矢川 「素朴庵」 更級の「岩のり花巻」

2011/03/16/23:59  [東京都下の蕎麦]国立市 画像あり

やっと電車が走り、延ばしていた所用のため立川へ。
その間も、何度となく揺れる地震に、その度に恐怖を感じ…

ようやく昼過ぎに終えたら、お腹ぺこぺこ。
ここまで来たら、随分ご無沙汰しているあのお店に寄って行きたい。

「まっすぐ帰った方がいい…」
と頭の隅でささやく声が聞こえたけど、咄嗟に向かった南武線。

11-3-16 店

駅に降り立った途端に、飛ばされてしまうような強風吹き荒れ、
地震に強風…、大地の怒りなのか、とナウシカのセリフを思い出す。

その中に、ここも変わらず、素朴に佇む店構え。
こういう状況下にある今、「変わらないである」という事が、
こんなにも、ほっとさせてくれるなんて…

矢川 「十割手打そば 素朴庵」

そろそろ2時、寒さに駆け込んで入った店内に、
あったかな笑顔で迎えてくれる女将さんに、ご無沙汰していたご挨拶。
「寒かったでしょう~」と言われて、早速お願いした、熱燗一合。

11-3-16 酒

澤ノ井大辛口の熱燗は、きりっとして飲みやすく、
次々に出して下さった、お通しの小さな品々。

11-3-16 素朴煮

定番「素朴煮」は、とろりとして、炊かれた蕎麦の実はぷちぷち。
しみじみとして滋味深く、これはやっぱり美味しいな~futt.gif

11-3-16 品おすすめ

さらに、今日の「小さな小鉢」だという、「五目豆」。

11-3-16 豆

ほこっほこっとした豆に、様々な根菜が上品に炊かれ、
しっかりと、ひとつひとつに味が染みこれも美味しい。
ちょこちょこと口に運ぶのが、又熱燗に楽しい一品に…

11-3-16 豆腐

「丁度今、作ったところだったから」と出してくれた、
大好きな、女将さん手作りの「胡麻豆腐」。

とろろんとした口辺りに、胡麻独特の甘みが濃厚で、これはやっぱり絶品

…と、他にお客さんのなかった店内で、熱燗を口にしつつ、
ご主人、女将さんとあれこれお話しなどを、楽しんで…futt.gif

お蕎麦は何にしようかな、まず「田舎」は食べるとして…
と、悩んでいると、女将さんの毎朝のご飯は「更級の花巻」だそう。

そういえば、「更級」で暖かい蕎麦は、まだ食べていないし、
聞いてたら、何だかとっても食べてみたい。
…と、半「田舎」に、半「生海苔花巻」の更級蕎麦を頂く事に。

09-10-23 いなか

まずは、ここ独特の玄挽き粗挽きの「田舎そば」。

独特のどこか針金のようにぴんっと張った蕎麦の中に、
びっしりと埋め込まれた蕎麦の欠片。

09-10-23 いなかあぷ

手繰り上げると、ぷ~んと広がる香ばしい穀物の香りに、
鋼のような、ぎゅうっと詰まったような、強い歯ごたえ。
飲み込む瞬間に、かすめていく欠片の感触がたまらない。

じっくりじっくり噛みしめると、じわじわと蕎麦の味わいに甘みが広がり…
ああ、久しぶりの「素朴庵」の蕎麦だ、としみじみと futt.gif

出汁の一つ一つが突出する事ない、まろやかな汁がよくこの蕎麦を支え、
半分の田舎は、あっという間に食べてしまい…

11-3-16 花巻

タイミングぴたりに出された、更級蕎麦での「岩のり花巻」。

丼を埋め尽くす岩海苔に、ああ、なんていい香り…。
出された途端に、ふわ~っと香ばしい磯の香りが鼻孔に登る futt.gif

11-3-16 花巻汁

まずは、蓮華ですくい、汁を一口。
あああ…、これは、美味しい~っっlove.giflove.gif

緻密に計算され作られた素朴庵の甘汁は、とにかく美味しい。
上品で、柔らかく、すっきりとして優しい…。
その中に、じっくりと染みた岩のりの磯の出汁。

確かに、これは毎朝飲みたくなってしまう、体に優しい美味しいかけ汁。

11-3-16 花巻たべ

と、汁にうっとりしながら、中の蕎麦を手繰れば、
田舎とは打って変わって、透明で繊細な更級蕎麦。

手繰り口に入れた途端に、ほろりとほどけ、蕎麦の甘みに岩海苔。
お粥に通じる、体に優しい感触に味わい。
汁と共に、手繰れば、どんどんと心が優しくなっていくよう…。

更級の「かけ」、これはいいなあ~love.gif
と、後は夢中、汁まですっかり慈しむように、飲みほして…

11-3-16 蕎麦湯

最後に、とろとろ蕎麦湯もゆっくりと頂き、
「田舎」のかけもいいんだよ、のご主人の言葉に、次回は是非それを頂こう onpu.gif

ご馳走様でした~hahha.gif

ほんのひと時の、心休まるひと時に癒されて…
さっ、今夜は、いよいよ停電だ。。





*お品書き
もり 735円、田舎、さらしな 840円、二色 945円、三色 1,365円、掻き揚げ天もり 1,365円、とろろ、冷し山菜、おろし 945円、辛味大根、わさびぶっかけ 1,155円、かけ 735円、やまかけ、山菜、岩のり花巻 945円、けんちん 1,155円、豚角煮そば 1,260円、にしん、きのこ 1,050円、巣籠り 1,365円、更級そばサラダ 1,260円

掻き揚げ、出し巻き 735円、山菜おろし、素朴煮、わさび芋、自家製塩辛、冷奴 315円、あみ茸おろし 630円、雑茸おろし、茎山葵、柔らかそばがき 525円、昆布と椎茸の佃煮 160円、いくらの醤油漬け 500円
ビール 525円、お酒 420円、地酒 680円、焼酎 420円
蕎麦コース 2,100円~ 


11-3-16 花巻食べ終え
「手打蕎麦 素朴庵」

東京都国立市谷保 6721-1 
042-571-0019
10:00~14:30 / 17:00~20:00
月曜、火曜定休(祝日営業)
店内禁煙 Pあり



2010年 7月19日 「半田舎」に「わさびぶっかけ」
2010年 4月17日 多摩にはそばを、オフ会「竹の子三昧の夕べ」
2010年 1月 6日 新年のご挨拶 半「田舎」に半「けんちんそば」
2009年10月23日 「するめイカのワタのルイベ」、「田舎そば」「かけそば」
2009年 8月 7日 京都からのお友達と…「「三色そば」「かけそば」
2009年 5月24日 「わさびぶっかけ」に「岩のりのサラダぶっかけ」
2009年 3月 8日 絶品~♪「けんちん蕎麦」
2009年 2月14日 「掻き揚げ」、「白雪」「田舎」の二色蕎麦
2008年12月26日 尊敬するお方達との忘年会 「かけ」に「田舎」
2008年10月31日 新蕎麦「田舎」、それに「きのこそば」
2008年 7月25日 尊敬する御方と…「田舎」と「山かけ」
2008年 5月28日 絶品「わさび芋」、「岩のり花巻そば」さらしなで
2008年 4月25日 「多摩には蕎麦を」オフ会 皆さんと楽しい宴
2007年12月28日 ひそやかに…忘年会
2007年10月12日 「新旧田舎そば」食べ比べ
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2007年 4月 9日 「もり、田舎、さらしなの三色そば」
2006年12月28日 「半田舎」に「かけ」
2006年10月18日 新そばを堪能 「もり」に「田舎」
2006年 5月 4日 退院して待ち切れず、松葉杖にて訪問
2006年 1月20日 「もり」「いなか」それに、はじめての「かけそば」
2005年11月30日 「三色そば」
2005年 7月15日 「もり」「田舎」の二色そば
2005年 4月 3日 「さらしな」と「田舎」の二色そば
2005年 3月 9日 初めての訪問


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来る、来ると待ちかまえながらも、これまで回避されていた「輪番停電」。
今日は、何かこれまでとは違う、きっと来るだろう…

と、予定されていた時間前に急いで帰宅し、
披露宴で使ったキャンドルに、義母さんにもらったアロマキャンドル、
これも、急遽、義母からもらった懐中電灯に、
前々から作っていた、「手作りランプ」を設置して…

今か、今か、と6時20分を待ちうけていたが、なんともなく時計は過ぎゆく。
今日も、よかった、回避したのか…

と、思っていた矢先に、突然、
本当に、突然、何の前触れもなく、プツンっとすべての電気が失われる。

突然の暗闇に、突然の静寂。
その間の2時間ちょっとは、なんと考える事が多かっただろう…。

電気がいかに大事なことか、有難いものなのか、
その中で流れてくるラジオの有難さに、心底心癒され、
改めて被災地の方々の苦労を身に染みて感じた、わずかなひと時。

節電、しよう。
そして、こんな時を何日も繰り返している方々の力に、是非なりたい…。

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