なのかどうなのか・・・

「久しぶりに都幾川のお豆腐屋さんに行ってみようか」
と、言ってきたので、猛暑の東京を抜け出すかのように出発~

お豆腐はもちろん、ときがわ町には前々から行ってみたいと思っていたお店があったので、「すぐ近くだから」と、彼を促し、まずはそこでお昼を食べようと目指すことに。
狭山を抜け、日高市を通り、さらに越生を通り過ぎて、比企郡へ・・・。
通る道々には、あちこちに「手打ちそばうどん」の看板が掲げられ、この辺りの麺類店の多さに目移りしてしまいそう。

そして、都幾川村へと入っていくと、広大な山並みの景色がなんとも見事・・・。

のどかで、ゆったりと広がる景色を眺めていると・・・
程なく、
道の先に目指すお店の看板が見えてくる。
お店の横にたっぷりと取られた駐車場に車を駐め、隣のお店へと・・・。

比企郡ときがわ町 「地粉自家製粉手打蕎麦処 とき庵」
山の頂きに囲まれたお店の前には、待ち人の為だろうか、ベンチがあり、その横にこれも丁寧に何本もの日傘まで置かれてる。
扉の前には、「本日の天ぷら」と書かれた黒板。
これが、盛りだくさん!
それを見ながら、扉を開き、店内へ・・・。
入った店内は、この辺りの空気そのものを感じる、ほのぼのとした空気でいっぱい。
手作り感のある木のテーブルが並べられ、大きく取られた窓からは、たっぷりと外の山並みが広がっている。
昼時には混んでいるのだろう、名前を書くウェイティングシートの紙が入り口横に置かれていたが、2時になろうとする今時分は、のんびりのどかな空気。
「お好きな所にどうぞ~」
と、女将さん(かな?)に出迎えられ、空いていたテーブル席に腰を下ろす。
座るとすぐに、
「冷たい麦茶をどうぞ♪」
と、品書きと一緒に出してもらった麦茶がとっても美味しい。
暑いとは言え、東京の暑さとは違う、心地の良さを感じながら、品書きを吟味。
シンプルにまとめられた品書きの中から、
「究極の粗挽き蕎麦『玄粒の黒』」というのが目に止まり、これをお願いしようと詳しくお聞きしようとしたら、
「ごめんなさい~、それはもう、終わっちゃって」
とのこと。
ま、時間も時間だし、仕方ないと諦め・・
中から、「濃厚な地元産の卵を使用」と書いてあった、「地卵のざるそば」をお願いすることに。
彼は・・・、入り口の黒板を見てか、「人気№1」との「地山菜の天もりそば」に決めたよう。
程なくして、まずは彼のお膳が置かれる。
こ、これは豪華・・・
おそらく、前の看板に書かれていた山菜すべてが揚げられているであろう、天ぷらの豪華さ。
しかも、どれもが薄い衣で見るからにカラリっと揚げられている天ぷらは、とても美味しそう。
(こっちにすればよかったかな~っ・・・)
お蕎麦の上には、白い蕎麦の花菜がふわりと飾れていて、
「これも、食べられますから、ね♪」
と女将さんが説明している・・・。
さらに、小鉢の「蕎麦豆腐」も付いているという、豪華版。
ちょっと、食べさせてもらうと、とろ~っと、口当たりが柔らかく美味しい。
と、見とれていると、続けてすぐ、私の「地卵のざるそば」も置かれる。
おっっ、贅沢にもぷるんっぷるんの卵黄が二つも添えられて。
そして、どっしりとした高足の陶器の器にこんもりと盛られた蕎麦は、野趣さ溢れた黒めの挽きぐるみ。
その中には、細かな蕎麦の欠片が盛り込まれ、見ているだけでもうれしくなる姿。
手繰り寄せると、ふわりと香る、穀物の香ばしい深い香り。
うれしく口に含むと・・・
これが、なんってもっちもちとした腰だろう~♪と、噛み締めるのが楽しくなってくるような歯ごたえ 。
粘りがあり、このもちもちさ加減が心地よく、挽きぐるみの粗挽きでありながら、のど越しも爽やか。
しかも、噛み締めると、じわ~っと穀物の香ばしい風味が広がるもので、
こ、これは美味しい
そして・・・、
目の前で気になる、艶々と光る卵をおもむろに箸で溶き、もり汁を注ぎいれ・・・
それを蕎麦に絡め頂くと、お、お、美味しい~っ
都幾川村の卵だそうで、非常にコクのある味の濃い卵。
それに絡まる蕎麦は、もう、卵好きにはたまらな~い♪
さらに、私にも添えられていたのが、素揚げされたシシトウに、カラリと揚げられたかぼちゃの天ぷら。
これをゆっくり、最後に頂き・・・、
どっしりとした陶器の水差しのような湯桶で出された蕎麦湯を注ぎいれると・・・
熱々の蕎麦湯を注ぎいれた途端!
ぱあ~っと広がる、卵はまるでマジックのよう。
これを頂くと、どこまでもまろやかな卵の加わった蕎麦湯が、とてつもなく美味しい。
ん~・・・、幸せ
ゆっくり、ゆっくり蕎麦湯を頂きながら、改めて出されていた陶器の器を眺めると、すべてとても素敵な陶器の器。
「織部ですか・・・?」
と、女将さんにお聞きすると、この近くに焼窯元があり、地元の作家さんの作品だそう。
「野菜も、蕎麦も、小麦も、器も、卵も・・・、すべて都幾川のものなんですよ」
とのこと。
すべてが地元のものだけで、作られた蕎麦にお料理。
東京で頂くものとは、又違う、言葉に表せない何とも言えない良さが、じわじわと感じられてくる。
なによりも・・・、この、蕎麦。
本当に美味しくて、以前頂いた越生の蕎麦も思い出し、この辺りの蕎麦の美味しさをしみじみ思わせる。何よりも、私の好きなタイプの蕎麦だったというのが、何ともうれしい。
すっかり大満足でお店を後に。
又、ぜひぜひ、訪れたい。
次回は、早めに訪れて、限定のお蕎麦を頂いてみたいな~、
などとも。。
ご馳走さまでした~
こういうお蕎麦に出会うと、ほんっとにうれしいな~・・。
*お品書き
地山菜の天もりそば 1,400円、摘草膳 1,800円、試行錯誤の鴨汁そば 1,300円、幻の融合ー冷製鴨汁そば 1,30円、地卵のざるそば 1,100円、天然きのこの田舎汁そば 1,100円、胡麻味噌辛味汁そば 1,000円、究極の粗挽き蕎麦「玄粒の黒」 800円、茗荷茄子しし唐のつけ汁そば 1,000円、辛味大根おろし蕎麦(天ぷら添え)1,400円、おかわり 500円
晴雲大吟醸 850円、晴雲純米 650円、千曲川 800円、えびす 600円、黒ビール 500円
地粉自家製粉手打ち蕎麦処
「とき庵」
埼玉県比企郡ときがわ町西平756-4
0493-57-0517
11:30~売り切れじまい
月曜定休(祝日営業)
お店のHP
そして・・・、満足したところで、「渡辺豆腐工房」へ。
「とろ~り霧里おぼろ」に、「霧里絹」、絹揚げの「ふわふわ」などゲットし・・・
お豆腐の味わいのある、豆乳ソフトで、ご機嫌な食後のデザートを

「渡辺豆腐工房」
埼玉県比企郡ときがわ町大字番372 0493-67-0517
HP
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そして、申し訳ありませんでした。
早速急ぎ訂正しました。
今後気を付けます…
0493-57-0517
ではなく、
0493-67-0517
ですよw
今日行って確認しましたが、昔から電話番号は変わっていませんとのことでした。
こちら参考にして行く人もいると思いますので、敢えて書き込みさせていただきました。
夢八さんも、卵好きですもの、ね♪
(私もコンビニ卵、おやつに買っちゃったりしてま~す)
これは・・・、たまらない美味しさでした。
まだまだ、本当に、たくさんの素敵なお店があるんだ、と、私も思ってしまいました。
長生きしなくちゃ、なーんて(^^)
おくらの花、めずら、生姜もいいですね。
それに、玉子、
玉子好きのぼくとしては、
よだれがでます。
蕎麦もアラアラしくて・・
いいところ、沢山まだありますね。
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