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    つれづれ蕎麦 
    大阪 「たかま」
    2008年12月10日 (水) 08:33 | 編集
    12月6日 

    たこ焼きやさんを出て、ひとまずホテルにチェックイン。
    今夜は関西のラーメンの方々の大規模な忘年会があるらしく、それに向かう人、向かわない人と別れる中・・・
    私は夜蕎麦へと、再び niko.gif

    今夜に、と選んだのは、「関西の蕎麦101」で見て行ってみたいと思っていた、天神橋のお蕎麦屋さん。

    ちょっと休んだ後にホテルを出たら、ますます寒さが増している~っitata.gif
    そんな中、目指すお店へと、地下鉄に乗り天神筋六丁目へと。

    土曜日の夜だからだろうか、ひっそりとした天神筋の大通り。
    目印のファミリーマートを曲がり、暗い路地沿いを歩いていると・・・、
    程なく、心和む小さな明かりの灯ったお店に行き当たる。

    08-12-6-2 店

    素朴に作られた木板の壁。
    一見蕎麦屋とは分からない、シンプルですっきりとしたセンスのいい店構え。

    大阪 天神橋 「蕎麦 たかま」

    お店に近づくと、扉の横には品書きが置かれてる。
    ちょっとこれに目を通し、待ちきれない心を抑え、ゆっくりと木の扉を開く。

    08-12-6-2 品書き

    開いた途端に、ふわ~と体を包み込むような暖かで柔らかな灯り。
    入って右側には、どっしりとした一枚板の長いテーブルが置かれていて、ご家族だろうか?お子さん連れで楽しげに集ってる。

    すぐに、「いらっしゃいませ」と出てきて下さった年配の花番さんは、相席にしない心遣いで、私を左側のゆったりとした4人がけのテーブル席へと通して下さる。

    なかなかコートを脱げないようにかじかみながら、木の温もり感じる、このすっきりとした和モダンの空間を心地よく感じながらほっと腰を下ろす。

    しばしして、温かい蕎麦茶におしぼり、品書きが出される。
    一通り目を通しながら、この寒さ。
    まずは、暖まりたい、と「熱燗を・・・」と伝えると、
    「熱燗だと・・、秋鹿でよろしいですか?」
    とのことで、お願いすることに。

    きちんと湯銭して下さっているのだろう、その間に再び目を落とした品書きの中から、「子持ち」の文字に惹かれ、「子持ち鮎の甘露煮」をアテにと追加で注文。

    08-12-6-2 酒

    徐々にこの暖かな空気に寒さが軟いでくるのを感じながら、出されてた秋鹿の熱燗に、鮎のお皿。
    熱々のお酒を口にし、美しく盛りつけられた鮎をも・・と、箸を伸ばす。

    08-12-6-2 あゆ

    ほっこりと炊かれた鮎は、頭からずべて骨まで頂けるほど、ほろほろっと柔らかい。
    その味付け、炊かれ具合、さらに添えられた茗荷の酢漬けが美味しく、まったりとした心地に浸ってしまう。

    しばし和んでいると、ちょとのんびり来てしまった事もあり、時は既に8時近く。
    うっかりしていたが、こちらの閉店時間まじかのよう。

    まだお酒が残っていたのだが・・・
    先程の花番さんに
    「釜落とさなくちゃならにので、お蕎麦頂くならお聞きしてもいいですか?」
    と言われ、やや、慌ただしい気持ちにさせられたのが悲しかったが、仕方ないhanamizu.gif
    お目当ての「田舎そば」をお願いすることに。

    08-12-6-2 田舎

    程なくして出された笊に盛られた蕎麦は、色の黒い挽きぐるみの田舎蕎麦。
    とはいえ、その佇まいは上品で繊細な程の細切りの蕎麦。

    08-12-6-2 薬味

    添えられた薬味の葱のあしらい、山葵とこれも丁寧に作られたものなのがうれしい。

    08-12-6-2 田舎あぷ

    手繰り上げると、切り幅にムラもなく、繋がりもしっかりとした丹精な蕎麦。
    顔を寄せると、ふわっと押し寄せる香ばしい蕎麦の香り。
    福井の蕎麦に拘り、それで打っているとのこと。

    08-12-6-2 田舎どあぷ

    口に含むと、粗挽きにもかかわらずするりとした表面の蕎麦。
    すぅっと喉元を落ちていく爽やかさがあり、飲んだあとに心地いい。

    08-12-6-2 田舎たべ

    丁度程よい、適度な腰の蕎麦で、噛み締めるとこれもゆっくりと穀物の風味が広がってくる。
    粗挽きが苦手な人にでも満足に頂ける、上品な蕎麦。

    汁は、すっきりとした辛口だが、やや平たい印象。
    プンっと鰹の香りのする奥行きあるものだとうれしいところだが、それでもちょこんっと汁に浸すと、蕎麦の風味が増す。

    08-12-6-2 湯桶08-12-6-2 蕎麦湯

    頃合見て出された湯桶は、これもセンスのいい、アンティークのような鉄の急須。
    注ぎいれると、きちんと別に作られたと見られる、優しく白濁した熱々の蕎麦湯なのがうれしい。
    このセンスのいいすっきりとした店内で頂いていると、改めて和んできてしまう。

    08-12-6-2 店内

    と、先程の家族連れのお客さんも帰られ、しんっと静まった店内。
    この空間で、ゆったりと寛ぐのはなんて贅沢なんだろう・・・
    と、しみじみと見渡してしまう。

    私もそろそろ・・・、とお勘定を、と席を立つと、
    「すみません、釜落とす時間になってしまって、急かしてしまって」
    とおっしゃって下さった言葉に、やや心にくすぶっていたものがちょっと和らぐ。

    東京から来て・・・
    などと話も弾み、来週からは福井からも新蕎麦が届くので、又是非に、とご主人共々おっしゃって下さる言葉が何よりもうれしい。

    ご馳走さまでした~hahha.gif

    今度来るときは、もちょっと時間に余裕を持って・・
    伺います♪


    08-12-6-2 看板
    「蕎麦 たかま」

    大阪市北区天神橋7-12-14
    06-6882-8844
    11:30~14:30 / 17:30~20:00
    火曜定休 月曜昼のみ
    禁煙



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    コメント
    この記事へのコメント
    jin-n様
    楽しまれたようでよかったです。

    ここは、雰囲気もよく、
    きちんとお話してみると、とても感じのいい花番さんなんですよね。
    私ももうちょっと時間の余裕があれば…
    などと思ってしまいます。

    でも、私が行った時は、とにかくとにかく寒い日だったんですよ~(^^;

    なんだか、思い出され、楽しく読ませていただきました。
    2009/09/24(木) 20:08:49 | URL | yuka #0kufgj3.[編集]
    訪問記(長文でゴメンナサイ)
    事前にこちらを熟読させていただき、月曜日はお昼のみの営業という事で、新大阪駅から直行しました。
    新大阪駅で念のため、営業しているか電話で尋ねて、予約が必要かどうか伺ったところ「今日は大丈夫でしょう!」。

    かなり暑い中、地下鉄の天神橋六丁目駅から歩いて、到着。お店の外観は、今風にプロデュースされた造りで、少し不安に・・・。
    お店に入ると、お店の人が誰も居ないと思ったら、奥から花番さんが顔を出して「お好きな席へどうぞ」。一番入り口に近い端っこの席へ。

    さて、まずは、ヱビスビール中瓶で喉を潤し、蕎麦味噌とだしまきをお願いすると、「だしまきは卵3個使っているので、宜しければ2個でも出来ます」とのご案内。嬉しい心遣いですね。

    しばらくして、「すみません、今日は蕎麦味噌が出来なくて・・・」。あらら残念。
    で、気を取り直して、お薦めに従い、「豆腐味噌漬け」をお願いすると、またもや「一人前2枚ですが、かなり辛いので、1枚で充分かと」。またも嬉しいお心配り。

    だし巻きは、プロの味。豆腐味噌漬けも、本当にしっかりした「もろ味」の味で、少しずついただきながら、ぬる燗へ。これまた、お薦めに従い、菊姫14BYに。いやはや、大胆なブランドを、一杯目のぬる燗用にご用意があり、びっくりでした。(お品書きのタイトル:「たかまの純米酒」が、心意気を感じさせますねぇ)

    しばらくして、店は満席&空き待ちの人が店外にも。(危なかったなぁ。)
    さて、お向かいのご年配の男女、会話から察するに医師仲間という感じですが、常連さんと言う雰囲気。召し上がっている「そば寿司」のあまりの美しさに、たまらず注文。お酒も、白岳仙へ。(しかし、本当に厳選された品揃え)

    この「そば寿司」が素晴らしい!かなり細いおそばを、きちっ巻いた細巻き。しかも、そばの水切りも完璧ならば、海苔も「そば寿司」用に厳選されていると思われる厚め。芯には、うなぎ・玉子・三つ葉・しいたけ。
    具の味付けだけで、そのままいただくのですが、素晴らしい!!!そば寿司は、料理としてレベルの低い店が多く、注文することの少ない一品なのですが、ここの「そば寿司」だけを食べに再訪したいくらいのレベルでした。

    いよいよ、お蕎麦の注文。最前から聞いていると、必ず「黒か白か」つまり、田舎か普通の盛りそば用そばか、聞いてくださる様子。観察していると、太さがかなり違い、迷った末に、盛り蕎麦を注文。

    暫くして出てきた蕎麦は、見たことが無いくらい「極細」。〆の温度は、これ以上冷たくすると香りが消えるギリギリのライン。水切りは完璧で、関西スタイルの竹ざるに、きれいに盛り付けられて、惚れ惚れ。ひとはし、ふたはしとそのままいただくと、すばらしい香り、歯ごたえ、のどごし。ブラボー!!

    薬味のねぎも山葵も素晴らしいし、料理等で使われる器も素晴らしい。
    席の距離感はやや近いものの、客層も良く、快適でした。しかし、ここの花番さん、一切メモを取らずに注文を聞く姿は、プロですねぇ。

    最後に、とある海外ブランドの銅の急須で出される蕎麦湯は、好みとは異なる「ポタージュ系」でしたが、蕎麦粉の質の高さを感じさせるものでした。おいしかったなぁ。

    もう、お腹一杯で、お勘定。
    なんと!4,710円という、素晴らしいCP。
    本当に量がたっぷりで、さすが、食の大阪!

    2009/09/24(木) 09:11:29 | URL | jin-n #3aXRcdxk[編集]
    marsh様
    そ、そんな・・・(^^;;

    ぜひぜひ、次回は頂いてみて下さい。
    感想をお聞きできるのを楽しみにしています。
    2008/12/11(木) 23:23:50 | URL | yuka #0kufgj3.[編集]
    初めまして。
    たかまさんは先月出掛けたのですが臨時休業で急遽他のお店へ行くことに。
    先を越されて残念です(笑)
    2008/12/11(木) 19:33:58 | URL | marsh #mQop/nM.[編集]
    蕎麦大好き様
    ありがとうございます♪
    無事、帰ってきました(^^)。

    ドキドキワクワクして向かった大阪。
    思った以上にレベルの高い蕎麦に、どこも大満足な旅になりました。
    しかも、コナモンの方々の紹介で、本場のコナモンも頂け、本当によかったです。

    又いつか、時間を作って大阪に行きたい、
    すでにそう思っている私です(^^)。
    2008/12/10(水) 21:14:38 | URL | yuka #0kufgj3.[編集]
    soba様
    そうなんですよ!
    もう、すっかり満喫堪能した3日間でした(^^)。

    ・・・まだまだ行き足りないです!
    2008/12/10(水) 21:11:43 | URL | yuka #0kufgj3.[編集]
    お帰りなさいませ
    yukaさん、関西からお帰りなさいませ。
    お仲間との大阪の旅、憧れの気持ちを持ちつつ楽しく見させて頂いております♪
    この日記のお蕎麦も、とてもいい感じですね。
    yukaさんのブログにお邪魔させていただいて、毎日「お蕎麦・・・お蕎麦食べたい~」と思ってしまいます☆
    若干お時間が足りなかったようですが、またゆっくり訪れたくなるような、そんなお店で何よりでした♪
    2008/12/10(水) 19:11:50 | URL | 蕎麦大好き #aaz1Jo1w[編集]
    関西そばのレベル高いですね
    (笑)
    2008/12/10(水) 17:06:25 | URL | soba #-[編集]
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