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    つれづれ蕎麦 
    京都 「にこら」
    2008年03月02日 (日) 23:51 | 編集
    「いしたに」さんのお店を、気持ちよく出た後、「車折神社」をもお参りし、芸能人の名前の札をあれこれ眺め、おみくじを引いて・・、
    大好きな弥勒菩薩半跏像を拝見しに、太秦へ。
    すっかり満喫した嵐山での一日を終え、暮れかかった西陣へと・・・。

    京都最後の夜は、お料理も雰囲気もすこぶるいい、というお店で頂こうと。前日、「たかはし」でご一緒した御仁もお付き合いして下さる事になり、お店で待ち合わせ niko.gif

    「今出川大宮」のバス停で降りた西陣の町は、人通りも少なくひっそりと。
    そういえば・・、高校生の頃、友人のお祖母ちゃん家が西陣にあり、一緒に泊まらせてもらったなぁ、などと古い記憶を思い出す。
    08-2-28d 店遠目
    細い入り口に、土間、坪庭などがあり、奥に置いてあった機織り機がとても珍しかったっけ、などと思い出しながらぼんやり歩いて行く・・・。

    大通りから横に入った暗闇を歩く中、この道でよかったのだろうか、と思い始めた頃、ようやくほんのりと灯る明かりが見えてきて、ほっと futt.gif


    古い京町家をセンスよく造り変えた、すっと暖簾の落とされた木枠の扉からは、柔らかい明かりが漏れている。

    08-2-28d 店

    上京区 「蕎麦屋 にこら」


    扉を開いて入った店内は、すっと照明が落とされ、ひとつひとつのテーブルにダウンライトが落とされた、シックでモダンな空間。焼き杉の壁に、すっと伸びたカウンター席。その後ろにいくつか並んでテーブル席が置かれた店内は、落ち着いてしっとりとした空気が流れてる。

    08-2-28d ビール
    すぐに出てきて下さった奥様に、予約しておいた旨を話し、テーブル席の一つに通される。

    ほぼ同時に着いた・・・との、御仁とまずはビールで乾杯。

    そして、楽しみだったこちらのお料理を楽しもうと、品書きを吟味。


    美味しそうなお料理がいくつも並ぶ中、何度か訪れている御仁のアドバイスの元に、いくつかのお料理をお願いする。
    まずは、お料理三品と季節野菜の天ぷらがセットになった「旬菜盛りセレクト」を一つ頼むことに。

    08-2-28d 三種盛り

    程なくして出された「三種盛り」は、すっきりとした器に美しく盛りつけられて出される。

    08-2-28d 三種 ぶろこり

    中のひとつ「ブロッコリーと蕗の酢味噌和え」。しゃきしゃきとした歯ごたえの野菜に、和え味噌の味も抜群。

    08-2-28d 三種 たこ

    子持ちがうれしい、「いいだこの煮物」は、身も柔らかくしっかりと味が染み入ったもの。

    08-2-28d 三種 鴨

    あまり得意ではない「鴨ロースト」。
    が!これはしっとりと味わい深く、脂っこさがなくて私でも美味しく頂いてしまう。

    そして、少し遅れて「季節野菜の天ぷら」。

    08-2-28d 天ぷら

    これが盛りだくさん heart.gif
    芽キャベツに、フキノトウ、シシトウ、京人参、舞茸、パプリカ、しめじにキス・・。
    いつまでもカリっとした衣が印象的な、とても美味しい天ぷらにすっかり大満足

    08-2-28d 豚

    それに、「是非これは食べてもらいたい」、と言われて頼んだ
    「六白黒豚三枚肉のうま煮(そば蒸しパン付)」。

    08-2-28d 豚食べ

    とろっとろに煮込まれた豚肉は蕩けるようでジューシー。ほんのり八角の風味が香るしっかりとしたタレがまた美味しく、もちもちしたそば蒸しパンにたっぷりと漬けて頂く。

    08-2-28d 品書き208-2-28d 酒

    これらのお料理を前にして、早速ビールからお酒に切り替えて。
    なかなか魅力的なラインナップもうれしく、「醴泉」「悦凱陣」など続けてお願いする。

    08-2-28d どぶ漬け

    お酒が来たら、漬物好きとして頼んでしまった、耳慣れない名前の「どぼ漬け」。なるほど・・・、どぼとは「糠」の事らしい。野菜も瑞々しく漬かり具合も程よい美味しい漬物。

    08-2-28d 鴨つくね

    そして、これもお勧められた「鴨つくね」。
    さっぱりと塩味で焼かれたつくねは、ふわりとしていて噛み締めると凝縮した鴨の旨味がじわ~と広がる。これは美味し~い love.gif

    08-2-28 酒熱燗
    しっかりと味わいある鴨に合わせようと、お酒も熱燗に変えて。

    「独楽蔵」を熱燗で頼むと、ポット型の燗付け器で出される。

    すっと喉を通りながらも、まろやかなコクのあるお酒に、さらにお料理が進むススム・・・。


    そして、せっかくの京都。京野菜も・・・と、「京海老芋のから揚げ」。

    08-2-28d 海老芋

    周りはサクッと軽くて薄い衣を纏った海老芋は、口に入れるともっちりふわ~・・・buchu-.gif
    やわらかいお餅のような食感も楽しく、甘辛のほどよい味付けもとてもいい。これが又、燗酒によく合うからたまらない heart.gif
    添えられているのが、銀杏というのが、又うれしい。

    08-2-28d このわた

    そして・・、「干くち子」で残りのお酒をゆっくり頂き、満足な心地をゆっくり噛み締める。

    聞いていた通りの、素晴らしいお料理をめいっぱい堪能し、〆のお蕎麦へと。
    常陸秋蕎麦を自家製粉して、十割で打つこちらの蕎麦。「ざる」と「かけ」を一つずつ取り分けて頂こうと、お願いする。

    08-2-28d せいろ

    まずは、底下げの笊に盛られた「ざるそば」が置かれる。

    08-2-28d せいろどアップ

    灰色がかった細身の蕎麦は、表面のところどころに蕎麦の欠片が盛り込まれ、つやつやと輝く。

    08-2-28d せいろ食べ

    手繰り上げ顔を寄せると、ふわりっと鼻腔に上ってくるしみじみとした穀物の香り。ふぅっと香りを楽しみ口に含むと、水のヴェールを纏ったような瑞々しさに、しなやかな腰。わずかに掠める蕎麦のざらつきも心地よく、噛み締めるとじわりと香ばしい風味が流れ込む。

    これは美味しい・・・futt.gif
    どこか、ちょっと「本むら庵」の蕎麦を思い出されるような感覚に、そのままで頂いてしまう蕎麦。

    汁は出汁も取られているが、私にはちょっと甘いかな・・・?

    と、頂いていると、続いて朱塗りの器に盛られた「かけ」が出される。

    08-2-28d かけ

    透明かと思うほど澄んだかけ汁。
    まずは一口頂くと、すっきりとした中に上品な出汁の味わい。鰹の風味が突出せず、まろやかで柔らかい感覚。このままおつゆとしても成り立ってしまうような上品さがありながら、しっかりと味わいがある。さすが、京都のかけ汁。
    こ、これは・・・、 美味しい~っlove.gif

    08-2-28d かけアップ

    いつまでも飲んでいたくなってしまうような汁に感動し、蕎麦を手繰る。

    粗挽きの蕎麦は、温かい汁に浸されもちっとした感覚を引き出す。溶けそうになるぎりぎりのところで、しっかりと繋がり、この上質のかけ汁と合わさり頂く蕎麦が、これまた美味しい。
    ん~・・・、至福の心地 u-n.gif

    08-2-28d 店内

    静かにジャズの流れる中頂く、美味しい数々のお料理に、このお蕎麦に、すっかり酔いしれ満喫した思いに浸ってしまう。
    奥様の丁寧なもてなしも暖かく、きちんと挨拶をして下さったご主人も、凛々しく素敵な方。

    いいお店だなぁ、としみじみ思わせる。
    すっかり長居をしてしまい、お店も静寂さを取り戻し、我々もお店を後に。

    ご馳走様でした~hahha.gif
    ここも又、京都での素晴らしい夜をすごさせて頂いた事に、心から感謝しつつ、余韻に浸り夜風を浴びながら、今出川の駅まで・・・。


    *お品書き
    旬菜セレクト 2,000円、六白黒豚三枚肉のうま煮 1,000円、どぶ漬け 500円、鴨つくね 700円、京海老芋のから揚げ 900円、干くちこ 1,300円など
    ざるそば、かけそば 900円
    独楽蔵、竹泉、竹鶴、田酒、黒龍、神亀、醴泉、悦凱陣、飛露喜など 750円~



    08-2-28d 看板
    「蕎麦屋 にこら」

    京都市上京区知恵光院通五辻上ル五辻町69-3
    075-431-7567
    11:30~14:30 / 17:30~20:30
    火曜・第3水曜定休 P2台
    禁煙 お店のHP


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    コメント
    この記事へのコメント
    なかやん様
    なかやんさん、コメント・・、ありがとうございます。とてもうれしいです。
    以前から、花まきさんの所で度々読ませて頂いておりました。

    今回、どうしてもゆっくりと味わいたいと思い、冬の間に訪れたいと思って計画していたんです。お蔭様で、どのお店でも心から堪能でき、とてもいい旅行になりました。京都にすっかりはまってしまいそうです。

    「たかはし」さん、ここもかれこれ2年前から行きたいとずっと思っていたお店です。最近はいろいろな所で話題も出ているようなので、きっとお分かりになるかと・・。
    ここも、とてもとてもよかったです。

    それでもまだまだ、行きたいお店はたくさんで、又、必ず京都へ訪れたいと思っています。
    これからもどうぞよろしくお願い致します。
    2008/03/10(月) 10:32:34 | URL | yuka #0kufgj3.[編集]
    yukaさん、初めて書き込みをさせて頂きます。蕎麦がお好きで丹念に詳しくレポートされていて、以前から感心していましたが、京都にも行かれたということで、蕎麦屋酒好き、京都好きの私としては堪らず書き込ませて頂く次第です。

    リンクされている花まきさんや酔流亭さんとは長年の蕎麦友達、夢八さんとも最近知己を得させて頂きました。辛汁さんもブログで存じ上げています。

    それにしても京都の良いお店ばかり行かれましたね。シーズンオフのウイークデイに行かれたので、どこもそれ程混んでおらず、余計じっくりと堪能されたのでは、と思います。週末しか行けない私としては羨ましいです。

    「たかはし」というお店は初めて知りました。素敵ですね。是非今度行ってみたいと思います。決して荒らさないよう、大人しく飲みますのでお許しください。

    これからも蕎麦屋のコメントを楽しみに拝見させていただきたく、宜しくお願いいたします。
    2008/03/10(月) 02:07:48 | URL | なかやん #-[編集]
    ロレンス様
    そうそう、今、関西のお蕎麦屋さんが、とっても熱いように思います。
    出汁は、さすが本場関西。
    うなるおいしさが随所にありました・・・。
    2008/03/06(木) 06:21:00 | URL | yuka #0kufgj3.[編集]
    東女様
    えええっ、そうだったんですか?
    ぜひ、お会いしたかったです。

    にこらも、かね井さんも、本当によくって、京都はやっぱりいいですね(^^)。

    こちらに(東京)もよくいらっしゃるのでしょうか?
    ちょっとびっくりしちゃいましたが、世間って意外に狭いんだなぁ~、なんてうれしく思います。
    2008/03/06(木) 06:20:02 | URL | yuka #0kufgj3.[編集]
    「蕎麦」って東のイメージが強いけど、
    京都にも魅力的なところがたくさんあるんですね~
    今回は“かけ”比率が高いようですが、
    そこには関西らしさが出ているみたいですね。
    2008/03/06(木) 00:12:34 | URL | ロレンス #bJIvtDx6[編集]
    隣に
     以前からブログを覗かせていただいていたのですが、どうもこの日隣のテーブルにいたようです。(笑)

     知っていたら挨拶したかった!

     にこらさん、京都でも大好きなお蕎麦屋さんです。かね井さんもいいですよね。

     東京のお蕎麦屋さん、参考にさせていただいて伺っています。
    2008/03/05(水) 21:25:15 | URL | 東女 #LAnNr2wA[編集]
    麺ぐるい様
    コメントありがとうございます。

    麺ぐるめ様は、鴨お好きなんですね(^^)。
    京都は、あの独特の風情をうまく生かしたお蕎麦屋さんが多く、本当にうっとりでした。

    でも、
    東京も♪素敵なお店はいっぱいです(^^)
    2008/03/03(月) 23:30:01 | URL | yuka #0kufgj3.[編集]
    辛汁様
    辛汁さんに、そう言って頂けて、とてもとてもうれしく思っています。

    カ、確認・・・?

    私も、今後も辛汁さんのブログを、楽しみに、そして、又訪れたい、と思っています。
    本当に、本当にありがとうございました。
    2008/03/03(月) 23:26:46 | URL | yuka #0kufgj3.[編集]
    夢八様
    あ・・・、やはり?(^^;;
    私も、写真を見て、改めてよく食べたなぁ、と。。。

    ここは、いいですね♪
    夢八さんも、ぜひ、夜にも・・・。
    そしたら、このくらい食べてますよ、きっと(^^)
    2008/03/03(月) 23:24:17 | URL | yuka #0kufgj3.[編集]
    はじめまして。

    おいしそうなにおいに誘われて
    やってきました。

    鴨ロースト、いただきたい。。。
    そばも本当においしそう。
    京都のそばやさんはおしゃれですね。
    2008/03/03(月) 20:35:57 | URL | 麺ぐるい #-[編集]
    何時もながら
    この小さな文字を 最初から最後まで
    読ませてしまうパワーを感じますね。

    もう一度 にこら いしたに じん六に
    行って確認したいところが 一杯
    発見できました。

    ありがとうございました。
    2008/03/03(月) 18:17:27 | URL | 辛汁 #-[編集]
    食べすぎ
    おお~!
    にこら。

    京都訪問には欠かせない店ですね。

    行きたいな・・。
    2008/03/03(月) 12:22:51 | URL | 夢八 #D2os1cdk[編集]
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