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    つれづれ蕎麦 
    本駒込 「藪蔦」
    2010年03月26日 (金) 22:41 | 編集

    ちょっと声がかかって、東洋大学でスケジュールぎっしりのお仕事。
    やっと取れたお昼時間に…、来る途中、ここだったのか!と見かけたお店へと。

    東洋大学正門すぐ前の通り沿いに、
    今どきには珍しい、青いビニール屋根のレトロな佇まい。
    看板の根岸流の文字が、江戸老舗の貫録をも感じるような…sunglass.gif

    10-3-26 店

    江戸時代に千駄木の団子坂にできた「蔦屋」が本家という、歴史の長いお店。
    (…というお店があるという事だけ知っていた(^^;)

    本駒込 「本石磑蕎麦 白山 藪蔦」

    いくつも並べられた植木に埋もれるような扉を開き、入ると…

    10-3-26 店内

    おおっ、入った途端に感じる、レトロというか不思議で怪しい空間 a.gif

    おそるおそる足を踏み入れた私に、花番さんに通され中へ入ると…
    漂う空気から感じる、落ち着くんだか着かないんだか、妙な感覚。

    おしゃれ、とは違う、陰っぽい暗さの中、蛍光灯の灯りが照らされ、
    昭和の食堂を思い出すような、簡素なテーブルが並ぶ店内。

    10-3-26 屏風

    かと思いきや、歌舞伎調の立派な屏風が置かれ、
    その上には、これも立派な手彫りのお品書きが掛けられている。

    10-3-26 え10-3-26 え2

    紙を張り巡らせた妙な天井に、その下に所々に飾られた歌舞伎調の浮世絵…。
    う~ん、怪しさ満点…

    などと、ざっと見渡し、出された品書きを見ると、

    10-3-26 品つめ

    「新碾き地粉蒸篭」1,300円、と、なかなか強気なお品書き wao.gif

    10-3-26 品おん

    さらに二八と書かれた「せい篭」に、種物がいくつか並んでる。
    花番さんに違いをお聞きすると、あまりぴんとした答えが来なかったので…、
    今回は、取りあえず、二八の「せい篭」をお願いしてみる事に。

    10-3-26 お茶

    注文したところで、やっとお茶を出して頂き、ふと前を見ると、

    10-3-26 石臼

    絞め飾りのぶら下がった扉の中に、まるで祀られるように置かれた石臼。

    10-3-26 石臼の前に

    その下に下げられた札には、「江戸伝統 蕎麦打処」の文字が光っている。

    何とも妙な店内に、ちょっと心元無い気持ちでいると…
    「お待たせしました」と、女将さん(?)が、出して下さった「せい篭そば」。

    10-3-26 もり

    使い古された蒸篭に盛られた蕎麦は、挽きぐるみの平打ちの蕎麦。

    10-3-26 もりあぷ

    その幅広の蕎麦の中に、細かな微粉のような蕎麦の欠片が盛り込まれ、
    手繰り上げると、小豆のような穀物の香りがふわ~っと漂う。

    10-3-26 もり食べ

    口に含むと、むちっとしたしっかりとした腰があり、
    噛み締めると豊かに広がる、渋さを含んだような穀物の香ばしい味わい。

    こ、これは美味しいではないのっbikkuri.gif

    何よりもこの不思議な食感が楽しく、きちんとした量があるのもうれしい。

    濃い目でまろやかな汁も又味わい深く、
    たっぷり添えられた大根おろしを加えるとさらにおいしい。

    頃合い見て出された、さらさら熱々の蕎麦湯を注ぎ入れ頂きながら、
    これは、是非とも「新碾き地粉蒸篭」や、暖かい種物も食べてみたくなっている。

    愛想がいいんだか、悪いんだかわからない応対も、
    厨房がどこにあって、何をしているのかもわからない怪しさもあるけど、
    この蕎麦は本物、何だか病みつきになりそうな不思議な味わい。

    ご馳走様でした~ hahha.gif
    うーん、蕎麦はまだまだ奥深い…。




    10-3-26 看板
    「本石磑蕎麦 白山 藪蔦」

    文京区本駒込1-4-5
    03-3947-0893
    11:30~16:00 / 17:00~20:00
    月曜休
    禁煙



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    コメント
    この記事へのコメント
    蕎麦喰い師様
    >オーダーが入ってから打ちだし
    食べてみたかったけど、選ばなくてよかったかもです(^^;。
    お昼休みの時間だけで行くには、ちょっと難しそうですね…

    本当に、すごーく、変!で、すごーく、怪しかったです。
    肉じゃが、あったかしら…?
    でも、この怪しさが、又行きたくなるような、
    それも変!です(^^;
    2010/03/31(水) 07:39:40 | URL | yuka #0kufgj3.[編集]
    チョット いや 大いに 変
    新碾き地紛蒸籠はオーダーが入ってから打ちだします(かなり前に行ったきりだから、今はどうか・・)
    やや暫くすると、茹でる前に、打ち上がった蕎麦を舟にのせて見せに来ます。
    それにつけても相変わらず変な店・・
    そうそう、以前は肴に「肉ジャガ」「鯖の味噌煮」・・そんな変なのがありましたよ、酒は生酒「女泣かせ」ですぞ。
    まったくもって  「変」!!
    2010/03/29(月) 17:32:56 | URL | 蕎麦喰い師 #VDz0rjeM[編集]
    shin様
    いや、「藪蔦」というお店、というのを知っていたのもあって、ですが…(^^;
    いや、でも、この怪しい雰囲気は、ちょっと気になったりも(笑)。

    2010/03/29(月) 05:33:36 | URL | yuka #0kufgj3.[編集]
    普通は見過ごします
    yukaさん、お久しぶりです
    この店僕は完全に見過ごすでしょう、そもそも一見に何か訴えかける点ゼロです
    そこが不思議な店との出会い、yukaさんにかかれば、「おう、いいじゃん」になりますね
    毎回いろんな地域、参考にさせて貰ってます
    2010/03/28(日) 23:23:03 | URL | shin #ELD9pjOg[編集]
    ROM専様
    さすがっ、行かれていたんですね。

    いや、そんな風に言われるような~(^^l;
    でも、ここの扉を開くのは、ちょっと勇気が要りました。私もチャレンジャーだなーなんて思ったり。。

    ROM専さんのコメント大好きです。
    又、お待ちしています♪
    2010/03/28(日) 23:08:15 | URL | yuka #0kufgj3.[編集]
    森のたぬき様
    江戸時代、なんか、そこここにそんな雰囲気が漂っていました~(^^;

    不思議で怪しくて、それでいてお蕎麦の美味しいお店です。
    2010/03/28(日) 23:06:07 | URL | yuka #0kufgj3.[編集]
    やるなぁ
    いつも楽しく拝見してます。
    藪蔦か。
    自分もいっぺんだけ行ったことありますよ。
    味はあんまし記憶に残ってないですけどね。
    それにしてもyukaさんはすばらしいですね。
    開拓者精神というか貪欲というかチャレンジャーというか、
    その飽くなき探求心には、惚れぼれします。
    見習うべきところがたくさんありますね。
    自分は松翁も童心舎にも行けてないのに……。しくしく。
    それではまた。
    2010/03/28(日) 16:37:27 | URL | ROM専 #-[編集]
    ふむふむ
    なるほど・・・
    「江戸時代の蕎麦屋さんってこんな感じだったのかなー」
    と思わせるようなお店ですね!
    ただ、蕎麦を食べる・・・
    奥が深いですなあ♪
    2010/03/28(日) 11:09:31 | URL | 森のたぬき #uG9d5srs[編集]
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