つれづれ蕎麦 
    江古田 「甲子」 最後に心に留めたくて…
    2015年05月21日 (木) 20:31 | 編集

    頻繁に行っていたわけではないけれど、
    まるで胎内に包まれているかのような安堵感に、
    1人で憩うのに、とっておきの場所の一つだった、甲子さん。

    ここ何度かは、娘さんが割烹着を纏い、お店に立っていて、
    てっきり後を継がれるのかと思っていたら…

    晴天の霹靂、
    今月末で、お店を閉めれるそう hanamizu.gif

    15-5-21 店

    まさかまさか、と思いつつ、
    向かった江古田の街に、突如現れる立派な土蔵、

    堂々と下ろされた、暖簾の後ろには…

    15-5-21 お知らせ

    ああ、本当だったんだ…hanamizu.gif

    甲子 「手打そば 甲子」

    13時を過ぎた昼下がり、
    いつも静かな扉から、珍しく洩れてくる賑やかな談笑。

    年配の団体さん一行が、奥のテーブルにずらりと大賑わい。
    皆さん、名残惜しくて集まったんだろうなぁ、と見ていると…

    15-5-21 お茶

    「こちらでもいいですか?」
    柔らかな笑顔で迎えてくれたのは、
    久しぶりにお見かけした女将さん。

    15-5-21 女将さん

    温かいお茶に、お決まりの干菓子が置かれ、

    15-5-21 品肴

    早速お願いした、「甲子」(純米吟醸)に、
    最後にもう一度食べておきたい、絶品「飛龍頭」。

    15-5-21 酒

    備前風の、ずしりとした酒器に注がれたお酒に、

    15-5-21 酒あて

    お決まりのお通し、「昆布と椎茸の佃煮」。

    15-5-21 飛び

    ゆっくりとお酒を口にしていると、
    「お待たせしてしまってすみません」
    丁寧に置かれた、「飛龍頭」

    15-5-21 飛びたべ

    揚げたて熱々、周りはカリカリっと香ばしく、
    ざくっと箸を入れると、中はほろほろとろ~り。

    山芋のほのかな粘りに、お豆腐がほろほろ零れ、
    しめじがしゃきっと風味良く、
    次第に汁にほどけて行くのが又たまらなく…、

    ん~、これは唯一無二、素晴らしく美味しい love.gif

    改めて…
    この空間で、こうしてほっくり、もうできなくなるなんて、と、
    惜しまれてならない u-n.gif

    15-5-21 品そば

    お蕎麦は、このところ、温蕎麦ばかりだったので、
    基本の「もりそば」で。

    15-5-21 そば

    使い込まれた蒸篭に、二段で盛られた蕎麦は、独特の平切り。

    15-5-21 そばあぷ

    切り口から溢れる穀物感に、
    むわりと広がる、ふっくらとした香り豊か futt.gif

    15-5-21 そばたべ

    キシっとしてもちもち。
    噛みしめた蕎麦は、とても香ばしく、
    じわじわと後から甘みとなって口いっぱいを満たしてく。

    ああ…、美味しいなぁ futt.gif

    空間だけじゃなく、この蕎麦、好きだったのに。
    もっと、これからも、食べたかった・・・。

    15-5-21 蕎麦湯

    感慨深く手繰り、
    さらさらとした熱々の蕎麦湯を、
    色々と思い巡りながら、たっぷりと頂いて・・・・

    ご馳走様でした~hahha.gif

    「寂しいです…」
    席を立ち、女将さんに告げると、
    「ありがとうございます、。もう、、、『ご高齢』なもので…」
    悟ったような頬笑みが、胸にキュっと切ない。

    ああ、又一つ、杉浦さんのお店が消えていく…u-n.gif



    15-5-21 暖簾
    手打そば 「甲子」

    練馬区栄町6-10
    03-3991-0338
    12:00~15:00 / 17:30~20:00
    火・水曜定休
    禁煙



    2015年 2月 6日 「大和芋の天ぷら」「なめこそば」
    2014年 3月28日 「お新香」に「とろろそば」
    2011年 5月16日 絶品「飛龍頭」に「もりそば」
    2006年12月 4日 「飛龍頭」に冷酒、「もりそば」
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    コメント
    この記事へのコメント
    よしの様
    そうそう、日向さん…(^^;;。

    本当に、一つ、又ひとつ…、
    となくなっていくのが、とても寂しいです。
    そうやって、時代が過ぎていくのかなあ、
    なんて…。


    よしのさん、
    ほんっとに楽しそう~(^^)。
    せめて、お写真だけでも見られれば…
    と、妄想に走っております。
    2015/06/04(木) 10:29:12 | URL | yuka #-[編集]
    「少々アカ抜けない・・・」
    とは、どちらの御仁が言われた表現なのだろう???と思っていたら、
    そうでしたか、例の「バイブル」の一節でありましたか(笑

    それにしても、蕎麦が好きな誰にとっても、「心の銘店」というのが
    幾つかあろうと思うのです。そして、そうした自分にとっての珠玉の
    一店が櫛の歯の欠けるように落ちて行く...(言い方旧いっすねえ~。
    せめてカチューシャの歯が…、位にすべきだったかな?
    そんな悔しくももどかしい経験を幾多お持ちではないかと。ユカさんは
    もうそういうこと、さぞ一杯おありでしょう。
    (漫画の「さの次」の明月庵でしたっけ?あそこは幸せなケースですよ。)

    閑話休題。
    現在は玄蕎麦を二度挽きするタイプの機械臼挽きで、最近漸く(粉にもよる
    んですが)生粉打ちが繋がるようになりました。江戸風だったり、一本麺棒
    丸延しだったり、はた角延しだったりと色々遊んでいます。
    夏の時期には手挽きにする予定です。はい、余計に暑いですけどね(^_^;)


    2015/05/29(金) 13:28:56 | URL | よしの #-[編集]
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