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    つれづれ蕎麦 
    猿楽町 「手打蕎麦切 松翁」
    2005年10月03日 (月) 19:49 | 編集
    ふと・・・訪れてみたくなり、神保町で下車。

    以前訪れた時、ちょっと冷たい応対だったので、なんとなく足が遠のいていたのだが・・、最近になって又、興味がふつふつ・・・。

    神保町の駅を上り、白山通りを歩くとやっぱりここは、ごちゃごちゃした面白い街。古本屋通りとは又違う・・・学生の匂いが漂う。
    その通りを右に折れ、ちょっとすると、もう!違う雰囲気になってるからおもしろい。ひっそりとして、人通りもなく・・・
    PA030261.jpg
    そんな通りに、これまた何のきらいもなく、平凡で素朴・・普通の蕎麦屋が暖簾をかかげてる・・・・

    ここが有名な蕎麦屋なんて誰が思うだろうか・・ってくらいの店構え。

    「手打蕎麦切 松翁」



    うーん・・・ 久しぶり。と、戸を開ける。
    PA030276.jpg
    昼もとうに過ぎた頃合・・・、もはやひっそりとしてるのでは、と思いきや、どうしてどうして、ほとんどの席は埋まってる。

    相変わらず人気のお店なんだなぁ。。としみじみと思ってしまう。

    PA030277.jpg
    見かけもそうだけど、お店もほんとに庶民的な雰囲気たっぷり。
    凝った作りはなく、蕎麦屋ならではの、簡素にテーブルが並んでる。壁にはずらっと、季節のつまみが並び・・・。ああ・・ちょっと呑みたくなっちゃうものばかり。。
    この後の予定さえなかったら・・・


    さて・・・
    変わりそばとの「二色盛り」にしようか、「合い盛り」にしようかと思い、ふと奥の半紙を見ると、今日の変わりは「さらしな」らしい。
    だったら・・・、田舎と、並そばの「合い盛り」に。つゆは、「濃い口」。

    しばし待ちながらも、壁にぶら下がる半紙の地酒の多さにうっとり~

    ん?今日は丁寧にもてなしてもらった・・「合い盛りそば」
    PA030266.jpg

    田舎と並そばが、交互に盛られるのがここの特徴。。神楽坂の「蕎楽亭」もやっぱり同じで・・・。
    でも!ああ・・見るからにおいしそうだ。
    PA030265.jpg20051004052747.jpg20051004052756.jpg

    常陸秋蕎麦を使い生粉で打つこのお店の蕎麦。

    まずは並そばから。
    ほどよい腰、硬いのではなく弾力のある蕎麦。エッジも鋭く、蕎麦の風味もよい。やや短めが混じるのは愛嬌・・と思えるもので、喉越しもいい。
    田舎はやや太め。
    挽きぐるみっぽく黒っぽい蕎麦は、並そばに野趣さを加えた感じ。蕎麦の風味も濃い。ぼそぼそした感じはなく、かみ締めるのが楽しい。

    確かに、名店の名の通り申し分の無い蕎麦だ。。
    つゆは、鰹の出汁の中に、昆布の風味も感じる甘辛のバランスのよいつゆ。「濃い口」というほどには濃くないので、蕎麦の風味をじゃましない。

    PA030267.jpg
    又・・ここの薬味もいいなあ。。
    丁寧に切られたネギと、
    この、いかにも!今摺りました!っていうような瑞々しい山葵。これだけで飲めてしまいそうな、どこか甘みを感じる質のいいもの。
    そして、大根おろしと、ごま・・っていうのが珍しい。


    量も相変わらずたっぷりで、非常に満足してしまう一笊。
    PA030273.jpg
    そして・・・、やっぱり最後はここの蕎麦湯。

    とろみがつきすぎない、濃く白濁したもので、これがこのつゆと合わさると非常においしい。

    PA030275.jpg
    出される、鉄瓶も雰囲気たっぷりで、この鉄瓶ほしいなぁ~・・・と思ってしまう立派なもの。

    これに蕎麦湯がたっぷり

    すっかり、満足してしまう。

    以前感じた、対応の冷たさも今日はなく、さりげない接客がかえってありがたい思いも。
    ああ・・・今日のこの日、来て見てよかったな。。
    一期一会とはいうものの、やっぱりそれだけで判断してはいけないこともあるんだ・・・と。

    隣のおじ様が頂いていたけんちん汁も、その又隣の方のけんちん蕎麦も(熱そうだったけど・・・)とてもおいしそう。
    おしっ この冬は寒さに凍えたら・・・、ここでけんちん汁を頂きに来よう!
    (なーんて、お酒かな?? )
    そうそう!それと・・・ここの天ぷらも食べにこなくちゃっ。。
    新そばも楽しみだな・・・


    さあて・・・、駅に行く途中に「柏水堂」でトリプルシューでも買っていこうっと♪

    *お品書き
    ざるそば 900円、田舎そば 900円、二色もり 1,000円、合い盛り 1,000円、
    ざるそばとけんちん汁 1,200円、天せいろ 2,200円、なめこそば 1,350円、
    けんちんそば 1,000円、鍋焼きうどん 2,350円、そばがき 1,200円

    焼き味噌、板わさなど定番のつまみ 400円~、他つまみ多数
    黒帯、四季桜、神亀、菊姫、〆張鶴、飛路喜、狸祭、作悦乃智、黒龍、大七、想天坊、十四代、住之江、開運、上喜元、吉田蔵、綿屋、醸し人九平治、渡舟等
     
     
    PA030278.jpg
    手打蕎麦切 松翁

    東京都千代田区猿楽町2-17-7
    03-3291-3529
    11:30~15:30 / 17:00~20:00
    11:30~16:00(土曜)
    日・祝祭日休





    Aさん、やっぱりいいお店でした~

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    コメント
    この記事へのコメント
    little_reo様
    そうですね、しばらく松翁さんには、ご無沙汰していました。
    こちらのけんちんも美味しいとのこと、寒くなってきたので、また久しぶりに訪れてみます(^^)。天ぷらも頂いてみます♪
    2008/11/12(水) 10:02:00 | URL | yuka #0kufgj3.[編集]
    私も最初はそうかと、、、
    「松翁」、昨日やっと行くことができました。早速、今日つれづれ蕎麦を拝見。千代田区を見ると、「眠庵」というお店は何度かでてきますが、「松翁」がなかなかみあたりませんでした。
    やっとだいぶ古い(神田界隈自体が‘07ぐらいまででしょうか)日記を発見。
    確かに花番さんの接客はぶっきらぼうに感じるところがありますが、たぶんご本人はそんなつもりは無い様な感じがしました。品書きのところにも書いてありますが、天ぷらを注文すると、時間がかかりますけどよろしいですか?と聞きますし、ずらっと並んだ酒の品書きを見ていると、すっと、メニューとは別のA4サイズの酒専用の品書きを出してくれ、隣でけんちん蕎麦を頼んだお客に蕎麦を運ぶと、「けんちんの具を先に食べてると蕎麦が延びるので、お蕎麦から先にどうぞ。」とご親切。私も最初に感じたことが、案外違うんだと思いました。
    調理場の若い衆が注文を受けると、笑顔で聞いてくれたり、結構良かったです。
    天ぷらは、最高でしたよ。えびも、穴子も素材の味がよくわかり甘くて美味しかったです。
    焼き塩で食べたのですが、あんなにさっぱりしていたのは初めてです。天ぷらの専門店でも油っぽいので、塩ではほとんど食べないのですが松翁の天ぷら、恐るべしでした。
    長々とすみませんでした。Little_reo
    2008/11/11(火) 17:47:01 | URL | little_reo #-[編集]
    nagomi様
    あ、遅くなってしまっていてすみません・・・。
    後ほど(^^)。

    岩牡蠣!まさに旬・・・。
    もう、そろそろ終わりですよね。羨ましい。。。
    ちょっとご無沙汰しているので、又伺ってみたくなっちゃいました。ご主人とお話できたなんて、羨ましいです!
    2007/09/11(火) 18:32:57 | URL | yuka #0kufgj3.[編集]
    おそるおそる・・・
    ビールを頼み、母と二人、天ぷら・岩牡蠣・鱧の煮こごり・けんちん汁を楽しんだ後、〆には、紫蘇切りと並蕎麦の二種盛りを頂きました。
    お昼のピーク時でしたが、比較的ゆったりと憩え、ご店主や奥様とも、お話もして・・・♪、初訪でしたが、まずまず満足なひとときでした。
    本当は、日本酒でまったりしたかったのですが、誰も蕎麦前をやっている人がいらっしゃらなかったので、少し気がひけて・・・。
    それにしても、あのプリップリの新鮮で立派な岩牡蠣☆は、養殖ではなく天然ものとのこと・・・想い出に残る一品となり、感動ものでした。いつでもあるわけではないだけに、ラッキーで、嬉しかったです。
    今度、練馬のふる井さんに行かれる時にでも、是非お声をかけて下さいね。お近くですし、私も大好きなお店です!
    HOSANMさんへ
    菊谷さんでは、ありがとうございました。
    2007/09/11(火) 10:48:35 | URL | nagomi #-[編集]
    みんちょる様
     コメントありがとうございます!
    読んでいて、私も久々に訪れたくなってきてしまいました。

    ・・というのは、こちらでは、天麩羅も定評があるにもかかわらず私もまだ頂いたことがないんです。
    そう、一品ずつ揚げたてを出してくれるんですよね。これはぜひ、お酒と友に頂いてみたい・・と、常々思っていたところ。

    ああ・・・、行きたくなってしまいました~(^^)
    2007/07/15(日) 22:44:42 | URL | yuka #0kufgj3.[編集]
    松翁の合い盛
    昨日久々に松翁に行きました。御茶ノ水の井上眼科の帰りに、吉風庵に行ってみたかったのですが、表通りに面していると思い込んで探したので見つからず、そういえばそばに松翁があると思いだして行きました。1000円とちょっと高めですが、合い盛りおいしかったです。1000円だけのことはある素晴らしいそばでした。私は田舎より、普通のそばのほうがおいしく感じました。それから、天ぷらがつくと2300円とかなり高いのですが、前のおじさんが(私もおじさんですが)食べているのを見たら、今度は是非天ぷらと酒つきで行こうと心に決めました。見ていると天ぷらは少しずつ揚げたてを出してくれるのです。見るからにさくっとしておいしそうでした。これは逆に安いかもと思い直しました。まあ平日から昼酒が出来るのはあと2年以上は無理かもしれませんが・・・
    2007/07/14(土) 11:02:06 | URL | みんちょる #y5H0sQ5s[編集]
    王子の王子様
    暖かく心のこもったコメント、ありがとうございます。
    とてもうれしく、又、励みにもなりながら読ませて頂きました。

    25年前・・・
    もう、そんなに長くやっておられるんですね・・。
    きっと、ご主人思い出されたんじゃないか、と思います。
    昔の記憶って、結構思い出されるものだし、なんだか読んでいて、光景が浮かんでくるようでした。
    そうそう、こちらは本当にびっくりするような変わりを打たれているんですよね。「みかん」もそうですが、驚いたのは「パプリカ切り」なんていうのもあったそうです。(ちょっと食べてみたい・・)

    王子様のお言葉を胸に、細く長く・・、多分続けていけたらな、と思っています。やっぱり、蕎麦が好き。ただ、それだけ、なんですが・・。
    これからも、よろしくお願い致します。本当にありがとうございました。
    2007/04/07(土) 18:34:37 | URL | yuka #0kufgj3.[編集]
    二十年ぶりです
    松翁にいきました。yukaさんの将来の参考になれば幸いです。
     松翁のご主人が、脱サラして店を開いたばかりのころ(25年前)です。ちょくちょく松翁を応援させてもらいました。当時はブログもなく、おいしい店は足で探す時代です。ご主人も、奥さんも目を吊り上げてきりもりしていました。気合の入ったうまいそばでした。私が年取ったせいと思いますが、そばは二十年前の方がおいしかったようです。そのころから、辛汁はうまかったです。
     有名店になり、ご主人も自信が溢れた様子。奥さんも余裕が出て花番をこなしていました。永くご無沙汰しており、名乗るほどでもないため、「ごちそうさま」とあいさつしました。ご主人が、私の顔をじっと見ていたので見覚えがあったのかもしれません。昔の知り合いの蕎麦屋に行き、年をとりながらも元気に働いている姿を見ると、こちらも「まだまだやらねば」と勇気付けられます。
     yukaさんの描く、蕎麦屋のひととき。毎日楽しく読み続けています。味よりも、蕎麦屋で真摯に働く人々を紹介されて、読み続けて気分がよい。蕎麦屋に集まる人は、少し変わっていて、酒を飲んでも大騒ぎしない、わきまえた人が大半です。美しい日本の文化と思います。yukaさんは文化を支えています。立派です。
     「つれづれ蕎麦」細くながく続けてください。相手が蕎麦ですから。
     そうそう、松翁ではたくさんの変わりそばを打つようになり、びっくりしました。想像しがたいものもあります。たしか、20年前にはオレンジ切り(私は経験していませんが、友人には不評でした)がありました。先日は、桜切りでした。桜の香がして、気分を春にしてもらいました。
    2007/04/07(土) 12:07:35 | URL | 王子の王子様 #-[編集]
    池津様は、かなり濃い目がお好きなんですね。
    わたしは、まだ、こちらで薄口はためしたことがないんです。

    はじめは、無愛想なことがネックになっていましたが、今は、なんとなく、それが、ここのよさなのかも・・なんて思っています。
    2006/03/02(木) 22:30:56 | URL | yuka #0kufgj3.[編集]
    無愛想もまたよし。
    故 池波正太郎さんがよく通ったと有名なお店ですよね。店主が松夫さんだから松翁でしょうか。天ざるを頼むと、まず海老の足、蕎麦を食べてるうちに海老、野菜、あなごの順番に、揚げたてを席まで持ってきてくれました。無愛想だけどお客様思いなわけで、高倉健さんの「不器用ですが・・・」って感じで私は好きです。蕎麦つゆは濃い口、薄口を選べますが、濃い口でもまだ薄いと感じました。
    2006/03/02(木) 21:29:27 | URL | 池津権太 #-[編集]
    再訪してよかったです。
    >ななこまさま
    >松翁の「冷たい対応」に驚いてはいけませんよ
    クスン。まだ子供だったのかも。。でも、以前は冷たいより、ちょっと・・・、でも、行ってみてよかったです!
    ここで修行したお店・・どこかしら?2年っていうと・・・、うーん、また宿題になってしまいます・・・。

    >たろうママさま
    思い切って行って見ました。今度は、是非にでもお酒も頂きたい・・・。けんちんそば<種物で)も食べてみたいな、って思ってます。この冬はっ!!です(^^)
    2005/10/05(水) 00:09:10 | URL | yuka #0kufgj3.[編集]
    私も大好きな店です
    土曜の昼にはかなりの頻度で行ってしまいます。

    そばに薬味はいらないので、あの薬味をあてに飲んでいたりして。
    けんちん汁もおいしいですよね。

    しばし禁酒のあと、また伺ってみたいと思います・・・(反省)
    2005/10/04(火) 21:58:45 | URL | たろうママ #LxvN8XNM[編集]
    あはは
    yukaさん、松翁の「冷たい対応」に驚いてはいけませんよ。あれは冷たいのではなくストレートなだけで...
    以前、勤務先近くて、通いました。いいですよね~~。
    実はうちの近所にここで修行した方のお店がありまして、大事な一軒のひとつ。開店してまだ2年ならないかな。
    えいっ!て入ってみて、すぐわかりました。松翁で修行したんだなって。
    若干荒削りのところもよく似ているし、何よりもあの独特のシナモンっぽい香り。共通しています。松翁での修行が一番勉強になりましたよ~って。いいですねっ。
    でも自分の個性出そうってがんばってるんですよ。
    2005/10/04(火) 09:30:54 | URL | ななこま #hpFyPSaM[編集]
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