FC2ブログ
    つれづれ蕎麦 
    新井薬師の、不思議な夜
    2006年09月26日 (火) 23:55 | 編集
    近いからいつでも行ける・・と、なかなか伺っていなかったお店。
    彼から遅くなると連絡を受けたので、今日はちょっと寄ってみよう・・・。
    20060927000530.jpg

    かなり強めの雨が降る、新井薬師で途中下車。バス通りを上るように歩き、ちょっとわき道にそれた、人気のない暗い通りに、ほんのりと灯る明かり。

    一見なんのお店か分からないが、なんだか素敵な予感。
    よく見ると、「手打ちそば」の文字が目にはいる。

     

    ちょっとどきどきしながら、3段くらい階段を上り、おそるおそる入り口の戸を開ける。

    入り口すぐには芸術的な陶器が並べられ、古箪笥の置かれた店内。
    適度に落とした照明に期待が膨らむ。
    そして、おずおずと奥へと足を踏み入れると・・・

    想像していた空間と全く異なる、不思議な空間。
    8人がけほどのカウンターが並んだだけのお店。和風の小料理屋?ともまた違う、喫茶店?とも又違う。ちょっと和風のバーのような雰囲気とでもいうような。。

    ちょっとドキドキしてると、和服姿のかわいらしい女将さんに笑顔で迎えられる。すでに、4人ほどお客さんが楽しんでいて、席を空けて頂き、ようやく席に。

    常連さん達も、素敵な方たちで、初めてで緊張している私を和ませてくれるのがうれしい・・・。
    不思議なお店。そして、早くも心がほどけていくような感覚。

    20060927000315.jpg
    所々に置かれた調度品や、生けられた花などの飾りつけもセンスがよくて、すっかりこの空間に魅せられしまう。

    前に置かれた品書きも、手書きで書かれ、並んだお料理がどれも美味しそう。


    とりあえず、お酒を・・・。
    はじめて見る、新潟の地酒辛口「寶の山」をお願いする。

    20060927000252.jpg20060927000233.jpg

    籠に盛られたお猪口は手作りらしいもの。そこから好きなものを選んで・・。
    すっきりとした辛口の飲みやすいお酒。それでいて口当たりが柔らかく、美味しい・・・。

    どれもこれもが、心惹かれるお料理だったけど、初めてだったので「蕎麦屋のつまみ3点」を選ぶ。

    20060927000458.jpg

    大きめな丸い陶器の器に、美しく並べられたお料理
    こんな出仕方をしてくれるなんて・・・、と思わず息を飲み、しばし見つめてしまう。。
    20060927000512.jpg

    まろやかな山葵漬けも美味しく、生山葵のすったものも添えられて板わさ。そして、焼き海苔に、わずかだけ甘みを含んだ、酒のつまみにはぴったりの出汁巻き玉子はふんわりとして、暖かい。

    これだけでもすっかり満足しながら、お酒と頂くうちに、すっかり常連の方々や女将さんとも話しが弾んで・・・、時の経つのを忘れてしまう。

    おすそわけしてもらったお料理も、一手間かかった素晴らしいもの。
    20060927000101.jpg20060927000114.jpg

    「浅利と青梗菜の炒め物」に、「ゴーヤの梅和え」。
    20060927000219.jpg
    かりっと焼かれた絹揚げに、
    納豆がたっぷりとかけられた
    「厚揚げ納豆」。
    これ、美味しいっ~っ・・・

    焼酎なども頂いて・・・


    お酒とお料理、そして楽しい会話で、この不思議な空気に溶け込んでしまえる快感さ。
    ちょっとのつもりが、すっかりと長居をしてしまったので、そろそろお蕎麦を・・・。

    20060927000431.jpg

    諏訪の蕎麦で打たれた、二八の蕎麦。

    20060927000447.jpg

    蕎麦の星がところどころに見え隠れする、丹精な細切り。
    しっとりとした腰は、しっかりというより優しいたおやかさが感じられ、いい意味での女性の柔らかさが出ている。
    強烈ではないが、ふわっとした香りに、やさしく広がるそばの風味も美味しい。すっきりとした辛口の汁も、出汁が丁寧に引かれたもの。

    こんな時間をすごさせてもらった後に、こんなお蕎麦を頂けるなんて、なんってうれしいことだろう。。

    別に作られた蕎麦湯は、とろみがつきすぎないが白濁してクリィーミー。飲んだ後の、熱々の蕎麦湯をたっぷり頂き、すっかり日々の疲れを忘れてしまってる。

    その後からも、見知ったお客さんが入れ替わりに立ち寄り、それぞれが隠れ家へ集いに来る、サロンのような不思議なお店。
    楽しかった・・・。
    すっかり、このお店の魅力にはまってしまい、夢心地で店を後に。

    20060927000303.jpg
    ご馳走さまでした。
    まるで、夢のような不思議で甘美なほんのひと時。

    また・・、私もふらりと立ち寄ってしまってるんだろうなぁ~・・・



    新井薬師の片隅にて・・・





    関連記事
    スポンサーサイト



    コメント
    この記事へのコメント
    ☆まがり★ 様
    ほんと、いつから・・かしら。
    でも、今では、お酒が呑みたくなったら、お蕎麦やさんなんて、思う自分がいたりするのが、不思議ですよね。

    まあああ、同級生のお酒。
    私も機会があったら、行って見たいな。

    それはそうと、今や、メキシコ人もグー♪
    お箸って、日本人でもうまく使えない人が、まだまだいる中。ううれしい事実ですよね。

    蕎麦は、やはり・・
    日本食を代表する食。

    なんだか、しみじみと読ませて頂きました。。。
    2006/09/28(木) 00:16:50 | URL | yuka #0kufgj3.[編集]
    お蕎麦屋さんって
    やっぱりお酒飲むところですよね
    って、いつ頃からそんなことになったのだろう
    ちょいと気になるお店を見つけたら
    入って先ずはビール
    蕎麦味噌が出てくるのでお酒を頼む
    蕎麦味噌では物足りないので厚焼き玉子
    蕎麦湯の焼酎割りを頼んで
    最後は盛りを一枚
    至福である
    で、関係ないんだけど
    http://r.gnavi.co.jp/g739900/
    中学の同級生の実家の造り酒屋の
    お酒がなんと東京で飲める店を発見し
    一度訪れないとなの
    杣酒がうまいんです
    脱線しました、
    実は先日友人が連れてきたメキシコ人を
    上野の藪へ連れて行きました
    なかなかの箸使いでありました
    厚焼きとビールと盛り
    メキシコ人も大喜び?
    でわでわ~
    2006/09/27(水) 18:09:56 | URL | ☆まがり★ #-[編集]
    コメントを投稿する
    URL :
    コメント :
    パスワード :
    秘密 : 管理者にだけ表示を許可する
     
    トラックバック
    この記事のトラックバックURL
    この記事へのトラックバック
    fc2bookmark
    copyright © 2004 Powered By FC2 allrights reserved. / template: sukechan

    Copyrite(C)2005ー2008 yuka. All rights reserved.

    本サイトの写真の著作権は 作成者にあり、他のサイトの転用は一切禁じます。

    Copyright(C) 2006 つれづれ蕎麦 All Right Reserved.
    1. オンラインカウンター
    >