三鷹 「そばや」 残念な事に閉店

2007/03/17/17:31  [東京都下の蕎麦]三鷹市・三鷹駅 画像あり

彼が休日出勤で出かけたあと、所要で吉祥寺に出向く。
昼丁度に終わったので、今日こそは場所的な事や、売り切れじまいな為に、なかなか出向けなかったお店へと久々に伺ってみることに。

三鷹駅北口。バス通りをひたすら歩き三鷹の大きな郵便局がだんだん見えてきた頃、ようやくお目当てのお店に行き当たる。

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ほぼ2年ぶりだろうか・・・。
あまりにもシンプルな店構え。黒く塗られた木の壁に、さりげない看板と暖簾のみの佇まい。

 三鷹 「そばや」

休日の昼ちょっとすぎ。
暖簾の奥の扉を開くと先客はまだない。
久しぶりの店内に入って、そうそう、こういうお店だったと記憶が蘇る。
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紺地のクロスがさらりと掛けられたテーブル席が4つ一列に並べられただけの小じんまりとした店内。
和紙で作られた電灯が雰囲気を出し、シンプルながらも細かな飾りつけには心配りも見える。

この感じはどこか調布の「やくも」を思い出させる。


すぐに蕎麦茶とお絞りが出され、テーブルの上に置かれた「本日のおすすめ」を見ると、おおっ、既に筍のお料理が2つも書かれてるm001.gifgif
これは、是非是非食べておかなくちゃ~ということで、若竹煮と焼き筍とで迷ったけど、なかなか食べられない焼き筍を頼むことに。

・・・となったら、やっぱり蕎麦前も。。
お酒もいくつか置かれているようで、それぞれグラスと一合を選べるよう。
今日は、「浦霞」を一合で。

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すっきりとした陶器の徳利に、切子細工の猪口が出される。
それと、「これを食べてちょっと待っていて下さいね」と、アテには蕗の煮物。
ほおっと目を奪われるような、透明感のある翡翠色に美しく輝いた蕗。こんなに美しい蕗の煮物は初めてかも・・・。
しゃきしゃきとした歯ごたえが楽しく、その味付けは非常に上品で美味。まぶされた胡麻もきちんと炒られたものと思われる香ばしい味わいがきちんとアクセントに。
これは・・・、こちらのお料理、そんじょそこらの物ではないのではっっheart.gif

と、ほんっとに美味しい蕗を頂きながら待つと、「焼き筍」がご主人自ら出してくださる。

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ん~・・・いい匂い。前に置かれただけで、とうもろこしのような匂いがふわっとたつ。
「ちょっと熱いけど、皮をこうして持ってどうぞ」
と、説明してくださるご主人は優しそうな素敵な方。
言われた通りに皮をはがすと、くるんっと剥けてそれを頂くと・・・、これがおいっしぃぃ~っlove.gif
添えられた塩をつけつつ食べるのだが、新鮮だからこそのえぐみのない、それこそ味もとうもろこしのような甘みがあり、加えて筍の新鮮な味わい。しゃくしゃくっとした、筍独特のこの歯ごたえがうれしく、いやぁ~、これはたまらんっ。

半割の筍は、三等分に切り分けられて焼かれていて、お聞きすると九州のものとのこと。「これから、だんだんたくさん出回りますよね niko.gif」と、おっしゃってくれる女将さんも、気さくな感じの方。
なんだか、居心地もよく、一人でまったりと頂く時間・・・。

と、だんだんに、一組、二組と地元の方と思われるお客さんが入ってきて、常連客がしっかりとついているのが伺えるよう。
さて、と私もそろそろお蕎麦を。
「せいろ」を頼みながらお聞きすると、こちらでは「ずーっと」小諸のお蕎麦を使っているとのこと。

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まずは、蕎麦猪口と汁が出され、その後に置かれた蕎麦は、ちょっと珍しく桶のような器にすのこが敷かれたものに盛られている。

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見るからにピンッと張った凛々しさのある細切りの蕎麦。顔を寄せると、おだやかではあるが優しく蕎麦の香りが鼻をかすめる。

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口に含むと、かなりしっかりとした腰。硬いのとぎりぎりくらいの、しっかりとした弾力があり、細切りの蕎麦だがとても力強いものを感じさせる。かみ締めて手繰り続けるに従い、蕎麦の甘みが次第に残っていく。どことなく、北信のお蕎麦をちょっと思わせるような素朴な力強さを感じるようなで、江戸の蕎麦とは違う魅力を感じさせられる。

繋ぎは2割とのことだけど・・・、まさか山ごぼう??(分からないけど・・・)
汁は、出汁が丁寧に引かれたまろやかな辛汁。それだけで舐めてみても、かなり美味しい。が、蕎麦にはやや薄めて、どっぷりと漬けて頂いてもいいような汁。たっぷりと出される山葵も質のいいものだし、葱も丁寧に切られてる。

見た目よりも、きちんとした量が盛られていてすっかり満足 niko.gif
しかも・・・、なんだかクセになる様な感覚があって、ちょっとすると又食べたくなってしまうような、不思議な感覚。
それにそれに、これが530円というのは、すごい heart.gif。すぐに売り切れじまいになっちゃうのも納得しちゃうなあ。

ナチュラルに白濁した蕎麦湯を頂き、久々に訪れたこちらに再び満喫。

二三お話させてもらった女将さんの、本当にさっぱりとした人柄も気持ちいいし、又来てみたいなぁ。しかも、こちらのお料理にもかなり挽かれるものもあり、「おすすめ」のコース(先付、お造り、椀、焼き物、そば)でお料理一連をも、ぜひ頂いてみたい。。

少々駅からは遠いけど、思い切って来てよかった。。
ごちそう様でした~ hahha.gif
あ、暖かい蕎麦っていうのも、よさそうだなあ・・・


*お品書き
もり、かけ 530円、たぬき 630円、きつね、とろろ 730円、にしん 1,050円、
かき揚げ 1,100円、鴨せいろ、鴨南 1,260円、天せいろ 1,580円、

ごま豆腐、里芋揚げ出し 550円、ほたるいかぬた 580円、玉子焼き 650円、焼き筍、若竹煮 680円、子持飯蛸 720円、海老種茸つくね揚げ 750円、本鱒塩焼き 800円、青柳烏賊造り、本ミル貝造り 900円など
生小 450円、中 550円、浦霞、越州、立山、雪中梅、八山海 グラス460円、一合600円~


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「そばや」

武蔵野市西久保2-3-14
0422-55-8393
11:30~14:00 / 17:30~22:00
(土日は12:00~)
月曜定休


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