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    つれづれ蕎麦 
    学芸大学 「与志田」
    2008年01月23日 (水) 23:54 | 編集
    一時雨に変わったかと思った雪も、所用を済ませて外に出ると再びしっかりとした雪となって舞っている。この、いつもとちょっと違う風景がたまらなく好きで、私は雪の降る日は心落ち着かない。

    ぽたぽたと降り続く雪の中、以前訪れた時の印象がとても深く残っていて、又是非とも訪れたいと思っていたお店へと足を向ける。
    学芸大学駅前の線路沿い、かじかむ手も先に見えてくるお店を思えば、何のその、なんだかうきうきとした足取りで・・・ futt.gif

    ・・・がっっ、
    目の前に着いた「いしおか」さんの看板の下は、しっかりシャッターがっっ
    雪だからだろうか、何故か下ろされているシャッターの前で呆然としてしまう。

    さて、どうしよう・・・hanamizu.gif

    一挙に寒さも激しく感じ始めながら、そういえば、来る途中で見かけた「手打ち」の文字の書かれたお店へ行ってみようか、と思い出す。何度か前を通る度に、いつかは一度入ってみようかと思っていたんだった・・・。と、思い直し、再び駅へと引き返す。

    線路沿いの細い道沿いに、正当な蕎麦屋風情でたたずむお店。

    08-1-23 1店

    学芸大学 「手打ちそば・うどん 与志田」

    きりりと襟元を正したような佇まい。看板にも表にもきちんと「手打ちそば」の文字が書かれている。

    しゃんっとした間口の扉を開き、店内へ。
    開けた途端に、ぱぁっと広がる明るい空間は、暖かみに満ちたこれも蕎麦屋ならではの風景が広がる。
    右手には小上がりの席、左手にはテーブル席がそれぞれ4つ程並び、清潔感漂う気さくで心地のいい空気。すでに1時も回ろうとする時間にもかかわらず、ほぼ満席で賑わっている。

    すぐに優しい笑顔で迎えて下さる女将さんが、「奥空いてますよ、どうぞお上がりになって下さい」と出迎えてくださり、何とか空いていた小上がりのひとつのテーブルに腰を落ち着ける。

    隅々まで暖房の入った店内は、凍えそうな体をゆっくりと解けさせてくれるよう。

    ほっとして出されたお茶を頂きながら、置かれた品書きに目を通す。
    こんな日だし、何か温かい汁蕎麦を・・・と、見ると、冷たい蕎麦も温かい蕎麦もそれぞれいくつか並ぶ中、珍しいことに、「温かいつけ汁のせいろ」と書かれた品書きが豊富に書かれている。
    鴨汁を筆頭に、カレー南蛮、鳥南蛮、親子南蛮、そして天ぷら(掻き揚げ)なるものも。

    もしや・・?と思い、この「天ぷらせいろ」を女将さんに尋ねると、温かいつけ汁に掻き揚げが入って出されるとのこと。すぐに、赤坂砂場の天せいろを思い出し、とっさにそれをお願いすることに。

    08-1-23 1かべ208-1-23 1かべ

    待ちながら、前のお客さんの「サービス天せいろ」の天ぷらが目の前に出されていて、海老、イカ、キス(かな?)それに野菜がいくつか盛られていてこれも美味しそう。
    さらに横の壁を見上げると、地酒がいくつも豊富に書かれているあたり、夕暮れあたりに一杯頂いて、あの天ぷらで・・・、とつい、よこしまな思いが横切ってしまう。

    などと思いを馳せていると、程なくして目の前に「天ぷら(掻き揚げ)せいろ」が置かれる。

    08-1-23 1かきあげせいろ

    円形の蒸篭に盛られた蕎麦は、細身でエッジの立った繊細な面持ち。その横には、たっぷりの汁に掻き揚げがゆったりと浮かんでる。

    08-1-23 1そばアップ

    まずは、海苔のかけられたお蕎麦から、と、手繰り寄せ口に含む。しゃきしゃきっとしたしっかりとした腰が、とても心地いい。香り、風味は強くはないが、冷水できりっと〆られた蕎麦は心地よく、のど越しもすがすがしい。

    08-1-23 1てんぷら

    一方、掻き揚げ天汁。熱々の汁に浸された掻き揚げは、桜海老、小海老にイカがふんだんに盛りこめられたカラリとした掻き揚げ。出汁の取られた汁に、この海老の風味が香ばしく染み出てこれは美味しい。

    この汁に蕎麦を浸し頂くと、しっかりとした腰を保った蕎麦に、まんべんなく汁が絡まり非常に美味。はじめさくっとした衣の天ぷらが、次第に汁を吸いほどけていく過程もまた楽しく、手繰る毎に楽しめる。
    うんうん、これは美味しい futt.gif

    いつまでも熱々の蕎麦汁で、この蕎麦をすっかり頂き、別に出してくださった小鉢にレンゲで取り分け、サラサラっとしたこれも熱々の蕎麦湯を注ぎいれ、たっぷりと頂く。
    すっかり満足な気分に浸り、体の芯まで温まって来る心地。

    お腹も満たされ、温かみのある女将さんの接客も心地よく、満足な思いで席を立つ。
    「ありがとうございました~」と、奥からきちんと挨拶して下さるご主人の言葉も又うれしい。

    思いがけずに暖簾をくぐったお店だったが、非常に気分よく外へと・・・。
    「にゃあ 美紀ねこ
    門番のように座っていた猫にも見送られ、お店を後に。
    ご馳走さまでした~hahha.gif

    ・・・雪もいつの間にか、霙に変わってる・・・futt.gif


    *お品書き
    もり 600円、ざる 700円、なめこおろし、珍汁胡麻、とろろ 900円、辛味おろし 1,000円、温かいつけ汁 掻き揚げ 1,000円、カレー南蛮 950円、鳥南、肉南 900円、鴨南 1,100円、かけ 600円、たぬき 700円、卵とじ、かきたま、おかめ、鳥南蛮、肉南蛮 800円、山かけ、カレー南蛮 950円、おかめ、あんかけ、掻き揚げ 1,000円、鴨南蛮 1,100円など

    つまみ 500円~
    神代正宗、玉の井、飛騨自慢鬼ころし、氷室、笑じょうご、春霞、澤の井、浦霞、菊姫、八海山、写楽 550円~


    08-1-23 1店前
    「手打そば・うどん・与志田」

    目黒区鷹番3-8-3
    03-3715-8658
    11:00 ~ 20:30 
    月曜日 禁煙


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    2008/09/01(月) 11:33:31 | | #[編集]
    tatenon様
    はい、「いしおか」さんとは、又別の良さを感じられるお店でした。

    ああ、でも懐かしい・・・。
    雪が降る中、伺ったんですよね~。
    熱燗が、心に染み入るように美味しくて。。
    今度、天ぷら、食べてみます(^^)
    2008/07/27(日) 11:12:08 | URL | yuka #0kufgj3.[編集]
    この天ざるに惹かれて、「いしおか」さんとはしごしました。この天ざる、懐かしい美味しさ、嬉しいですね。「いしおか」さんがざらつく現代風の美味しさなのと好対照。猛暑の中、大いに楽しめました。
    2008/07/26(土) 21:26:24 | URL | tatenon #-[編集]
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