浅草橋 「あさだ」

2009/08/17/22:26  [東京の蕎麦]台東区 画像あり

今夜は、群馬からのお客さんがいらっしゃるので、ご一緒に♪
と、蕎麦お友からのお誘いを受けて、浅草橋へ。 
何度か前を通りながらも、なぜか伺った事がなかったお店なので、とても楽しみ niko.gif

浅草橋駅前の江戸通りを、その裏道にも通り沿いにもいくつも点在する、ビーズショップの誘惑を振り切り、歩くこと数分。
賑やかな大通りの前に、ここだけ切り抜かれたように、ふっと風情ある江戸情緒溢れたお店に行き当たる。

09-8-18 店

創業江戸安政元年。150年余りの長い歴史を持つ、老舗のお蕎麦屋さん。

浅草橋 「江戸蕎麦手打処 あさだ」



暖簾が掛けられるのを待って入った店内は、
これも老舗の蕎麦屋らしい、落ち着いた清潔感漂う空間。

09-8-18 店内

にこにことした女将さんに丁寧に通され、
ゆったりとしたテーブル席に腰を下ろすと、ほっと寛げる空気が心地いい。

まずは…、と私も久しぶりにお会いしたかったお客様を囲んで、
ビールで乾杯~hahha.gif

09-8-18 びあ09-8-18 おとおし

あてに出されたのは、胡麻だれがとっても美味しい「加賀太胡瓜」。

美味しい~とビールで喉を潤わせている間にも、ぞくぞくとお客さんが入り、
まだ開店間もない時間にもかかわらず、あっという間に席が埋まっていく。

これはすごいな~…、と人気の程をしみじみと感じながら、
置かれている品書きを手にすると、ずら~りと並んだお料理。

09-8-18 品今日

中の定番の品書きも豊富に揃っている上に、
「本日のお勧め」までが豊富に書かれているのはすごい。
と眺めながら、ご主人が手書きで書かれた文字の美しさにさらに感動してしまう。

と、あれこれめくっては迷いながら、お願いしたお料理の数々。

09-8-18 焼きみそ1

まずは噂を耳にしていてぜひ食べてみたかった「あさだ味噌杉板焼き」を。
これを二つお願いすると、人数分に分けて出してくださるお心遣いに、又感動♪。

09-8-18 焼き味噌あぷ2

珍しい、杉の板に塗りつけられた「焼き味噌」。
頂いてみると、成る程、これは確かに美味しい~heart.gif

柔らかい風味の西京味噌に、練りこまれた様々な食材。
蕎麦の実初め、胡桃に、時折ふっと香る茗荷に海老の頭。
お聞きすると、春にはふきのとうなど、旬の野菜も混ぜ込んでいるとの事。

これにはやっぱりお酒が頂きたく、早速お酒に切り替えて。
地酒も季節のお酒を初め、豊富に揃っているのもうれしく…、
「石鎚」、「小佐衛門」、銘柄失念…などをお願いする中で、
運ばれてきたお料理は…、

09-8-18 漬物

まずは、やっぱり食べたい「旬の漬物盛り合わせ」。
瓜に胡瓜、キャベツの浅漬けに大根に新生姜。
それにしゃきっとして瑞々しい茗荷の浅漬けが盛られたもので、
どれもが上品でとても美味しいお漬物。

09-8-18 焼き鶏あぷ

それに、蕎麦屋ならではの串のささっていない、「若鶏照り焼き」。
しっとりとして身のふわりとした鶏肉で、これも旨いっ。

09-8-18 鴨

4切れ出してくれるもうれしい、燻香が香ばしい「鴨ロース」。
しっとりとして身が柔らかく、私でもこれは美味しく食べてしまう。

09-8-18 にしん

てかてかと美しく照り輝く「にしん西京煮」は、
身がほろほろっと崩れる程に柔らかく、しっかりと味の染み入り、
これもレベルの高さが伺えるもの。

09-8-18 岩がき2

それに、カットして出して頂いた、今だけしか食べられない立派な「岩がき」。

09-8-18 かきたべ

ミルキーで濃厚な牡蠣のエキスが口に広がり、たまらな~い美味しさ buchu-.gif

と、こちらのお料理に堪能し始めているところに、
お友達のMさんは、こちらのご主人と親しいそうで、
お忙しい中、顔を出してくださった、まだお若いご主人。

09-8-18 からすみ

にこにことした優しそうなご主人が、なんっと
「コースに出しているものなんですが…」
と出してくださった、「からすみ蕎麦」。

からすみ大好きな私としては、なんってうれしい~
M様ありがとうございます♪

09-8-18 からすみあぷ

蕎麦猪口に盛られた蕎麦に、ふりかかった黄金の粒、からすみ。

09-8-18 からすみたべ

手繰り上げると、下にもまんべんなくからすみの絡まった蕎麦は、
口にすると、蕎麦と共にからすみの風味がふわ~っと広がり、
こ、これは美味しい~っlove.gif もう、これにうっとり。

09-8-18 茄子田楽

そして、最後にゆっくりと出された「丸茄子田楽」は、こってり濃厚な味わい。
これに合わせたくて、熱燗をお願いして。

09-8-18 酒09-8-18 酒あつかん

冷酒にはガラスの徳利、
熱燗にはこれも赴きあるチロリが燗付け器に入って出されるのは、
飲んでいるのも楽しいもの。

と、様々なお料理にお酒ですっかり楽しんだところで…

早速〆のお蕎麦を、と、各々好きなもの注文~。

09-8-18 大もり

まずは、基本の「せいろそば」。
皆でも頂こう大盛りでお願いした蕎麦は、角がきりっと立つ丹精な細切り。

09-8-18 もりあぷ

手繰り上げると、香り風味は穏やかではあるが、
強すぎない適度な腰があり、喉越しがさわやか。
飲んだ後にも、心地よく手繰れる、江戸蕎麦独特の良さを感じるもの。

ただ、もり汁は、私にはちょおっと甘すぎるかな~・・・

続いて夏限定の「冷やしたぬき」。

09-8-18 冷やしたぬき

胡瓜に揚げ玉、若布に、千切りされた茗荷と葱がふわっとかかった、
定番の「冷やしたぬき」のレイアウト。

09-8-18 ひやしたべ

が、これも小鉢に取り分け頂いてみると…、お、これはっっpiko-n.gif

かけられた汁はそば汁のそれかと思いきや、きりっと酸味の立つ酢醤油仕立て。
かりかりっとした揚げ玉に、この酸味が爽やかで、
すぅ~っと喉を通る清涼感が夏にうってつけ。これはいいな~heart.gif

09-8-18 納豆

さらに、「黒豆」の文字に興味惹かれて頼んだ「黒豆納豆そば」。

予め海苔と和えられたたっぷりの納豆に、浅葱、鰹節が盛られ、
真ん中にはこれもたっぷりの大根おろしに、うれしい卵黄♪。

09-8-18 納豆まぜ

これを豪快に混ぜ混ぜし…

09-8-18 納豆たべ2

頂くと、これは美味しい hahha.gif
しっかりと歯ごたえのある納豆は大豆の濃い味わいが感じられ、
大根おろしがさっぱりと、それに卵が融合した、まろやか且つコクのある甘み。
これだったら、ねばねば苦手な人でも喜びそう、と
もう、止まらずずずずずっと、一気に食べてしまう。

09-8-18 かけ2

最後は、美しく澄んだ汁のかけられた「かけそば」で。

09-8-18 かけたべ

柔らかく上品なかけ汁は柔らかくく、飲んだ後の体にすぅ~っと入っていく旨み。
さすが、老舗の蕎麦屋ならではのかけ汁のうまさに堪能し、
中の蕎麦を手繰ると、しっかりと歯ごたえを残した蕎麦は、
温蕎麦ならではの美味しさを感じさせる。

09-8-18 蕎麦湯

食べ終える頃あいをきちんと見て出された蕎麦湯は、
立派な南部鉄瓶で。
優しく白濁した蕎麦湯を、もり汁に注ぎいれ頂くと、
甘めのもり汁も、どこかお吸い物を頂いているよう。

これもたっぷりと頂いたらお腹いっぱ~い futt.gif

09-8-18 デザート2

そして、最後の楽しみは…、「桃のコンポートの蕎麦茶ジュレ」。
とろりとした桃に、蕎麦茶の香ばしいジュレがさっぱりとした美味しい甘味。



豊富に揃う、しかもどれもがきちんとして美味しい満足なものばかり。
ゆっくりとお料理をたっぷり楽しみ、最後に江戸蕎麦で〆られる。

しかも、女将さん初めどの花番さんの応対も丁寧でにこやか。
長年の歴史を元にし、今もきちんと人々に愛される理由が分かったよう。

楽しいひと時も兼ねて、すっかり満足してお店を後に。
ご馳走さまでした~hahha.gif

すっかり涼しくなり始めた夜風の中、心地よく駅まで…


A様、M様、T様ありがとうございました~hahha.gif



*お品書き
せいろ 680円、大もり、おろし 890円、とろろ 945円、鴨せいろ 1,470円、夏野菜天せいろ、穴子天せいろ 1,360、車海老天せいろ 1,570円、仕上げそば 500円
かけ 680円、きつね730円、椎茸そば 945円、若鶏そば 890円、にしんそば 1,260円、かも南蛮、掻き揚げ天 1,470円、納豆そば 945円、冷やしきつねorたぬき 840円など
刺身ご膳 1,050円、天ぷらご膳 1,260円、あさだご膳 2,100円

あさだ味噌杉板焼き 730円、旬の漬物盛り合わせ 630円、若鶏照り焼き 730円、丸茄子の田楽ステーキ 600円、岩かき 730円など




09-8-18 看板
「江戸蕎麦手打処 あさだ」

台東区浅草橋2-29-11
03-3851-5412
11:30~14:30 / 17:30~22:00
          (土曜~21:00)
日曜・祝日、1,3土曜日定休
禁煙(と思う)




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