FC2ブログ
    つれづれ蕎麦 
    武蔵五日市 「雙柿庵」 
    2009年08月07日 (金) 21:04 | 編集
    昨夜はまだまだ話し足りないような心地でお別れし…、
    今日はK様も交えて、粗挽き好きなこのお友達を、是非案内しようと五日市へ。

    私も久しぶりの…、憧れのお店の一つ、「雙柿庵」 へとご案内 niko.gif

    驚く程様変わりした「拝島駅」のきれいさ驚きながら、辿りついた「武蔵五日市駅」。

    09-08-07 入口
    そこから3人なので、
    タクシーに乗り込み、程なく下ろされた、
    以前はバスで向った、停留所。

    周りに広がる、野の里の風情たっぷりの景色は変わらず、
    なんだかとても懐かしくなってしまうfutt.gif


    09-08-07 入口看板

    3人並んでほのぼの~と、
    横に小川がせせらぐ野の道を歩いて行くと、程なく…、
    青々とした笹竹の中にほっこり埋まった木の看板。

    この看板を見たらもう、
    懐かしい気持ちでいっぱい。


    そして、記憶にある木彫りの看板の建てられた、まるで草庵へ続く小路のような、
    両側を木々で囲まれた入口に辿りつく。

    09-08-07 入口2

    以前訪れた時よりも、さらに草木が覆い趣深くなっている…
    と、どきどきと期待の混じった、心地いい緊張を感じつつ、入りこんで行く。

    09-08-07 店

    ぐるりと回った、緑の壁のアプローチの先に、
    ふと、切り裂かれた空間に、視線の先に見えた真白な暖簾。

    09-08-07 店あぷ

    武蔵五日市 「地酒と蕎麦 雙柿庵」


    暖簾を潜り、扉を開くと…、
    待っていて下さったかのように、向かえて下さるまだお若い女将さん。

    09-08-07 店内

    「そのままでどうぞ」
    と、目の前に広がる、古民家ならではのしっとりとした空気。
    ああ、変わらない、あの時と…futt.gif

    年代物の茶箪笥に、和紙で作られた大きな照明。
    年月を重ねた柱に、磨きこまれ温もり溢れた木の床板。

    09-08-07 店内2

    「こちらにご用意してありますので…、どうぞ」
    と通された窓に面したゆったりとしたテーブルに腰を下ろすと、それだけで憩いそう。

    窓の外からは、さらさらとかすかに聞こえる、庭の笹竹。
    ふわりと流れる自然の風が、肌をなでなんとも心地がいい…。
    時間が止まったかのような、自然と一体感を感じる安心感。

    部屋のすみずみまで手入れが行き渡った空間に、やっぱりここは素敵だなぁ、
    と、しみじみと思ってしまう。

    09-08-07 しな

    各々腰を下ろし、すっかり憩いの気分を楽しみ…
    置かれている品書きを開き、まずは乾杯ビールをお願いする。

    09-08-07 ビール

    置かれているビールは恵比寿の小瓶。
    それを2本お願いすると、キンっと冷やされた銅のグラスが置かれる。
    ん~っ、夏の日の最初のビール、しかもこの空間で頂くビールはたまらな~いっ。

    と、ほっとひと心地ついたところで、予約していたコースのお料理が運ばれ始める。

    09-08-07 もろこし

    まず出されたのは、地元で作られたとうもろこしで作られた「とうもろこし蕎麦豆腐」。
    粗越しされたようなとうもろこしの食感があり、この甘みがとても濃い。
    それに天盛りされた生姜がいいアクセントになり、
    早くも一品目から美味しさに堪能してしまっていると・・・

    09-08-07 みそbr clear="all" />
    二品目の「焼き蕎麦味噌」が置かれる。
    西京味噌に、胡桃とちょっと珍しい木の芽が混ぜ込まれて焼かれた蕎麦味噌。
    山椒の風味が独特で、添えられた胡瓜が柔らかく…

    これらを前にして、早速お酒を注文~onpu.gif

    09-08-07 さけ

    選んだのは、「本日の店主のお薦めの酒」、栃木の「澤姫」。
    これで改めて、蕎麦味噌にとうもろこし豆腐を味わっていると…

    大皿に盛られた「季節のお料理盛り合わせ」が置かれる。

    09-08-07 盛り合わせ

    ひとつひとつ丁寧に説明されたお料理は、見目にもうれしい美しい盛りつけ。

    09-08-07 盛り合わせ1

    各々盛られた盛り合わせは、「鯵の巴巻き」に、「地元産茶豆」。
    それに、「冬瓜と桃の白和え」、「茄子の揚げびたし」、「鰊煮」。

    09-08-07 盛り合わせ3

    それにたっぷりと白髪葱が添えられ、しっとりとした身の「鴨のロースト」。

    09-08-07 盛り合わせ4


    真ん中に盛られたのは、尼崎の「鱧の照り焼き」。

    09-08-07 盛り合わせ5

    蕎麦屋ならでは、シャキシャキとして味の染みた「山葵茎の醤油漬け」も添えられ…、

    09-8-7 盛り合わせえび

    猪口に盛られたのは、「冬瓜の車海老餡かけ」。

    どれもが丁寧かつ、上品に味付けされた素晴らしいお料理に、
    ついつい盃はすすみ…、「田酒」をさらにお変わり。

    ゆっくりと時間をかけて、味わいながら頂いた大皿料理に…。
    食べ終えた頃合いに、各々、品よく出された「天麩羅三点盛り」。

    09-08-07 天ぷら

    一夜干しの「鮎の骨の天ぷら」に、これも甘~い「アスパラ」。
    それに、表面はさっくり、中はしっとりとして海老の味わい深い「海老しんじょう」。

    09-08-07 ひやかけ

    そして…、小椀によそられた、「冷かけそば」が出される。
    ほとんど透明に近い澄んだかけ汁に、極細の粗挽き蕎麦が横たわり、
    一夜干しの鮎の身が添えて盛られた、贅沢な「冷かけ蕎麦」。

    09-08-07 ひやかけたべ

    汁は、薄いと感じるぎりぎりの上品な味わい。
    口に含むと、ふっと感じる鰹の風味に、浸された鮎の出汁がほんのり染みている。

    蕎麦は、しっとりとして心地のいい腰があり、
    この汁を纏った蕎麦は、もう、するすると入ってしまう心地の良さ。

    ああもっと食べたい…、と思っていると、硝子の器に盛られた
    黄金に輝く「金糸瓜の葛寄せ」が出される。

    09-08-07 いとうり

    これも何て上品な出汁が引かれた葛寄せ。

    09-08-07 いとうりあぷ

    そうめんのような繊細な瓜の果肉が何とも言えず、敷かれた銀餡にからまり…
    言葉では言い表せない、この味わい…futt.gif

    そして、お料理の最後は「出汁巻き玉子」。

    09-08-07 卵

    土家さん作の温もりある陶器の器に盛られた、できたてぷるぷるの出汁巻き玉子。

    09-08-07 卵あぷ

    たっぷり盛られた大根おろしと共に頂く、「出汁巻き玉子」は、
    箸を入れた途端、出汁が溢れだすジューシーさ。
    ほんのりと甘みがあり、口に入れるとじゅわ~っと広がる玉子と出汁の味わいを、
    噛み締めながら、これもじっくりと頂き…

    いよいよ、お声掛けで頂く、〆の蕎麦。

    09-08-07 そば

    常陸秋蕎麦、手挽きで挽かれた粗挽きのかなり細めの十割蕎麦。

    09-08-07 そばすかし

    透かし見る、その美しさに見ほれ・・
    手繰り上げると、ふわぁ~っと漂う、深みのある香ばしい香り。

    09-08-07 そばあぷ

    口に含むと、手挽きの温もり感じる、しっとりとして心地のいい腰加減。
    噛み締めようとすると、するりと溶けるような優しさがあり
    飲みこみながらじわ~っと込み上げてくる穀物の味わい。

    09-08-07 そばたべ

    すっきりとした辛口の汁がさらに蕎麦の風味を高めるのを感じ、
    フレッシュな山葵が又美味しい。

    もっと…、このお蕎麦を食べていたい~love.gif
    と思っているうちになくなってしまってるぅぅ。。

    09-08-07 湯桶09-08-07 蕎麦湯

    蕎麦湯は風情ある鉄瓶で。
    柔らかく白濁した蕎麦湯を汁に注ぎ…、余韻に浸る最後のひと時futt.gif



    流れるように出されたお料理に、弾む話も楽しく、すっかり満喫した夢のようなひと時。

    最後に顔を出して下さったご主人は、奥様を迎えられ、以前よりもちょっとふっくらとしてお幸せそう。
    お二人で、心をこめて持て成して下さる、野の里の隠れ家。
    お店を後にするのが何だか寂しく、いつまでもこの空間にいたいような心地を感じ…

    ご馳走様でした~hahha.gif

    又、季節を変えて訪れたい。
    いつまでもあの場所が残っていて欲しい、と思いながら…。




    K汁、K様、ありがとうございました~hahha.gif


    *蕎麦懐石 5,000円、7,000円、3,500円(平日昼のみ)


    09-08-07 看板
    「地酒と蕎麦 雙柿庵」

    西多摩郡日の出町大久野1487
    042-597-3802
    12:00~15:00 / 17:30~21:00
    完全予約 前日までに電話にて
    水・木休  P3台
    禁煙



    2006年 3月10日 「昼の蕎麦コース」をしみじみと堪能

    09-08-07 入口お断りあぷ09-08-07 しなことわり

    大人の静かな空間を大事にしたいとの事で、写真撮影は、必ず了解を得てからにして頂きたいとの事。
    場合によっては、お断りさせて頂く事もあるので、ご了承下さい、との事です。

    関連記事
    スポンサーサイト



    コメント
    この記事へのコメント
    gun様
    そうなんです。
    今のお店の改装には、「雙柿庵」のご主人も随分お手伝いしたそうです。

    >陶芸の師匠
    まあ、どんな方なのかしら…。
    お会いしてみたいです。
    2009/08/25(火) 07:21:15 | URL | yuka #0kufgj3.[編集]
    >土家さん作の温もりある陶器の器
     へー、無庵の同僚で仲が良いのですね。
    そういえば、以前、土屋さんの陶芸の師匠
    という方がお店にいらっしてましたっけ。
    2009/08/24(月) 09:06:12 | URL | gun #nEx7PFYA[編集]
    よしの様
    よしの様~♪コメントありがとうございます。
    「初後亭」、そう言えば、まだ行っていませんでした。季節によっては、うどんだけという事も聞いたりしてなんとなく…。
    今度、ぜひ伺ってみます(^^)。

    でも、五日市までくると、ついでに「あをき」にも、すごく行きたかったです…。

    「雙柿庵」の竹に笹…
    そうなんです、以前の入口を思い浮かべて行ったら、竹藪ならぬ笹藪の緑がうっそうとしていて…。
    でも、これはこれで、なかなか風情がありました。

    蕎麦は、今どちらに行っても、今年の不作について心配な声が聞かれます…。
    私も聞くたびにとてもさびしく思っているのですが・・・

    そちらのお蕎麦屋さんの状況は如何ですか?
    2009/08/11(火) 08:12:02 | URL | yuka #0kufgj3.[編集]
    折角ですので
    武蔵増戸で降りられて、タクシーでなら、あきる台地の畑の中をゆるゆると進め、「初後亭」(でしたでしょうか?)さんが小麦と蕎麦を交互に作られている(ような)土地も見てきてください。

    今年は東北・北海道が不作と予想されますが、実際はいかがでしょうか?

    (そうしあんの)竹が少し蔓延り気味なのが気にかかります。もう少し刈り込んだ方が良いかも(将来のことを考えたのですが、余計なことですね)
    2009/08/10(月) 22:25:07 | URL | よしの #-[編集]
    K様
    ご一緒できてよかったです(^^)。
    (この後はどうでした~?)

    やはり無庵出のお店は、どこも楽しませて下さいますよね。
    私も久しぶりに訪れられ、ご主人にもご挨拶できてうれしかったです。
    2009/08/09(日) 14:38:45 | URL | yuka #0kufgj3.[編集]
    辛…、K汁様
    いえいえ、私こそお会いできて、たくさんのお話ができて、本当に楽しい二日でした。

    又ぜひいらして下さい♪
    私も…、
    今年又、そちらにも伺いたいです(^^)。
    2009/08/09(日) 14:37:24 | URL | yuka #0kufgj3.[編集]
    まあやん様
    はい、久し振りに訪れて…。
    季節折々、ここも伺いたくなってしまいます(^^)。
    2009/08/09(日) 14:36:00 | URL | yuka #0kufgj3.[編集]
    shin様
    ぜひ!
    かなり不便な場所にありますが、
    行くだけの価値があると思います。
    東京にいる事を忘れてしまう草庵のような古民家で頂くこのお料理。
    いいですよ(^^)。
    2009/08/09(日) 14:34:54 | URL | yuka #0kufgj3.[編集]
    ありがとう
    ひやかけ、美味かった。
    酒飲みには堪らない。

    地物野菜上手に生かして
    流石無庵出身だと思いました。
    2009/08/09(日) 11:45:26 | URL | K #D2os1cdk[編集]
    御礼
    行きたくても行けない蕎麦屋?さんに
    連れて行って頂 ありがとう御座います。

    とんでもない事を沢山お話しましたが・・・
    yukaさんの 蕎麦屋さんへの愛情が
    全て 包み込んでくれました。

    ただただ ありがとう御座いました。(謝)
    2009/08/09(日) 10:17:49 | URL | K汁 #phHF4o9M[編集]
     いいですね、ここは。定期的に行きくなるお店です(^^)
     お酒もうまいし、料理も美しくでてきますし、蕎麦がうまい!!
     接客も丁寧で、ロケーションもいい~ああ、行きたくなってきました(^^;
    2009/08/09(日) 09:13:11 | URL | まあやん #-[編集]
    うむ、うむ、と納得の蕎麦懐石
    どの料理にも主人の愛情を感じます
    いいですね、この場所この料理
    そして何より「冷やかけ」最後の「せいろ」
    こりゃ行かねばいけません
    2009/08/09(日) 00:53:22 | URL | shin #ELD9pjOg[編集]
    コメントを投稿する
    URL :
    コメント :
    パスワード :
    秘密 : 管理者にだけ表示を許可する
     
    トラックバック
    この記事のトラックバックURL
    この記事へのトラックバック
    fc2bookmark
    copyright © 2004 Powered By FC2 allrights reserved. / template: sukechan

    Copyrite(C)2005ー2008 yuka. All rights reserved.

    本サイトの写真の著作権は 作成者にあり、他のサイトの転用は一切禁じます。

    Copyright(C) 2006 つれづれ蕎麦 All Right Reserved.
    1. オンラインカウンター
    >