小平 「吟」 「セロリ菜そば」

2009/07/17/22:49  [東京都下の蕎麦]小平市 画像あり

午後から小平で所用があり、危うい天気だが、自転車にまたがり向かう。

「小平」となったら、やっぱり「吟」さん。
このところご無沙汰していた事もあり、お昼はこちらで・・・niko.gif

09-7-17 店

どんよりとした天気の中、真白な暖簾がはっとするように目に爽やか。

小平 「手打そば 吟」

吟、という名前そのもののようなご主人のお店…。


昼ちょっと過ぎ。
暖簾を潜り店内に入ると、すぐに気付いて、「あ、いらっしゃい」と微笑んで下さるご主人。

先にいらしたお客さんがお蕎麦を待っている中、私も空いているテーブルに腰を下ろす。
今日はご主人お一人でやられているようで忙しそう。
出されたお茶を頂きながら、ゆっくりと品書きを開き待つことに。

09-7-17 ことば?

…と、最初のページには、何やら細かな文字でびっしりと書かれた一枚が。


読んでいると、しみじみとご主人の蕎麦に対する気持ちが伝わり、蕎麦に対して正面から向かい合っているんだなぁ、と心がほおっと暖かくなる…futt.gif

と、今日は何を頂こう…とページをめくっていると、テーブルに置かれた季節の品に、初めて見る「セロリ菜蕎麦」の文字。

09-7-17 しな1

こ、これはなんぞや…hatena.gif


と思っていると、丁度厨房から顔を出されたご主人に、
「これは…、どういうのなんですか?」
とお聞きすると、
「これに、出ててるんですけどねぇ…」
と、テーブルに置かれていた「月刊食堂」を開いて下さり…

09-7-17 雑誌09-7-17 雑誌あぷ

セロリと納豆のお蕎麦だなんて・・・、なんだかすごく興味がわいてくる。
ただ、私はセロリが苦手。それでも大丈夫かと聞くと、
「苦手だったら…、同じバージョンで葱もあるので、そちらの方がいいかも…」
と、おずおずと応えるご主人。

「ただ、このセロリのシャキシャキとした歯ごたえは、これじゃないと…」
とおっしゃりるのを聞いていたら、この蕎麦に益々興味しんしん。
セロリの漬物なら好きなのだし、とこれに挑戦してみる事に sunglass.gif

「もし、もし、ダメだったら言って下さいね」
(「たっぷり入れますからね~」と、意地悪も(^^;)
おっしゃって下さり、チャレンジャーの気分を味わいながら待っていると、しばしして目の前に「セロリ菜納豆そば」が置かれる。

09-7-17 セロリそば

繊細に切られた白髪葱に、鶉の卵が付いているのもうれしく…
これは美味しそう~ heart.gif

09-7-17 セイロそばあぷ

丼の中には、納豆と薄くスライスされたセロリがどちらもたっぷり。
それにふわりと掛けられた鰹節に刻み海苔、白髪葱が涼しげに天盛りされ、冷かけ汁もたっぷりとかけられている。

まずは汁を口に含むと、優しい出汁の風味に、納豆の味わいがほのかに広がり、これは美味しい。

09-7-17 そばたべ

そして蕎麦だけをそっと手繰り上げ頂くと、もちっとした腰が心地よく、こんなにかけ汁が掛けられているにも関わらず、常陸秋蕎麦らしい香ばしい風味が広がってくる。
しばし、これを蕎麦だけで楽しみ…

09-7-17 せろりとたべ

いよいよセロリに挑戦!と、頂くと…、

こ、これは美味しい onpu.gif

あの、苦手なセロリ独特の風味は和らぎ、シャキシャキとした歯ごたえはそのまま。
納豆の粘りもするりと爽やかで、一緒に頂くと、納豆とセロリってこんなに合うものなんだ…と、驚いてしまう程。

もう、こうなったら夢中で、蕎麦にセロリ納豆と絡めながら、頂いてしまう。
不思議なことに、このセロリが何とも言えず美味しく感じてきているのに驚いてしまう。
ん~っ、これは美味しい~love.gif

09-7-17 せろり玉子

そして、三分の一程残したところで…、楽しみにしていた鶉の卵を投入~。

09-7-17 セロリ卵からめ

鶉の卵と納豆の相性の良さは周知の事。
これが美味しくないわけがなく、さっきまでの味わいに、ふわっとコクとまろやかさが加わり、これは絶品 buchu-.gif

たっぷりの量のお蕎麦も、ぺろりと頂いてしまう。

09-7-17 蕎麦湯

「どうでした~?」
と、不安そうに蕎麦湯を出して下さるご主人に、
「全然、セロリ大丈夫で、いや、とっても、美味しかったです♪」
と、答え、しっかりと白濁した蕎麦湯を(蕎麦猪口も出してくれたが)残った汁のある丼に注ぎいれ頂くと、これが又たまらない美味しさ。
残った、セロリを食べながら、改めて、これだったらセロリが好きになってしまうかも、などと思ってしまう。

「納豆は、すごいんですよ」
それを見ておっしゃるご主人。是非、やってみて、とセロリと納豆炒めのレシピも教えて頂き…

他にお客さんもなくなった事もあり、
「今、冷酒の『参酒』の他に、『燗酒参酒』も始めているんですよ」
などとのお話まで…。

09-7-17 壁しな

最近、燗酒の美味しさに魅力を感じている私には、これはうれしい。


09-7-17 熱燗09-7-17 熱燗リスト

これは、別メニューなんですが…、と見せて下さるお酒も、飲んだ事のない珍しいお酒。
しかも、燗酒参酒の為の小さな徳利を、今陶芸家さんに作ってもらっているとの事。
「せひ、今度、これも飲みに来て下さい」
と、(言われなくても~♪)、とても楽しみになってしまう。

すっかり時間も押してしまい、そろそろお勘定を…と、席を立つと、キャッシャーの前には「常陸秋蕎麦」の取扱店のカード。
こういうのがあるのかあ、などとじっくり見ていたら、

09-7-17 認定証レジ

「実は…、本当の常陸秋蕎麦を守ろうと、いうのがあって…」
と、見せて下さった「常陸秋蕎麦取扱店 証明書」。


09-7-17 認定証たて

お父様が広めた、常陸秋蕎麦。
ご主人こそ、「茨城」の「純・常陸秋蕎麦」を守っていきたいと、思っている第一人者。
と、しばしそのお話まで盛りあがり…、

すっかり楽しいひと時まで頂き、満足な心地でいっぱい。

ご馳走様でした~hahha.gif

それにしても…、あの「セロリ菜納豆そば」は美味しかったな~futt.gif


*お品書き
もりそば 800円、天せいろ 1,500円、鴨せいろ 1,400円、木の子せいろ 900円、
卵とじ 700円、あんかけ900円、霙そば 1,000円、納豆そば 1,000円、牡蠣そば 1.050円、牡蠣たまごとじ 1,180円、など

いか肝焼き 480円、山葵花芽の辛味大根和え 400円、帆立の醤油焼き 450円、豆腐のかき玉仕立て(大)800円、(小)500円、牡蠣と豆腐の小鍋 980円、など料理各種 300円~
風の森、開運、鶴齢、酔右衛門など720円~



09-7-17 ご馳走様
「手打そば 吟」

東京都小平市美園町2-9-7  
042-344-7732
11:00-15:00 / 18:00-21:00
月曜休 禁煙
駐車場2台




2008年11月30日 「牡蠣と豆腐の小鍋」、「牡蠣そば」に「きのこせいろ」
2008年 7月 2日 「参酒」に「烏賊ワタ焼き」、「霙そば」
2008年 1月26日 「牡蠣そば」「玉子とじそば」
2007年 9月25日 「天麩羅」に「出汁巻き玉子」〆「玉子とじそば」
2007年 1月20日 「牡蠣とじそば」
2006年11月 6日 「豆腐と小柱のかき玉鍋」、「帆立の醤油焼き」「きのこせいろ」
2006年 8月23日 「天せいろ」
2006年 4月 5日 「玉子とじそば」
2005年 8月21日 初めての訪問 「せいろそば」
関連記事
トラックバックURL

http://chibiyukarin.blog4.fc2.com/tb.php/1325-ead4bcef

◄ prev next ►