ついこの前、年が明けたと思ったのに、もう3月…。
などと、ちょっと焦りながらも、今日は1日「映画の日」。
「毎日母さん」はちょっと観たくて、慌てて飛び込んだ、Tジェイシネマ。
最初の何分かは観れなかったけれど、観賞し終え、
ここにいたら、迷わずここ、随分ご無沙汰してしまった「むら季」さんへ 。
昼抜きで飛び込んだので、流石にお腹もぺこぺこ。
てくてく歩いて、ようやく目の前に辿り着いたら、懐かしさにほおっと…。
看板に書かれたランチの達筆な文字をしばし眺め…
大泉学園 「手打そば むら季」
すでに2時も回った昼下がり、扉を開き入ると…
ああ、ここはいいなあ、優しくてあったかい、心地のいい小さな空間 。
すぐに厨房の中のご主人にご挨拶をして、かわいい奥様に迎えられ…
夢中で歩いてきたけど、今にも雪でも振りそう、今日も寒い。
映画の余韻も胸に抱えて、まずは熱燗を頂きたい…。
と、お願いした「黒帯」の熱燗には、「ふろふき大根」に、蕎麦の小鉢。
昨日、予約で粗挽き蕎麦を打たれたそうで、その残りのお裾わけ。
とは言え、盛られたこの蕎麦の姿に、はっとする。
ぴんと角が立った雄々しい姿に、
挽きぐるみの蕎麦の中に、びっしり埋め込まれた蕎麦の欠片。
手に取り、顔を寄せると、ふわ~っと広がる濃厚な蕎麦の香り。
「一日置いたら、さらに香りに風味が立ったようで…」
との蕎麦、これは旨いっ
もちもちとした歯ごたえもよく、噛みしめると小豆のような蕎麦の味わい。
ああ、これ、もっと食べたい…
とは言え、週末限定の粗挽きを食べられたのは、とってもラッキー。
と、横に置かれた、これも美味しそうな「風呂ふき大根」。
むら季さん特製の「鶏味噌」がたぷりと盛られ、
さっくりほっこり、大根の風味にこの鶏味噌がじわ~…
これに熱燗がたまらなく…
目の前に貼られた、何時見ても、見とれてしまう書で並ぶ、料理の品書き。
見てたら、なんだかとっても食べたくて、つい頼んでいた「酒盗チーズ寄せ」。
さっくりとしてふわ~…、円やかなチーズの風味に酒盗の乙な味がふっとよぎり、
これは、お酒の充てにはたまらない。
と、ご主人、奥様と、ぽつりぽつりとお話ししながら、
打ち場に貼られた「ランチ」のメニューが、以前に比べてさらに充実。
「〆さば定食」も気になるが、久しぶりに「むら季」さんの天麩羅も食べたい。
と、お願いしたのは、「天麩羅ごはん(せいろ付き)」。
これを天先で、ご飯は半分でお願いし…
置かれた天麩羅は、流石に立派。
花衣が程良く広がり、からりと揚がった見るからに美味しそう。
ほこほこっとした南瓜に、さくさく大葉、
さらに茄子は中はしっとりと仕上がり、海老が又絶品
大ぶりのしっかりとした海老は、旨みが凝縮。
これが、950円のランチで頂けるなて、なんてうれしい…
と、うれしくほうばっていると、
「うちの鰊も食べてみて下さいよ」
と、とことこと炊かれた自家製「鰊煮」。
ほろほろっとほどける鰊には、出汁がしっかりと染み実に味わい深い。
途端に、ここの「にしんそば」を食べてみたい!
との衝動にかられつつ、お酒をお代りしてゆっくり吟味して…
カレー南蛮に、きのこカレー、さらには鴨カレーもあるのだから、
「つけカレーとかもあったらいいのに…」
と、会話途中で話していたのを、聞いて下さっていて、
「やろうかなぁ、と思っていたんですよ、よかったら…」
と、〆の蕎麦には、「カレーつけ汁」が、うれしいなぁ、添えて出される。
気になるカレーつけ汁だが、まずは久しぶりの「むら季」さんのお蕎麦をば。
艶々とした滑らかな蕎麦は、男気あふれた堂々とした凛々しさ。
顔を寄せれば、これもしかと広がる蕎麦の香り。
手繰り口に含むと、むちっとしたしっかりとした腰が心地よく、
噛みしめ味わい、ああ、江戸前の蕎麦の良さを心から味わう思い。
奥行き深い出汁が染み、まろやかな汁も美味しく、
そのままで食べてしまいそうになる蕎麦だが…
横の「つけきのこカレー汁」を浸してみると、
これは旨いっ
「まつや」直伝、蕎麦屋のカレーの良さが染みた味わい深いカレー汁に、
ぴりっとくるスパイシーな風味がこぎみいい。
しゃきしゃきとしたきのこの歯ごたえに味わいがさらに絡み、
しっかりとした腰の蕎麦を、とろりと包む。
「カレー南蛮」もいいけど、これは、いいな~
と、残そうかと思っていたご飯にちょっとかけて頂くのもよく、
とろりとした蕎麦湯を注ぎ入れれば、これが美味し~い、カレー蕎麦湯。
すっかりお腹もいっぱい、久しぶりの「むら季」さんに大満足。
ほっとしながら、ほれぼれするお料理の品書きをぼんやり眺め…
ああ、ここも又、誰かと一緒に訪れ、お料理も堪能したいなあ、としみじみと。
ご馳走様でした~
東男らしい、いなせなご主人に、かわいい奥さんの暖かな持て成しも心地よく…
3月12日からは、週末限定で、あの、「桜切り」が始まると聞いたら、
又、すぐにでも訪れたくなっちゃうなー

「手打そば むら季」
練馬区東大泉7-37-11
03-3923-4722
11:30~15:00 / 17:00~21:30
(土日祝)11:30~20:30(中休みなし)
木曜定休 店内禁煙
P2台
2010年 1月23日 週末限定「粗挽き」に「かき玉そば」
2009年 7月18日 「湯葉あんかけ」に「揚げなす蕎麦」
2009年 3月24日 「竹の子の天ぷら」、絶品「桜切りそば」
2008年 6月15日 「粗挽き蕎麦」、「せいろ」、「太打ち蕎麦」
2007年11月 6日 「天せいろ」
2006年 1月19日 お料理をいろいろ…、「せいろそば」に「ごまだれ」
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豊島屋さんは、懐かしいです。
なるべく、いろんなお店に行けるよう、努力致します!(キリっ)。
が、同じ店の堂々巡りで残念におもいます
この東大泉地区にしても近辺には出前をする
砂場やhttp://9199.jp/search/searchdistcategory/stationcd/2200111/category_l/31/category_m/3132/
などさまざまなお店があります
消えていった大泉の ふじた家 石神井のとしまや
の事など、時々でいいから思い出してください
実は、ご飯は食べきれずに…(^^;
つけカレーいいですよ♪。
鴨でも、きのこでもできるそうで、今回私は、きのこで頂いたのですが、カレー南蛮よりおすすめかも、です。
ここの「とりみそ」はとにかく絶品。
いい選択です~(^^)。
私は、いつも、ここの文字の美しさに、見とれてしまっています。
すごいお店ですね!
知りませんでした。少々駅から歩きそうですが、いずれ伺ってみたいです。
まがりさん達は、何を召し上がったんですか?
一度きのこカレー南蛮をいただきましたが、滋味深くやみつきになりそうなおいしさでした。つけカレー汁はさらに魅力的ですね。
まだ「もり」しか食べた事ないので色々試してみたいなあ☆
先ずは「とりみそきゅうり」かな♪
これに熱燗って日本の冬の醍醐味
ただ大根を煮て味噌だれ付けて
大満足なんて、なんて貧しいんだー
うれしいぞー
ってなもんですな
打って変わって天婦羅の見た目の素晴らしさ
妄想で、今、口の中で「サクッ」って言いましたよ
鰊もいいでげすな
こりゃまた日本酒に合う!
先日、ツレが見つけた自由が丘の
お蕎麦屋さん
「衾」
門構えが邸宅っぽくて気後れしながら
入ったらみなさんちょーフレンドリーで
素敵なお店でした
メニューみたら夜のメニューもよろしそう
お店の方にも「是非、次は夜お越しください」
なんて言われて気持ちよく食事ができました
お庭も立派で良かったので
報告しておきます
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