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    つれづれ蕎麦 
    登戸 「さらしん」
    2006年06月04日 (日) 19:11 | 編集
    稲田堤方面にちょっと用事があったので、予てからちょっと興味のあったお店に行ってもらう。
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    向ヶ丘駅北口から、ちょっと入った路地。
    大通りから細道に入って、ゆっくりと車を走らせると、シンプルな看板が目にはいってきた。

    よくある街の蕎麦屋・・というか、細い路地にすっかり溶け込んでしまったような、見落としてしまいそうな小さな間口のお店。

     石臼挽き自家製粉 蕎麦 「さらしん」


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    いくつかの契約農家から、玄蕎麦を買い付け、全工程を自家内でこなし、石臼挽き自家製粉しているというお店。


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    年季を感じさせるような扉を開くと、かなり照明を落としたしっとりとした空間が入り込む。
    表から想像した感じとは違う、ふっと心を落ち着かせてくれるような空気が身にまとう。不思議な感覚を感じながら、奥のテーブル席へ腰を落ち着かせることに。

    テーブル席4卓、小さなカウンターが2席分。


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    昼間であることも、そしてなんだか現実のことをも、ふっとどこかに忘れてしまいそうな空間。
    ほろっとした、ところどこに灯る間接照明がまた、何ともいえず心を癒してくれる・・・。

    すぐに、気さくな感じのご主人自ら、お茶を出してくださる。


    各テーブルに置かれた品書きを広げると、そばは、「御前そば」というさらしなと、十割で打たれた「せいろ」。そして土日限定の「変わりそば」。

    入り口すぐに置かれたホワイトボードには、手書きで「本日の蕎麦 茨城 古河」変わり蕎麦は「茶切り」と書かれてる。

    店名の由来でもある「さらしな蕎麦」が売りなのかな?とも思ったけど、十割で打たれた「せいろ」がやっぱり食べてみたくて、「海老天せいろ」をお願いすることに。

    待つ間に眺める品がきには、一品料理から、お酒に至っても心惹かれるものが並んでる。「菊姫」大吟醸? 利き酒(菊姫大銀、出羽桜吟醸、九平治純吟)は900円?
    んー、車じゃなかったら頼んでみたいなぁ~・・
    ・・と、話してると程なく、目の前に「せいろそば」が。今度は、やっぱり気さくな感じのおばちゃんが運んでくださる。ご夫婦でやってるお店なんだ。。

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    蕎麦は、薄めのグレーの細切りの蕎麦。エッジのきりっとした感じの瑞々しいそばは、使い込まれた正方形の蒸篭に盛られて。
    20060604190544.jpg
    口に含む・・。香りは強烈ではないまでも、そのもちもちとしたような、しっとりとした腰。
    十割だが、口当たりのいい、繋がりのきれいな蕎麦はかみ締めていくと、次第にふわりと甘みが広がってくる。
    たおやかでありながら、心地いい腰がとてもうれしい感覚。


    つゆは、鰹の風味が根底に支えながら、甘みをちょっと加えたようなまろやかなもの。とっぷりとつけるよりは、控えめにつけつつ食べると、蕎麦の風味が増して美味しい。

    ただ、天つゆが出されず、共有なので別だったら、もっとうれしいかな・・。
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    ちょっと、蕎麦と時間差をおいて出された天ぷらは、見るからにカラリとした仕上がり。
    衣の軽さに、ほんのりごま油の風味が漂い、海老は揚げすぎず、ふんわりとして美味しい天ぷら。

    塩ででも、食べてみたいな・・。


    見た目よりは、しっかりと盛られた蕎麦を手繰り、ちょっと間をおいて蕎麦湯が出される。
    なん~・・にも、期待しないで(ニューウェーブのお店っぽくなかったので)おもむろに、湯桶の蓋を開けてみてびっくりっ
    20060604190651.jpg20060604190629.jpg

    な、なんと真っ白!
    濃厚に白濁した蕎麦湯は、とても滑らかでクリィーミィー。でもっていつまでも熱々。ちょっと甘めのつけ汁と相成ると、これがたまらなく美味しい。んー、幸せを感じるひととき・・

    ややっ、これは期待以上のお店だっ。
    隣のお客さんの頼んでいた玉子焼きが、またとても美味しそうだったし、野菜の天ぷらもまた心惹かれてしまう・・。

    幾度となく通ってきた道の奥に、こんなお店があったなんて・・、もっと早く来て見ればよかった~・・と、しみじみ思ってくる。ああ、こんなお店が、近所にあったらとってもうれしいだろうなぁ・・・
    「通し」での営業っていうのも、すごく羨ましい。。

    電車でぷらり~・・とは、まだちょっと来れそうにないけど、また是非、訪れてみたいと思う。はぁ・・・、ご馳走様でした。

    こういう、蕎麦も美味しくて、ほっとする空間、そして、気取りのないご主人と奥様、なんて素敵なお店なんだろう。

    いいなぁ~・・ 、しみじみと、やっぱりお蕎麦屋さんっていうは・・。。

    *お品書き 
    せいろ 700円、とろろ 900円、鴨せいろ 1,300円、海老天せいろ 1,300円
    野菜天せいろ 1,300円、穴子天せいろ 1,550円、卵とじ 850円、ちから 950円
    そばみそ 150円、玉子焼き 650円、とり焼き 650円、とりわさ 650円
    菊姫大吟 1,400円、出羽桜、南、九平次 650円、十四代、世界一統、三千盛、久保田など


    20060604190712.jpg
    石臼挽き自家製粉 蕎麦 「さらしん」

    川崎市多摩区登戸1736-3
    044-922-8310
    11:00~20:00(売り切れ仕舞い)
    金曜休




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    コメント
    この記事へのコメント
    えんじゅ様
    こちらのお店の事、最近ふっと思い出して、又行きたいなあ、などと思っていたところです!
    あまりのタイミングにびっくり。
    新店舗も気になるところ、早速行ってみます。

    花火は…
    うちからは、音だけ、でした(^^;;
    2012/10/21(日) 08:20:20 | URL | yuka #0kufgj3.[編集]
    久しぶりに訪れてみれば
    土曜日の朝ゆっくりしすぎて 生田緑地の秋のバラ苑公開には間に合わず、
    調布の花火大会までに遅いお昼。

    中休みが無いのは実に嬉しい。
    お店も、廻りの道路も変わったけれど
    扉を開けた時の中の静かな空間は昔の思い出通り・・・

    多摩川の土手でこれから 1時間ほど座り込むことになるのに
    ついつい日本酒を頼んでしまった・・・・・

    独り占めの空間に聞こえてくる 天ぷらを揚げる音・・・
    良いですねー

    次回 バラ苑の時もこちらに寄らせもらおうっと

    (花火は多摩川の水面を照らし、秋の高い夜空に実にキレイでした。
    寒くてパーカのフードをしっかり被って観賞)

    http://www7a.biglobe.ne.jp/~sarashin/
    2012/10/21(日) 00:28:08 | URL | えんじゅ #-[編集]
    管理人のみ閲覧できます
    このコメントは管理人のみ閲覧できます
    2006/09/25(月) 22:29:48 | | #[編集]
    もり様
    もりさんっ♪コメントありがとうございます。

    そうなんですよね、ここ、外界からぱっと、切り替わったようなこの店内。私も、おおっと思いました。
    十割の蕎麦も、やさしい感じで、ここもまた、いいなぁ、と思ったお店です。

    でも・・、うらやましい。
    車で伺ったので、ここでゆっくりと一杯~・・・、はできなかったので、読んでいてとてもうらやましくなってしまいました。
    私も、ちょっと時間をかけて、今度は電車で伺ってみたいものです。

    そうそう、「さらしな」「変わり」も気になったところ。

    んー、やっぱりいつも、もりさんのコメントを読んでいると、そそられてしまいます。
    先日は、ちょっとしたすれ違いもあったり・・(なんですよ^^)だし、いつか、お会いできたら・・、いいななんて思ってます。
    2006/09/25(月) 08:31:08 | URL | yuka #0kufgj3.[編集]
    ここ、行ってきました

    もりです。

    お久しぶりです。

    以前から気になっていた、登戸の「さらしん」に行ってきました。
    「つれづれ~」をチェックしてみると…ちゃんとyukaさんも行ってるのですね。本当にいろいろな蕎麦屋に行ってますねエ。

    わかりにくい所にあり、行き過ぎてしまった。が、引き戸をくぐると別世界。落ち着く。蕎麦屋はこうでなくっちゃあ。

    とり焼きとそばみそを頼み、さっそく一杯。酒の品揃えが個性的でおもしろい。
    そばみそは味噌が強く、残念ながらちょっと私には塩気が強すぎる。とり焼きは薄めの甘いタレで、山椒をかけて食べる。ボリュームもたっぷりで酒がすすむ。三千盛をおかわり。
    今日のかわり蕎麦は「菊切り」。迷ったが、初回は正攻法で十割の「せいろ」を頼む。
    長方形の細切りで、あまり十割っぽくなく、ちょっと上品な感じ。もっと太めでワイルドな十割が好みだが、これはこれでおいしい。
    最後の蕎麦湯にびっくり。年代物の湯桶から何の気なしに注いでみると、何と別誂えのポタージュではないか。yukaさんも書かれているように、予想していなかったのでびっくり。特においしく感じる。満足。

    たまには多摩川を渡ってみよう。次回は、鴨かとりわさ、利酒セット、かわり蕎麦でいってみよう。でも、となりのテーブルの人が頼んでいた「さらしな」も気になる。

    とにかくごちそうさま。

    2006/09/24(日) 23:44:10 | URL | もり #-[編集]
    hana-T様
    徳兵衛さん、お昼すぎに売り切れ・・。すごい。
    でも、豪雨の中より、晴れた日の方が楽しめると思うので、ぜひ♪次にでも。。

    でも、こちらに伺えてよかったです。うれしいコメントで私もうれしくなってしまいました。こちらこそ、これからもよろしくお願いします(^^)
    2006/07/20(木) 07:34:06 | URL | yuka #0kufgj3.[編集]
    ありがとうございます~♪
    はじめまして。一言お礼が申し上げたくてコメントさせて頂きます。
    7/16(土)激しい雷雨の中、初めてさらしんさんに行ってきました。
    布田にある徳兵衛さんに予約の電話をした所お昼を少し過ぎた時点ですでに売り切れで、あわててこちらのH.P.で近場のお蕎麦屋さんを探し、美味しいお蕎麦に出会うことができました。心から御礼申し上げます。今後の更新も楽しみにしています~☆
    2006/07/18(火) 19:49:14 | URL | hana-T #-[編集]
    さまりす様
    ほんと、おひさしぶりです。
    登戸が以外に近く、もっと早く訪れていたかったと思いました。
    いいお店ですよね・・。

    さまりすさん、最近は・・?また、楽しみにしてます!
    2006/06/25(日) 08:15:22 | URL | yuka #0kufgj3.[編集]
    登戸へようこそ
    お久しぶりです。住所は登戸、駅で言うと向ヶ丘遊園の「さらしん」、書かれているように、時間や現実を忘れてしまうお店ですね。以前自分で書いたのと比べながら読ませていただきました。ほぼ同じような感想をもたれたようで、自分としても安心しました。
    2006/06/24(土) 20:49:12 | URL | さまりす #-[編集]
    ミズトリ様
    表からの印象とぜんぜん違うんですよね。
    本当に、近くにほしいお店と思いました。
    ふらりと、訪れられる距離だったら、すごくうれしいです。
    2006/06/07(水) 12:48:11 | URL | yuka #0kufgj3.[編集]
    落ち着けますね
    お店の造りがいいですね、ちょっとほの暗くて、入り口脇のスタンドやらいい内装です

    お蕎麦も美味しく、お店へ出てきて話す気さくなご主人・・・・・好きなお店です。
    寛げたでしょうここは、
    2006/06/06(火) 13:59:17 | URL | ミズトリ #-[編集]
    tatenon様
    なかなか・・、これはよかったです。
    ちょっと、からまりやすい蕎麦ではありましたが、風味がよくて。

    多分、禁煙だったのでは・・と。
    吸ってる人はいませんでしたよ♪
    2006/06/06(火) 00:35:53 | URL | yuka #0kufgj3.[編集]
    さらしん、懐かしい!
    10年くらい前、登戸(ただし駅の反対側)の住人だった頃に、ときどき行きました。当時も美味しかったけど、さらに美味しくなっているようですね。ただ、当時は禁煙でなく辛い思いをしたこともありますが、今ではどうですか?
    2006/06/05(月) 18:41:32 | URL | tatenon #-[編集]
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