1day-soba trip① 黒姫 「ふじおか」

2006/06/26/23:17  [甲信越の蕎麦]長野 画像あり

とうとう・・・、行くことが・・・

ひょんな事から、思い切って日帰りの蕎麦めぐりに出かけることに。
当初の予定では、小布施への日帰りのつもりだったが、高速道路状況などが順調だったこともあって、急遽黒姫まで足を伸ばすことに。

・・・そう!憧れの、蕎麦の聖地 「ふじおか」へ。

オフシーズンのちょっと閑散とした黒姫高原。
静かな別荘地の、その又山林の奥に、静かに静かにたたずんでいる。

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 楚々凛然  「蕎麦 ふじおか」

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駐車場からお店へと続く階段は、木で作られた一本の山道のよう。
両側の木々の空気を大きく吸い込み、どきどきする気持ちを抑えることができない。

いつか、いつかきっと来たい・・と思っていた場所

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ロッジ風の数段の木の階段を上ると、お店の入り口。

麻の暖簾が清楚に下ろされ、
その脇に、書かれた木看板。

一日の限定が20食ほどと聞く。
間に合うだろうか・・


扉を開けると使いこんだような靴箱があり、靴を脱いで店内へ。
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外の空気の延長のような、自然の空気が流れる静かな店内。4人がけのテーブル席が3つと、6人がけのテーブルがひとつのみ。

運良く、6人がけのテーブルの先にいらしていたお客様と相席させてもらうことに。よかった・・・


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ゆったりとしたテーブル席に腰を落ち着けると、まずは、お箸と取り皿が置かれる。

箸置きがおもしろい・・。

こちらの品書きは、
「せいろ」「そばがき」「そばぜんざい」三品のみ。


「せいろそば」を頼むと、まず大振りの鉢に前菜?の盛り合わせがこんもり。

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蕎麦と粟?のお粥、真竹(破竹かな?)の煮付け、おかひじきのお浸し(しゃきしゃきして美味♪)、モロッコインゲンの胡麻和え、茸などの白和え。
どれもどれもが、野菜本来の素朴な味わいを生かしたもので、とても美味しい。特に白和えの味付けが絶妙で、お酒なんてこれだけで、十二分に楽しめそう。

はじめに出して頂いた、そばの実の浮いた蕎麦茶で、ゆっくりと楽しんでいると、まずは蕎麦猪口が置かれて、いよいよ本命の蕎麦が目の前に。

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なんでも人間国宝の手によるという、白木の蒸篭に盛られた蕎麦は、凛とした淡緑色をした微妙な色合いの美しい蕎麦。

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顔を寄せると、穀物のすがすがしい香りが高貴に立ち込めてくる。
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かなり細きりの繊細な蕎麦だが、その腰は強い。
しっかりとした歯ごたえを感じさせながらも、しなやかでいて喉越しが素晴らしい。

口に含むと、蕎麦の味わいある風味が広がる。そして、次第にやさしい甘さへとして残るような。


つゆは、鰹の芳醇なやや濃い目のつゆ。当然蕎麦とのバランスも間違いない。薬味は、本山葵のみ。この山葵がまた、非常に美味しい・・。(舐めちゃった)

見た目以上はしっかりとした量もあるけど、おかわりをしている人も何人かいる。そりゃ、この蕎麦だったら、食べられそう~・・。

・・・と、頃あいを見て出された蕎麦湯は、陶器の急須で。蓋を開けてびっくり
真っ白に白濁した蕎麦湯。
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これを注ぎ・・・、残ったつゆと割って頂くと、ああ~・・至福のひと時
とろとろの蕎麦湯は、とても滑らか。口の中でまどろみながら、それでいてするりと下りていく・・、至極の一品。当然飲み干しちゃう。

蕎麦湯とほぼ同じころに、今度は豪華な「漬物の盛り合わせ」が出される。
この、蕎麦湯で漬物の組み合わせは、「三城」を思い出される・・。

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蕪、きゅうり、人参の額づけに、蕗の甘煮?、ひたし豆に、山葵茎の粕漬け、蕨と芥子菜の漬物、くるみの甘露煮。
この漬物が又おいしくて・・、本当にこれも、お酒にいいなぁ~ 。でも、蕎麦湯と供に、が又いいのかもしれないな・・。
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すっかり満足し、
蕎麦湯と漬物で、お腹もいっぱい。

しみじみと、横の打ち場を眺めながら、しばし、ここに来れ、蕎麦を手繰れた感動の余韻をかみ締める。


はぁ、とうとう「ふじおか」の蕎麦を食べられたよぉ・・・

又いつか・・、今度は季節の違う時にでも、来ることができたらいいな・・・


せいろそば 2,500円(おかわりせいろ 800円)

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蕎麦 「ふじおか」

長野県上水内郡信濃町野尻字山桑2090-28
026-255-5855
11時半~13時(売り切れ仕舞い)
水曜、木曜 定休
(10歳以下の入店は遠慮)



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