喜多見 「志美津や」 牡蠣に粗挽きにうっとり

2008/02/21/20:47  [東京都下の蕎麦]狛江市 画像あり

所用を済ませた仙川から、今月いっぱいの「牡蠣天」を最後に頂いておきたくて、今日は「志美津や」さんへと、バスに乗り込む。

すでに2時も過ぎようとする時分。でも、大丈夫 niko.gif  
中休みがないという安心感から、ぽかぽかと小春日和を思わせる陽気の中、バス停からのんびりと歩いて向かう。

08-2-21 店

柔らかな日差しを浴びた、上品な日本家屋。佇まいからして既に憩ってしまいそう。

喜多見 「十割蕎麦 志美津や」
入り口のたぬきに迎えられ、扉を開いて店内へ。
すっきりとした清潔感漂う店内は、相変わらず気持ちがいい。
お昼の喧騒も済み、静かな空気の流れる中、空いていたテーブル席に腰を落ち着ける。

08-2-21 産地
すぐに笑顔で、上品なお母様がお茶を出して下さり、頂きながらふっと前を見ると・・・
「今日の玄そば産地」は「茨城 筑西」との事。
筑西・・?

見慣れない地名に首を傾げながら・・・、牡蠣に合わせたくて熱燗をお願いする。


「磐城 寿」純米の熱燗は、口当たりのが柔らかく、すっと体を温めてくれる。
(志美津やさんのお酒はたっぷり入ってるからウレシイ♪)

08-2-21 酒

充てには、「山葵茎の醤油漬け」。
しゃきしゃきとした山葵に染み込んだ出し醤油の味がとても美味しい。

08-2-21 わさび

そして・・、品書きを見つめ、「けんちんせいろ」にちょっと心が惹かれたが、今日はやっぱり「牡蠣天せいろ」を、天先で。選べるお蕎麦は、「粗挽きそば」niko.gif

08-2-21 牡蠣天

パチパチパチと軽やかな揚げ音を聞きつつ待つと、程なくして目の前に念願の「牡蠣天ぷら」が、天つゆ、塩を添えられて出される。

08-2-21 牡蠣天アップ

シシトウ、ナスと共に、そのままの牡蠣の天ぷら2つに、紫蘇巻き牡蠣天が2つ盛られる。

まずはシシトウで助走して・・・、しずしずと牡蠣天をかぶりつくと、ん~・・・love.gif
思わず目をつぶってしまう、ジューシーな牡蠣エキスがじわ~と口に広がる。いろいろな牡蠣があるけど、ここの牡蠣の味わいは本当に格別

08-2-21 牡蠣天食べ

ひとつ食べる毎に唸ってしまいそうになりながら、ゆっくりとお酒と頂くと幸せな心地でいっぱい。そのままの牡蠣もしたり、紫蘇と絡まる牡蠣が又絶妙で、塩で、つゆで、と心から堪能。

今年最後の牡蠣天を滑り込みで食べられた事に、安堵と幸せを感じつつ、お蕎麦をも。
顔を出してくださったご主人にお聞きすると、「筑西」とは、下館、真壁、明野、協和町が合併した市とのこと。
そうだったんだ・・・。

08-2-21 粗挽き

目の前に出された「粗挽き十割蕎麦」は、エッジが立ち蕎麦の星の散った丹精な細切り。

08-2-21 粗挽きアップ

手繰り寄せると、強烈にのぼってくる穀物の馥郁たる香り。濃厚な香りにそれだけですでにうっとり。

08-2-21 粗挽き食べ

口に含むとしっとりとした腰が心地よく、噛み締めると香り以上に濃厚な蕎麦の風味が途端に広がる。だだ茶豆に通じるような、甘みを含んだ穀物独特の濃い味わい。
ん~、今日は又一段とすごい!

08-2-21 塩
そのままで、するすると食べている私に、ご主人がそっと出して下さった「粗塩」。

荒削りされたこの粗塩を、ちょこんとつけて頂くと、さらに蕎麦の甘みが深く感じ、これはたまらない・・・。


と、満足しきったところに、ご主人が
「金土日限定の、『玄挽き粗挽き蕎麦』がちょっとあるけど、食べてみる?」
とおっしゃる。
げ・ん・て・い・・? sunglass.gif それは是非頂いてみたく、ちょっとだけ・・と、お願いしてしまう。

08-2-21 玄挽き

出された「玄挽きそば」を一目見て、息を呑む bikkuri.gif
挽きぐるみにされたかなり黒めの蕎麦には、びっしりと詰まった蕎麦の欠片、欠片、かけら・・・。

「見た目程、ハードじゃないから・・」とおっしゃるご主人の前で手繰ると、これもとても濃い風味が向こうから立ち込めてくる。

08-2-21 玄挽きアップ

口に含むと、すぐにやさしく掠めるざらりとした感触。おおっこれこれっ♪と、楽しみ噛み締めると、粗挽き以上に濃い風味。深く甘く優しい穀物の風味がいつまでも口に残していく。
お、美味しい~・・love.gif

おっしゃっていた通り、見た目ほどごつごつした感じはなく、蕎麦の欠片を感じながらものど越しもいいのがうれしい。
しかも、これだけの粗挽きでありながら、見事に繋がり、細い切り幅も揃っている。

「この玄挽きだけだと短くなっちゃうから、普通の十割蕎麦を一割つなぎに入れてね・・・。でも、十割には変わらないでしょ」とご主人。
確かに、味はよくても繋がりが短いのはちょっと悲しい。が、これは繋がりも見事で、この仕上がり。しかも、十割には間違いない。

ぼおっとしそうなくらいに、至福の心地に浸りながら、余韻を噛み締めるように、熱々の蕎麦湯をゆっくりと頂く。

ここのご主人もすごい・・・。
今は、牡蠣の次の天ぷらもいろいろと考えていらっしゃるとの事。
来る度に感動のあるこのお店に、さらなる期待が膨らんでくる。

今日も心から・・、ご馳走様でした~ hahha.gif
しばらく、あの粗挽きが頭を離れそうにないなぁ・・・


*お品書き
牡蠣天せいろ 1,400円、せいろ、田舎、粗挽き、さらしな(要予約) 800円、二色 900円、かさねせいろ 1,250円、温泉たまごせいろ 1,000円、けんちんそば 1,200円、きのこそば 1,400円、きのこせいろ 1,400円など
(ランチ)蕎麦、ミニ天丼orそぼろご飯、小鉢 1,260円

三種盛り 400円、蕎麦豆腐 350円、蕎麦味噌 350円、板わさ 550円、鴨たたき 650円、そばがき 750円などなど・・・
秋桜 吟醸ひやおろし、点晴龍、獅子の里 呑み切り厳選、 650円~750円



08-2-21 店入り口
自家製粉 手打ち十割そば 
 「志実津や」

狛江市東野川4-13-5 
03-3489-0381 
11:30~20;30
毎月6日・16日・26日原則
禁煙 P有り お店のHP

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