粗挽き蕎麦にとことん拘り、
「粗挽き三兄弟」と名付け、打っている三種類の粗碾きそば。
私も愛してやまない、「ながいけ」さんの粗碾き。
そのご主人、長池さんが、独自の技法を後世にまで伝えたいと、
一年程かけて完成させた、㊙技法DVD 。
今日は、そのDVDの、完成披露発表会 。
神秘的な、「あの蕎麦」の秘法とは…、
興味しんしんで向かった、「ながいけ」さんの出身、
立石 「江戸東京そばの会 立石 玄庵」
「江戸東京蕎麦の会」学長、貝塚先生に、
主催者、太野さん、長池さんの挨拶に始まり、
並べられた、粗い粗い蕎麦粉に息を飲みつつ…
皆真剣に、ビデオの鑑賞~。
これまでにない、その打ち方に、私もびっくり。
何度も何度もたたき、押し延し、
こんな打ち方をしていたとは…
しかも、うれしい、その蕎麦の試食まで
静岡在来種で打たれた、「粗挽き十割」
まるで砂利、粗いそば粒が、見事に繋がった美しき流線。
びっしりと埋まる粒が、様々な色彩を放ち、艶やかに輝く。
手繰り口にすれば、もちっとしたしっかりとした腰に、
ぷるぷるとした粒が口肌をなで、喉の奥へと転がり滑り、
その後から、ぐわっと広がる濃厚な芳ばしき味わい。
うっっ、お、美味しいっ
思わずはっとする、濃厚な蕎麦の味わい。
すごい、やっぱり「ながいけ」さんの蕎麦はすごい。
もっと食べたいところだけど…、今日は、試食
交互に食べ終え、
順々に、客席のある2階に移動して…
これも楽しみな、「玄庵」のお料理で会食兼ねた、懇親会
藤枝出身の「ながいけ」さん、
静岡名物「黒はんぺん」に、「鮪の刺身」
続いて、「鴨三種盛り」が出され…
からりっと揚がった「天麩羅の盛り合わせ」。
もちろん、「玄庵」のお蕎麦も。
茨城、常陸秋そば、十割そば。
すらりと伸びた艶やかな細身の蕎麦は、
まさに、江戸の蕎麦の正統なる姿 。
しゃきっとした腰に、喉越し滑らかにするりと落ちる、
粗挽き蕎麦とは又違う、粋な蕎麦の良さを味わい…
沢山の方々との出会い、思いがけずの再開など、
濃密、貴重なひと時に…。
参加させて頂き、ありがとうございました 。
そして…
「9年掛けて育ててきた独自の“粗碾き技術”を、
埋もれさせないようにしたいと考えてきたが、
今、その全てを公開しようとするものである。」
との気持ちから作られた、「ながいけ」さんのDVD。
宝物に致します 。
興味のある方は、是非 。
DVDは税別4000円、注文は、
「ながいけ」 電話・FAX 054-644-8518
Eメール nagaike@jasnet21.com
“粗碾き蕎麦”を打つ蕎麦職人は沢山いるが、
それぞれの“技”は大切にされて
一般的に公開されることがほとんどないのが実情である。
したがって、優れた技が有っても
学ぼうとする蕎麦打ち人の頼る術もなかったのである。
私の技術がどの程度のレベルにあるのか知る由もないが、
蕎麦を志向する人達への“道しるべ”の役割を果すことができれば
この上もなく幸だと思っている。
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私も、長池さんも幸せに想います。
長池さんの、そのお心に、私も敬服するばかりです。
三兄弟は、
玄挽き粗挽き(十割)、
丸抜き手挽き粗挽き(二八)、
丸抜き超粗挽き(十割)
で、写真のは、丸抜き超粗挽きの粉です。
> ヒントがある無しでは雲泥の差。
なかなか出来る事ではないと思うんです、秘法を開放するという、
そのお心が素晴らしいですよね。
> コラムの中で片鱗が語られていたかな?と思います。
うふふ(^^)
> でも楽しい。失敗してすら(笑
そうやって、失敗を繰り返しながら、改良し、改良し、造り上げてきたんでしょうね。長池さんも。
そう思うと、涙が出そうになってしまいます…(u_u*)~
開発された技法を公開してくださるというのはとても有難いことです。できるできないは技量の関係でありましょうが、ヒントがある無しでは雲泥の差。
コラムの中で片鱗が語られていたかな?と思います。…ちょっとやってみたくなる。(ま、ムリだろうな~;; 笑
「65:35」のような数値も参考になります。
丸抜きもここまで粗いと大変でしょう。さらに、玄挽きとなると、もっと細かくても大変です。挑戦のし甲斐あり過ぎ(大汗;;
でも楽しい。失敗してすら(笑
やっぱり買わないと・・いけませんね。
下手糞な粗挽き蕎麦(自称)のお店に
配ってあげたいなーーー
そう あそことあそこ等と 名前が思い浮かんだりします(汗)
→ yuka (03/01)
→ yuka (03/01)
→ yuka (03/01)
→ りう (03/01)
→ chameleon_arms (02/22)
→ yuka (02/22)
→ yuka (02/22)
→ 砂川七番駅 (02/19)
→ 森のたぬき (02/16)
→ yuka (02/09)
→ yuka (02/09)
→ yuka (02/09)
→ gun (02/06)
→ FUKAWA (02/01)
→ yuka (02/01)
→ yuka (02/01)
→ gun (01/29)
→ gun (01/29)
→ 温泉の人 (01/28)
→ yuka (01/27)
→ yuka (01/27)
→ yuka (01/27)
→ 温泉の人 (01/26)
→ トマサン (01/06)
→ yuka (01/01)
→ yuka (01/01)
→ yuka (01/01)
→ yuka (01/01)
→ yuka (01/01)
→ yuka (01/01)