ、もっともっと食べてみたい・・と。
なるほど、日本料理も積まれているんですね。納得です。
お蕎麦もよかったです。駅から近いのもうれしいし・・・、又伺いたいです♪
お料理もちょっと懐かしさ、素朴さを主体に構成されています。でも、ご主人は日本料理からの転進ですので、芯はしっかりしていると思っています。
たまには少し花のあるものも、って贅沢ですかね?
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