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    つれづれ蕎麦 
    秦野 「くりはら」 再び…
    2009年01月30日 (金) 23:07 | 編集
    今日は、ちょっと前から計画していた、多摩サイポタ。
    …が、夜半から雨が降り出し、天気予報も一日雨と言っている m002.gif

    さすがにポタは中止になり、幹事(?)さんが、突然
    「だったら、秦野の『くりはら』さんに行こう!」
    と提案し、急遽、6人で伺うことになり、いざ、渋沢へ…onpu.gif

    車を出してもらって、昼すぎにようやく到着。
    お店を前にしたら、1年ぶりだろうか…、
    前回訪れた時の思い出が、す~っと頭をよぎり懐かしい気持ちでいっぱいに。

    09-1-30 身s

    店へと続く枯山水の庭の苔もすっかり生え揃い、しっとりと雨にそぶれた景色が心和ませる futt.gif

    09-1-30 庭1

    秦野市渋沢 「十割手打ちそば くりはら」

    皆に続いて、大きなガラス格子の扉を明けると、ああ、変わらない…。

    高い天井の、きちんと磨き抜かれ黒耀りした広々とした板間の空間。
    ところどころに立つ鴨居柱の間には、アンティークの素敵なテーブルに椅子が並べられ、この空間に立っているだけで、何とも言えない居心地の良さに浸ってしまう。

    すぐに出てきて下さったご主人に、花番さんたちに迎えられ、奥の一枚板でできたどっしりとした小上がりの席に7人並んで腰を下ろす。(一人増員~♪)

    09-1-30 まどにわ

    テーブル席からは、入口の枯山水の庭が、そしてこの奥のテーブルからは、敷石が並べられ、ししおとしのある裏庭が眺められ、どこに座っても憩えるとは、何ともうれしい。

    09-1-30 つけもの

    と、すぐにお茶に、「自家製お漬物」がお茶請けに出されたところで…
    この雨に感謝 ♪ とばかりに、ビールで乾杯~。

    09-1-30 かんぱい09-1-30 かんぱい2

    ビールのアテに塩豆が出され、品書きを開きお料理を吟味。
    結局、端から順番にすべて出して頂くことに niko.gif

    09-1-30 ごまとうふ

    まずは、手作りの 「胡麻とうふ」。

    09-1-30 ごまとうふたべ

    まったりとしてとろりと柔らかい、ぷるんっとした口当たりの胡麻豆腐は、胡麻のコクに甘みが滋味深くとても美味しい。

    09-1-30 酒

    となったら、もう、すぐにお酒に切り替えて。お酒のあてには蕎麦味噌も。
    「黒牛」、「美稲」、「香取」、いずみ橋「恵」…と順番に頂く。

    09-1-30 こんにゃく

    透明で美しい 「手造りこんにゃく」 は、和玉芋で作られたもの。
    瑞々しく、心地のいい弾力のあるこんにゃくで、これは旨い。

    09-1-30 とうふ

    津久井在来種で作られた 「幻のすくい豆腐」。
    濃厚で甘みが濃い。このお豆腐、本当に美味しい

    09-1-30 にしん

    そして…、艶々と照り輝く美しい 「にしんの旨煮」。

    09-1-30 にしんたべ

    箸を入れると、ほろほろっと身が崩れる程柔らかく、しっかりと味の染みいった鰊。
    上品な程よい甘みで、鰊の旨さをしっかりと感じられるもの。
    これは…、鰊そばも頂いてみたいな~…。

    09-1-30 かも

    エリンギ、レンコン、とろりとした葱が添えられた 「鴨焼き」。
    しっかり厚みのある鴨だが、苦手な脂身のところが少なくて、私にはうれしい限り。
    塩味でさっと炒めた鴨は、すっと歯で切れる柔らかさで、噛み締めると旨みがぎっしり
    (脂身の好きな人たちは、ちょっと物足りないー、と言っていたけど)

    09-1-30 とうふみそ

    そして、これはお酒がススムススム、自家製の「豆腐の味噌漬け」。

    09-1-30 てんぷら

    皆で酌み交わし楽しく頂いていると、大皿に盛られた豪華な天ぷらも目の前に。
    海老、かぼちゃ、ごぼう、ナス・・・、様々な種が盛られ、頂いた天ぷらは衣がさっくりと軽く、美味しい天ぷら。
    中でもこの海老がすこぶる旨いっ

    09-1-30 てんぷら2

    さらに別盛りで出されたのは、春を思わせる「蕗のとう」に、「干し柿」の天ぷら。
    珍しい干し柿の天ぷらが、甘くてまったりとしてたまらない。

    09-1-30 しおから

    最後には、これも手作りの「いかの塩辛」。
    お持ち帰りしたいくらいの、お魚屋さんも顔負けくらいの絶品塩辛。

    さすが、ご実家が酒屋さんとあってか、どれもがお酒にうれしい品々ばかりで、たっぷり堪能~m001.gif

    と…、お酒にお料理に満足したところで、いよいよ期待のお蕎麦をも。
    こちらのお蕎麦は、すべて石臼挽き自家製粉。
    まずは、その中でも貴重な、「手挽き あらびきざる」から。

    09-1-30 てびきはたの

    地元秦野で収穫し、天日干しした蕎麦を手挽きで打った蕎麦。
    鮮やかな緑がかった美しい蕎麦には、透明な蕎麦の粒々が浮いて見える。

    09-1-30 はたのあぷ

    顔を寄せると、ふわ~と漂う、お日さまを思い出す香ばしい香り。
    口に含むと、弾力あるもちもちとした腰で、噛み締めるとじわ~っと広がってくる穀物の味わい。

    09-1-30 はたのたべ

    何とも言えない蕎麦の風味には甘みが含まれ、その後に、ふっと感じる温かみ。
    温もりのような、口から喉、その後に心に沁み入るような余韻を残して行く。

    ああ…、美味しいな~~futt.gif
    つくづくと、心から思い、知らず知らず、涙が出てきそう…。

    と、うっとりと頂き、二枚目、電動石臼で挽かれた「せいろ」が置かれる。

    09-1-30 ぼたん

    こちらは、北海道の牡丹の蕎麦。
    ややグレーのかかった蕎麦は、先ほどの蕎麦とは又違う面持ち。

    09-1-30 ぼたんたべ

    口に含むと、歯を跳ね返してくるような弾力感。それでいて、噛み締めた後に落ちる喉越しは、するりと爽やかで、喉元過ぎた辺りで、下からぐわ~っと香ばしさが上がってくる。
    ううむ、これも旨い。

    最後の一枚は、これも手挽きで挽かれた、新潟魚沼産の蕎麦。

    09-1-30 さいご

    手繰ろうとした途端に立ち込める、深く香ばしい香り。
    思わずこの香りにうっとりしつつ口に含むと、これももちもちとしたしっかりとした腰。

    09-1-30 さいごあぷ

    噛み締めると、香りに違わぬ、香ばしい穀物の味わいが、途端に濃く広がってくる。
    美味しい・・と、すっかり酔いさえも忘れてしまいそう。

    09-1-30 蕎麦湯

    と、三枚の蕎麦それぞれを楽しんだ後に、どっしりとした手作りの陶器の器に注がれた、しっかりと白濁した蕎麦湯が出され、ゆっくりと頂きながら、感想を述べ合う。

    どの一枚をも美味しく満足な蕎麦で、くりはらさんの感性を思わせる蕎麦。
    だが…
    食べ終わってもまだ尚、心に残ったのは初めの一枚、「秦野」の蕎麦。
    あの不思議に、心に響いてくるような感覚が、いつまでも忘れられない。
    それは、秦野の土地の温かみぬくもり、それを丁寧に打ったくりはらさんの心の融合なんだろうな~、と胸に残る感覚。。

    これだから、こうしていろん蕎麦に出会うのを、やめられないな…。

    と、余韻に浸っていると…、
    これもうれしい 、まだ試作なんですが…と、出された酒粕と米粉で作ったという、「オリジナルチーズケーキ」まで。

    09-1-30 けーき

    しっとりとして甘さ控えめでありながら、ほんのりチーズのまろやかな味が広がる美味しいケーキ。

    さらに、ご主人とお話している中で、鎌倉の「こさざ」さんのわらび餅の話になり…
    「うちのわらび餅は、『こさざ』さんのなんですよ♪」
    とお出しして下さった、わらび餅。

    09-1-30 わらび

    もちもちもっちり。うーん、やっぱり、『こざさ』さん、美味しい~。

    と、すっかりお料理にお酒に、お蕎麦に…、デザートまで堪能した、とてもとても優雅なひと時。
    帰りがたくなってしまうような心地になりながら、皆でお店を後に。

    すっかりすっかり、ご馳走さまでした~hahha.gif

    くりはらさん、花番さん、皆さんのお優しいお心遣いをしみじみと感じ・・
    遠いけど、又来よう、今度も又そう思いながら。。


    *お品書
    生粉打ちせいろ 840円、手挽きせいろ 900円、辛味おろし 1,050円、鴨せいろ 1,500円、天せいろ 1,600円(大盛300円)、かけ 840円、きのこそば 1,050円、鴨南蛮 1,500円、天ぷらそば 1,600円、

    胡麻豆腐 400円、板わさ 500円、鴨ロース 900円、そばがき 900円、自家製漬物 300円、ひじき煮 250円、ご飯 250円、地たこぶつ 550円、夏野菜天ぷら 800円、にしん旨煮 600円、枝豆 250円など
    ビール(小)450円(中)550円、黒牛(生)550円、美稲(無ろ過)、香取(生酛)他、天地水楽(芋)、観無量(米)、壱岐(麦)など


    09-1-30 店内
    「十割手打そば くりはら」

    神奈川県秦野市渋沢2098
    0463-88-1070
    11;30~15;00 (火~金曜)
    11;30~15;00 / 17;30~20:00(土、日)
    月曜、第三火曜定休
    P広し 店内禁煙

    前回の訪問 
    2007年 7月12日 秦野での素敵なひと時

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    コメント
    この記事へのコメント
    岡崎宏一郎様
    行かれたんですね♪

    素敵なお店でしょう~(^^)。
    きゃらぶきや、たけのこまで頂けたなんて羨ましい限りです。
    しかも、私もまだ頂いていない「かけ」蕎麦(天麩羅そばですが:・・)まで!

    又、私も即され、行きたくなってしまいました(^^)。
    でも、楽しまれたご様子、私もとってもうれしいです。
    2009/06/01(月) 07:52:14 | URL | yuka #0kufgj3.[編集]
    お酒、呑んでますかーー?
    今日行ってきましたよ、念願だったくりはらに。
    しっかりとyukaさんのこちらのページで予習してから。
    大勢で繰り出されるのは有難いですよね。
    いっぱいいろんな料理を紹介してもらえて。
    今日は蕎麦掻きを一番気に入りました。
    いずみ橋はそんなに好みではなかったので、
    次回は黒牛を呑んでみようかな、と。

    ご紹介ありがとうございました~。
    2009/05/29(金) 19:29:05 | URL | 岡崎宏一郎 #SiKI9aDI[編集]
    ふるふる様
    そうそう、ここは水が美味しいんですよね~。
    だから、お豆腐も美味しい♪

    「まいまいの泉」?
    何やらとても気になります。調べてみようっと(^^)。

    あ、お蕎麦は、いろいろ食べたので、3枚で大盛りくらいの量にしてもらったんですよー。
    普通に一人前で頼めば、もっとしっかり盛られてます。
    2009/02/01(日) 08:50:20 | URL | yuka #0kufgj3.[編集]
    名水百選の町
    お水が美味しい秦野ならではの蕎麦が食せそうですねぇ。

    渋沢も昔はナァンにも無かったのに、今や都会になりつつありますね。

    「まいまいの泉」を見に行くついでに行ってみようかな?。

    でも、お蕎麦の量の少なさが気になるなぅ(笑)。
    2009/02/01(日) 03:03:50 | URL | ふるふる #-[編集]
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