つれづれ蕎麦 
    小平 「吟」 利休せいろ
    2011年12月02日 (金) 22:40 | 編集

    夜半から降り始めた雨は、いつしか霙に変わり、
    ぱらぱらと雨戸に打ちつける音に、寒さで目覚めた、この冬一番の寒い朝。
    昼時になっても、寒さはそのまま、すっかり手は悴み、足もかちかち。

    こ、こんな時は、もう、熱燗しかあるまいっ gessori.gif

    熱燗と言ったら…♪、と、即効向かった小平駅。

    11-12-2 店

    前回据え膳食って、食べられなかったお蕎麦のリベンジも兼ね、
    今日はまだ、お蕎麦残ってますように…futt.gif

    夏の純白暖簾から変わり、染め抜き紺地の暖簾が今日はまだ掛ってる♪。

    小平 「手打そば 吟」


    とうに1時を回った平日昼過ぎ。
    寒さに震えながら入った店内の、温かな空気に生き返るよう。

    11-12-2 品店内

    空いていたテーブルに腰を下ろす前に、まず目に留める、季節の品書き。

    11-12-2 品かきたま

    おおっ、この凍えた体に、この「かき玉」の文字が輝いて見えるよう~

    今日は、これにしようかな、などと思いつつ、ようやくテーブルに腰を下ろし、
    すぐにお願いする、「参燗酒」。

    11-12-2 三酒きた

    ゆっくりと体をほぐしつつ待っていると、
    お盆に、微妙に形の異なる小徳利が3つ並んで置かれる。

    11-12-2 三酒

    冷やでの違いも味わって欲しい、とのご主人のお気持ちで、
    猪口一杯づつ、冷やでも盛られる、定番のうれしい采配。

    11-12-2 飲み比べr

    では…、早速。
    と、まずは一つづつ、熱々のところのお酒を一口づつ、じっくり吟味。

    三種それぞれの、味の違いが何とも楽しくて仕方ない。
    今日のラインナップの中では、私はこれ「湖弧艪」が一番好き niko.gif

    11-12-2 あて

    しかも、添えられた充てが、又酒飲み心をくすぐる小鉢。
    大根菜に茄子など、かえしでくったり炊かれた一品で、これが熱燗に実にいい。

    11-12-2 品肴

    酒肴はいろいろあっても、これだけでも、満足だ…

    11-12-2 大根

    と思っていたら、そっと出して下さった、「大根のかえし漬け」。
    しゃくしゃくっとした瑞々しい大根が、しっとりと漬かりこれも旨いっ m001.gif

    と頂いていたら、さすが熱燗、いや日本酒は素晴らしい。
    あんなにカチカチだった手も、すっかり暖まり、体もぽかぽか。

    改めてお蕎麦は何にしようかな、と再び品書きを手にしていると、
    ひょっと入ってきたお客さんは、品書きも見ずに頼んだ「牡蠣蕎麦」。

    11-12-2 品牡蠣そば

    「吟」さんの牡蠣蕎麦の旨さを思い出し、これにも心惹かれたが…

    11-12-2 品利休

    初志貫徹、前回来た時食べられなかった、去年感動した、
    「ネギ胡麻納豆せいろ」…、改め「利休せいろ」がやっぱり食べたい。

    11-12-2 利休そば

    と、お願いすると、程なく蓋のついた器が添えられ、
    産地違い、二種の蕎麦が盛られ出される。

    11-12-2 そば摩周湖

    まずは、北海道摩周の新蕎麦。

    11-12-2 蕎麦摩周あぷ

    こ、これは美しい…
    盛られたその繊細な細切りの蕎麦は、どこか透明感さえ感じられ、
    ほのかに見え隠れする、蕎麦粒の陰影。

    手繰り上げると、さぁ~と清々しくふわりとした円やかな香りが漂い、
    しなやかな腰に心地のいい歯ごたえ。
    噛みしめると、ふっと広がる爽やかな新蕎麦ならではの味わい。
    ああ、これは、美味しい…futt.gif

    11-12-2 蕎麦茨城

    続いて、横の茨城(西部)常陸秋蕎麦。

    11-12-2 そば茨城あぷ

    ほんのり緑がかった蕎麦は、爽やかな中にふっくらとした香りが混ざる。
    手繰り口に含めば、、ああ、これは又美味しい
    フレッシュな中に甘みがじんわりと染み旨みたっぷり。

    と、何度かそのままの蕎麦を楽しんで…

    11-12-2 利休汁

    そっと蓋を開けてみれば、
    目の前にほわっと立つ湯気に食欲が又掻き立てられる。

    11-12-2 利休ねぎ

    早速、熱々の汁に浸った葱を口にすれば、
    しゃきっとしてとろ~り、葱の甘みが口に広がり、

    11-12-2 利休でたべ

    早速この汁に蕎麦を絡め頂くと…

    ん~っ、やっぱりやっぱりこれは美味し~いっ love.gif

    納豆独特の臭みは全くなく、滋味深く柔らかく味わい円やかな後引く旨さ。
    中に小粒納豆が沈み、これと一緒に頂けば、
    ふっくら納豆と蕎麦のコラボレーション。

    出汁に納豆、そこに胡麻の香ばしさが手をつないだ汁の旨さに、
    夢中になって、絡め絡めと手繰ってしまう。

    11-12-2 たまごとき

    そして…、添えられた鶉の卵を手にし、溶き…

    11-12-2 たまごいれ

    これをこの汁にゆっくりと注ぎ入れ…

    11-12-2 玉子絡め

    蕎麦に絡めて頂くと、納豆と玉子が合うのは言わずもがな。
    ふわっと広がる鶉のまろやかなコクがさらに旨さを引き立てる。

    おおおお、おいっしぃ~っbuchu-.gif

    後は、もう夢中、摩周の蕎麦も、茨城の蕎麦も、
    と、浸し味わいの違いを感じながら、夢中で手繰っていたらあっという間。

    11-12-1 蕎麦湯

    最後に熱々蕎麦湯を注ぎ入れれば、味わい深い納豆汁。
    これが又、一層体を温めて…
    お腹もいっぱい、体の芯から暖まり、何とも言えない至福のひと時。

    ご馳走様でした~hahha.gif

    夏場は「セロリ菜」、冬はこの「利休せいろ」と…
    茨城出身の渡邊さんならではの、アイデア溢れた逸品蕎麦。
    その後、熱い蕎麦談義が続き…、やっぱり吟さんはいいなぁ futt.gif



    11-12-2 かけ軸
    「手打そば 吟」

    東京都小平市美園町2-9-7  
    042-344-7732
    11:00-15:00 / 18:00-21:00
    月曜休 禁煙
    駐車場2台



    2011年 9月29日 「そばがき」の「かけ」
    2011年 2月25日 料理いろいろ・手挽きの蕎麦
    2010年10月28日 「胡麻葱納豆せいろ」
    2010年 8月27日 絶品「せろり菜そば」
    2010年 2月 6日 「燗酒参酒」に「牡蠣そば」
    2009年 7月17日 「セロリ菜そば」
    2008年11月30日 「牡蠣と豆腐の小鍋」、「牡蠣そば」に「きのこせいろ」
    2008年 7月 2日 「参酒」に「烏賊ワタ焼き」、「霙そば」
    2008年 1月26日 「牡蠣そば」「玉子とじそば」
    2007年 9月25日 「天麩羅」に「出汁巻き玉子」〆「玉子とじそば」
    2007年 1月20日 「牡蠣とじそば」
    2006年11月 6日 「豆腐と小柱のかき玉鍋」、「帆立の醤油焼き」「きのこせいろ」
    2006年 8月23日 「天せいろ」
    2006年 4月 5日 「玉子とじそば」
    2005年 8月21日 初めての訪問 「せいろそば」
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    コメント
    この記事へのコメント
    gun様
    確かに、醍醐豆腐、お酒が負けちゃうかもしれません、でも、熱燗とかに合わせるとこれがいいんですよ♪

    利休せいろ、残念…。
    でも、そろそろ、せろり菜そばがでるのを楽しみにしています。
    2012/06/29(金) 07:22:16 | URL | yuka #0kufgj3.[編集]
    試してみようと思っていた利休せいろの季節が終わっていたので、
    もりそばを頂いた。麺は細く、薬味は辛み大根のみ。江戸っ子向
    きって感じかな。つゆも少なく、どっぷりつけたら最後にはほと
    んど残らない。それでも出てきた蕎麦湯には薬味のネギが添えら
    れている。うん、蕎麦湯おいしい。
    2012/06/28(木) 22:23:33 | URL | gun #nEx7PFYA[編集]
    酩酊豆腐
    酩酊豆腐スゴイ。麹漬けの豆腐を熟成させたというオリジナル?
    食品。見た目は粕漬けの粕のよう。もちろん酒粕のようなクセ
    のある匂いはしない。味的には沖縄のトウフヨウのような感じ
    か。まろやかでいて旨味の凝縮した味はチーズにも勝る。肴に
    最高と言いたいところだが酒の方が負けてしまう。水かお茶ま
    たは蒸留酒の方が楽しめそうだ。
    2012/06/28(木) 22:14:21 | URL | gun #nEx7PFYA[編集]
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