飯綱高原 「ふじおか」

2009/07/24/23:41  [甲信越の蕎麦]長野 画像あり

「黒姫」と言ったら、私の中では真っ先に、「ふじおか」。
蕎麦の孤高「ふじおか」さんが、黒姫を離れ、隣の飯綱高原に移転する。。

どんなお店になるんだろう、と楽しみにしていたところ、
「ふじおか」さんと仲良しのお友達から、開店前の今日、「一緒に行きましょう♪」とのうれしいお誘い。
…そうとなったら何がなんでも… bikkuri.gif

と、あっと言う間に仲良し蕎麦友10余人集まり、車に便乗して向う事に hahha.gif

朝8時過ぎには高速に乗り込み、順調に車を走らせ…

09-7-24 店まえ

辿り着いた飯綱高原は、東京の雨降りと打って変わり晴れ渡った気持ちのいい空気。
ところどころに別荘が点在する、緑溢れた森林の中を走りぬけると…

09-7-24 店

国立公園の一角に、ふっと立つ、切り抜きの看板、「ふじおか」。

09-7-24 看板と店

その後ろに、まだ新しい木の温もりたっぷりの素朴なログハウスのような建物が、緑の中に佇んでいる。

長野 飯綱高原 「蕎麦 ふじおか」

ここが…、新生「ふじおか」なんだ…futt.gif


しみじみと眺め、爽やかな高原の空気をたっぷりと吸いこみながら、ドキドキわくわくする気持ちを抑える事ができずに、入口の階段を上る。

入るとすぐある玄関で靴を脱ごうとすると…

あ、あれはっ bikkuri.gif

以前のお店にかかっていた看板がそっと置かれ、途端に以前訪れた時の事を思い出し、何とも言えない気持ちでいっぱい…futt.gif

09-7-24 うちば09-7-24 玄関

その横すぐには、これもまだ新しい打ち場があり、その奥へと入ると…

09-7-24 店内

これは素敵な空間。
お店というのを忘れてしまうような、立派なグランドピアノが置かれた素敵なリビング。
高い天井に、置かれているのは骨董の年季の入った箪笥に調度品。

09-7-24 店内2

窓際に置かれているテーブルは、前のお店で使われていた温もりある木のテーブル。
部屋の真ん中には、ほっとしてしまうような暖炉が置かれ、広々とした窓からは外の森林がいっぱいに広がっている。

このテーブルに座っただけで、もう心いっぱい「飯綱高原」の空気を感じながら、ふじおかさんとご挨拶する事もでき…

09-7-24 ビール

落ちついたところで、まずは皆でビールで乾杯~。

すっかりこの空間に心地よく、喉を閏わせたところに「ふじおか」さんの「せいろ」に含まれるお料理が出される。

09-7-24 ししとう

まずは、取り分けて頂く、「ししとうとじゃこの炒め煮」。

09-7-24 ししとうあぷ

とろっと柔らかく炊かれたししとうに、じゃこの香ばしさが染みいったほっとする味わい。

09-7-24 盛り合わせ

そして、「ふじおか」さんならではの、「季節の野菜料理の盛り合わせ」。

09-7-24 盛りパプリカ

彩鮮やかなお野菜のサラダ仕立て一つは、コリンキーとトマト、それに浅利をバジル風味で和えたもの。
どこかボンゴレを思わせる、野菜の甘みが引き立つ爽やかな一品。

09-7-24 盛りなす

それに、とろっと柔らかく煮られた茄子の胡麻和え。
中に、不思議な香ばしい風味の食材が混ぜられ、お聞きすると「クジラの塩漬け」を一緒に和えているそう。
これは、初めての磯のような不思議な味わい onpu.gif

09-7-24 盛り白和え

そして、以前も頂いた事のある、「野菜の白和え」。
やっぱり、「ふじおか」さんの白和えの味付けは美味し~い
しかも珍しいのは、モロッコインゲンとしめじに加え、とうもろこし、それにブルーベリーが一緒に和えられている。
ほんのり甘酸っぱいブルーベリーが不思議によく合う。

と、各々歓談を兼ねて、取り分け頂き…
本当は、「蕎麦雑炊」のところが、今日はちょっと間に合わなくて、と申し訳なさそうに奥様がおっしゃりながら出して下さった、「温蕎麦」。

09-7-24  温蕎麦

私には、これはうれしい onpu.gif
「ふじおか」さんでの、多分、最初で最後に頂く温蕎麦。(普段は雑炊なので…)
かけ汁とは又異なる、優しく上品な出汁に浸された蕎麦は、しっかりと腰があり、噛み締めるとほおっとする心地。

09-7-24 じゅんさい

上には小海老の入った、ふわっとした手作りの小がんもが乗り、それにびっくりするほど立派なじゅん菜。
これが、とろんっと蕎麦に絡まり、この口当たりが何とも心地いい。
(でも、「蕎麦雑炊」も食べてみたいな~…)

そして、「せいろ」とは別にお願いする、「そばがき」がここで出される。

09-7-24 そばがき

つけ汁が出され、銘々に丸められたまだ熱々の蕎麦掻は、置かれた途端にふわっと蕎麦の香りが漂う。

09-7-24 そばがきあぷ

箸を入れるとふわっとして柔らかい。
口に入れるととても滑らかで、次第に蕩ける蕎麦掻。
溶けながら、ふっと抜ける香りがたまらない美味しい蕎麦掻。

と、じっくりと味わったところで…、
いよいよ、楽しみにしていた久し振りの「ふじおか」さんの「せいろ」が置かれる。

09-7-24 せいろ

人間国宝作の白木肌だった蒸篭は、漆を塗られたそうで褐色に輝る蒸篭に変わり…、
それに盛れた蕎麦は、以前よりもやや色の濃い、茶色かかった細切りの蕎麦。

09-7-24 せいろどあぷ

角がぴしっと立った、かなり細切りの蕎麦を手繰り上げた途端、ぶわ~っと立ち込める馥郁とした香ばしい穀物の香り。
あまりに香り豊かな蕎麦に、うっとりとしつつ口に含むと、しっかりとした腰。
以前よりもやや硬めになったかな?と、やや硬質感を感じながら、噛み締めると深く香ばしい、膨らみある穀物の香ばしさ。
これに、もう… love.gif

引っ越しなど含め、数か月打っていなかったんですが・・
とおっしゃる藤岡さんだが、この蕎麦はやはり素晴らしい。

09-7-24 せいろたべ

細切りの蕎麦だが、頼りないところなどなく、最後まえ絡まる事のない見事な蕎麦。
喉越しよくするすると入っていってしまい、いつまでもたべていたくなってしまう。

鰹の風味がふわっと立つ、上品でまろやかな汁も、
新鮮で、瑞々しい甘みのある辛さの山葵も美味しく、

全員そろって、お変わりを buchu-.gif

09-7-24 蕎麦湯きゅうす09-7-24 蕎麦湯

二枚ペロリと頂いてしまい、心から満足しきったところで、蕎麦湯が出される。
熱々で白濁した蕎麦湯だが、以前のとろとろに比べるとややさらりとした感じ、かな?

と、もり汁に注ぎ、これもたっぷりゆっくりと頂いていると、これも「せいろ」に含まれる「漬け物盛り合わせが」出される。(これは5人分)

09-7-24 つけもの

大根に、胡瓜、瓜に茄子。それに、コリンキーの漬物に白菜、人参、野沢菜の浅漬け。
そして、これも初めて頂いた、「菊芋」の醤油漬け。
素材の良さが生かされたお漬物はどれもが美味しく、蕎麦湯とゆっくりと頂き…

最後には、「そばがきぜんざい」も heart.gif

09-7-24 ぜんざい

甘さ控えめに炊かれたぜんざいは、ほっこりと柔らかく、食後にうれしい優しい甘み。

09-7-24 ぜんざいたべ

中には、やはり柔らか滑らかのそばがきが置かれ、小豆と共に頂くのも又格別。

09-7-24 桜湯

これに添えられた、可憐に花びらの浮かべられた桜湯が又美味しい~

09-7-24g窓から

始終、流れるように運ばれたお料理にすっかり満喫した時間。
いつでも憧れだった、「ふじおか」さんのお蕎麦に、再び心から魅了され…
至福な心地でいっぱいに。

「石臼などみんな揃って新しくしたので、まだまだ慣れてないのですが…」
と話される、おだやかな面持ちの藤岡さんだが、蕎麦はやっぱり素晴らしい。

ゆっくりとご夫妻のお話もお聞きする事ができ、夢のような時間をすごし…

ご馳走様でした~hahha.gif

きっと、もう時期…
飯綱高原と言ったら、「ふ・じ・お・か」となる日が、来るんだろうな~…futt.gif



*お品書き
せいろ(季節の野菜料理 そば雑炊 漬け物) 3,000円
そばがき 800円、
そばぜんざい 1,000円、
そばのおかわり 800円

ビール(中) 600円、日本酒 鄙願 1,500円



09-7-24 看板あぷ
「蕎麦 ふじおか」

長野県長野市上ケ屋2471-2066
026-239-2677
金・土・日・月曜営業
二名以上、完全予約制 
11:30にお越し下さい。



正式な営業は8月1日から。
藤岡さんからのお言葉に…

「どうか国立公園内での営業のため、モラルを守って頂きたく、
10才以下のお子様の入店はお断りさせて頂いています。
引っ越したばかり、
なにからなにまで新しい環境の中での船出というこですが、どうぞよろしくお願い致します。」

との事です niko.gif

09-7-24 はがき


2006年 6月26日 以前訪れた黒姫での出来事
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