今日は朝からからりと晴れ、うっすら汗ばむほどの初夏の日差し。
「こんな日は、美味しい冷奴が食べたいねー」と言う事で…
わたなべさんのお豆腐を買いに、急遽向かった、ときがわ町 。
お昼は前回のリベンジ、久しぶりに「玄家」さんのお蕎麦を食べたいな、
と、向かってみたら…
そっそんなっ、これは予想だにしていなかったっっ、
時刻12時半で既に蕎麦売り切れ…
では…と、「とき庵」さんに向かうが、予想通り駐車場は既に満車、
店の前にも、何人もの待ち人で溢れてる。
「これじゃダメだね」と、うんざりした彼の言葉を聞き、
慌てて、先月オープンした新しいお蕎麦屋さんを思い出し、即効彼を誘導~。
「都幾川温泉」の程近く、緑鮮やかな木々や、のどかな畑が広がる中に、
程なく、「手打ちそば」の旗が閃く、古民家に辿り着く。
ここには、GWの異様な賑わいも混雑もない、
ゆったりと静かに、のんびりとした田舎の空気が流れてる…
ときがわ町 「古民家茶屋 ほ」
前の駐車場に車を停め、お店へと向かっていくと、
中から出てきて迎えて下さる、気さくでお話し好きの花番さん 。
「どちらでも、お好きなところに座って下さいね」
と、靴を脱いで上がった店内は…、これは素敵、
すぅっと空気の落ちていく古民家ならではの、しっとりとした空気。
囲炉裏を囲んでの席に、並べられた座布団。
骨董のテーブル席や、掘り込みのテーブル席など、
年月培ってきた木の温もりが、足裏に気持ち良く…
幾つかの席から掘りこみのテーブルに腰を下ろせば、
ふかふか座布団が気持ちよく、ほっこりとした心地になる、居心地の良さ 。
見上げる天井は、高く、太く黒光りした立派な梁が何本も渡され、
築200年の古民家。
母屋だったそうで、それを3年かけて改修再生させたそう。
と、すぐに出されたお茶を口にし、置かれていた品書きを見れば、
「古民家カフェ」らしい、珈琲に紅茶、甘味が並び、
お蕎麦はシンプルに「もりそば」と「もりそばセット」の二つ。
茶碗蒸しに、蕎麦米おにぎり、甘味などつくセットはとても魅力的だけど、
すでに2時を回った時分、今日は、単品の「もりそば」に、
気になる「燻製たまご」を付けて頂く事に 。
窓からさ~っと入ってくる、木立を抜けてくる風は心地よく、
さっきまで汗ばんでいた暑さも忘れ、肌寒い程の涼しく爽やかな風に、
文字通り、「ほ」っとさせられ、寛いでいると…、
陶器の器に盛られた蕎麦は、思わず目を見張る、
黒々とした殻ごと挽きこんだ、挽きぐるみ。
地元ときがわの蕎麦で打たれたそうで、
艶々とした細切りの蕎麦は野趣さ溢れ、
その中に、ぷつぷつと蕎麦の欠片が散りばむ粗挽き蕎麦。
顔を寄せれば、むわんと、熟しふっくらとした穀物の香りが漂い、
手繰り口にすれば、程良い腰に、心地のいい微かな粘り。
喉を落ちる瞬間に、ざらりと掠める欠片の感触が何とも言えず、
穀物の豊かな甘みが広がり、これはいいなあ…
と、添えれてた三つ葉のお浸しと一緒に口にすれば、
三つ葉の新鮮な香りにしゃきしゃきとした歯ごたえが楽しく、
醤油味のしっかりした味の汁に合わせ、するすると手繰ってしまう。
そっと置かれた玉子の燻製は、中は半熟の黄色鮮やか。
口にすれば、ふわっと薫香漂い、塩加減ぴたりでこれも美味しい 。
と、さらりとした熱々蕎麦湯を口にし、しばし寛ぎさせて頂いて…
ご馳走様でした~
4月5日にオープンしたばかり。
ときがわの景色に溶け込んだ、長閑で素敵な古民家蕎麦屋。
暖かく気さくに持て成して下さるのも、ほっとさせられ、
何よりも、座っているだけで心安らぐこの空間…
今度は、ゆっくりと訪れて…「もりそばセット」を頂いてみたいな

「古民家茶屋 ほ」
埼玉県比企郡ときがわ町桃の木432
0493-65-1573
11:30~17:30
火曜・水曜定休
禁煙
Pあり
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塩なし伸さない、寝かさない…という、蕎麦と同じ打ち方をするうどんですよね。
私も打ってみようかなあ・・(u_u*)~
美味しいお蕎麦のようなうどん…オススメですっ!
ときがわ華うどん、是非食べてみたいと思っているんです。
行ってみますね(^_-)
それに…今 話題になっている「もろやま華うどん」も きっと…
小川町は、かつて骨折した際、担当してくれた先生が、小川町の日赤(だったかな?)に、移られて、、何度か経過診察に、えっちら通った事がありました。
その折に、うなぎ屋さんが何軒もあったの、覚えています。あと、和紙やさんも結構あったんですよ♪
酒蔵も確かに多いです。
確か駅前にあったお店に、周辺の酒蔵のお酒を一堂に集めていた、きれいなお店があったような…。
(しかも、そこで足湯までさせてもらえるところで)。。
今回は、高麗の方の、「麻原酒造」に立ち寄り、「琵琶のさざなみ」を購入してきました。
次回は、ちょっと足を伸ばして小川町の方にも行ってみます(^^)
>あと、「紙の町」?
YUKA様、ご多忙中、ありがとうございます~(汗;
小川町の「双葉」という旅館で鉄幹由来の禅味溢れる、一種のお茶漬けが
有名でした。(「忠七めし」。コース料理みたいなもんで、身及び家族で
何度か行きましたけど、なんだか段々と混んできて…
爾来、お隣(?)のド派手な(?)「女郎うなぎ」なる、ま、鰻屋さん(笑)
に寧ろ足繁く通うようになりましたっけ。
そうです。「和紙」。これは多分(推測)小川に近い秩父地方の産物で和紙の
原材料があったのではないでしょうか?
今日でも東秩父村(今もあれば)で特産物店を構えているかと。
当方は和紙はよく使うのに、当地(某所 笑)に来てからすっかりと払底して
しまい、何処かに買い出しに行きたいと思っております。
あと、小川町は『関東灘』と(自称か? 笑)呼ばれるほどに酒造業が盛ん。
「青雲」(似たような「お◎香」とかあるけど、飲む方です)、「武蔵鶴」、
「帝松」など中軸の酒蔵があちこちに。吟醸系が中心でしたが、今日如何かな?
・・・結局「ない」ということ、ですかね?(笑;;
私も、その土地で取れた蕎麦というの、大好きです(^^)。
ええっと…
確かに鰻多いみたいです。
あと、「紙の町」?
んー、私も土地のモノではないので、分からんとです~(>_<)
きっと夏でも、自然の風が通り過ぎ、涼しいんだろうなあ、と思います。
この辺りも、自転車の人がいっぱいでした(^^)。
緑溢れた中で走るのは気持ちよさそうです。
当方は各地の産出の~というのがすごく大事!!だと思っています。
そして、ってか、つまり、色々な意味はありましょうが食味だって
救荒食としてだって、長い目で見れば蕎麦はお役立ちしたい!!
・・・~と申しております。(マジで~ 笑
ところで、蕎麦のお店とか作付けの情報はこの地まで承っておりますが、
「お店情報として!」
教えてください、
『小川町は忠七飯と女郎ウナギしかないのでしょうか?』
(=蕎麦のナニガシはないのでしょうか?
お願いします(ペコリ
ここ素敵なお店ですね~
雰囲気が凄く良いですね!
これから気候も良いから今度自転車で行ってきます。
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