東北沢 「あさひ」

2008/01/24/09:32  [東京の蕎麦]世田谷区 画像あり

今年早々に教えて頂いた東北沢のお店が気になっていたところ、タイミングよく「行ってみましょう」とのお誘いを受け、待ち合わせて喜んで向かうことに。
この冬初めて本格的な雪の舞う中、雪見酒も楽しめそう~と、わくわく hahha.gif

東北沢駅を降り、南側の出口から、突き当たりを左に折れ歩くこと数分。ちょっと入った細い路地沿いの暗闇の中に、ほんのりと漏れた明りが目に入る。まるで誘われるように、ゆっくりと向かうと、静かにたたずむ小さなガラス張りのお店が目の前に。

08-1-23 店

オリエンタル調の暖簾がさりげなくかかり、控えめに置かれただけの看板。
どこか秘密めいた雰囲気が醸し出され、心が惹きつけられる不思議な魅力が・・・。

東北沢 「蕎麦うどんItal  あさひ」



ちょっとドキドキしながら、ガラスの扉を開く。
テーブル席ふたつ、それにカウンター席が3つだけの小さな小さなお店。

カウンターのすぐ後ろは、オープンキッチンになっており、すらりとしたご主人が迎えて下さる。

08-1-23 ビール2
4人でそのひとつのテーブルを囲んで腰を下ろし、まずは、新年のご挨拶を兼ねて乾杯 niko.gif

恵比寿ビールの他に、茨城木内酒造の地ビール「ひたちのビール」が置かれているのがうれしく、そちらを。
ヴァイテェン、エクストラハイの両方の飲み比べ。


エクストラハイの香り豊かでフルーティなビールが実に美味しい。

さてさて、落ち着いたところでお料理を・・・。
こちらでは決まったお料理の品書きはなく、その日入った新鮮な素材を使って、日替わりでご主人が作って下さるとのこと。
素材に拘ったご主人の作られるお料理は、新鮮な野菜料理が中心とのことで、これも楽しみ。

と、まず出して下さったのが、たっぷりと盛られた「煮昆布」。

08-1-23 煮昆布

しっかりとした昆布が柔らかく炊かれ、椎茸と一緒に煮込まれたもの。上品な味付けなので、素材の美味しさが感じられる、しみじみとした一品。

他にお客さんもいなかったこともあり、キッチンの中からご主人をも交えてお話も・・・。
お聞きすると、なんとこちらのご主人は、これまでに「黒森庵」のご主人が以前にやっていた、出張蕎麦を一緒になさっていたそうで、これもびっくり。その後、烏山の「典座」さんでも働いていたそうで、どの日かお会いしてたかも・・・、などと思ってしまう。そして、去年の12月にこちらでお店を出されたとのこと。

となると・・・heart.gif、お蕎麦もお料理も期待十分。

あれこれとお話を聞かせてもらいながら、作って頂いた二品目は、「山芋のガレット」?

08-1-23 山芋

きれいに焦げ目のついたまるでホットケーキのような見た目の品は、山芋のみ、皮ごと摩り下ろして焼いたそう。

08-1-23 山芋食べ08-1-23 山芋とりわけ

崩してしまうのがもったいないような、きれいな円形の山芋に箸を入れると、ふわっふわのとろとろ。表面はカリッと香ばしく、口の中で溶けていく山芋が美味しい。

08-1-23 薬味

そのままでも味わいある山芋だが、大根おろし、ねぎ、鰹節、練り梅、岩海苔、青海苔などの薬味が添えられ、それぞれ好きなものをかけたり乗せたりして頂くと、又いろんな味が味わえこれは楽しい。

添えられた焼きトマトもとろりとして甘みが強く、立派な小松菜のお浸しもしゃきしゃきとして瑞々しい。

08-1-23 品書き108-1-23 酒

代わる代わるに頂きながら、ビールからお酒に変えて。
片口の器に入れて出して頂けるので、順番に「八海山 純米吟醸」、「天の戸 無濾過純米」、「四季桜 初花」、そして「松竹梅」は燗でと順番に頂く。

08-1-23 かぶ

食べるタイミングを見てすっと出してくださった「ふろふき蕪」。
かなり大振りな蕪は、箸を入れるとすぅっと通るほど柔らかく、上品で優しい出汁で炊かれた蕪がとても甘い。ほっと優しくなってしまうような心地がするお料理に、野菜って美味しいなぁ、としみじみと感じ入る。

08-1-23 れんこん

そして、熱燗に・・・と出てきたのが、「若布と葱の炒めもの」に「レンコン炒め」の盛られたもの。
さっと焼かれたシンプルな蓮根が、これまた美味しい

お酒に、お料理に、そしてご主人を交えてのお話にすっかり満喫したところで、そろそろお蕎麦を・・・。
こちらのお蕎麦は、「もり」」に「あつもり」に「釜揚げ」の三種類。
それに今日は、「太打ち」もあるとのことなので、一皿ずつお願いする。

08-1-23 蕎麦猪口
と、何やら大きな籠をテーブルに置かれたと思うと、好きな蕎麦猪口を選ばせて下さるとのこと。

これは面白い onpu.gif
お猪口を選ばせて頂けるところはよく見かけるけど、蕎麦猪口というのは初めて。


各々好きなお猪口をあれこれと選んで、お蕎麦を待つのも楽しい。

そして、まずは、「(細打ち)もり」から。

08-1-23 もり

陶器の器にすのこが敷かれて盛られた蕎麦は、凛々しく角の立った丹精な蕎麦。切り幅、長さにもムラがなく、瑞々しく輝く様がとても美しい。

08-1-23 もりアップ

皆で取り分け、手繰り寄せると、穀物の何ともいえない香ばしい香りがふわりと濃く上ってくる。そのまま口に含むと、しっとりとした心地のいい腰。もちっとした歯ごたえを感じながら、かみ締めると、これも濃い蕎麦の風味が口中に広がる。何もつけずにそのままで十分に濃い蕎麦の味わいに、おもわずうっとり love.gif
これは・・・、美味しい。

続いて「(太打ち)もり」蕎麦。

08-1-23 もり太打ち

太打ちとは言え、極太ではなく、先ほどのもりに比べ、やや太めといったもので、これは私も好きな太さ。

08-1-23 もり太打ちアップ

こちらも、香り風味共にとても濃く、さらにしっかりと噛み締めるとしみじみと蕎麦の味わいが楽しめる。
十割とは思えない、滑らかさもあり、思った通り非常にレベルの高い蕎麦に大満足。

食べ終えた頃合に、今度は「あつもり」蕎麦が、丼に盛られて出される。

08-1-23 あつもり

ここでの「あつもり」は汁には浸されず、茹で上がったものをそのまま出すタイプ。
ほんのりと温まった蕎麦は、これも風味がよく、さらに甘みをも感じられる。ん~、これも美味しい・・・love.gif

汁は、全く甘みを含まない、かなり辛めの汁。私にはやや塩分が勝っているようにも感じたが、これは好みの分かれるところかな・・・。

と、いつの間にか頼まれていた(?)「うどん」まで。

08-1-23 うどん

釜揚げスタイルの、湯に張られて出されたうどんは、極太っっ。
と、口に含むと、小麦の香ばしさが感じられ、そのままでも味わいのあるうどんに、さらにびっくり。この太さが又味わいがあり、これも面白い。

しかも、蕪の摩り下ろしも出して下さり、まろやか~で美味しい生醤油と混ぜて辛め頂くと、蕪の甘みが程よく合わさり、これもいい。

すっかり大満足の宴のひととき。
最後にたっぷりと、蕎麦湯を頂き、至福の心地に浸ってしまう。

親しみやすいご主人の熱心なお話も楽しく、又、久々にお会いした方々との素敵な時間。
こちらのお店もこれから、さらにさらに楽しみなところ。
来る度に違うお料理が出されるのも興味がそそられるところだし、この蕎麦はさすがに美味しい。
カウンター席で寛ぐのもよさそうだし、今度はふらりと訪れてみようかな。

お料理にお蕎麦、そして楽しい時間を・・・、
今夜は本当に、ご馳走さまでした~hahha.gif

皆様、ありがとうございました
O様、行ってきました~niko.gif



*お品書き
もりそば、あつもり、釜あげ、そばがき、釜揚げうどん 800円、おかわり 700円、すぐなめ 650円、大盛り 1,200円

恵比寿 600円、ひたちのビール 650円、700円、そば焼酎蕎麦湯割り 600円、
松竹梅、四季桜、天の戸、八海山 600円~1,200円



08-1-23 看板
「蕎麦小店 Ital  あさひ」

世田谷区北沢4-32-26
03-3485-7785
開店 昼時~夜時
月曜休 禁煙



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