FC2ブログ
    つれづれ蕎麦 
    飯田橋 「志な乃」
    2008年03月24日 (月) 21:28 | 編集
    飯田橋でのちょっとした打ち合わせを済ませ、牛込神楽坂のお店にでも寄ってみようかな、と神楽坂を上り始める。
    ・・・が、寒い hanamizu.gif
    寒さに坂道に、ちょっと断念してしまい、ひとまず暖を取ろうと、まだ訪れたことのなかったお店へ伺ってみることに。
    08-3-24 看板
    神楽坂の終り間際にある、通り過ぎてしまいそうな細い「神楽小路」。

    初めて入るこの道には、隙間なく並ぶラーメン屋さんや、レトロなお店が並んでいて、なんだか懐かしい気持ちにさせられる。などと思いつつ歩いていると・・、程なくして目の前にふと「手打そば」の看板が見えてくる。


    えんじ色の暖簾の掛けられたお店は、神楽坂の風情そのまま、趣のある佇まい。
    「民芸 手打そば」というのも、なんだか微笑ましく、温かみを感じさせるような・・・。

    08-3-24 店

    飯田橋 「神楽坂 志な乃」

    摺りガラスになった木枠の扉を開くと、これも懐かしさ溢れたような店内には、柔らかな空気で満ちている。年季の入ったようなテーブル席が4卓、横には小上がりの席。

    午後2時もとうに過ぎた時間、楽しそうに語り合っているご婦人二人に、年配の男性客二人がゆっくりと寛いでいる。
    「いらっしゃいませ」とにこやかに花番さんに迎えられ、私も奥の席に腰を下ろしほっと・・・。

    08-3-24 店内

    すぐに出して頂いた暖かい蕎麦茶を頂きながら、置かれている品書きに目を通す。
    蕎麦、うどん、それぞれ同じ配分でなかなか豊富の品ぞろい。と、後ろには、ここにはなぜかうどんや蕎麦以外はないものと思っていたのだが、きちんとお料理にお酒も書かれている。

    と、見てしまったら~ase2.gif
    ついつい、温まりたくなってしまい、「熱燗をお願いします」と頼んでしまう。。

    08-3-24 酒08-3-24 通し

    丁寧に湯煎にかけてくれているのだろうか、しばし待って目の前に置かれた熱燗には、たっぷりと盛られたねぎ味噌が添えられて。このねぎ味噌が又とてもおいしくて、これだけで十分満足できるもの。
    少しずつ口に運んでは、ゆっくりと熱燗を頂いていると、安らぎと温もりがゆっくりと染みてくるよう futt.gif

    まったりと、ゆっくりと流れる時間に、暖かい対応の花番さん達の応対も快く、そろそろお蕎麦をも。

    まず書かれている「合盛り」がここでのメインと思われるが、やはり私は「ざるそば」を (量が多いと聞いているので)「小盛り」で。それに、単品で「けんちん汁」というのがあり、とても気になったので、一緒にお願いすることに。

    08-3-24 けんちん汁

    頼んで程なくすると、まずは蓮華が添えられて「けんちん汁」が出される。

    08-3-24 けんちん汁食べ

    蓮華で救い、口にすると、ふわりと胡麻油の香ばしい香りが漂う、上品な醤油仕立ての「けんちん汁」。豆腐、大根、ごぼう・・・と、盛りだくさんで、とても美味しい。

    08-3-24 薬味

    と、ふぅふぅと食べていると、「お薬味です」と、お蕎麦の薬味が置かれる。
    葱、大根おろしに、山葵、生姜、胡麻と、種類豊富な薬味がちょっと珍しい。
    しかも、蕎麦猪口に注ぎいれた汁に、さらにびっくり。
    非常に色の薄い透明感のある汁。一口舐めてみると、しっかりと香る鰹の風味のある汁で、色とは裏腹にきちんとした味わい。まるで関西料理の出汁汁のような上品な汁。

    そして、お蕎麦をも目の前に。

    08-3-24 ざる

    「ざる」だからだろうか、海苔の掛けられた蕎麦は、小盛りでも結構たっぷり。

    08-3-24 ざるあぷ

    平打ちで太めの、挽きぐるみの色の濃い蕎麦には細かな微粉のような粒が表面を覆っている。田舎蕎麦独特のおおらかさのある風情が微笑ましく、手繰り口に含むと、きりっと冷水にさらされた感触が心地いい。かみ締めると、しっかりとした腰の蕎麦で強くはないがそこはかと感じられる蕎麦の風味もいい。

    田舎蕎麦独特の、温かみのある蕎麦で、これは美味しい hahha.gif
    熱々のけんちん汁に浸しながら頂くのが又よくて、それぞれの具と一緒に口に含んで頂くとさらに味わい深い。

    そして・・、このもり汁に浸し頂くと、これがこの蕎麦によく合う。
    どっぷりと漬けて頂くと、蕎麦の旨さが引き立つようで、結構量があったにもかかわらず、ぺろりと頂いてしまう蕎麦。

    んー、このお蕎麦で暖かい蕎麦も是非とも食べていたい niko.gif

    08-3-24 蕎麦湯
    頃合見て出された蕎麦湯は、どっぷりとした急須の湯桶で。
    さらさらとした熱々の蕎麦湯を注ぎいれ頂くと、まるでお吸い物を頂いているかのように感じ、もり汁の美味しさを感じられる。

    なんだかとても美味しくて、たっぷりと頂くと、ほかほかと汗ばんできそうな程にまで。


    後から入ってきた常連と見られる男の方は、席につくなり「大盛り」を頼んでる。
    親しそうに花番さんとおしゃべりをしている姿をぼんやりと眺めながら、このお店の温かみを改めて感じてくるかのよう・・・。

    いいお店だなぁ、ここも・・・futt.gif
    職場の近くにこういうお店があったら、いいだろうなぁ、などと思いつつ席を立つ。

    「ありがとうございました~」花番さん達が揃って、そして奥からご主人まで声を掛けてくださるのが、又うれしい。

    ご馳走様でした~ hahha.gif
    なんだかとても気持ちよく、お店を後に。
    ここも又ぜひ訪れて、今度は暖かいお蕎麦も頂いてみたいな・・・niko.gif


    *お品書き
    ざる 1,050円、合い盛り 1,100円、小ざる 950円、山菜 1,100円、三色うどん 1,050円、おろし 1,350円、天ざる 2,000円、鴨せいろ 1,700円、かけ 950円、五色、あつもり、釜あげ、けんちん 1,050円、とろろ 1,350円など

    けんちん汁 200円、板わさ、山菜、冷奴、れんこんきんぴら 500円、お新香 300円、出し巻き 650円、鴨ロース 800円、おでん 650円など
    グラスビール 300円、生ビール 550円、燗酒 650円、冷酒(賀茂鶴) 850円



    08-3-24 暖簾
    「神楽坂 志な乃」

    新宿区神楽坂2-10
    03-3269-1411
    11:00~15:30 / 17:00~20:30
    (土)11:00~19:30
    日曜・祝日定休 禁煙



    関連記事
    スポンサーサイト



    コメント
    この記事へのコメント
    AKIRA様
    お久しぶりです♪
    そうなのですか・・・、となると、私もうどんも食べてみたいと思ってしました(^^)。

    ここ、私はとても好きです。
    なんだか、ほっとする、その空気。。。

    神楽坂は、本当に贅沢ですね♪
    2008/05/07(水) 00:55:08 | URL | yuka #-[編集]
    ごぶさたしてしまいましたが
    こちらは15時半までの営業もうれしいところです。

    そして猿楽町『松翁』さんの修行先でもあり、孫弟子に当たる『蕎楽亭』さんが
    お近くで営業されているのもなにかの縁なのでしょうか。

    ここの個性的な蕎麦も好きですが、うどんが面白いのも事実です。
    讃岐系とはまったく違いますがしっかりした食感で、
    何より驚くほど長くて1本ずつでないとうまく食べられないほどです。

    秋葉原の『志な乃』さんでは、これほどではないのですが。

    そういえば、蕎麦以外も売りにしているあたりは、『松翁』さん『蕎楽亭』さんとも共通ですね。
    2008/05/06(火) 20:09:20 | URL | AKIRA #Gix1jAlc[編集]
    牡丹様
    いろいろ勉強になります・・・。
    これからは、さらに真剣に表面を見てしまいそうです。でも、そうやって考えて頂くのも、又さらにオツですよね。

    本当に蕎麦っていろいろな顔があっておもしろいです。やっぱりやめられません・・・(^^)
    2008/03/27(木) 09:34:26 | URL | yuka #0kufgj3.[編集]
    yuka様 
    偏って楽しませて頂くばかりかとおもいます。こちらこそどうぞ宜しくお願い致します。

    蕎麦は、包丁の切られた面が艶やかで喉越しによいタッチになると云われます。
    のす面は、切られた面と比べますとざらつきがあるともいえるそうです。

    切りべらに対して、けし切りのように異物を入れますと切れやすくなるために、のした面が切った切り口面よりも広く切るのが「のしべら」というそうです。
    変わりでも ゆず切りは切りべらが一般的みたいです。

    手繰って口に運ぶ前に、麺線を凝視し角も観察するようになりますと、これもひとつの病かもしれません。

    デジカメの乱写は、記録にもなりますから嬉しいです。
    実食は、尚 たまりませんよね エンビー ユー。


    2008/03/26(水) 22:09:50 | URL | 牡丹 #-[編集]
    牡丹様
    コメントありがとうございます(^^)。
    (もしかして、どこぞで足跡が・・・?)

    なるほど、細打ちにして切ったのではなく、厚く打って、細く切っている・・、
    言われてよく見ると、確かにそんな感じがします。牡丹さん、鋭い・・。

    この何ともいえない絶妙な感覚が妙によかったんです。蕎麦は面白いです!

    これからも・・
    どうぞよろしくお願い致します。

    2008/03/26(水) 11:45:00 | URL | yuka #0kufgj3.[編集]
    切りべら
    毎日にほど近い蕎麦屋さん 食べ歩きブログ楽しませて頂いてます。
    閲覧しているだけで、食欲そそる画像と つれづれ日記がまたその情景をクローズアップさせてくれてて、いつもテイクファイブさせてもらっています。

    志な乃さんのおそばの切り口を拝見させていただきました。粉の粒に幅が程よくあるようで内層 中層 外層粉が散っていて碾きぐるみの良さがでてますね。
    おそらくですが、のす厚みがやや厚く 切る幅が狭い=切りべらの麺のようですね。
    切る面が広いので、喉越しがよいのと切れ易い粉の性質を容積でカバーしているのかと思われます。
    茹でますと、切った四面の熱の加わり方が平べったい中心に熱が加わり易く、厚みのある外層と芯の間は、煮え難くなりますよね。
    その不均衡さが、蕎麦の感触にもよい影響があり打ち手の目論見が感じられます。
    茹でて捻れ易い打ち方ですが、均一でないからの喉越し 味わいにも変化がでるような?
    蕎麦って、食べても食べてもバラエティー豊富で病に陥ってしまいますよね。
    白い粉って やっぱり こ わ い ですね。
    2008/03/25(火) 19:57:34 | URL | 牡丹 #-[編集]
    管理人のみ閲覧できます
    このコメントは管理人のみ閲覧できます
    2008/03/25(火) 17:03:41 | | #[編集]
    コメントを投稿する
    URL :
    コメント :
    パスワード :
    秘密 : 管理者にだけ表示を許可する
     
    トラックバック
    この記事のトラックバックURL
    この記事へのトラックバック
    fc2bookmark
    copyright © 2004 Powered By FC2 allrights reserved. / template: sukechan

    Copyrite(C)2005ー2008 yuka. All rights reserved.

    本サイトの写真の著作権は 作成者にあり、他のサイトの転用は一切禁じます。

    Copyright(C) 2006 つれづれ蕎麦 All Right Reserved.
    1. オンラインカウンター
    >