つれづれ蕎麦 
川越 「百丈」
2007年05月01日 (火) 21:04 | 編集
午前中の仕事を終わらせ、ほっとすると街中はどこか休日ムード。
なんだかぷらり~としたくて、西武新宿線に乗り込むとそのまま行ってしまいたいな~・・・と、 
咄嗟に思ってしまった。
急遽、お休みの友人と連絡を取って、終点の本川越で落ち合うことに。
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そぼふる雨の中の川越。
年月を感じさせる建物が並ぶ町並に、
この雨がしっとりとした情緒をさらに感じさせる。

一度入ってみたかった、
この見とれてしまうような建物。

川越 「手打そば 百丈」

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外壁の銅版張りの建物が、雨に滲んで何とも言えない風情をかもし出している。
雨も又、いいなぁ・・・

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何度か週末に通りがかったことがあった行列のあったお店も、連休の中日の今日は、まるで平常の顔のよう。
さて、と扉を手にした横の窓の張り紙を目にすると・・ 

onpu.gif うれしくも、今の時期は、すべてのお蕎麦が十割とのこと。


中は、外のレトロな雰囲気とは全く違う、木で覆われたどこかカントリー調の落ち着いた作り。テーブル席がいくつか両側に並べられ、真ん中には一枚板の長テーブルの席が鎮座する。
空いていたテーブル席に腰を下ろすと、何だかとっても暖かい雰囲気。
ところどころ、壁に貼られた品書きのイラストが味わい深くて、ほっと寛いでしまう。
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まずは・・、
やっぱり蕎麦前を。
「日高見」をお願いして、ほおっと・・・。

アテにと出されたお豆の、ほんのり塩味の加減がよくてしみじみと、美味しい。


そして、頼んでみたお料理。
テーブルに置かれた品書きはどれもリーズナブルでうれしい限り。
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友人のお勧めで頼んだ、
会津の郷土料理らしい「こづゆ」。

レンコンに、ニンジン、腑、豆、こんにゃく、銀杏などが、とても上品な出汁で炊かれた一品。
ほぉ~っと futt.gif するような暖かい一品。


それと、とっても気になった「油揚げのステーキ」。

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表面がぱりっぱりに炙られた栃尾揚げに、たっぷりの大根おろしとねぎが載せられたもの。
これが・・・っっ、おいっしぃ~
カラリっとした表面に、中はとてもふわふわ。それでいて食べ応えがあり、かみ締めようとするとほわ~と、溶けていくよう。大豆の旨味も感じられ、これはかな~り気に入っちゃった♪

お酒も、一ノ蔵(大和伝)をお変わりして・・、「天ぷら盛り合わせ」もお願いする。

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ナス、シシトウ、かぼちゃに海老が二本。これも軽やかな揚げ具合でなかなかご機嫌な天ぷら。海老の旨味もしっかりと味わえて、こちらの天ぷらも満足なもの。しかも、これが700円っていうのはうれしいなぁ~・・niko.gif

一ノ蔵をもう一本お変わりをして、ゆっくりと頂く。入れ替わりに入っては出て行くお客さんの流れも心地よく、すっかりと寛いでしまう時間。

さあて、そろそろ我々も、お蕎麦で〆ようか・・と。
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すぐ横に貼ってある「大根おろしそば」が、とおっても気になりながら、お呼びした花番さんに尋ねると、「お酒の後でしたら・・、もりそばか、高遠蕎麦がいいかと」と。しかも、「今の時期は、すべて十割なので・・」とのことなので、ここはやっぱり♪「もりそば(十割)」をお願いする。


ほどなくして、お盆にきれいに盛られた「十割そば」は、細身のピンっと張った凛々しい蕎麦。

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顔を寄せると、柔らかく香る蕎麦の香り。十割ならもう少し・・とも思ったが、時期的なものもあるかも。

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口に含むと、シャキッとした腰がとても清々しい。冷水できりりっと〆られた蕎麦は、心地いい歯ごたえを感じさせ、のど越しがとても爽やか。成るほど・・、これは飲んだ後には気持ちがいいなぁ。しかも、よく見ると透明感のある蕎麦の間には、粗挽きの蕎麦の粒も見え隠れするのがうれしい。やや、風味は穏やかではあるが、それはそれで満足できるもの。

汁は、ちょっと珍しく溜まり醤油が強く出た感じのしっかりとした味わい。好みが分かれるかもしれないが、添えられた大根おろしを加えると、まろやかな感じになり、この蕎麦と相性もいい。
ナチュラルかな?白濁した熱々の蕎麦湯を飲みながら、ほおっとする最後のひと時。

この町並みの中で、そして、この建物の中でのほんのひと時はとても寛げた一時。
しかも、花番さんの対応もとても心地よくて、心地いい時間を・・

雨降る中のまったりとした、心地のいい時間。
ご馳走さまでした~hahha.gif
今度は・・、ぜひ、「大根おろし蕎麦」も食べてみたいな。

帰りにぶらぶらと散策してると、日も差してきて・・、
ああ、今日も又、いい一日だったなぁ~・・・futt.gif


*お品書き
もりそば 700円、高遠そば、揚もちそば 800円、とろろ、割子 900円、天ぷらもり 1,400円、鴨南もり 1,300円、かけ 700円、生姜そば 800円(大盛300円)そば定食 800円

油揚げステーキ 500円、青豆とうふ、笹かまぼこ 300円、合鴨ロース 600円、こずゆ 300円、天ぷら盛り合わせ 700円
ビール 500円、一ノ蔵大和伝、日高見、生酒 650円


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「手打そば 百丈 」

川越市元町1丁目1-15
049-226-2616
11:00~15:30(月・火・水)
11:00~18:30(金・土・日)
木曜定休





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コメント
この記事へのコメント
gun様
情報ありがとうございます♪♪。
ぜひともぜひとも、行ってみます(^^)
2012/02/12(日) 07:14:39 | URL | yuka #0kufgj3.[編集]
桜庵にぜひ
「おざわ」さんもいいですが、的場の「桜庵」にぜひ行ってほしいですねー。
そこでは十割より二八の方がお勧めです。
2012/02/11(土) 21:44:37 | URL | gun #nEx7PFYA[編集]
gun様
そうそう、お二階がギャラリーでした。
私も随分ご無沙汰しちゃっているのですが、又訪れたくなってきています。
狭山の「おざわ」さん、行ってみます♪
2012/02/11(土) 08:39:45 | URL | yuka #0kufgj3.[編集]
かおたいまきしん様
ほどぼのとして暖かな空気が伝わってきます。そうですか、お孫さんも…(u_u*)~。
和やかに楽しめた、訪れた時の事を思い出し、又行ってみたくなりました。
ありがとうございます(^^)
2012/02/11(土) 08:37:12 | URL | yuka #0kufgj3.[編集]
 もう7年以上前だと思いますが、2度ほど伺いました。「そばの横好き」さんの時は
開業してなかったとのことですが一体どれほど大昔なんでしょう?私の時には2階がギ
ャラリーっぽかったような。車は店の前の市役所の駐車場にとめさせてもらった記憶が。
 とにかくシャキッとしたお蕎麦という印象で好みでしたが、確かに香りは弱かった気
がします。それが「蕎麦喰い師」のおっしゃる湯ごねのせいだったとは。なるほど。
川越では確かに「はすみ」も好きです。絶滅に瀕している感のある禅味会の貴重なお店。
国分寺の「一乃屋」はとうの昔に閉店したし、狭山の「おざわ」は脱会したとのことだ
し。ちなみに「おざわ」の田舎蕎麦は大好きです。
2012/02/10(金) 21:28:33 | URL | gun #nEx7PFYA[編集]
とても気さくで
このお店には年に5回ぐらい食べに行きます。すいている時間に行ってお酒でそば前を楽しみ〆におそばをいただきます。長年行っているので、気さくなご家族とお話をします。お孫さんも増えて交代でお守りをしているのがほほえましいですね。
料理やお蕎麦の種類はあまり変わりませんが調度品や張り紙が凝っていて見るのが楽しいです。先日はそば割り焼酎でこづゆをいただき〆は山菜ときのこの温かいおそばでした。香ばしいお麩も入っていました。おいしいです。
2012/02/10(金) 11:07:08 | URL | かおたいまきしん #JUoi1EN6[編集]
よしのふぁん様
えっ?こづゆの話がちゃんとあるじゃないですか~(^^)。
それにお酒もっ♪
(好み近そうですよ~)
とは言いつつ・・、四合瓶が何本もっっ??
下戸の私には想像できません~・・(^^;;

「こづゆ」、会津でも地方、あるいは家庭によってそれぞれっぽそうですね。
いいなぁ。
茨城の「けんちん」も、家庭によって様々なんですよ。
ああ・・、地方って、やっぱりなんか、いいですね。。
隠居したくなっちゃいました~・・
(どういうこっちゃ??)
2007/05/07(月) 22:26:45 | URL | yuka #0kufgj3.[編集]
「こづゆ」といえば
私どもの知り合いで会津出身のご夫婦が
近所にお住まいで、
お邪魔しては酒酌み交わす(もっとも吟醸も好きな当方に
比してご主人はどちらかといえば山廃や熟成したタイプが
お好み、と分かれますが…あ、あらぬ方向に話が…汗)仲です。

で、去るとき「こづゆ」をよばれたことがありました。当家では豆麩
を珍重され、幾多の野菜を細かに刻んで入れておられましたが、
出汁の主体が「鰤」なんだって仰ってました。ご当家好みかな?

朱塗りの木椀にともかく山盛り一杯振舞ってくださるのが
城下町でも東北の、って雰囲気がありました。テンコ盛りでも上品
ですね。勿論お代わりしましたが、呑む方が忙しく端が呆れて
ました…。4合瓶が何本も空いてましたね(滝汗

あれ?蕎麦の話題がない!!
(がぁ~ん)

2007/05/07(月) 19:27:55 | URL | よしのふぁん #-[編集]
海苔太郎様
そう、素敵でしょう、こちら。
建築学会では「看板建設」と呼ばれるものなんですって。
昭和初期に建てられたそうで、「国の有形文化財」だそうです。
ぜひ、一度、見にいらっしゃって・・。
日本橋同様、川越の町並みも、昔の面影だらけでとても楽しいですよ(^^)
(日本橋、人形町・・、この辺りもいいですよね♪)
2007/05/05(土) 07:57:52 | URL | yuka #0kufgj3.[編集]
イイ風情ですね。
蕎麦もこつゆも魅力的ですが、建物もとても素敵ですね。
銅板に浮いた青錆が良い雰囲気・・・。
私は日頃都内で懐かしい建物や町並みを訪ねて散歩して回っているんです。
そのついでに立ち寄る美味しいお店が堪らなく楽しみなんですよねぇ。
蕎麦はもちろんの事、この間は日本橋で穴子の専門店を見つけてしまい、ついついお酒もかなり入ってしまいました。
そこも明治時代からの日本民家を活用した店構えでとても良い雰囲気でしたよ。
美味しい食べ物に素敵な建物、いやぁイイものですね。
2007/05/04(金) 12:22:52 | URL | 海苔太郎 #-[編集]
蕎麦喰い師様
「こづゆ」・・、干し貝柱だったのですか。
確かに鰹とは違う、なんだか優しさの中に複雑さも感じられました。美味しかった~。
はい、湯ごねではあってもあのしゃきっとした歯ざわり、そして口当たりがすがすがしてく楽しめました。何よりも、女将さん、花番さんの応対も気持ちよく、いいお店なぁと・・。
こちらは、ふいっと、途中下車ならぬ、計画的乗り過ごしの、昼蕎麦です。思ったよりも川越は近いので、又訪れたいな。残念なのは、行ってみたかった「花万木」さんが閉店してしまっていたこと・・。

東北方面♪
ぜひ、行ってみた~いっ。読んでいたら、光景が浮かんでくるようで、すぐにでも行ってみたくなっちゃいました。(でもGWはやめよっと)。
いつもありがとうございます。お話を聴いているだけでも、とても楽しいです(^^)
2007/05/03(木) 10:06:33 | URL | yuka #0kufgj3.[編集]
小さな旅
「こづゆ」の出汁は何で取るか知ってますか? 干し貝柱なんです、それでチョット面白い出汁の香りになっているんです。
余り見かけませんが会津にはもう一つ「ざくざく」と言う「こづゆ」の原形?みたいなのがあって、これは「田作り」で出汁を取ります。
郷土料理には面白い出汁の取り方をするものが散見されます。山形の「たまこんにゃく」はスルメで出汁を・・・ 旅の面白さはそんな事を知る事にもあるかも知れません。
百丈さん店内のアッチコッチにあるお嬢さんの描かれたイラスト(絵?)は可愛らしいですね(年賀状もその絵で作られています)
お蕎麦は典型的な会津の打ち方で、湯捏ねするからどうしても香りが抜け気味にはなってしまいますが、鋭角的な角の立ったシャキッとした食感は、あれはあれで一つの楽しみですね。
yukaさん、次回の旅蕎麦は東北方面は如何ですか? 会津、喜多方、米沢、天童・・・ついでに滝の名所 秋保あたりも・・
つい先頃、私は栃木から会津西街道をチョット北上するドライブをしてきました。これから暑くなったら、作られた観光宿場町ではありますが「大内宿」なんか気持ちが良いですよ! しょうも無い葱を箸代わりにした名物のお蕎麦を食べて、通りの両サイドを流れる水路で冷やされたスイカ、トマトなんかを買い食い・・ 
旅蕎麦はこれだから止められないな。
川越も日帰りの旅蕎麦かな? 次回は「はすみ」「鎌倉」なんかもありますしね。
2007/05/03(木) 08:14:07 | URL | 蕎麦喰い師 #VDz0rjeM[編集]
そばの横好き様
そうなんです。
あんまりにも、バッチリと合っていてこれはたまらないですよね(^^)
しかも、ひとつひとつのお料理も丁寧で美味しく、
お蕎麦も、まじめさの伺えるぴしっとしたものでした。

ぜひぜひ♪♪
川越散策がてら・・又。

GWは、なにやらお祭りもあるみたいですよ。
2007/05/02(水) 23:06:03 | URL | yuka #0kufgj3.[編集]
いいですね~!
手打そば 百丈、イイですね~!
街の風情と建物の趣が、そばとベストマッチングですね。

一度、喜多院?の骨董市に遠征した事がありますが、その時はまだ、開業されて無かったので、今度は是非、ここを目当てに訪ねてみたいです。
2007/05/02(水) 23:01:39 | URL | そばの横好き #XFDgHaK2[編集]
ゆきうさぎ様
コメントありがとうございます♪

「弥生」さん、すごく行ってみたいと思っているんです。
ええっ、、やはり、車じゃないと遠いのかしら~・・
(西川越からだったら、電車でも??)

七里の「くろむぎ」さんは、知りませんでした。
こちらも是非、伺ってみたいです。
情報、とてもうれしいです。
ありがごうございました(^^)
2007/05/02(水) 21:48:03 | URL | yuka #0kufgj3.[編集]
ソバツユ様
雨のしっとりとした風情に、溶け込むかのようなお店。よかったです・・。

あ、こちら、「ひゃくじょう」です(^^)

川越散歩と合わせて、お勧めですよ~
2007/05/02(水) 21:45:40 | URL | yuka #0kufgj3.[編集]
ぜひ
はじめまして。さいたまの蕎麦好きです。
いつも楽しく読ませていただいています。
川越に車で来られることがありましたら
「弥生」というお店がオススメです。
あと、川越ではないですが、
七里の「くろむぎ」もなかなかです。
「百丈」(ひゃくじょう)さんへは
まだ行っていないのですが良さそうですね。
今度行ってみたいと思います。
2007/05/02(水) 20:59:48 | URL | ゆきうさぎ #-[編集]
う~ん、凄い
素晴らしい建物ですね、お蕎麦も透明感が・・・
「こつゆ」も食べてみたいし、
「ひゃくひろ」と読むのでしょうか、
伺いたくなってしまいます。雨の日に似合いそう。
2007/05/02(水) 12:27:39 | URL | ソバツユ #tHX44QXM[編集]
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