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    つれづれ蕎麦 
    大阪 谷町 「月山」
    2008年12月10日 (水) 23:12 | 編集
    12月7日 

    いよいよ、大阪での最後の夜。

    かの松尾芭蕉が、「雲の峯 いくつ崩れて 月の山」 と詠った出羽三山のひとつ、月山。
    その山と同じ名前にまず興味を持っていたところ、行かれた友人の話を聞き、ここは是非夜に訪れたいと・・・futt.gif

    谷町9丁目の駅で降り、谷町筋通りへと。
    激しく車の行きかう大通りを歩いて行くと、程なく目の前に見えてくる控えめな灯り。

    08-12-7-2 店

    08-12-7-2 品書き
    あれだ・・・!
    と、近づくと木の札にこれも控えめに書かれた「月山」の文字。

    あまりにさりげなくあったお店には、灯りに照らされ品書きが置かれてる。
    本当だ・・・♪
    お料理にお酒、その種類の多さはうれしいもので、これは楽しそう~futt.gif


    と、その横から建物の中に入っていくと、ほのぼのとした印象を受ける入り口が、ある。

    08-12-7-2 店入り口

    山形そばと地酒に料理 「そば匠  月山」

    暖簾の奥の扉を開くと、雰囲気のいいエントランス。
    その廊下を入っていくと、ゆったりと寛げる雰囲気の、どこか山形の風情を思わせる和やかな空間が広がっている。

    08-12-7-2 店内

    掘り炬燵の厨房を面したカウンター席。
    それにこれも掘り炬燵の、何人かと寛ぐのに良さそうなテーブル席。
    さらに、4人がけのテーブル席がいくつか置かれてる。

    日曜の夜のどこかのんびりとした空気の中、すぐに出迎えてくれた花番さんに、「お好きなところにどうぞ」と告げられ、カウンターの端に腰を下ろす。

    暖かいお茶と一緒に出された品書きを見ながら、冬の夜にはやっぱり、と熱燗を。

    08-12--2 酒

    きちんと湯銭して出された熱燗を、待っていましたとばかりに頂くと、これが美味しい bikkuri.gif
    ふわりとして柔らかく、すぅ~っと口から喉に染み入ってくるこのお酒が、とても気に入ってしまい思わず銘柄を再確認。

    08-12-7-2 熱燗は
    「越の雪月花」。
    名前もなんて美しい・・・futt.gif

    燗酒以外の冷酒も、すべて山形の地酒で統一した豊かなラインナップに、見ているのも楽しい onpu.gif

    早くも、何人かで訪れ呑み比べたい・・・。
    との思いにかられてしまう。


    熱燗で口を潤したところで、これもうれしいお通しの、「蕎麦豆腐」。

    08-12-7-2 そば豆腐

    すっと箸を入れ頂くと、粗挽きの粉で作られたような蕎麦豆腐は、優しくもっちりとしてふわりと溶ける柔らかさ。
    溶けていく間に、蕎麦の風味がぷんっと広がっていくもので、これは美味しい
    この蕎麦豆腐だけで十分に飲めてしまいそうだったが、何か野菜が食べたい・・・と、再び品書きを広げ吟味。

    蕎麦屋定番のお料理を筆頭に、市場から仕入れてくるという旬の刺身に牡蠣をも含んだ天だね。それに、美味しそうな創作料理がいくつも頭を並べてる・・・。

    あれこれと迷ってしまう程の品書きから、本日のオススメの中にあった「ブロッコリーと牛蒡の胡麻味噌かけ」をお願いすることに。

    08-12-7-2 ぶろこり

    程よい加減に茹でられたブロッコリーは甘みがあり、個人的にはもちょっと柔らかいとうれしいかな?と思われた牛蒡だが、独特の風味に胡麻味噌だれがとてもよく、熱燗にも合う一品。

    蕎麦豆腐にこのお料理で、夜遅くまで営業してくれるお店のうれしさ、しばしゆっくりと寛ぐひと時 futt.gif

    さて、お蕎麦は何を頂こう・・・niko.gif

    せっかくだから、もりそば?とも思ったが、久々に温かい蕎麦が食べたい。
    山形の蕎麦だったら温かいお蕎麦も美味しいはず、と、中から揚げ玉、温玉、とろろが乗るという豪華な温かい蕎麦の「ぶっかけ蕎麦」をお願いすることに。
    と、お蕎麦は十割の太打ちと二八の細打ちと選べるとのことなので、温かい汁に合わせるのに良さそうと、太打ちの蕎麦を選んでお願いする。

    しばしして、まずは揚げ玉が小鉢に別盛で置かれ、どっしりとした陶器の器に「ぶっかけそば」が置かれる。

    08-12-7-2 ぶっかけ

    しっかりとした太打ちの蕎麦に、澄んだ美しい琥珀の汁。
    その上に、山葵をちょんっと天盛されたとろろに糸鰹が乗り、彩りも美しく千切りの青葱が散らされている。

    08-12-7-2 ぶっかけあぷ

    まずは汁を口に含むと、すっきりとして柔らかなきれいな汁。
    鰹の風味もきちんと取られ、飲んだ後の体にうれしい優しい汁で、これは美味しい futt.gif
    この汁がよくて、幾度か掬い頂き、では、と中に沈んだ蕎麦をも。

    08-12-7-2 ぶっかけたべ

    まずはとろろを崩さないようにそっと手繰り上げると、挽きぐるみの色の濃い、山形蕎麦独特の姿。
    十割ではありながら繋がりもよく、口に含むともっちもっちとした歯ごたえが心地いい。
    かみ締めていくと暖められたよさもあるのだろう、ふわ~と蕎麦の風味が漂い旨い。

    濃すぎない汁が蕎麦の風味をじゃませず頂けるのがうれしく、しばしそのまま食べた後で、とろろを崩して絡めて頂くと、とろ~と蕎麦に絡まり又違う味わいに。
    最後に、揚げ玉を入れると、途端にふっと汁にコクが加わり、これは楽しい niko.gif

    すっかり大満足で汁まですべて頂いてしまう。

    ・・・と、ちょっと手が空いたのだろうか、料理長さんが声をかけて下さり、あれこれとお話など。
    この十割蕎麦は、山形の契約農家から仕入れ、こちらで自家製粉されているとのこと。
    「鴨はお嫌いなんですか?」
    と聞かれた話の流れから、
    「うちのだったらきっと気に入って頂けるかも…、是非試してみて下さい niko.gif
    と、薦められ、お蕎麦の量少なめの鴨肉半分で、今度は細打ちでせっかくなので頂いてみることに。

    08-12-7-2 もり

    まずは、山形の蕎麦と違う産地のブレンドした蕎麦粉を二八で打った蕎麦が置かれる。
    手繰り上げると香りはやや穏やかなものの、切り幅、長さにもムラのない丹精な細切り。

    08-12-7-2 もりあぷ

    その中には透明な蕎麦の欠片が埋め込まれた、うれしい粗挽きの蕎麦。
    口に含むと心地のいい腰加減で、するりと落ちるのど越しも爽やか。
    風味はあまり強くはないものの、それでもきちんと蕎麦の味わいを感じられる。

    そして、後から置かれた鴨汁。
    しっかりと鴨の出汁が染み出た甘辛の味わいに、山形の蕎麦汁を思い出されほっとする心地。
    蕎麦に絡め頂くと、細打ちの蕎麦がよく絡み美味しい。
    これでだったら、いくらでも食べてしまえそう~。

    08-12-7-2 かも

    そして、中に入った鴨肉を頂くと、私好みの厚さの鴨肉で、臭みもなくふわりとして柔らかい。
    かみ締めると鴨の味がじわりと感じられ、これだったら♪と私もパクパクと美味しく食べてしまう。

    08-12-7-2 蕎麦湯

    頃合見て出された蕎麦湯は、しっかりと白濁した別に作られたもの。
    これをこの鴨汁に注ぎいれ、たっぷりと頂いたらさすがにお腹いっぱ~い buchu-.gif

    真面目でお優しそうなご主人も、いろいろとお話してくださった気さくな料理長さんとの会話も楽しく、思いがけない素敵な夜に。

    ご馳走さまでした~hahha.gif

    次回は是非誰かと訪れて、この豊富なお料理にお酒をもっともっと堪能しに来てみたいな~・・・futt.gif


    *お品書き
    もりそば 750円、辛み大根のおろし 900円、大和芋の山かけ 950円、ぶっかけそば 1,050円、鴨汁そば 1,050円、季節の天もりそば 1,400円、掻き揚げもりそば 1,100円、かけ 750円、みぞれそば 900円など

    お造り盛り合わせ1680円~、季節野菜の一品380円~ などなど品書き豊富
    大山、秀鳳、山法師、上喜元、最上川、和田来、出羽桜、雅山流、王録、腰の雪月花 500円~



    08-12-7-2 看板
    「そば匠 月山」

    大阪市中央区谷町9-2-23
    06-6763-0199
    11:30~14:00 17:00~22:00
    月曜定休:


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    コメント
    この記事へのコメント
    のりやん様
    ほんとうにここは居酒屋顔負けのお料理の数々でした。
    確かに関西ではちょっと珍しいですよね。

    お蕎麦も関西というよりは、山形に近いものを感じたので、大阪で味わい山形の味、というところなのかしら・・・。
    という意味でおもしろいお店でした(^^)。
    2008/12/20(土) 10:54:05 | URL | yuka #0kufgj3.[編集]
    居酒屋そば♪
    つまみのラインナップがすごいですね。
    こういう居酒屋蕎麦屋も関西に出来ているんですね。
    ハリハリとか、お造りのネタが関西っぽいけれど、
    だんだん東京と関西の蕎麦屋の違いがなくなってきているみたい。
    それはそれでちょっと寂しい気もするけれど。
    2008/12/19(金) 16:56:51 | URL | のりやん #-[編集]
    管理人のみ閲覧できます
    このコメントは管理人のみ閲覧できます
    2008/12/14(日) 07:03:56 | | #[編集]
    夢八様
    その通り♪
    こちらの甘汁、いいですよね。
    私も、これはいいな~・・・
    と、大阪では初めて汁を堪能したんです。

    でも、一人ではなかなかお料理をたくさん頼めないという悲しさ
    次回は、せっかくのお料理、誰かと訪れたいと、ひしと思った次第です。

    そうそう、こちらの太打ち、これ、いいですよね(^^♪
    2008/12/12(金) 22:22:46 | URL | yuka #0kufgj3.[編集]
    甘汁がうまかった
    たしか、凡愚が臨時休業で
    こちらに急遽来たことがありました。

    温かい蕎麦の汁が旨くて、大阪の蕎麦屋
    いいな、と思いました。
    その時は職人さんが一人足らなくて
    料理が作れなかった頃で
    美味しそうなもの一杯あったのに
    残念な思いがありました。
    2008/12/12(金) 12:12:37 | URL | 夢八 #D2os1cdk[編集]
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