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    つれづれ蕎麦 
    宇奈根 「山中」
    2006年11月07日 (火) 20:40 | 編集
    調布~狛江に出向かねばならない所用が、入った。

    だったら・・・、常々訪れてみたい・・と思っていたお店に寄ってみよう♪と、突然思い立つ。
    ちょっと前に、行き方の地図を手にして以来、益々その気持ちがつのっていたところ。
    (H様、ありがとうございます

    狛江から「宇奈根」行きのバスに乗り、「宇奈根地区会館」で下車。
    文字通りの住宅街。しかも・・・、素敵な住宅街、というのでも、木々に囲まれたのどかな・・というのでも、なく、ほんっとに普通の住宅街で、店など全くない場所に降り立ち、少々不安を感じる。

    それでも、こういう場所だから・・の、なんだか宝物探しのような、ちょっとどきどきする気持ちを持って、地図通りに私道のような細道を入ると、ほどなく・・

    20061107202552.jpg
    普通の民家の間に、突如、黒塗りのどんっとした壁が目の前に現れる。

    遠目に、「山中」の看板が目に入り、
    ここかっ・・

    辺りの雰囲気と切り離し、ここだけ、まるで軽井沢の小道で出くわしたかのようなような、素敵な雰囲気。

    お店の前の、3台分くらいのゆったりとした駐車スペースを通り過ぎ、入り口へと向かう。

    20061107202126.jpg

      「宇奈根 山中」

    ここ最近、とても来てみたかったお店。   

    漆黒の格子の戸を開け、足を踏み入れると、ちょっとした回廊のようなスペース。
    20061107201311.jpg
    しっとりとした空気が、ここにも漏れ出でているかのよう。
    店内への扉のすぐ横には、ザルにセンス良く置かれたお品書き。

    はやる気持ちを抑えつつ、扉引く。


    踏み入れた空間に、一瞬息を呑む。想像していた以上に素敵な空間。
    目の前に飛び込むどっしりとした一枚板のカウンターは、厨房に面して真ん中に位置する。これほどにまで、オープンなのは珍しいくらいの、オープンキッチン。全ての作業が目の当たりにできるもの。そして、それは、ご主人と客の距離が近いという、素敵なしつらえ。

    先客は、常連のような二組。空いていた、このゆったりとしたカウンター席の一番端の椅子を引く。
    とても、開放感がありゆったりとした気持ちになれるのは、この天井の高さもあるんだろうな~・・などと、この素敵な空間をゆっくりと見渡さずにはおれない。
    カウンターの後ろに配された小上がりの席も、また、とてもいい感じ。

    お茶と品書きを出され、開くと聞いてはいたが、ほんっとに、蕎麦屋のつまみなどは全くなく、天ぷらと蕎麦のみ。ランチのメニューもあったが、「季節の品書き」の中の、「牡蠣の天ぷら」に目がついてしまい、ご主人に、品書きについてちょっとお聞きする。
    ・・・と、今日は、「牡蠣」はないとのこと ザンネンっ。

    ランチを頼もうかとお聞きすると、「結構、量があるんですよ~・・」とおっしゃるし、ここでは天ぷらと蕎麦を楽しみたい気持ちがあって、単品でお願いすることに。

    粗挽きともりの「二色」を後ほど、で大好きな「ホタテ」と「舞茸」の天ぷらをチョイス。
    20061107201415.jpg
    天ぷらに定評のあるこのお店。
    だったら!やっぱりぃ~♪
    ま、ちょっとだけなら~・・、とお酒も。

    「立山」本醸造。
    漆器の片口で出される。
    お通しには、厚揚げの煮物。


    20061107201124.jpg
    ほっと、頂き始めると、すぐに天ぷらのセット(?)が並べられる。

    こんもり盛られた大根おろし。
    各テーブルに置かれた天つゆを入れる器。
    そして、とても美味しい!パウダーソルト。
    本格的だ~・・


    パチパチという音から、転げるような軽やかな音に変わったと思うと、かえしを敷かれた皿に天ぷらが盛られる。

    20061107201819.jpg

    おおっ、さすがに美しい天ぷら。銀座のお店で修行をなさったとのことだが、軽やかな衣を上品に纏った天ぷら。表面はカラリとしながらも、揚げすぎない微妙な揚げ具合の舞茸は、中はとてもジューシー。
    塩でもよし、そしてこの天つゆが又、非常に旨い。
    20061107201142.jpg
    さてさて~と、大好物の帆立を。
    サクッとした衣の歯あたりが楽しい。
    そして、絶妙な熱の入り具合で、中はちょっとレアに近い状態。
    どっしりとした貝柱部分の、甘みが引き出されていて、非常に満足な一品。


    20061107201111.jpg
    あまりに美味しかったので、
    一品追加で揚げてもらったのが、「アスパラ」。

    実のしっかりとしたアスパラで、これも文句のない一品。


    お酒もそろそろ・・と、お蕎麦をお願いする。
    20061107201341.jpg
    すぐに、薬味と蕎麦汁が置かれる。

    ご主人の流れるような作業を見つつ待つのも、カウンターならではの楽しみ。
    待ちながら、ちょっと舐めてみる蕎麦汁がいい。強すぎない出汁の香る、角のとれたまろやかな辛汁。


    そして、ほどなくして笊に盛られて蕎麦が出される。ややっ、二色にしては多いっっ。
    20061107202018.jpg

    クリーム色の細切りの蕎麦。お聞きすると、北海道の新そばと去年の筑波の蕎麦のブレンドで打っているとのこと。
    20061107201830.jpg

    角のピンと立った、清涼感のある蕎麦で、ほどよい腰のあるたおやかさのある蕎麦。香り、風味はあまり感じられないが、汁と合わせることによって、旨味が引き立つ感じ。

    ・・・と、食べ終わる頃合に蕎麦湯が出される。
    ん??やっぱり、間違えられちゃった??
    ご主人に、あの、二色のつもりだったとのことを告げると、(もう一度きちんと言えばよかったっ~)では・・と、ちょっとだけ粗挽きも出してくださるとのこと。粗挽き好きとしては、どうしても食べておきたい・・。

    すぐに出して頂いた粗挽きは、濃い目の色のやはり細切りの瑞々しい蕎麦。
    20061107204110.jpg

    表面には、星より細かい微粉のような蕎麦の粒が散りばむ。

    20061107202035.jpg

    口に含むと、「もり」よりも、もちもちっとした感触。ざらつき感はあまりないが、ちょっと野趣さの加わった感じで、やはり私的にはこちらの方が好み。もっと、蕎麦の風味が加わったら言うことのない蕎麦かな。

    さらりとしながら、熱々で白濁した蕎麦湯をたっぷりと頂くと、かなりおなかいっぱい~
    頂いている間にも、ぽつりぽつりとお客さんがカウンターに、出ては入ってくる。皆、常連さんらしく親しげにご主人と会話されてる様子。
    この、なんとも馴染んでしまう居心地のいいカウンターで、こんなお店が近くにあったらなんともうれしいことだろうなぁ、としみじみと思う。常連になったら、さらに楽しめそうなお店。

    ちょっとした行き違いもありながらも、丁寧で心優しいもてなし。
    うんうん、さすがにいいお店だ・・

    すっかり、ご馳走さまでした
    引っ越す前にでも、自転車で訪れていればよかった。
    でも・・、皆さんの頼んでいた「ランチ」もやっぱり美味しそうで・・、又、遠征してみようかしら。。

    帰りは、狛江まで歩いちゃった♪

    *お品書き
    ランチ(サラダ、天ぷら、蕎麦、デザート)2,000円、同二種盛りは2,200円
    もり 700円、粗挽き 1,000円、天ぷら 250円~ 立山 600円


    20061107201230.jpg
    「宇奈根 山中」

    世田谷区宇奈根3-7-15
    03-3416-6620
    11:30~14;00 / 17;00~21:00
    日・月曜定休
    P3台ほど



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    コメント
    この記事へのコメント
    もり様・・・
    し、知っていれば・・・(涙)
    でも♪
    桜が満開になったあたりに、又出会えそうなんですね。
    これは、ぜひ、伺ってみたいです!
    2007/03/03(土) 23:22:55 | URL | yuka #0kufgj3.[編集]
    山中のかわり蕎麦
    残念ながら、3月3日限定だったようです。私も2回目。
    たしか、去年、桜満開のときに一度当たりました。
    ということは、近々またありそう…ということですね。楽しみだなあ。
    2007/03/03(土) 22:34:29 | URL | もり #-[編集]
    もり様
    こ、こちら、変わりそばも出されるんですかっっ??
    行きたかったです。。
    私も、桜切りは変わりの中でも好きなもののひとつ。
    そしてまた、こちらの掻き揚げは宿題のままで・・。
    変わりは、今日だけなのかしらん~・・・

    それはそうと、すごく素敵なHPができたんですね♪
    情報、ありがとうございます(^^)
    2007/03/03(土) 22:07:39 | URL | yuka #0kufgj3.[編集]
    さくら切りが

    もりです。

    今日は雛祭りとのことで、さくら切りがありました。さくら切りはひさしぶり。好きなかわり蕎麦のひとつです。
    いつもの蕎麦湯の後に釜湯をお願いしましたが、これが良い香で、3月初旬にしてはやくも桜を堪能することができました。
    詳しい交通案内が載った「山中」のWEBページができていました。ご報告まで。
    http://www7a.biglobe.ne.jp/~yamanaka/
    2007/03/03(土) 16:55:51 | URL | もり #N5gprbWI[編集]
    ミズトリ様
    はいっ、やっと行ってこれました。
    カウンターで天ぷらも珍しいし、蕎麦屋のつまみが一切ない、というのも、ちょっと驚きでした。
    でも、ここもいいお店ですね・・。

    ご主人とも、仲良くなれたらもっと楽しそう・・と、思ってしまいました。
    2006/11/09(木) 23:19:06 | URL | yuka #0kufgj3.[編集]
    ついに行かれましたね
    カウンターでの天麩羅ってお蕎麦屋さんでは珍しいですよね。
    揚げ方も油切れも良いでしょう、粗引き食べられてよかったですね、
    此処の居心地が最高に良いのですよ、人柄のご主人ともカウンターを挟んで話も出来るし、でも此処まで大変でしたでしょう。
    成城学園から二子行きで「永安寺」バス停から歩く手もあります。
    このほうがバスの本数は多いですよ。
    2006/11/09(木) 15:48:48 | URL | ミズトリ #-[編集]
    aiz様
    コメントありがとうございます。
    自転車でも伺ってみたい・・・(場所覚えたし)と思ってます。
    んー、引っ越す前に行っておけばよかった~。。。

    まだ、ちょっと漕ぐ時に痛むので、自転車遠距離は難しいかもしれないのですが、私も、自転車大好き!なので、走ってみようと思っています。

    た、確かに・・、
    ここは、ちょいっとわからない場所ですよね~(^^;;
    (それが、また、よかったりして、ね♪)
    2006/11/08(水) 23:40:20 | URL | yuka #0kufgj3.[編集]
    泡さま
    まあっ、まあっ、
    泡様は既に伺っていたのかと思っていました。

    いやー、ここのてんぷらは、いいですよ。
    すごく、気持ちも、贅沢に感じ入ります。
    ぜひぜひぜひ♪

    そうですね・・
    蕎麦そのもののは弱いかもしれませんが、どちらかというと、汁とバランスでの蕎麦という感じでした。粗挽きは、なかなか気いったものでした。

    この空間は、かなりオススメです!
    2006/11/08(水) 23:36:11 | URL | yuka #0kufgj3.[編集]
    まがり様
    がんばれば、狛江から歩けますよー(^^)

    こちらのご主人は、銀座の「天一」で修行なさったそうです。いあはや、さすがのてんぷらでした・・
    2006/11/08(水) 23:33:07 | URL | yuka #0kufgj3.[編集]
    よく見つけましたね!
    こんにちはaizです。
    ほんと地図を持ってなかったり住所を知らなければ、すぐ前の近くを通っても分からないお店ですよね、自分は例により自転車で行ったので一度通り過ぎてしまいました。

    自分もタイミング良く出される天ぷらが絶品だと思いました。
    2006/11/08(水) 22:53:55 | URL | aiz #kJo.AJT.[編集]
    このお店、行ってみたかったんですよ~(>_<)

    カウンターで食べるてんぷらなんて最高じゃないですか! うらやますぃ 

    蕎麦の細切り流行は新蕎麦なのが関係してるのかな? いや判らないですけど。
    キモチ太打ち(喉ごしがわるくならないていど)の蕎麦がボクは好みです。 蕎麦の香りや味は強烈すぎず 弱すぎずが好きですね。 むしろアッサリしてるほうがいいので、汁とのバランスを魅せる山中さんはボクにあっているのかも。

    2006/11/08(水) 16:31:32 | URL | 泡 #-[編集]
    いいなー
    天婦羅美味しいお蕎麦屋さんかぁ
    狛江はちょっと遠い~
    聖跡桜ヶ丘行けるんだったら行けるだろうって?
    うーむ
    凄い美味しい天婦羅って食べたことが無いと言える
    本格的な天婦羅屋さんに行ってみたいのだ
    カウンターで「へいっお塩でどうぞ」
    とかってやつね
    そのうち思い切って銀座天國にでも
    行ってみようかなぁ
    故池波正太郎先生もご贔屓だったようだし
    2006/11/08(水) 12:44:38 | URL | ☆まがり★ #-[編集]
    もり様
    はいっ、突如思い立ち、行ってきました。
    すごい、素敵な空間に驚きです。

    >掻き揚げ
    どんなのか見てないんですっっ。次回はぜひ、食べてみたいです。天ぷらはさすがによかったです。蕎麦屋のそれではないですねぇ。

    蕎麦は、私も風味と香りがもうちょっとあったほうが好きです。
    おっしゃるとおり、結構細切りですよね。
    んー、言われてみると、最近細い蕎麦が多くなってきているような・・。
    2006/11/08(水) 09:33:52 | URL | yuka #0kufgj3.[編集]
    Z様
    バスが行ってしまった後で、次のバスが30ほど後だったので、(時間つぶす場所もないから)途中まで歩いちゃおう~・・・って思ったら、駅まで行っちゃってました(笑)。

    20分はたっぷりかかったのですが、お天気もよかったので、いい散歩になりました。足を鍛えるためにもよかったかと思います。
    2006/11/08(水) 09:31:25 | URL | yuka #0kufgj3.[編集]
    行かれたのですね

    もりです。

    「山中」に行かれたのですね。本当にとんでもない場所にありますよね。しかし、お客さんもどんどんついて来ているみたいだし、他人事ながらよろこんでいます。

    先日訪問し、牡蠣フリークとしては迷いながらも、いつものかきあげを頼んでしまいました。サクサクころもの蕎麦屋風も好きですが、やはりかきあげは「山中」です。

    私も、蕎麦はもっと香りが強い方が好みです。特に田舎は。
    以前はもりももっと太く、いまの田舎程度だったはずです。これからもいろいろと変わっていくのだろう、と期待しています。
    (ところで、最近、細い蕎麦がはやっている…の?)

    2006/11/08(水) 08:58:25 | URL | もり #-[編集]
    狛江まで結構あったでしょう、もう足も完全に復活ですね。
    2006/11/08(水) 07:27:50 | URL | Z #-[編集]
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