国立 「蕎盧庵」
2006/11/15/19:43
[東京都下の蕎麦]国立市
去年のまだ暑い頃、訪れて以来の訪問。時々、ふっと思い出し、行ってみようかな・・と思っていた矢先ごとに、雑誌でそのお店を見かけてきて、何度か気になっていて・・。
中央線は各駅で工事をしているところが多い。
この国立もまた、ずっと工事が続いていて、昔のかわいらしい屋根の駅はもうないのが、ちょっと淋しい・・。
南口を降り、富士見通りを目指す。
通るのはほぼ一年ぶり。ちょこちょことブティックや、雑貨屋さん、かわいらしい花屋さんをのぞきながら歩くのは、楽しい。
そしてふと、3つくらいの店舗の続いた一角に、目指すお店が見え始める。

自家製粉 粗挽き手打ち蕎麦 「蕎盧庵」
素敵な店構えに、なぜか場違い?のような、「おでん」の赤い提灯が・・・。
中央線は各駅で工事をしているところが多い。
この国立もまた、ずっと工事が続いていて、昔のかわいらしい屋根の駅はもうないのが、ちょっと淋しい・・。
南口を降り、富士見通りを目指す。
通るのはほぼ一年ぶり。ちょこちょことブティックや、雑貨屋さん、かわいらしい花屋さんをのぞきながら歩くのは、楽しい。
そしてふと、3つくらいの店舗の続いた一角に、目指すお店が見え始める。

自家製粉 粗挽き手打ち蕎麦 「蕎盧庵」
素敵な店構えに、なぜか場違い?のような、「おでん」の赤い提灯が・・・。
入り口前には、品書きが置かれ、その下に「新そば」の半紙が風にゆれている。
おずおずと引き戸を開けて中へ・・。
お昼ちょっとすぎ。先客で二つのテーブルが埋まっていたが、運よく入れ替わりで、片方のテーブル席に座らせてもらう。


小上がりの卓ある席もよさそうなんだけど、まだやっぱりテーブルの方が(足が)楽なので。。
骨董の古箪笥や、年代もののランプ。黒に近いテーブル席の色合いが、どこか古民家の一室に訪れたような、落ち着いた心地。
テーブル席の横には、打ち場がオープンになっていて、石臼が見える。
出された美味しい♪蕎麦茶をすすり、品書きを広げる。
一通り目を通して、表の提灯がちょっと納得。おでん盛り合わせなどなど、力を入れてるものらしい。
前回は、お蕎麦だけだったけど、今日はちょっと「掻き揚げ」も頂いてみたいな・・・。
と、掻き揚げも二種類。「生桜海老の掻き揚げ」と、「海老と三つ葉の掻き揚げ」。
つい先日、かな~り満足な桜海老の掻き揚げを「みわ」さんで頂いたばかりだったので、今日は、「海老と三つ葉の掻き揚げせいろ」を選ぶ。
これから、先生宅に訪ずれるのだから・・と、思ったんだけど~

ビール小瓶くらいなら♪と、
お願いしてしちゃう。
・・で、お蕎麦はお声かけ、で。
ふむふむ・・・、こちらではビールにアテはないらしく、シンプルにビールとグラスが置かれる。
(そのちょっとしたアテがうれしいんだけど・・ね)
ほどなくして、目の前に「海老と三つ葉の掻き揚げ」が、盛り付けも上品に目の前に置かれる。

ガラス細工のような透明感のある塩と、天つゆが添えられるのはうれしい。

美しく円を描いた掻き揚げ。三つ葉を舞台に海老が盛られた形で揚げられたもので、見た目にも楽しい演出。
ほぉ~
と思いながら、箸を入れると、かなりパリパリっと揚げられたものらしく、ちょっと固め。ふわり、さくさくっと言うよりは、あられに近いような固めの仕上がり。天ぷら自体には味付けがあまりされてないようで、どちらかというと、塩よりは、このバリっとした衣をつゆに浸して食べる方が美味しい。
確かに美味しいけど、ちょっと・・、油っぽさが気になるかなぁ。
むしろ、隣席のご夫婦が絶賛していた、桜海老の方がいいのかも。品書きにある「黒はんぺん」など、静岡になにか縁があるのかしら。。
ビールをくいくいっといきながら、この掻き揚げを楽しんで、「お蕎麦を」お願いする。
ほどなく出された「せいろ蕎麦」。

おおっ~
と最近あまり見ていなかった、文字通りの「粗挽き」の蕎麦。グレーの細切りの蕎麦には、豪華に蕎麦の粒が込められ、瑞々しく輝いている。

手繰り寄せると、しっかりと蕎麦の香りが立つ。
そして、口に含むとたおやかさを持った、しっかりとした腰。見た目ほどざらつき感はないが、それで粗挽きの楽しさは十分味わえる。

風味はまだ、あまり強くはないが、それでも手繰るうちに次第に蕎麦の、しみじみとした味わいが漂いはじめてくる。
汁は、鰹などの風味を前面に出すタイプではなく、むしろ控えた溜り醤油感のある、やや濃い目のタイプ。この汁と共に手繰ることで、むしろ蕎麦の風味をよりよくかんじさせてくれるよう。
いい、蕎麦だと思う。私の好きなタイプにも近い。ただ、ちょっとつながりの短い蕎麦が、結構混じるのが気になるか、なぁ・・。
ナチュラルな蕎麦湯で、ほっと一息ついて、お勘定を。
「新そば・・はどちらのですか?」と、尋ねると、ご主人が顔を出してくださり、ちょっとだけお話を。。
今は、幌加内のお蕎麦だが、去年の常陸秋蕎麦とブレンドしているとのこと。来週あたりから、茨城・常陸秋蕎麦の新そばになるとのことで、いやぁ~
あちこちで楽しい季節の本番だ・・と、うれしくなる。
まじめに蕎麦に打ち込んでいる、ひたむきな姿がそのまま伺えるご主人と、お話させてもらえたのもとてもうれしい。また、来てみよう。寒くなり、蕎麦本番になった頃の、こちらの蕎麦をも、また食べてみたい。
ご馳走さまでした~・・
さてっ・・、寝過ごさないようにしなくちゃっっ。。
*お品書き
ざるそば 850円、辛味大根おろし 1,000円、掻き揚げそば 1,300円、穴子天ざる 1,700円、天ざる 1,800円、つけ鶏 1,100円、つけ鴨 1,500円
穴子白焼き 1,000円、玉子焼き 700円、黒はんぺん 300円、自家製ぬか漬け 200円、おでん盛り合わせ 1,000円、桜海老づくし1,000円など
玉の光(純米吟醸)、正雪(純米、純米吟醸)、初亀、富蔵など600円~

自家製粉 粗挽き手打そば
「蕎盧庵」
国立市中2-5-8 矢沢ビル101
042-573-3070
11:30~14:00 / 17:30~20:30
月曜定休
おずおずと引き戸を開けて中へ・・。
お昼ちょっとすぎ。先客で二つのテーブルが埋まっていたが、運よく入れ替わりで、片方のテーブル席に座らせてもらう。


小上がりの卓ある席もよさそうなんだけど、まだやっぱりテーブルの方が(足が)楽なので。。
骨董の古箪笥や、年代もののランプ。黒に近いテーブル席の色合いが、どこか古民家の一室に訪れたような、落ち着いた心地。
テーブル席の横には、打ち場がオープンになっていて、石臼が見える。
出された美味しい♪蕎麦茶をすすり、品書きを広げる。
一通り目を通して、表の提灯がちょっと納得。おでん盛り合わせなどなど、力を入れてるものらしい。
前回は、お蕎麦だけだったけど、今日はちょっと「掻き揚げ」も頂いてみたいな・・・。
と、掻き揚げも二種類。「生桜海老の掻き揚げ」と、「海老と三つ葉の掻き揚げ」。
つい先日、かな~り満足な桜海老の掻き揚げを「みわ」さんで頂いたばかりだったので、今日は、「海老と三つ葉の掻き揚げせいろ」を選ぶ。
これから、先生宅に訪ずれるのだから・・と、思ったんだけど~


ビール小瓶くらいなら♪と、
お願いしてしちゃう。
・・で、お蕎麦はお声かけ、で。
ふむふむ・・・、こちらではビールにアテはないらしく、シンプルにビールとグラスが置かれる。
(そのちょっとしたアテがうれしいんだけど・・ね)
ほどなくして、目の前に「海老と三つ葉の掻き揚げ」が、盛り付けも上品に目の前に置かれる。

ガラス細工のような透明感のある塩と、天つゆが添えられるのはうれしい。

美しく円を描いた掻き揚げ。三つ葉を舞台に海老が盛られた形で揚げられたもので、見た目にも楽しい演出。
ほぉ~

確かに美味しいけど、ちょっと・・、油っぽさが気になるかなぁ。
むしろ、隣席のご夫婦が絶賛していた、桜海老の方がいいのかも。品書きにある「黒はんぺん」など、静岡になにか縁があるのかしら。。
ビールをくいくいっといきながら、この掻き揚げを楽しんで、「お蕎麦を」お願いする。
ほどなく出された「せいろ蕎麦」。

おおっ~


手繰り寄せると、しっかりと蕎麦の香りが立つ。
そして、口に含むとたおやかさを持った、しっかりとした腰。見た目ほどざらつき感はないが、それで粗挽きの楽しさは十分味わえる。

風味はまだ、あまり強くはないが、それでも手繰るうちに次第に蕎麦の、しみじみとした味わいが漂いはじめてくる。
汁は、鰹などの風味を前面に出すタイプではなく、むしろ控えた溜り醤油感のある、やや濃い目のタイプ。この汁と共に手繰ることで、むしろ蕎麦の風味をよりよくかんじさせてくれるよう。
いい、蕎麦だと思う。私の好きなタイプにも近い。ただ、ちょっとつながりの短い蕎麦が、結構混じるのが気になるか、なぁ・・。
ナチュラルな蕎麦湯で、ほっと一息ついて、お勘定を。
「新そば・・はどちらのですか?」と、尋ねると、ご主人が顔を出してくださり、ちょっとだけお話を。。
今は、幌加内のお蕎麦だが、去年の常陸秋蕎麦とブレンドしているとのこと。来週あたりから、茨城・常陸秋蕎麦の新そばになるとのことで、いやぁ~

まじめに蕎麦に打ち込んでいる、ひたむきな姿がそのまま伺えるご主人と、お話させてもらえたのもとてもうれしい。また、来てみよう。寒くなり、蕎麦本番になった頃の、こちらの蕎麦をも、また食べてみたい。
ご馳走さまでした~・・

さてっ・・、寝過ごさないようにしなくちゃっっ。。
*お品書き
ざるそば 850円、辛味大根おろし 1,000円、掻き揚げそば 1,300円、穴子天ざる 1,700円、天ざる 1,800円、つけ鶏 1,100円、つけ鴨 1,500円
穴子白焼き 1,000円、玉子焼き 700円、黒はんぺん 300円、自家製ぬか漬け 200円、おでん盛り合わせ 1,000円、桜海老づくし1,000円など
玉の光(純米吟醸)、正雪(純米、純米吟醸)、初亀、富蔵など600円~

自家製粉 粗挽き手打そば
「蕎盧庵」
国立市中2-5-8 矢沢ビル101
042-573-3070
11:30~14:00 / 17:30~20:30
月曜定休
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