下高井戸 「たま庵」

2008/02/07/23:57  [東京の蕎麦]世田谷区 画像あり

先日、下高井戸に新しいお店がオープンしたと教えて頂き、大好きな町なだけにじっとしていられない。都内での所用を昼抜きで済ませ、今日こそ!と下高井戸へ足を向ける。

駅前すぐにごちゃごちゃと並ぶ(楽しい)商店街市場。ちょっと覗いてみたい気持ちを抑え、西友前へと進むと・・・、
本当だ・・・bikkuri.gif、西友のすぐ前には、細い入り口にまだ新しそうな橙色の暖簾が、楽しげに揺れている。

08-2-7 店

横には「1月10日にオープンしました」の貼り紙と、品書きが置かれていて、道行く人々も足を止めて見ている模様。
私も・・・、さっそくこの暖簾をくぐり店内へと。

下高井戸 「蕎麦 たま庵」

暖簾の奥の扉の向こうは、日の光が落ちてくる明るい階段。横には本日の蕎麦も明記されていて、それを見つつ階段を上る。上がるとぱあっと明るく、柔らかい白木で覆われた空間が気持ちよく広がっている。

08-2-7 階段08-2-7 本日のそば

右手にはすっきりとしたカウンター席が4つ。反対側にはまるでカフェのようなモダンでかわいらしい雰囲気のテーブル席が4席程。

すぐに出てきてくださった花番さんに通され、テーブルのひとつに腰を下ろす。

「みわ」さんで修行なさったとのことだが…と、品書きを開くと「みわ」さんのメニューにやや似たものを見つけて、なんだか微笑ましい。お茶を出して下さった花番さんにお聞きすると、「ちょっとまってくださいね」とおっしゃり、ご主人が顔を出してくださる。

前に見えたご主人はなんとほっそりとした女性、こちらは女性の打ち手のお店。
いくつかお話を交わしていると、とても親しみ易い方で話がはずみ、席をカウンターに移して頂いちゃう。
落ち着いたところで、まずは・・と、品書きのお酒の中に「鷹勇」の文字を見つけ、すかさずそれをお願いすることに。
こちらのお酒は、半合から頼めるのもうれしい采配。

08-2-7 酒

すっきりとして優しさのあるふわりとした味わいの「鷹勇」。
アテに出された、しっかりと味付けされた「煮昆布と葉唐辛子の佃煮」がお酒によく合う。

08-2-7 酒のあて

せっかくなのでお料理も・・と、見ると、うれしい「二点盛り」がまず最初に書かれてる。それも「出し巻き玉子と卯の花のサラダ」の内容に興味津々。これをお願いすることに。

08-2-7 二点もり

二点盛りなので作り置きの玉子かと思っていたが、きちんと注文を受けてから焼いて下さった玉子焼き。それにたっぷりの卯の花サラダが、木の葉型の素敵な陶器の器に盛られて出される。

08-2-7 だしまき

まずは、ほかほかと湯気を立ててた出来立ての「出し巻き玉子」。しっとりとした玉子は、箸でつまむと汁が滴るようなジューシーさ。ほんのり甘めで、ふわりとした玉子焼きが美味しい。

08-2-7 卯の花

煮物ではなくサラダというのが珍しい卯の花サラダは、角切りにされた胡瓜やミニトマトが盛り込められ、さっぱりと味付けされこれもいい。

美味しい鷹勇にこのお料理ですっかり和んでしまう。
明るくお話されるご主人も気持ちよく、楽しく心地のいい時間をも・・・。

十分に楽しんだところで、では肝心のお蕎麦を。
こちらのお蕎麦は、すべて十割。「ざる」と「田舎」の二種あるので、我侭覚悟で二種盛りでお願いして出して頂くことに。

まずは、北海道牡丹の「ざる」から。

08-2-7 せりお

か細い背中がきびきびと動き、出して下さった「ざる」蕎麦。
すっと伸びた丹精な細切りの蕎麦は、角の立った凛とした佇まい。手繰り上げると、香ばしい穀物の香りが豊かに香る。これは・・・、

08-2-7 せいろあぷ2

香りを十分に楽しみ、口に含む。しなやかながらもしっかりとした腰。きちんと冷水で締められたしゃきっとした感触も心地よく、かみ締めるとふわりと漂う風味もいい。まだオープンされて一月も経っていないとのことが、これはいい hahha.gif

08-2-7 せいろ食べ

鰹の風味もきちんと取られたもり汁も美味しく、うれしいのは一緒に胡桃汁まで出されること。交互に頂く、ふたつの味わいにちょっと得した気分~。

そして、食べ終わるタイミングをみて「田舎そば」。

08-2-7 田舎

太めでかなり色の濃い目のしっかりとした田舎蕎麦。弾きぐるみの蕎麦には、細かに蕎麦の欠片が表面を覆ってる。こちらも十割、北海道音威子府の蕎麦とのこと。

08-2-7 田舎あぷ

このどっしりとした蕎麦を、手繰り口に含む。
香りは牡丹の方が豊かだが、このもちもちとした歯ごたえが心地いい。もぐもぐというよりも、このもちもち感を楽しめる蕎麦で、かみ締めていくとじわじわと漂う穀物の味わいが感じられる。

きちんと薬味も変えて下さり、田舎蕎麦には辛味大根というのも好ましく、「ざる」「田舎」のどちらも遜色ない、美味しい蕎麦に大満足 niko.gif

さらに…
これだけでも十分お腹も満足だったのだが、ランチサービスの炊き込みご飯までたっぷりと。
今日の炊き込み、さつまいもご飯もほっこりと優しい味わいに、添えられた野沢菜?の漬物もしっかりとしたもの。

08-2-7 ごはん

同時に出される蕎麦湯もその場で作って下さる、とろとろに白濁したポタージュ仕立て。
「みわ」さん譲りの美味しい蕎麦湯に、すっかり至福のひと時に浸ってしまう。

08-2-7 蕎麦湯

これからだんだんにお料理の数も増やしていこうと思っていて・・、などなど、意欲にあふれた女性のご主人。なんだか又京王線沿線に戻りたくなってしまうような、魅力的なお店に、心から応援したい気持ちでいっぱい futt.gif
今月からは、夜の営業も始めたそうで、又ちょこちょこと訪れてみたいな・・・。

素敵なお店が又ひとつ。
それも、女性ならではの感性を生かした魅力のあるお店になるんだろう。と、これからさらに期待したい。本当に・・、がんばって欲しい。

と、エールを送りながら、きちんと見送りされてお店を後に。
ご馳走さまでした~ niko.gif
今度は暖かいお蕎麦も頂いてみようっと。


PTN様、行ってきました~niko.gif

*お品書き
ざる 800円、田舎 900円、おろしぶっかけ 1,000円、かきあげ天ざる 1,300円、野菜天ざる 1,500円、鴨ざるそば、鴨つくねざる 1,600円、かけ 800円、ねぎ玉そば、生ゆばそば 1,000円など

二点盛り 400円、卯の花サラダ 300円、出し巻き、生ゆば 400円、桜海老の掻き揚げ 500円、野菜天ぷら 700円、鴨丸そば粉揚げ 1,000円
恵比寿 小300円、大500円、鷹勇、扶桑鶴、旭菊、新亀、瑞龍 600円~(半合もあり)


08-2-7 のれん
「蕎麦 たま庵」

世田谷区松原3-30-11
03-3325-3962
11:30~15:00 / 17:00~20:30
月曜定休(祝営業翌休)
禁煙





「巽」にも行きたいな~・・・
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