つれづれ蕎麦 
    鴨川 「打墨庵 加瀬」
    2012年06月22日 (金) 22:02 | 編集

    千葉鴨川に、竹やぶ出身のお店が出来たと知り、早3年…。
    行きたいなあ…と想い募らせ、ようやく今日、訪問する事に hahha.gif

    生憎、夜明け前から激しく降る、雨の中を出発すると、
    鴨川の山里に入った頃には雨も上がり…

    大らかで、青々とした長閑な山並みに抱かれ、
    うっすら霧がかった幻想的な風景の中に、
    どっしりとした無骨な手の温もり溢れた丸太柱の門が見えてくる。

    12-6-22 店紋

    こっここが…、ああ、なんて幽玄な情景…futt.gif

    12-6-22 店やぎ

    広々とした敷地の中には、ヤギが無邪気に草を踏みしめ、
    牧歌的で和やかな風景もあり…

    12-6-22 店

    門をくぐり入れば、見えてくるずしりとした古民家。

    12-6-22 店石畳

    おはじきでアートされた石畳をゆっくりと歩けば…

    12-6-22 店待ち合い

    お店の前には、これもいいなあ…
    あずまやのような、待合の離れ(?)があり、

    12-6-22 店ドア

    その後ろに、自然の風合い醸す板壁の間に、
    切り株で囲まれた扉は、一種異様な魅惑的な雰囲気漂う。

    鴨川 「手造りそば 打墨庵 加瀬」


    竹やぶのお店独特の、表側の壁には窓がない佇まいは、
    自ずと店内への期待を膨らまされ、
    どきどきしながら重厚な扉をゆっくりと開いてみれば…

    12-6-22 店ドアあけて

    おぅっ、意表をつく、ここに又ワンクッション、
    店内へ入る前のひと時の間があり、さらに扉を開いてみれば…

    12-6-22 店内

    わあ、素敵…hahha.gif
    雨上がりのしっとりとした空気の中、柔らかな灯りが店内を包み、
    高い天井の下に、一枚板の大テーブル。
    奥には、窓に面してゆったりと置かれたテーブル席…。

    壁には、阿部さんの独特のユニークな手彫りの額が飾られ、
    木々で囲まれた店内は、素朴な温もりでいっぱい。
    古民家の良さと山小屋の長閑さを携え、ほっと和む心地良さ futt.gif

    昼時とは言え平日、この場所にありながら、店内はほぼ満席。
    皆、ゆったりと寛ぎ楽しんでいる様子が見てとれる中、
    すぐに、にこやかな笑顔の素敵な奥様が迎えて下さり、
    この大テーブルに三人囲んで腰を下ろす。

    しっとり手に馴染む、一枚板の木肌が手に心地よく、
    置かれた、ずしりとした品書きをゆっくりとめくれば…

    12-6-22 品212-6-22 品1
    12-6-22 品412-6-22 品3
    12-6-22 品コース12-6-22 品5

    まるで絵本を眺めているような、楽しい品書き。
    一通り目を通し、長年焦がれてきたお店、「おまかせ」でお願いする事に。
    …となったら、お酒もやっぱり頂きたい niko.gif

    12-6-22 品酒212-6-22 品酒1
    12-6-22 品酒412-6-22 品酒3

    竹やぶ系のお店にしては、お酒の種類が多いのもうれしい限り。
    中から、ここは鴨川、この土地の地酒を頂こう onpu.gif

    12-6-22 酒

    と早速お願いした、「寿万亀」。

    12-6-22 酒あて

    充てには、蕎麦味噌、蕗味噌、山葵茎の醤油漬け添えられ…
    すっきりとして清らかなお酒をそっと口にしていると、

    12-6-22  冷しそがき

    まず出されたのは、「冷しそばがき」。
    「そばがき」の冷やしとは…、これが初めて wao.gif

    12-6-22  冷しそがきたべ

    と、張られた汁を口にすれば…、
    きりっとして鰹の風味が広がる上品な冷や汁。
    その中に浸る蕎麦がきは、ぷるる~んとして柔ら~か。
    中にぷちぷちっと蕎麦粒が混ざり、蕎麦豆腐のような食感。

    ん~…、これは美味しい futt.gif。。
    と汁まですっかり飲み干せば…

    12-6-22 そばがき

    続いて、熱々蕎麦湯に浸った「そばがき」が出される。

    12-6-22 そばがきあぷ

    茶巾しぼりに浮かぶ蕎麦がきは、優しい面持の滑らかな表面。

    12-6-22 そばがきたべ

    箸を入れれば、ふわっふわとろ~…
    マショマロよりも、耳たぶよりもとにかくとにかく柔らかく、
    まるでシルクのような、滑らかな舌触り。
    口に含んだ途端に、ほろろ…と溶け、
    喉元すぎた瞬間にくっと鼻孔に抜ける、濃厚で深い香ばしさ。

    こっ、これは美味し~い love.gif

    軽やかで優しく、蕎麦の香ばしさが凝縮したこの蕎麦がきに、
    すっかり魅了、しばしうっとり…

    12-6-22 二点

    としているところに、そっと出された二点盛り。

    12-6-22 二点わらび

    しゃきっとして、仄かな粘りが独特の、
    生姜と共に和えられた、甘酢漬けの「わらび」に、

    12-6-22 二点ぜんまい

    しゃきっとした歯ごたえが心地のいい、甘辛具合が絶妙な「ぜんまい煮」。
    この二点だけで、お酒一合十分楽しめてしまいそ~う buchu-.gif

    12-6-22 天たね

    続いて、竹やぶ独自の、海老の掻き揚げ「天だね」が登場~

    12-6-22 天たねあぷ

    狐色きれいに揚がった、見るからにカラリとした天麩羅は、
    箸を入れると、さくっさくでものすごく軽やか。

    12-6-22 天たねたべ

    中にはぷりっぷりの海老が埋め込まれ、
    海老の周りをとろりまるでカスタードクリームのような衣が包み、
    さくっとしてとろけ、海老の濃厚な旨みで口の中が満たされる。
    唯一無二のこの掻き揚げ、これは絶品~love.gif

    ああ、この「天麩羅そば」も食べてみたい…
    と、しっかりとお料理を楽しんだ後は、いよいよお蕎麦 niko.gif

    12-6-22 さらしな来た

    「今日、たまたまちょっと打ってみたので」

    12-6-22 さらしな

    …と出して下さったのは、何と「さらしな」bikkuri.gif

    12-6-22 さらしなあぷ

    清楚で無垢、清らかに煌めく姿に見とれ、

    12-6-22 さらしなたべ

    口に含めば、ほろりとした、しなやかでたおやかな優しい感覚。
    さらしな独特のぷるんっとした弾力とは全く違う、
    優しく繊細、細やかな舌触りに、柔らかく広がる蕎麦の甘み。

    こ、このさらしな、これは又素晴らしい…

    12-6-22 せいろ

    と、余韻に浸っていると、続いて丸い漆器で「せいろ」が置かれる。

    12-6-22 せいろあぷ

    角はキリリ、端正に切り揃った蕎麦の整然たる美しさ。

    12-6-22 せいろたべ

    手繰り上げれば、繊細な丸抜きの粒が透け見え、
    ふっくらとした蕎麦の芳しい香りがふわりと立つ。
    心地いい絶妙の歯ごたえに、ふっと消え落ちる、軽やかな喉越し。

    手繰り続けていけば、じわじわと香ばしさが口に残り、
    そっと浸す汁の、濃厚な旨みがさらに蕎麦を引き立てる。

    ああ、これは美味しい、精妙たる「せいろそば」だ…love.gif

    12-6-22 蕎麦湯

    と、さらりとした蕎麦湯を注ぎ、汁の旨さをしっかりと味わって…
    これは、是非とも「かけそば」も食べてみたい niko.gif

    12-6-22 かけ

    と追加でお願いした、「かけそば」。
    美しく琥珀に澄んだ、清らかなかけ汁からは、
    置かれた瞬間に、鰹の品ある香りがふわりと漂い、

    12-6-22 かけ汁

    れんげですくい口にすれば、こっ、これは美味し~い…love.gif
    すっきりとして円やかで柔らかく、
    それでいて、出汁の旨みがしっかりと感じる、絶妙なかけ汁。
    しばし、れんげをすくう手が止められず…

    12-6-22 かけあぷ

    中の蕎麦を手繰れば、熱々汁に浸ってもきちんとした腰を残し、
    もちっもちとした歯ごたえがあり、せいろとは又異なる旨み。
    汁を纏った蕎麦の、香気がたまらなく、
    手繰り、汁を口に含みと、汁まですっかり飲み干して…futt.gif

    12-6-22 甘味

    最後の甘味は、豆乳パンナコッタに蜜りんご。

    12-6-22 甘味あぷ

    ぷるるんとして、優しい甘さのパンナコッタに又舌鼓み、
    しゃくっとした林檎は、シナモンの香りが広がり、
    最後まで、隙なく美味しいお料理にお蕎麦に大満喫 buchu-.gif

    優しそうなご主人、加瀬さんのぽそぽそとお話しされる言葉も心に染み、
    きれいで、暖かいお心伝わる奥様二人のもてなしがとてもうれしい。
    想像を超えてのもてなしに、心いっぱい満たされて…

    ご馳走様でした~hahha.gif

    トカイモイイネ
    ウミモイイヨネ
    タマニハヤマオク!
    ソバヤモタシイヨ
    加瀬 啓輔 美奈子


    本当に、その通り、又ぜひ訪れたいな…futt.gif


    A様、U様ありがとうございました~hahha.gif



    12-6-22 お地蔵様
    「手造りそば 打墨庵 加瀬 」

    千葉県鴨川市打墨2329-1
    04-7093-5209
    11:30~18:00
    (18時以降前日予約)
    木曜定休
    禁煙 P多し

    お店のHP


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    コメント
    この記事へのコメント
    U様
    そばがきもぜんまいも、せいろもかけも…、
    そしてあのさっくりとろりぷりっの天だねも、よかったですよね(^^)。

    お陰で、とても楽しいひと時になりました。
    本当にありがとうございました。
    2012/06/27(水) 10:30:34 | URL | yuka #0kufgj3.[編集]
    よしの様
    ようやく行ってきました~。
    千葉の山は、信州の山と違って、穏やかでほのぼのとしていいですね(^^)

    竹やぶ出身の方のお店も、いろんな姿があって楽しいと、しみじみ…。
    こちらよかったです♪
    奥様のあの笑顔は癒されますね~。

    >鴨川周辺の主要道路
    なるほど…。
    うーむ。
    2012/06/27(水) 10:26:59 | URL | yuka #0kufgj3.[編集]
    わざわざ行ったかいがありましたね。
    無庵に負けないプリプリの蕎麦掻き。
    ぜんまいの茹で加減、味付けも絶妙。
    神田やぶを思わせる中がトロトロの天たね。
    竹やぶ系では珍しいさらしな蕎麦。
    温蕎麦にしてもしっかりした腰のある蕎麦。

    どれもが素晴らしく最高峰でした。
    2012/06/26(火) 14:39:21 | URL | U #-[編集]
    遠路遥々~
    お疲れ様でした。

    御覧の通り、周囲はしっとりとした山の中…

    ちょっとね、異彩を放つ、って感じですよね。
    でも、この(系列の)お店なら…
    そうです、ロケーションも(ヤギも…すっかり大きくなりました)
    「サービスのうち」ということで。

    お店もまだ少しずつ変わりつつある段階のようで、エクステリアは
    門とか待合兼喫煙所?などは確か最近まで見かけなかったかも?

    冷やしそばがき、面白いですねえ。

    当方には、お店そのものよりアプローチが少し難があります(笑;;
    =鴨川周辺の主要道路の面白みがないのです...orz
    2012/06/26(火) 13:05:18 | URL | よしの #-[編集]
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