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    つれづれ蕎麦 
    幡ケ谷 「ふじ多」
    2007年02月28日 (水) 23:50 | 編集
    京王線に乗り継いでの移動中、そういえば、ずっと「行きたい~」と思いつつ、行ってなかったお店があったんだ!と、急遽思い立って幡ヶ谷で下車。


    甲州街道から細長~く伸びる、「六号商店街」。
    通るのは初めてなのにそんな気がしないのは、笹塚の商店街にとってもよく似てる♪
    両側にずらっと、どこまでも続くかのような、活気のある商店街を進むと、それでもだんだんと静かになっていき・・、だんだんと住宅街に差し掛かろうという辺りに、目印のサンクスに行き当たる。ここだっ・・、と右に折れ、さらに細い道を歩いていくと・・。  

    ふっと、のっぺりとした白い壁の建物。 ここ・・ a.gif

    20070228235230.jpg

    あまりにもさっぱりとした建物に、半信半疑で近づいてみると、白い暖簾の後ろに、隠れるかのようにかろうじてかけられた小さな木の看板。

     「蕎麦 ふじ多」

    ここだ・・・bikkuri.gif 
    知らなかったら・・、いや知っていてもうっかりすると通りすぎてしまいそうな程、静かに佇むお店。

    ドアに手をかけながらも、店の息吹さえもあまりに静かで、「やってるかな~」と少々不安に思いながらおずおずと扉を開く。
     
    ・・・と、なんて素敵な空間 hahha.gif
    高めにとられた天井の、真っ白な壁で覆われた小さなひとつの部屋。小窓からやさしく差し込む日の光が暖かく・・、どこか南欧のアトリエにでも入ったかのような雰囲気。 
    どっしりとした一枚板でできた、大きな檜のテーブルが真ん中に鎮座し、両側に10個の椅子が置かれているだけの空間。 

    柔らかくあったかい、自分の隠れ家にでも入り込んだような気持ちにさえなってきて、いっぺんで気に入ってしまう。

    午後1時。
    丁度帰ろうとする二人連れのお客さんと入れ替わりで、小窓近くの奥の席に腰を下ろす。
    すぐに、「いらっしゃいませ」と、親しみやすそうなご主人が暖かい笑顔で迎えてくださり、さらにほっと・・・。
    20070228235025.jpg
    「ちょっと待っててください、今片付けますから」と言われ、置かれている品書きや、壁にそっとかけられたホワイトボードを眺めていたら・・
    ささっと、お蕎麦だけ頂いて帰るのが、ちょっと惜しいような気がしてきて・・、

    ちょっとだけならいいよね、とゆっくりしたくなってしまう。


    品書きはとてもシンプル。それでも、いくつかのお蕎麦に、お料理、それと「本日のおすすめ」のお酒とお料理がホワイトボードに書かれている。

    改めて出てきたご主人に、ちょっとお酒のことを聞いたりしながら・・、ちょっとお気に入りの「宗玄」が書かれていたので、それをお願いしちゃう。
    「お、宗玄、お好きなんですか・・」と、ご主人も喜んでくださり、ちょっと説明などなども。これは、宗玄の中でも、「八反錦」で作っているものらしい。ほぉぉ。。

    20070228234920.jpg20070228234638.jpg

    お酒は陶器の片口で。添えられたガラス作りのお猪口の底の金細工が美しく、さらにお酒を頂くのが楽しい。
    一緒に出された突き出しがまたたっぷり♪
    器に盛られた手作りの筑前煮は、歯ごたえのいい竹の子に、レンコン、こんにゃくがしっかりと味が染み、鶏肉はほろほろとこぼれていくほど煮込まれている。これだけで、十分飲めちゃう

    20070228234825.jpg20070228234749.jpg

    さらに、他の酒やお蕎麦屋さんの話などをしながら、「チーズ、大丈夫ですか?」と聞かれ、「お酒にあうんですよね・・」と、ミモレットまで。
    続いて・・、「ちょっと北陸に旅行していたので、残りものですが」と、富山の河豚の額漬けまで出してくださるじゃないのっっlove.gif  どっちも大好きっ♪

    20070228234945.jpg
    ぽつりぽつりと、お話してくださるご主人がまた、とてもあったかくていい方で、すっかり寛いでしまう。

    こちらで、自宅の一部を改築しお店を開いてもう6年になるという・・。もっと早くに訪れていればよかった、と心から思えてくる。

    ご主人のお話にすっかり和んで、ゆっくりと頂くお酒にお料理、この時間がとても楽しい・・。

    さて、そろそろお蕎麦を。
    こちらの蕎麦は、石臼でその日の分だけ、自家製粉して打っているとのことで、これはやっぱり「もりそば」を頂きたい。

    20070301000014.jpg

    頼むと、程なくして出された蕎麦は、瑞々しさのある丹精な細切りの蕎麦。

    20070301000042.jpg

    切り口も鮮やかで、手繰り寄せると、しみじみとした日向を思わせる蕎麦の香りが豊かに漂う。

    20070301000123.jpg

    かみ締めると、程よくしっくりとくる腰。やや滑り感のあるもので、こういう蕎麦は好きなタイプ。そのままかみ締めると、じわじわと蕎麦の風味がいっぱいに広がり、後にふわりと甘みを残していく・・・。
    やや、短めのものも混じるものの、これは美味しいっ

    汁も丁度いい按配に引かれた出汁が美味しい、やや濃い目のまろやかな辛汁。後で出されたナチュラルな蕎麦湯でのばすと、改めて感じる汁の旨さに、さらにうれしくなる。
    薬味は、山葵とねぎのみ。この山葵がこれまた美味しい!

    いやぁ、すっかり大満足~futt.gif
    この後の予定さえなかったら、もっともっとゆっくりしていきたくなってしまいそうな、真綿にくるまれたような暖かくほっとするお店。

    ご主人との会話も、このお店も、そしてこのお蕎麦もとても心に染みるもので、また、ぜひぜひ伺いたいと心から思ってくる。ああ、また一つ、寄り道して立ち寄りたいお店ができたことが、とってもうれしい。
    ご主人、本当にご馳走さまでした~hahha.gif


    店を出ると相変わらずのすごい風。
    でも、そんなの感じないくらい自然ににこにこしてしまっているような、そんな気持ちで。。。

    *お品書き
    もりそば、かけそば 750円、おろし 950円、とろろ(冷、温)1,000円、鴨南蛮 、つけ鴨 1,350円

    焼き味噌 400円、板わさ 450円、だし巻き卵 550円、鴨ロース焼き 1,000円、大山鳥山椒焼き、北海道ししゃも、帆立塩焼き 700円、バクライ 500円
    風の森、義侠 750円、宗玄 700円、立山 600円、ビール 600円



    20070228235050.jpg
    「蕎麦家 ふじ多」

    渋谷区本町6-28-9
    03-3320-4863
    12;00~14:30 / 17:30~20:30
    火曜、第四水曜定休



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    コメント
    この記事へのコメント
    南無さま
    ほんとう、とても個性的。
    ご主人とのお話も又、楽しかったです。
    蕎麦屋で蕎麦屋の話ができるなんて・・・、あんまり(あるにはあるけど)ないですものね。
    いいお店でした(^^)
    2007/03/03(土) 18:13:53 | URL | yuka #0kufgj3.[編集]
    昨年5月に行って以来、ご無沙汰です。
    個性的で、似たお店がちょっと思い浮かびませんね。
    ご主人、食に関して詳しそうでした。
    2007/03/03(土) 13:23:09 | URL | 南無 #ZsCrwfD6[編集]
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