先日、森のたぬきさんが行かれたブログを読んでいたら、途端に興味シンシン。
丁度目黒に来ている今日、早速お昼を頂きに伺って見ることに

目黒駅から、ずんずんと下る権之助坂。
途中の目黒川沿いの両脇の、ほんのりピンクがかった川ベリの桜を眺めながら
(今週末辺りは見ごろかな)
さらに大鳥井神社の前を通り、ゆるい坂道を登っていく。
しばし…、いつぞやの記憶がふっと脳裏を横切るのを感じながらひたすら歩く。
そして、ようやく。目印の「元競馬場バス停」にたどり着き、そのすぐ横の路地を入ると、すぐ。
建物の間に挟まれ、どこかスタイリッシュな鉄枠の壁の小さな間口に、純白の大きな暖簾が靡いているのが目に入る。
ここだ…


吹き荒れる風に靡く暖簾。
しっかりと書かれた「手打ちそば」の文字が頼もしく、壁の間から立派な打ち場が垣間見える。
目黒 「手打ちそば ゆふ徳」
暖簾をくぐり、扉を開くとすぐ横打ち場があり、その後ろにすっと細長く作られた店内。
まだ新しい白木の壁に白木のテーブルの置かれた店内は、明るく気持ちがいい。
すぐに出て切れくれた若い花番さんに通され、一つのテーブルに腰を下ろすと、ベンチタイプの椅子には手作りのようなクッションが並べられ、ほっと心和ませる。
明るくて清潔、モダンでセンスのいい店内は、どこか和カフェのよう。
と、ほっとし前に小さく作られた蹲を眺めながら、置かれていた品書きに目を通す。
冷たいお蕎麦がいくつかに、温かい蕎麦、それに変わりそば。
蕎麦屋定番の小さなお料理もいくつも並び、なかなかこれは良さそう…。
と、順番にめくっていると…
せいろかかけ、玉子焼き、漬物、
それに日替わりご飯のつく
「平日限定ランチ」の品書きが挟んであったので、
せっかくのランチ♪と、これを頼んでみる事に。
にこやかに受けてくださる花番さんの応対も気持ちよく、程なくまずは、蕎麦猪口に徳利、薬味と漬物が置かれる。
続いて、本日の日替わりご飯の「いくらご飯」と玉子焼き、そして、せいろ蕎麦が出され、並べてみたらなんだかとっても豪華なランチ。
まずはどっしりとした蒸篭に盛られたお蕎麦から。
お蕎麦は、白めの角の立った細切りの蕎麦。
手繰り口に含むと、きりっと冷水で〆られた感触が心地よく、くきくきとした腰のある蕎麦。
香り風味は穏やかなものの、つるりと落ちるのど越しが爽やか。
汁は甘めのやや薄めのもの。
この蕎麦とのバランスは悪くないものの、もう少し辛めの汁で頂いてもみたいかな…。
と、するすると入る蕎麦は、なかなかしっかりとした量があり、これだけでも結構満足してしまう。
頃合きちんと見て出された蕎麦湯は、繊細な飾り彫りがなされた素敵な湯桶。
やさしく白濁した蕎麦湯を注ぎいれ、ほっと頂き…
では、ランチのご飯をも。
まず頂いた玉子焼きは、まだほんのり暖かく、ほっとする優しい甘みのあるふわふわの玉子焼き。
そして、あまりいくらは好きではない私だが、このいくらはとても美味しい。
まったく臭みがなく、漬けられた醤油の加減がご飯においしい。
と、これもなかなkしっかりとした量があったにも関わらずすっかり食べてしまったら、お腹もいっぱい
清潔でほのぼのとしながらも、このすっきりとした空間は、意心地がよく、ゆっくりとお酒を頂くのもいいなぁ、などと思わせる。
そっと、お料理やお酒の品々なども確認し…、
お勘定をしながら、ちょこっと花番さんにお聞きすると、なんと青山の「くろ麦」さんで修行し、今日で丁度一月とのこと。
そういえば…、お蕎麦もちょっと似ているような。
「中休みとらずに、通しでやっていますので、ぜひ夕方にもいらして下さい」
とにこやかにおっしゃって下さるのがうれしい。
目黒に又ひとつ、それも中休みなしのお店。
ちょっと遠いけど、これはうれしいなぁ、などと思いながら、お店を後に。
ご馳走さまでした~
おおっと、急いで戻らねば。。
今度は、夜にゆっくり訪れてみたい、な…。
*お品がき
せいろ、かけ 740円、辛味大根 950円、ぶっかけ 1,100円、掻き揚げせいろ 1,480円、穴子天盛り 1,680円、鴨せいろ 1,720円、かけとじ 840円、山かけ 1,000円、ひな鳥南蛮 1,320円、鴨南蛮 1,720円、掻き揚げ 1,680円、あられ1,580円、三色 1,360円、さらしな 1,160円、ゆず切り 1,260円、そばがき900円など
日替わりランチ (~14時まで) 1,000円
煮玉子 210円、板わさ、蕎麦味噌 380円、月見とろろ 520円、お新香 420円、厚焼き玉子 680円、お通し五点 720円、ひな鳥焼 980円、かも焼き 1,380円、天盛り 1,620円など
剣菱、八海山、久保田千寿、大七、出羽桜、山鶴、〆張鶴、神亀など 720円~
「手打ちそば ゆふ徳」
目黒区目黒4-12-2
03-3719-2167
11:00~22:30(L.O 22:00)
水曜、第3木曜定休日
禁煙
- 関連記事
-
- 祐天寺 「月心」 順菜と茗荷の冷かけ (2010/07/22)
- 目黒 「川せみ」 冬せみ (2010/01/14)
- 祐天寺 「月心」 田舎で極上「かけ」 (2009/12/10)
- 祐天寺 「月心」 (2009/10/08)
- 自由が丘 「山久」 (2009/06/18)
- 中目黒 「喜;道庵」 (2009/06/15)
- 中目黒 「蕎麦 あん」 残念な事に閉店 (2009/05/11)
- 目黒 「ゆふ徳」 (2009/04/02)
- 中目黒 「波心」 (2009/02/12)
- 目黒 「小菅」 (2009/01/29)
- 目黒 「川せみ」 冬せみそば (2009/01/08)
- 祐天寺 「杉本」 牡蠣せいろ [残念な事に閉店] (2008/11/06)
- 祐天寺 「卯月」 (2008/10/23)
- 目黒区中町 「武蔵野」 (2008/10/17)
- 西小山 「そばの家 ほりぐち」 (2008/09/04)
はい、山手通りから坂を上っていくと…
でした(^^)。
先週末だったら、目黒川沿いの桜、それはそれはきれいだった事と…。
見たかった~です。
先週末の土曜日、目黒の桜を堪能したあと、蕎麦屋を探して権ノ助坂を下り、山手通りを横切ってうろうろしたのでした。もう少し先までいけばこのお店に出会えていたんですね。
残念。
たぬきさんが行かれていたので、びっくりしてたんですよーん。
なるほど、花番さんとお友達なんですね♪
みなさん、にこやかでとても丁寧な応対をして頂き、心地のいい時間でした。
私も今度は、夜に伺ってみたいと思っています。
雰囲気バツグン!
御蕎麦・ツユは改良の余地ありだとは思います。
次回は活け穴子の天ぷらでゆっくりお酒を楽しもうと思ってます♪
花番さんブログ友達なんです☆
公園もあるし♪ぜひぜひ。
きっと今日あたりは、川べりでたくさんの人たちが花見を楽しんでるかもしれないです(^^)
目黒は興味深いお店も多いからな~
有名な博物館や美術館もあるので
その辺に行きながら行ってみたいですな
団体の観光旅行みたいですね。
何にも残らないんじゃないですか?。
何か残る物無いんですか、無残な行為ですよ!
まあやんこそ、毎日の蕎麦道楽、楽しまれている様子、読ませて頂いております♪
目黒方面は、今は目黒川沿いの桜も見ごとです。是非奥様とでも(^^)。
→ yuka (01/01)
→ yuka (01/01)
→ yuka (01/01)
→ yuka (01/01)
→ yuka (01/01)
→ yuka (01/01)
→ yuka (01/01)
→ yuka (01/01)
→ トマサン (01/01)
→ りう (01/01)
→ 森のたぬき (12/30)
→ gun (12/22)
→ 温泉の人 (12/12)
→ 温泉の人 (12/12)
→ gun (12/07)
→ yuka (11/25)
→ housepod (11/24)
→ yuka (11/10)
→ DW (11/02)
→ yuka (11/02)
→ yuka (11/02)
→ yuka (11/02)
→ まあやん (11/02)
→ 森のたぬき (11/02)
→ yuka (10/23)
→ yuka (10/23)
→ パスピエ(天ぬき) (10/20)
→ no name (10/19)
→ yuka (10/04)
→ yuka (10/04)