吉祥寺 「まつや」 冬至の柚子切り

2006/12/19/23:32  [東京都下の蕎麦]吉祥寺 画像あり

3ヶ月ぶりの診察の後、お昼も食べ損ねていたこともあり、咄嗟に吉祥寺に向かう。
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午後4時過ぎ。

吉祥寺東急百貨店のレストラン街の、
「まつや」に。
今日から、期間限定の「冬至の柚子きり」が出てるはず・・・。

 「吉祥寺 まつや」



中途半端なこんな時間でも入れる、このうれしさ。
そして、ぽつぽつと人が入っている、この、何とも言えない暢気さがいい。
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いつも通りの「お好きな所にどうぞ~・・ の声を聞き、十分に空いている席の中の端に腰を下ろす。

ふっと、顔を上げ見渡すと・・
あるある
「冬至そば ゆず切り」の文字。
Sさん、ありがとう~♪


すぐにそれを・・と、お願いしようと思ったが、先ほどの診察で、「ボルト抜き」の手術が思ったよりもずっと早い、年明け早々に、と言われた動揺がまだ収まらず・・・
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何となく、頼んでしまった「熱燗」。

ここで、ちょっと一息つけてから帰ろう・・。
いろんな思いを考えたい。

アテの蕎麦味噌は、甘めでこってり。
熱燗に旨い。


一口飲んだら、自分がとても空腹だったのを思い出し、(お昼食べてなかった・・・)
品書きの中から、大好きな「鳥わさ」をお願いする。
そういえば・・、こちらではまだ食べたことがなかったなぁ。。

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程なく出された「鳥わさ」は、ふわりと天盛りの白髪ねぎがたっぷり。
葱を掻き分けると、その下にはぴりりっと利く、山葵醤油であらかじめ和えられた鳥わさが込まれている。

これが・・、旨い。
しっとりした身の鶏肉に、からまる山葵醤油の加減。だんだんに、その醤油にしっとりとしていく白髪葱をからめて口にすると、絶妙な味加減になってくる。

素朴な味わいの熱燗と共にゆっくりと頂き・・、だんだんと頭の中を整理して。。

さて、目的の「ゆず切り」を、と、熟練の花番さんにお願いする。
暖かい微笑みで、「もう、お作りしてもよろしいですか?」というお声かけがうれしい。
やっぱり・・、老舗の店はいいなぁ。

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そして、程なく、目の前に「ゆず切り」が。
こちらでは初めての、「冬至のそば ゆず切り」。

澄んだような、柔らかい柚子の実の黄色の蕎麦。
そっと手繰り、口元に寄せると、ふわ~っと優しい柑橘類の香りが鼻腔に上がる。レモンとは違う、この柚子の持つ温かみのある酸味の香り。

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口に含んでびっくり。なんって、優しく心地よい蕎麦だろうか・・。
こちらの「もりそば」とは又、まったく違う歯当たり。変わりそばにありがちな、ぷりぷりっとした感触ではなく、しっとりとまとわりつくような、しなやかさ一杯の蕎麦。

そのまま溶けてしまいそうな蕎麦を、ゆっくりとかみ締めると、ふっと弾けるように、清々しいまでの柚子の香りが広がる。
お、美味しい・・・。

そのままで、そして、鰹の香る汁で・・と、しみじみと味わう。
ああ、一年が過ぎてゆくんだなぁ、などと、ゆっくりと感じながら。

ご馳走さまでした・・・
「まつや」で頂く、初めての「ゆず切り」。これは、旨い。

来年は・・、又、違う思いで食べるのだろうか。
又、来よう。
その時には、何を考えて、手繰っているのかな・・・。。

*鳥わさ 609円、御酒 630円、ゆず切り 945円
冬至のゆず切り 22日まで

 
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「神田まつや」吉祥寺店

武蔵野市吉祥寺本町2-3-1
吉祥寺東急百貨店9階
0422-22-1722
11:00~21:00
毎週木曜日(東急デパ-トによる)









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