つれづれ蕎麦 
    熊谷 「加那や」 蕎麦楽膳
    2011年10月06日 (木) 22:56 | 編集

    早朝から仕事がありつつも、
    「遠征行こう~」の声が上がったら、何としてでも行かなくちゃ。
    朝の仕事を大急ぎで終わらせ、やっとこ途中で拾ってもらい…

    恒例の蕎麦遠征メンバで、今日は熊谷へゴーゴー hahha.gif

    昨日とは打って変わって、暑い程の陽気の中、順調に入った熊谷市街。
    その郊外の住宅街の中、ちょっと迷った?行ったりきたりし…、
    ようやく辿り着いたのは、しもた屋風情の小さなお店。

    11-10-6 店1

    立川「無庵」の古いお弟子さんのお店と知ってから、
    ずっと、行ってみたいなぁ、と思っていたお店は、
    想像していたのとは違う、派手な演出のない、質素な佇まい。

    が、店の前には、茶道の心得感じる打ち水がなされ、
    小さいながらも置かれた植栽には、きちんと手が入っている…futt.gif

    熊谷 「蕎麦料理 加那や」


    あ…、これはいい感じだ…、「お持て成し」の心を肌で感じ、
    扉を開くとすぐ目の前には、小さなカウンター。
    その奥に、テーブルが二つ置かれたお座敷だけ、の小さな空間。

    年月培った、古い日本の家屋の温かみが、ふわりと体を包み、
    後ろには、静かに流れる、ジャズのBGM。
    床や柱はよく磨かれ、人の手の慈しみに満ちている…futt.gif

    と、すぐににこにことした和やかな笑顔の女将さんが、
    「いらっしゃいませ~、お二階にどうぞ~」
    と、温かく迎えて下さり、途端にほっと心寛ぎ…

    11-10-6 陶器

    早速、階段を登ろうとすると、素敵な陶器が置かれてる。
    どれもが、情緒溢れた手作りの器で、しばし手にし眺め…

    上へ上がれば、窓からは田舎の風景が眺められ、
    すぅ~っと入ってくる、爽やかな、心地のいい秋の空気 futt.gif

    ふたつあるお座敷には、それぞれテーブルがひとつづつ。
    その一つの間に置かれた、ゆったりとしたテーブルに腰をおろしたら、
    ほおぉぉ、気持ちいいなぁ、と皆すっかり寛ぎモード。

    11-10-6 品酒

    ぽかぽか陽気の日に、しかもこの居心地のいいお部屋、
    まずは、くぅ~っとやりたいなぁ、手にしたお酒の品書き。

    11-10-6 品ビール

    ビールは、「エビス」に小川町の地ビールがあるようなので…、

    11-10-6 乾杯

    早速お願いした地ビールに、コーラとジンジャエールで乾杯~

    11-10-6 ビア

    口にした黒ビールは、フルーティーな香りに、豊かなコクが広がり、
    乾いた喉に心地よく、味わい深い、美味しい地ビール futt.gif

    11-10-6 品料理

    喉も潤い落ち着いたところで、、ようやく品書きを手にすると、これが豊富。

    11-10-6 品そば

    ふむふむ、なんとなく「無庵」さんの流れを感じるなぁ…と、
    一通り眺めた後で、

    11-10-6 品膳

    予約なしでも頼める、お手軽なコース料理、
    盛り合わせ4点に天ぷら、蕎麦と甘味のつく「蕎麦楽膳」に決め、
    お蕎麦を「二色せいろ」に変えてもらってお願いすることに。

    11-10-6 品日本酒

    待つ間に、日本酒の品書きも見せて頂き…、
    お料理が来るのに合わせて選んだ、福岡の「繁枡」純米冷やおろし。

    11-10-6 酒

    程なく出されたお酒は、錫製の酒器に、これも素敵な猪口が添えられ…、

    11-10-6 点心

    続いて「盛り合わせ」のお料理が出される。

    11-10-6 点心みそ

    蕎麦屋の定番料理、「焼き味噌」に、

    11-10-6 点心きのこ

    しめじや春菊が和えられた、上品な味わいの「酢の物」。

    11-10-6 点心蕎麦豆腐

    茸の煮物に滑らかなとろろがかかった、とろ~りとした「蕎麦豆腐」。
    とろろと蕎麦豆腐の食感がたまらなく、とても美味しい。

    11-10-6 点心いちじく

    「胡麻かけイチジク」は、胡麻だれの濃厚かつまろやかな風味が、
    イチジクの甘さを引き立て、優しく品があり…、
    一品一品、丁寧に作られた繊細なお料理は、このお酒にぴったり。

    11-10-6 天麩羅

    と、食べ終えた頃合いに、続いて出された「野菜の天ぷら」。

    11-10-6 天麩羅あぷ

    衣薄く、からりっと揚げられた天ぷらのどれもが美味しい。
    瑞々しさを残したレンコンは甘みがあり、茄子はとろり。
    柿の天ぷらの食感と甘さが楽しく、舞茸はさっくり。

    11-10-6 酒2

    これには熱燗、「久寿玉」で楽しんで…、
    いよいよ楽しみにしていたお蕎麦が出される。

    11-10-6 二色そば

    まずは、もり汁に猪口が出され、

    「北東北ニ「ででん」ト 鎮座スル 八幡平。
    ソノ山麓デ 名人 兎沢氏ガ作ル 極上ノ蕎麦」

    との、蕎麦の実を石臼で挽き打たれた、二色の蕎麦。

    11-10-6 二色せいろ

    「せいろ」は、丸抜きで打たれ、九一だそう。
    きりっと立った角に、端正に切り揃った繊細な細切り。

    11-10-6 せいろたべ

    手繰り上げると、ふわ~っと広がってくる、馥郁とした蕎麦の香り。
    しゃきっとした心地のいい腰に、しなやかな歯ごたえ。
    手繰り続けていくと、じわじわと甘みが広がり、これは美味しい hahha.gif

    11-10-6 二色田舎

    一方、「十割田舎」は、殻ごと挽きこんだ挽きぐるみ。
    ざっくりと断たれたその穀物感溢れた切り口に、心が弾み、
    手繰り上げれば、むわ~っと立ち込める香ばしい蕎麦の香り。

    11-10-6 二色田舎2

    噛み締めると、もちっとしてしっかりとした歯ごたえがありながら、
    ほろろ…と、解ける感覚があり、これがたまらない。
    ざらりとした表面が心地よく、それでいて喉越しも軽やか。
    ああ、この田舎、美味しいなぁ futt.gif

    汁は、濃い目でやや酸味を感じる、ちょっと変わった味わいだが、
    添えられた大根おろしを加えると、途端に円やかになり、これはいい。
    ただ、「せいろ」には、やや強めかしら…

    と、あっという間に頂いてしまい、これも気になる「青ゆず切り」。

    11-10-6 青柚子2

    4人で一枚頂こうとお願いした「青ゆず切り」が美しい…

    11-10-6 青柚子あぷ

    ぴかぴか輝く、透けるような純白の蕎麦の中に、
    ほのかに散った、爽やかな青い柚子片。

    11-10-6 青柚子たべ

    口に含むと、ぷるるんっとした跳ねるような腰があり、
    途端に広がる、清々しく爽快な青柚子の、香りに味わい。
    噛み締める毎に弾けるように広がり、体いっぱい清涼感に包まれる。

    「裏の庭の木で取れた青ゆず」だそうで、
    この青柚子切り、これは素晴らし~い love.gif

    と、4人で手繰ればあっという間…

    11-10-6 かけ

    さらに弾みのついた我々は、「かけそば」も注文し…

    11-10-6 かけたべ

    取り分け頂くと、熱を帯びたせいろは、もちっもち。
    鰹の風味がしかと感じる、旨みの広がる汁を吸い、これが旨いっm001.gif
    汁はやや濃い目だが、蕎麦湯を注ぎいれ頂くと、ほっとする美味しさで…

    すっか~り満足、おなかもいっぱい buchu-.gif

    11-10-6 品デザート

    そしてこれも楽しみな、最後の甘味。
    4種類ある中から、それぞれ好きなものを選ばせて頂いて…、

    11-10-6 お茶

    程なく、繊細な泡の立った、丁寧に点てられたお抹茶が添えられ、
    お皿にそっと置かれた、甘味が出される。(あ、裏だ…)

    11-10-6 きんとん

    ほっとする抹茶の味わいが、食後の体にじわりと和み、
    私の選んだ甘味は、「利兵栗のくりきんとん」。

    木曽のくりきんとんに似た、ほこっと風雅な栗の甘みがたまらなく、
    ああ、これも美味しいな~futt.gif

    と、心から満喫できた、「蕎麦楽膳」。
    ほんのひと時寛ぐ中で、質素ではあるが、茶道の「わび・さび」に通じる、
    このお店の、客人をもてなす心をしかと感じながら…

    帰り際、ご主人も顔を出して下さり、
    女将さんと並んで、笑顔で見送って下さるのが、何よりうれしい。

    ご馳走様でした~hahha.gif

    車に乗り込んだ後も、あの女将さんとご主人の笑顔が胸に残り…
    いいお店だなぁ、と心からしみじみと。
    ああやっぱり、蕎麦遠征は蜜の味、やめられないなぁ futt.gif



    Kさん、運転して下さったTさん、Sさん、ありがとうございました hahha.gif

    11-10-6 店2
    「蕎麦料理 加那や」

    埼玉県熊谷市上川上612-2
    048-523-9358
    11:30~14:00 / 17:00~19:30
    月曜、第2、第4火曜定休
    禁煙、P有り

    お店のHP


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    コメント
    この記事へのコメント
    鍵コメ様
    コメント下さった事、とてもとてもうれしいです。
    ありがとうございます!
    再び感動がよみがえりながら…、
    又、ぜひ。
    2011/10/11(火) 09:31:21 | URL | yuka #0kufgj3.[編集]
    管理人のみ閲覧できます
    このコメントは管理人のみ閲覧できます
    2011/10/10(月) 10:05:15 | | #[編集]
    んだんだ様
    そうなんです、以前に、無庵のご主人からお聞きして以来、ずうっと行ってみたくていたんです。
    ご主人奥様の、本当に暖かなおもてなしで、素敵なひと時を頂けました。

    それはそうと…
    熊谷名物の「フライ」??それは、知らなかったですが、かき氷は、来年も是非又食べたいです♪


    2011/10/10(月) 09:08:09 | URL | yuka #0kufgj3.[編集]
    「熊谷は夏は暑い!」
    と土家さんで伺って
    その暑さと加那やさんのお蕎麦を堪能しようと
    今年の夏に行って来ました。
    「今日は涼しいですよ」と女将さんが仰っるように
    残念ながら、その日は暑さは体験できず。
    しかしながら、美味しい料理とお蕎麦を頂いて大満足でした。
    運転のため、お酒を飲めないのが。。。残念(ToT)

    その後、熊谷名物の「フライ」を加那やのご主人推薦のお店で堪能して
    その足で、毎年恒例の長瀞の「かき氷」へと向かいましたが
    時間が遅かったため”本日終了”の立看板。ん~残念。
    でも、後日リベンジで今年もかき氷も頂きました(^^)v

    いつ加那やさんがつれづれ蕎麦に登場するのか、楽しみにしていました。
    おもてなしも良いお店ですね。
    2011/10/09(日) 23:16:20 | URL | んだんだ #-[編集]
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