桜台 「山禅」

2006/10/09/22:10  [東京の蕎麦]練馬区 画像あり

昨日の疲れで、ゆっくりの休日の朝。

のんびりと午前中をすごして、練馬でちょっとした用事を終え・・、さてっと、今日こそはお蕎麦が食べたい。。
・・と、心当たりのお店へ向かうが、なんとっっ お休み。。

じゃあ・・・と、比較的移動が近そうだったので、常々行ってみたいなぁ、と思っていたお店へとナビを設定する。

桜台のがちゃがちゃとした街中から離れ、まだ新しそうな、素敵な家々の連なる住宅街の中へと向かいながら、「こんな中に果たしてお店が・・・?」なんて不安に思っていると、ふとお店に出くわす。

この周りの雰囲気からふっと逸脱したかのような、まるで野の里か、山の中にでもあるような静かな佇まい・・・。

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禅味 手打そば 「山 禅」  

 
がらがらと引き戸を開けて中へ。
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靴を脱いで店内へと上がると、すぐ横には打ち場。

さっきまで使われていたかのような打ち場には、年季と打ち手の息が感じられる。

しばし見とれていると、優しそうなとても感じのいい女将さん(?)に案内される。


打ち場と反対側にある、お座敷二間が客室。
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テーブル席が8卓ほど並んだもので、これはまた、なんとも居心地のよさそうな空間。しっとりと落ち着いた、ゆったりとした時を感じさせるような・・・。

せっかくでしたら・・と、案内された席は、庭を眺められる窓際の席。


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これも、ある年月を持ってゆっくりと出来上がったような、しみじみとした和風のお庭。
この眺めが、なんだかとても心に優しくて、ふっと一心地ついてしまう。

並べられた石、そして、地面に這った苔。
無造作に伸びた木々がとてもいい感じ。


テーブルに置かれた品書きを見つめていると、お茶を出してくださりながら、先ほどの女将さんから、ちょっとしたリコメンド。
お蕎麦は、細切りのせいろと中太のかみ締めて味わう深山、そして今日は「ゆず」と「芥子」の変わりそばとのこと。「鴨汁もオススメですよ 」と。

・・・で、ちょっと悩みながら、私は「三色そば」をせいろ、深山、芥子でお願いすることに。
彼は、「鴨汁そば」。(こちらは大盛はないとのこと)

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ほどなくして、まずは、蕎麦猪口ととっくりに、
薬味の皿。
たっぷりのネギと山葵、そしてこれまたたっぷりの大根おろし。

汁は、鰹の風味が強すぎないようにふわりと感じる、丸みをもった辛汁。美味しい。


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そして、同時に彼の前には「鴨汁」。

これがっ・・
運ばれた瞬間から、とてつもなくいい匂い~

ほかほかと湯気を立てながら、こんなにもいい匂いを醸す鴨汁はなかなかないかもっ・・と思うくらい。


そして、まずは、彼の前に「せいろそば」。珍しく、ごまがかかっている。
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そして、私の前には、「三色そば」。きれいに、みっつの山で盛られてくる。
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まずは、「せいろそば」から。
せいろ

エッジのキリリとした丹精な細切り。口に含むと穀物感のある、しっとりとした腰。ガツンというよりは、甘みを含んだ優しく豊かな蕎麦の風味。これは、美味しい♪

そのままでも、十分食べつくしちゃいそうな蕎麦だが、汁と絡めると、又旨い。。

・・・と、前で彼が、「これっ、すごい美味しい!」と、連呼しているので、ちょっと汁を交換して、鴨汁と絡めてみると・・・ す、すごいっ、この鴨汁、本当に美味しい!。鴨の出汁加減、味、脂の乗り加減が絶妙で、蕎麦に絡むとこれまたとてつもなく美味。彼が「病み付きになりそうっ!」と言っているのを、実感。。。

そして、美しく透明感のある蕎麦に芥子の実の散った、「芥子切り」。
けし

たおやかさ加減はせいろそのまま。いや、さらに繊細さのあるもので、こっちはさらに蕎麦の甘みが強い。ふわり~として、後から芥子の香ばしい風味が追ってくる。いいねぇ、この芥子切りも。。

そして、最後に中太・・いや、しっかり太打ちの「深山」。
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挽きぐるみの蕎麦で、やや色も濃い、かなり太めの蕎麦。
しっかりとした腰で、かみ締めると、じっくりじっくりと蕎麦の風味が感じられる。んんん~・・、この蕎麦で暖かい蕎麦を食べてみたいなぁ。。

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蕎麦湯は、急須で。

ナチュラル?別製?
滑らかにやや白濁した蕎麦湯も、クリーミィーさを感じさせる美味しく熱々のもの。

(鴨汁で割ってが、これまたすこぶる美味しさ!)


蕎麦汁もたっぷり出して頂いたので、これもたっぷり頂いて・・、はぁ~・・、すっかり大満足っ

帰りしなお聞きすると、今日の「深山」は、新そばで生粉とのこと。
せいろも、明日から(!)新そばになるそうで、新そばの時期はつなぎも1割弱で・・と。(夏場は二八)。いやいや、今日の蕎麦でも十分に美味しかったのだから・・、これは、新そばのせいろもぜひとも頂いてみたいもの。

しかし・・、ここの鴨汁には、私もはまりそう~。

打ち場では、早くも夜のためにか、蕎麦を打ち始めている。。
久々の(2日ぶり?)の蕎麦に、すっかり大満足。本当にご馳走さまでした~
ここも、又、是非来たいな・・・。


*お品書き
せいろ、深山 840円、そばとろ 1,260円、天付きせいろ 1,890円、鴨せいろ 1,155円
かけ 840円、花巻 945円、なめこ 1.050円、月おぼろ、親子 1,155円、
三色そば 1,260円、二色 1,050円、

からすみ、板わさ、味わらび、空豆、枝豆 各630円、鴨燻製、鴨焼き 1,470円、
そばがき 840円、茶碗蒸し 790円、そばがきしるこ 735円など
白鹿、山田錦 630円~


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禅味手打そば 「山 禅」

練馬区桜台6-27-6
03-3994-1698
11:00~15:00 / 17:00~20:30
火曜定休
P4台



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