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    つれづれ蕎麦 
    下山口 「狭山 翁」
    2007年07月05日 (木) 22:58 | 編集
    ひょっこり一日空白ができてしまったので、咄嗟に電車に乗り込み狭山へ・・。
    ずっと行ってみたいと思っていたお店は、西所沢でさらに乗り換えた「下山口」の駅。えんえんと続くのではないかと思わせる坂道を上った先に ase2.gif、ようやく現れる。

    20070705195324.jpg

    ふっと前触れもなく現れるお店は、しっとりとした和の空気が表からも感じられる、落ち着いた風情。

    20070705195343.jpg

    下山口 「狭山 翁」


    乗り換えの時間やらで、すっかりお昼も1時を当に過ぎた昼下がり。その佇まいに、ちょっと身構えながら暖簾を潜り、扉を開く。

    すぐに広がる空間は、ゆったりとしたテーブル席3卓に、奥に2卓ほどの小上がり。先客はサラリーマンと思われる男の方が一人、蕎麦を頂いているのと、上品な老紳士が今しがた訪れたという様子。残りのひとつのテーブルに腰を落ち着ける・・。

    すぐに奥様(?)が出てきてくださり、「お茶は温かいのと冷たいのとどちらがいいですか?」と、聞いてくださり、冷たいのをお願いしながら、おかれた品書きを広げてみる。
    「もりそば」に「おろしそば」「鴨汁そば」・・・と並ぶ中、興味のあった「田舎蕎麦」は休日限定とのこと。最後に書かれている、オススメの「蕎麦セット」がとても魅力的な内容だったので、すかさずそれをお願いすることに。

    「焼き味噌」、「おぼろ豆腐」「ナスの揚げ出し」が付くセットだもの、やっぱり(っていうか、既に昼酒の気分まんまん~heart.gif)お酒の品書きを見つめながら、珍しい「貴」があるのを見つけ、それも一緒にお願いしちゃう。

    快く聞き入れてくれた奥様が、程なくしてお盆に一斉に盛り付けて出してくださる。
    おおおっ、豪華・・・
    「蕎麦セット」は、焼き味噌、おぼろ豆腐、茄子の揚げびたし、山葵の醤油漬けと、「かけ」か「せいろ」、最後にデザートが付く内容で、デザートは、「杏仁豆腐」と選べる中から「蕎麦白玉」をお願いする。

    20070705195309.jpg

    よく冷やされ、ふわりと柔らかく広がる「貴」を頂きながら、まずはこの「青豆おぼろ豆腐」を・・。
    と!こ、これが、か・な・り、美味しい~っ。
    ふわっとした柔らかめの豆腐で、甘みがとても濃い。大豆、青豆の風味がぎゅっと詰まった感じで、醤油を添えられるが、何もなくてもうっとりしながら食べてしまう。これはいいなぁ~っlove.gif

    ナスもとろっと柔らかく上品な味わいに、お酒にはもってこいの焼き味噌は申し分なく、しみじみとゆっくりと味わう。
    時折、常連と見られる老紳士のおじ様と、その横にそっと腰を落ち着ける奥様と交わす会話も楽しく、知らずしらずにゆるゆるとした時間が流れていく・・・。

    たっぷりとゆっくりとした時間を過ごさせて頂き、そろそろお蕎麦を。

    20070705195233.jpg

    エッジの鮮やかに立った、乱れのない見目麗しい二八の蕎麦。
    長坂の翁で修行をなさって、ここで既に6年とのこと。「早いわねぇ~」と女将さんは、しみじみとおっしゃる。

    20070705195253.jpg

    丹精な蕎麦をしみじみと眺めながら、口い含むとしっとりとした弾力が心地いい。かみ締めると後から、甘みを含んだ蕎麦の風味がすうっと鼻腔をぬけ、喉越しよく落ちていく。翁の蕎麦の良さが現れた洗練された蕎麦。鰹の風味が上品に立つすっきりとした汁もよく、蕎麦とからまりお互いを引き立てているよう。すっかりするすると食べ進めてしまう。

    そっと出される蕎麦湯は、優しく白濁した滑らかなもの。「皆さん、うちの蕎麦湯も美味しいっておっしゃって下さるのよ」とおっしゃっているように、確かに美味しい。お変わりをしてたっぷりと・・・。

    と、最後にデザートの「そば白玉ぜんざい」が。

    20070705195359.jpg

    カリカリに炒られた蕎麦の実が香ばしく、中のそば白玉がふわっふわ
    丁度耳たぶのような柔らかさに、むちょっとした感触がなんとも言えない。さらさらっとした、甘みを抑えたぜんざいもすっと優しく舌を楽しませ、食後の余韻を十分に楽しむ。

    ん~、そば白玉っていいなぁ・・・love.gif

    おじ様も帰られ、女将さんとぽつぽつとお話などしながら、さて私もお勘定を・・・。
    格式あるようで、ここは、なんて暖かいお店なんだろう。

    ご馳走さまでした~hahha.gif
    と、扉を開けると、門の外までお見送りまで。ずっと先まで女将さんの姿を見ていたら、ふうっと心に温かいものを感じてきて・・・。

    又来たいな、ゆったりとしたなんて寛ぐ時間だったろう・・・。

    *お品書き
    もりそば、田舎そば(土日限定)840円、おろし 1,000円、とろろ 1,200円、鴨せいろ 1,365円、天せいろ 1,575円、そばセット 1,575円、かけ 840円、山かけ 1,200円、鴨南 1,365円

    焼き味噌、こだわりのおぼろ豆腐 315円、そばがき、天ぷら盛り合わせ 840円、そば白玉ぜんざい、杏仁豆腐 315円
    黒龍、貴、臥龍梅、出羽桜、磯自慢、喜泉田むら、郷の誉、女なかせ 800円~


    20070705194815.jpg
    「狭山 翁」

    所沢市小手指南1-17-34
    042-903-9940
    11:30~17:00
    月休(祝営業翌振休)
    P3台 店内禁煙



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    コメント
    この記事へのコメント
    gun様
    うーん…
    私もまた行ってみます!
    (坂がきついんですが…^^;;)
    2013/07/01(月) 09:22:39 | URL | yuka #0kufgj3.[編集]
     なんでだろう?2度目の昨日もみなさん
    のコメントのような良い印象ではありませ
    んでした。焼き味噌は美味しかったので
    すが、田舎そばは普通の美味しさ。山葵
    があまりにも少なくしかも水っぽくて辛み
    も甘みも無くて、ネギも一部乾いてカビカ
    ビっぽかったし、これが蕎麦の鬼とも聞く
    高橋氏の教えを受けた店なのかな?と
    首をかしげました。
    2013/06/30(日) 22:11:08 | URL | gun #nEx7PFYA[編集]
    chinen様
    あの坂、なかなかきつかったのでは…。
    土日限定の田舎を頂いたなんて、羨ましい限りです。
    あの大女将さんの笑顔が、思い出されてきます…。

    chinenさんのお言葉、
    >なんだか自分のことのように

    なんて書いて下さるんですもの、思わず涙が出てしまいました。とてもうれしいです。
    気に入って頂けたら、私もどんなにか…。
    本当にありがとうございます。
    これからも、よろしくお願い致します。
    2010/02/21(日) 09:59:51 | URL | yuka #0kufgj3.[編集]
    今さらではありますが・・・
    ずっと行きたい・・と思っていた「狭山 翁」、念願が叶い、今日ようやく行くことができました!
    今回、週末なので、土日限定「田舎そば」を頂くことができました。1本1本丹精込めて打ったそばは、ご主人のそばに対する愛情を感じました・・・。

    そして・・・、本「つれづれ蕎麦」、手に入れました! 長いこと参考にさせていただいているyukaさんのブログが、「本」という形になったことに、なんだか自分のことのようにうれしくて・・・。 さらには「23区の特選18店」の中に練馬区がなんと3店舗もランクインされていることがまた嬉しくて。本「つれづれ蕎麦」を片手に、これから益々、手打ち蕎麦店通いが多くなりそうです!
    2010/02/20(土) 19:47:17 | URL | chinen #gVrIp3A2[編集]
    南無さま
    コメントありがとうございます。

    よかった・・・。
    なんというか、静寂とゆるやかな空気。
    そして、帰りにメモしてきましたが、あのお豆腐は、本当に美味しい。
    蕎麦もよく、ぜんざいも。

    とても堪能しました。
    こういうお店に出会えるから、たまらないですよね~・・
    2007/07/08(日) 10:20:36 | URL | yuka #0kufgj3.[編集]
    ほっ(^。^)
    そうだったんですか・・・。

    もひとつの顔があったんですね♪
    2007/07/08(日) 10:19:06 | URL | yuka #0kufgj3.[編集]
    豆腐もね・・・
    yukaさん行かれたら、どんな印象を持つか楽しみでした。
    蕎麦は良いし、「わたなべ」の豆腐は旨いし・・・
    行きたくなってしまいますね。

    2007/07/07(土) 21:40:15 | URL | 南無 #ZsCrwfD6[編集]
    管理人のみ閲覧できます
    このコメントは管理人のみ閲覧できます
    2007/07/07(土) 12:07:20 | | #[編集]
    練馬のんべ様
    コメントありがとうございます。
    じ、自転車でっっ??
    それは、絶対疲れます、と思います・・っ。
    あの辺りは、本当に坂が多いですよね。

    それはそうと、私もすっかり気に入ってしまいました。訪れてみてよかったです。
    2007/07/07(土) 11:16:12 | URL | yuka #0kufgj3.[編集]
    真秀さま
    本当に、とても寛ぐ時間をすごせました。
    あの坂を登ってでも、又是非行きたいお店です。

    女将さんとちょっと坂の話をしていたら、「小手指からバスが出てるから、その方が楽よ~」なんて言われちゃいました(^^;;
    2007/07/07(土) 11:14:15 | URL | yuka #0kufgj3.[編集]
    aiz様
    そう、とても丹精な蕎麦で、流石・・と思ってしまいました。蕎麦も、そして風情も、女将さんも、本当にいいお店です。

    長岡・・、行ってみたいです(^^)
    2007/07/07(土) 11:12:25 | URL | yuka #0kufgj3.[編集]
    ☆まがり★ 様
    ぜんざい、いいですよ。

    三茶、いいじゃないですか♪
    手近なんて羨ましいです(^^)
    2007/07/07(土) 11:10:58 | URL | yuka #0kufgj3.[編集]
    大好きなお店のひとつ
    小川さん、いいそば打ってますよね。そばだけでなくほんとのんびりできるいいお店。先日、うちから自転車で行ったら、東村山まではいいけど、そこからが八国山を巻かないと行けないので案外遠く、いささかくたびれました(苦笑)
    2007/07/06(金) 23:51:22 | URL | 練馬のんべ #.GslOXVU[編集]
    駅からの
    坂道は辛いですけど、
    登る価値のあるお店ですよね。
    ふっと時間をかけて寛ぎに行きたいお店です。
    2007/07/06(金) 23:43:53 | URL | 真秀 #p6owyR5Q[編集]
    達磨系ですねー
    きれいなクリーム色の蕎麦、見るからに達磨(高橋氏)系の蕎麦って感じですね、伊豆長岡の三つ割り菊 http://www.mitsuwarigiku.com/ のお蕎麦も同じ表情をしていました。
    2007/07/06(金) 21:01:50 | URL | aiz #kJo.AJT.[編集]
    いい色の蕎麦だなー
    ぜんざいがまたいい

    週末どこかでつるつるっと手繰りたいな
    やはり手近な三茶に行くか
    2007/07/06(金) 14:39:37 | URL | ☆まがり★ #-[編集]
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