つれづれ蕎麦 
    奥久慈 「月待の滝もみじ苑」
    2009年06月27日 (土) 22:59 | 編集
    「暁山」での温かい持て成しに、余韻残しながら車に乗り込むと、ふいにSさんが、
    「ちょっと行ってみたいところがあるんだよね~」
    と。…が、時はすでに3時になろうとする時間。
    調べてみると、中休みなしの通しで営業しているとの事なので…

    せっかくここまで来たんだし、行ってみよう~♪、と、いざ奥久慈へ niko.gif

    山超え、山超え…ほぼ一時間。
    袋田の滝を過ぎた辺りの山道沿いに、古めいた木の看板がある駐車場に車を停め、

    09-6-26 もみじ いりぐち

    はて、お店はどこに…?

    奥久慈 「石挽きそばと珈琲 月待の滝もみじ苑」

    と、看板の矢印を見ると、この下を降りて行くよう。

    09-6-26 もみじ いりぐち31

    これは絶景!
    「かぐや姫」の昔話がふっと頭によぎりながら、
    青々とした竹が生い茂る、急な坂道を下りて行く。

    09-6-26 もみじ いりぐち2

    奥下からは、勢いある滝の音が聞こえるのに耳を傾け、
    さらに降りて行くと…

    09-6-26 もみじ たき

    岩肌から激しく流れ落ちる、見事な滝が目の前に hahha.gif
    「日本一やさしい裏見の滝」こと、「月待の滝」。

    その横には水車小屋が作られ、この水車の力で石臼を回し蕎麦を挽いているそう。

    09-6-26 もみじ みs

    そして、ほぼ滝に向かうように建てられたお店は、山のロッジのような佇まい。

    素朴でほのぼのとした、開かれた扉を入って行くと、
    まるで喫茶店のような、すべてが木で作られた心地のいい店内。
    奥には、サイフォンが置かれ、もともと珈琲店だったというのが伺える。

    09-6-26 もみじ tんない

    すぐに顔を出された花番さんに、「テラスにどうぞ」と迎えられ、
    横の扉から外に出ると…

    09-6-26 もみじ kしき

    これはいい眺めだな~futt.gif

    目の前に、「月待の滝」が眺められ、
    上から屋根を通って川へと落ちて行く、「流しそうめん」の水の流れが何とも涼しげ。

    出された蕎麦茶を頂きながら、マイナスイオンをたっぷりと吸いこみ、
    置かれていた品書きを吟味。

    09-6-26 もみじ しな09-6-26 もみじ しな2

    お蕎麦は、外二のもりそばに、十割蕎麦。
    それに珍しいのは、蕎麦の実の色わけし緑の実だけを集めて作る、
    全国初との「カラー選別緑の蕎麦」。
    ものすごく興味惹かれたが、これは月に一日だけの予約制との事で…

    皆「十割そば」に決めたようなので、私は「つけとろそば」をお願いする事に。

    09-6-26 もみじ とろろ

    まずは、たっぷりよそられた山芋とろろの添えられた「つけとろそば」が置かれる。

    09-6-26 もみじ とろろあぷ

    元々珈琲店を営んでいたご主人が、「翁」の蕎麦に魅入り、
    当時山梨に通って高橋さんに習ったとの蕎麦は星の混じらない細切りの蕎麦。
    口に含むと、越があるようで柔らかいような、不思議な歯ごたえ。
    噛み締めると、パキっとした歯離れがあり、ほのかに漂う蕎麦の味わい。

    09-6-26 もみじ とろろたb

    山芋は瑞々しい粘りがあり、さすが奥久慈の山芋、これは美味しい。
    やや薄めのさっぱりとした汁を注ぎ混ぜ、蕎麦に絡め頂くと、
    ずずずっと喉を軽やかに過ぎて行く。

    一方の「十割蕎麦」は、やや黒めの蕎麦で、所々に星が散った繊細な細切り。

    09-6-26 もみじ もり

    交換して手繰り上げると、ふわりと香ばしい穀物の香りが豊かに漂う。

    09-6-26 もみじ もりあぷ

    口に含むと、これも不思議なむちょっとした歯ごたえがあり、ほのかな風味。
    独特の食感で、これも面白い。

    と、食べ終え、さらさらとした蕎麦湯を頂きながら、
    滝を眺めながら、気持ちよく掠めて行く川風に身を預けながら…
    いいところだなぁ・・・、としばしぼおっと futt.gif

    ご馳走様でした~hahha.gif

    ほんの一日の濃く充実した時間は過ぎ、
    楽しかったなあ~としみじみ思いながら、東京へ…niko.gif

    (後で知ったけど、この滝は濡れずに裏側に回れて、裏から滝を見られるそう。)
    (残念~、ぜひ、裏側からの滝も見たかったなぁ)

    Kさん、運転までして下さったTさん、Sさん、ありがとうございました~hahha.gif




    09-6-26 もみじ 水車
    水車石挽 そばと珈琲
     「月待の滝 もみじ苑」

    茨城県久慈郡
    大子町川山嵯峨草月待の滝
    0295-72-3993
    10:30~19:00
    水曜定休
    (5,6,7,8,11月は無休)




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    コメント
    この記事へのコメント
    奥久慈のうめ様
    サザコーヒーなんですね♪
    昔、水戸南町にもあって飲んだりしたのですが、大好きなコーヒーです。

    秋の紅葉の頃も素敵だろうと…
    又、伺ってみます。
    2010/08/03(火) 07:42:14 | URL | yuka #0kufgj3.[編集]
    ようこそ
    昨年になるのですね。もみじ苑は喫茶店なのにそばを始めた時は驚きました。
    コーヒーも茨城では有名な「サザコーヒー」の豆を自家焙煎して出してます。このコーヒーも美味しいので、次回おこしの際は是非どうぞ。

    2010/08/02(月) 10:04:28 | URL | 奥久慈のうめ #-[編集]
    mioko様
    こちらこそ、ご無沙汰しちゃって…。
    私はまだ、この夏帰っていないので、お盆過ぎたら帰る予定でいます。

    それよりも…
    緑の選別蕎麦、食べられたなんて!
    とっても羨ましい~。

    私も袋田の滝ばかりだったのですが、ここ、いいですよね♪

    そうそう、新蕎麦手繰りに…、どこかに行きましょう(^^)。
    2009/08/16(日) 22:54:00 | URL | yuka #0kufgj3.[編集]
    お久しぶり♪
    ゴブサタしちゃってます。
    昨日まで1週間実家に帰っていて、大子にも足を伸ばしたのですが、母が行きたいお店がある・・・ということで伺ったのが、コチラのお店でした!
    緑のお蕎麦と十割の2色盛りをいただいたのですが、私は十割の方が美味しかったかな。
    子ども達は、滝の裏側にも行っていましたよ~。袋田よりも、ずっと私好みかも♪
    近々、一緒に新蕎麦でもいただきたいなぁ☆
    2009/08/16(日) 11:03:51 | URL | mioko #-[編集]
    右近様
    さすが、ここの景色は素晴らしいです。
    袋田の滝も、もちろんですが、竹林を下り、目の前の滝を愛でながら蕎麦を頂く。
    贅沢ですよね(^^)。

    さて…、申し訳ないのですが「あんどーなつ」は見ていないのですが、浅草の蕎麦店、ん~、モデルのお店がとても気になります♪
    漫画も出ているなら、ぜひ読んでみますね(^^)。

    で、蕎麦に酒をかける、ですが、
    江戸で粋とされていた食べ方(と言われていた)だったと思います。
    私はあまり、(ほとんど?)やらないですが、お酒を蕎麦にちょっとふりかけ、絡まった蕎麦をほぐすためのようですよ。
    その姿も、きっと粋なんでしょうね(^^)。

    ただ、以前、「美良」さんで、女将さんに蕎麦をお酒に浸して食べてごらん、と言われ試したところ、ふわっと蕎麦に甘みが広がった事がありました。
    蕎麦の食べ方も面白いですよね。
    2009/07/21(火) 23:07:47 | URL | yuka #0kufgj3.[編集]
    蕎麦の打ち立ては復活する??
    ここはなんとも素敵な場所ですねぇ。滝は裏からも見れるし、竹林もあるし、高橋名人の教えを受けた本格派のようで、ますます行きたくなりました。大子町は、袋田の滝や奥久慈軍鶏ばかりではないんですね!

    ところで、話は違ってきますが、これほど蕎麦巡りをされていると、もしかすると、そういう方を目にしてるか、店のご主人との蕎麦談義からお聞きしてるかと思い、おたずねしますね。

    去年の夏場にテレビドラマにもなった、浅草の和菓子職人【あんどーなつ】の漫画が人情小話あふれ、好きで読み返しています。その第一巻の浅草の蕎麦店「壱休庵」(モデルの蕎麦店は何という店なんでしょう???気になります)で、ご隠居が蕎麦に酒をかけるくだりがあります。酒をかけると(いっかいこっきりですが、もちろん)蕎麦の味が打ち立てにいきかえるとあります。

    ほんとうなんでしょうか? 実際、お店でそれをすると、叩き出されて二度と敷居をまたげなくなりそうで、邪道のようでもあるし、実行はしてませんが、果たして真偽はどうなのか、どうにも気に掛かります。よろしく、真相のほどご教授お願いいたします。

    2009/07/21(火) 18:36:02 | URL | 右近 #-[編集]
    syoujinzawa様
    本当にこのロケーションは、贅沢なものでした。
    気持ちも爽やかにさせられ、とてもいい眺めでした。

    そうそう、当時まだ高橋さんがいらっしゃった長坂に通われていたそうです。
    緑の蕎麦は、私も興味シンシンです(^^)
    2009/07/19(日) 08:49:56 | URL | yuka #0kufgj3.[編集]
    環境絶佳
    いい店ですね。自然の滝が、まるで自前の庭のようです。ご主人は、翁【現・達磨】の高橋名人の弟子とも聞きます。
    ところで、カラー選別緑の蕎麦、興味津々です。
    2009/07/18(土) 19:39:49 | URL | syoujinzawa #-[編集]
    メタbow 様
    秋だったら、紅葉も見事だと思います。
    裏側、ぜひ見てきて下さい♪
    御写真を楽しみにしています。

    ここの「要予約」の「カラー選別緑の蕎麦」も、興味しんしんなところです(^^)
    2009/06/29(月) 07:54:18 | URL | yuka #0kufgj3.[編集]
    ここは・・・
    今年の秋、行こうと思ってた所なんですよね~♪
    もちろん滝の裏側も見てこようと思ってます(^^)
    2009/06/29(月) 01:06:58 | URL | メタbow #-[編集]
    夢八様
    私もやっと伺ってきました(^^)。

    素敵なご主人で…、
    又伺いたいと思っています。

    こちらの風景は、又素晴らしいですよね。
    ここでは、今度は、珈琲も頂いてみたいなぁ、と思っています。
    2009/06/28(日) 23:11:31 | URL | yuka #0kufgj3.[編集]
    てんちゃん様
    ぜひ、この風情は、袋田の滝とは又違ってよかったです。

    ちなみに…
    袋田の滝は、むか~し遠足で行った頃の、トンネルがなかった時の方が、勢いをじかに感じられたような気も…。

    今度は温泉も兼ねて行きたいです(^^)
    2009/06/28(日) 23:10:22 | URL | yuka #0kufgj3.[編集]
    蕎麦喰い師様
    流し蕎麦!

    これは…
    食べてみたいです♪
    どこかでやってくれないかしらん~(^^)
    なーんて。
    2009/06/28(日) 23:07:32 | URL | yuka #0kufgj3.[編集]
    いいな・・
    いいコースを辿られましたね。

    一年に一回はこのコースを
    行きたいものです。
    2009/06/28(日) 21:14:33 | URL | 夢八 #M6TAIawM[編集]
    流るる めん
    ざっ・・残念  (x_x)ゞ
    なっ・・流しそうめんがあるのに、遊ばないとは・・
     思い切って、「流しそばでお願いします \(^O^)/」
    だめかな・・・
    2009/06/28(日) 13:58:35 | URL | 蕎麦喰い師 #VDz0rjeM[編集]
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