FC2ブログ
    つれづれ蕎麦 
    栢山 「月読」
    2012年04月01日 (日) 23:14 | 編集

    小田原でちょこちょこっとお土産やさんを物色して…
    再び小田急線に乗りこみ、最後の目的地、栢山駅へ。

    以前、牛久の「季より」さんからお聞きした、
    鬼怒川竹やぶで修業をなされ、森下「京金」にいらっしゃったというご主人。
    是非、行ってみたいと思っていたお店へと futt.gif

    台風一過、雲は残っていても空は高く、清々しく、
    駅からの、澄んだ小川のせせらぎ沿いを気持ちよく歩いていくと…

    12-3-31-3 看板

    ひんやりとした空気の中、ほんのり茜色がさし始めた夕暮れの中に、
    幻想的に溶け浮かび見える、古の文字で書かれた看板。

    12-3-31-3 店

    長閑な景色の中に、すっと静かに佇む、
    落ち着いて品のいい、一軒家屋に辿り着く。

    栢山 「手打そば 月読 -つきよみ- 」


    今回の旅の終着点、ここまで来れた…としげしげと眺め、
    暖簾を潜り入ると、すっと照明の落とされた、深沈とした静かな空間。

    12-3-31-3 天井

    白塗り壁に、吹き抜け高い天井には黒い梁が何本も渡され、
    どこか山小屋ロッジ風の、温もり感じる店内はほっと落ち着く。

    すぐに、にこにことした奥様が迎えて下さり、出されたお茶を頂いて、

    12-3-31-3 品酒

    まずは、なんとかここまでこれた事への乾杯を。

    12-3-31-3 酒

    長野のお酒、「澤屋まつもと」をお願いすれば、
    びいどろのような素敵なガラスの猪口が置かれる。

    12-3-31-3 酒あて

    充てに添えて出されたのは、「パプリカの塩昆布和え」。
    薄皮を剥かれ、ひと手間かけられたパプリカは、
    素の豊かな甘みが濃く、塩昆布の風味が添えられとても美味しい futt.gif

    12-3-31-3 品旬

    これで一合飲めてしまいそう…などと思いながら品書きを手にし、
    旬のお料理の品書きに、

    12-3-31-3 品一品212-3-31-3 品一品

    蕎麦屋定番のお料理が並び、中から幾つか選んで早速注文 niko.gif

    12-3-31-3 山葵茎

    まず出されたのは、「葉山葵の醤油漬け」。
    しゃきっとした歯ごたえに、しっかりと味が染みしみじみと美味しく、

    12-3-31-3 かき

    「かきのオイル漬け」は、目を見張るほど大ぶりのぷっくり牡蠣。
    オイル軽めにさっぱり漬けられ、かぶりつけばじゅわりとジューシー。

    12-3-31-3 すなぎも

    さらに「鴨肝山椒煮」が出され、

    12-3-31-3 わかさぎ

    まさに今が旬、「わかさぎの天ぷら」は、
    からりっと揚がり、今まで泳いでいたかのような姿。

    これらのお料理を前にして、お酒もお替り、
    山形「東の麓」特別純米をお願いすると…

    12-3-31-3 山葵菜

    「これから出そうと思っている試作品なんですが、よかったら…」
    と出して下さった、「山葵菜の三倍酢漬け」。

    しゃっきっとした菜は柔らかく、三倍酢に山葵のツーンとした風味が染み、
    これは美味しい、私の好み niko.gif

    と、竹やぶ出身となったら、「そばがき」も外せない。

    12-3-31-3 そばがき

    とお願いした「そばがき」は、蕎麦湯の中にふっくら浮かび、
    銘々に漬け汁を添えて出して下さる、うれしい配慮。

    12-3-31-3 そばがきたべ

    ほかほか湯気立てる蕎麦がきを、待ち切れぬように箸を入れれば、
    ふわふわほわわ…、まるでシルクのような肌理細やかな舌触り。
    口にすれば、ふっと溶け、途端に口の中は蕎麦の香ばしさで満たされる。

    うわあ…、こっ、これは美味し~いっlove.gif

    と、たまらず「獺祭」をお願いし、取り分けじっくりと味わって…

    12-3-31-3 品温そば12-3-31-3 品冷そば

    そろそろ、お目当てのお蕎麦を頂こう niko.gif

    12-3-31-3 せいろ

    とお願いした、「せいろ」は、塗りの蒸篭に盛られ出される。
    楚々として清楚、凛とした蕎麦の切り口から、穀物感を醸し、
    透けるような蕎麦の中に、うっすらと見える蕎麦の粒影。

    12-3-31-3せいろあぷ

    美しいその蕎麦に見とれ手繰り上げようとした途端…、
    これに思わずうっとり、濃厚に漂ってくる、蕎麦のもつ香ばしさ。
    やわらかく熟成した、豊醇な香りに思わず目が見開いてしまう。

    な、なんていい薫りbuchu-.gif

    青森、はしかみ早生、自家製粉して打たれた十割の蕎麦。
    久しぶりの濃厚な香りに、すっかり酔いしれ手繰れば、
    しなやかな腰にほのかに感じる、しゃくとした粒の感触。
    噛みしめれば、香りそのまま味わいとなる、豊かな香ばしさが口いっぱい。

    ああ、これは美味しい…love.gif

    ほろりとほどける優しさがあり、包み込むような豊かな味わい。
    添えられたもり汁に浸す事も忘れ、手繰り手繰り…

    となると、この蕎麦で温かい蕎麦も食べてみたいsunglass.gif

    12-3-31-3 とじ

    と、取り分け頂こうと、追加でお願いしたのは「玉子とじ」。
    ふっくらとした玉子が、たっぷり丼一面を覆い…

    12-3-31-3 とじ汁

    玉子に分け入れ、れんげで汁を掬い口にすれば、
    すっきりとして気品溢れた、飲んだ体にじわ~んと染み入る清らかな味わい。
    ああ、これも又、なんてなんて美味しいのだろうlove.gif

    蕎麦は熱々汁に浸っても、しゃきっとした腰があり、
    スフレのようなふわふわ玉子に絡め頂けば、
    ほお~っと、心豊かな幸せな心地に浸ってしまう。

    12-3-31-3 蕎麦湯

    そっと出された蕎麦湯は、しっかりと白濁してクリーミィー。
    この蕎麦湯が、又美味しく、たっぷりと頂いて、
    今食べた蕎麦の、そして今日一日の余韻に浸っていると…、

    手の空いた頃合いみて、顔を出して下さったご主人。
    優しい笑顔の、暖かな雰囲気のまだお若い素敵な方で、
    穏やかに話す言葉の中から、蕎麦に対する熱意が伝わってくる。

    まだ、開店して2年程、これからますます楽しみ、
    小田原周辺にも素敵なお店がいっぱいだ。
    荒天候で紆余曲折はあったけど、ここで最後に頂けた事がうれしく…

    ご馳走様でした~hahha.gif

    ほっと、今日一日を振り返りながら電車に乗りこみ…
    楽しかったなあ、と思い出しながら、いつしかうとうと。
    んー、旅そばってやっぱりいいなーfutt.gif


    M様、T様、ありがとうございました~hahha.gif


    12-3-31-3 店夜
    「手打蕎麦 月読」

    神奈川県小田原市栢山2222-3
    0465-37-5522
    11:30~15:00 / 17:30~20:30
    月曜定休
    禁煙
    P有り

    関連記事
    スポンサーサイト



    コメント
    この記事へのコメント
    うり坊様
    本当に…。
    しかも、鬼怒川竹やぶは、竹やぶの中でも特に好きなお店なので、ずっと行ってみたかったんです。

    えっ、牡蠣蕎麦?
    い、いや、それはメニューにはなかったです(^^;;
    2012/04/07(土) 08:07:25 | URL | yuka #0kufgj3.[編集]
    竹やぶ系は若手の伸び方やのびしろがいちじるしいですよねぇ。
    じゆうさんもそうですがその若さでこの完成度!?ってビックリしちゃいます。

    月読に行くとどうしてもせいろか鴨なんになってしまいます。
    オイル着けがあったってことはメニューに牡蛎なんありましたか?
    あったら次の休みにもすぐに行ってしまうんですが。笑
    2012/04/06(金) 14:23:40 | URL | うり坊 #-[編集]
    コメントを投稿する
    URL :
    コメント :
    パスワード :
    秘密 : 管理者にだけ表示を許可する
     
    トラックバック
    この記事のトラックバックURL
    この記事へのトラックバック
    fc2bookmark
    copyright © 2004 Powered By FC2 allrights reserved. / template: sukechan

    Copyrite(C)2005ー2008 yuka. All rights reserved.

    本サイトの写真の著作権は 作成者にあり、他のサイトの転用は一切禁じます。

    Copyright(C) 2006 つれづれ蕎麦 All Right Reserved.
    1. オンラインカウンター
    >