代々木上原 「ごとう」

2008/04/08/23:34  [東京の蕎麦]渋谷区 画像あり

夜中から荒れ狂った嵐は、朝になっても勢いを衰えず・・・。
ずぶ濡れになりながら、花活けの仕事に向かい、一時は治まったかと思った天気だが、かなり手ごわくお昼になってさらに風力を増しているかのよう。。

本当だったら、ちょっとだけ遠出をしてみようかと思ったが、この天気、今日は諦め・・・、
先日友人に教えてもらった、代々木上原の駅すぐ近くにできたというお店に伺ってみることに。

最近、急速な開発の進む小田急線の駅の中、この駅は私の知っているままだ・・、と思いながら南口の出口から外へと。・・・が、教えられた南口を出たものの、突き当たりまでそれらしいお店はない ase2.gif

も、もしかして、この一角?と、南口の坂道を上らずに、いつかのお店が固まって並ぶ突き当たりの一角に足を進めてみると・・・

08-4-8 店

つつましく、しっとりとした和の趣のあるお店がすぐに目に入る。こ、ここだ・・・hahha.gif

代々木上原 「手打蕎麦 ごとう」

08-4-8 ランチ
先月17日、ここにオープンされたという、まだ新しいお店。

入り口前には、品書きもきちんと立てられ、「限定」と書かれたランチもちょっと魅力的。

傘立てがいっぱいなのでやや危惧しつつ、暖簾をくぐる。

まだ、木の匂いが漂ってきそうな新しい引き戸を開き店内へ。
入ってすぐ横には打ち場があり、正面には電動石臼が置かれている。。

すぐに明るく迎えてくださる花番さんの声が心地よく、そのまま店内へと進むと、おおっ、ほぼ満席。
昼時をちょっと外したつもりだったが、3つある4人がけのテーブル席はすべて埋まっている。まだ開店間もないのに、すでにお客さんをつかんでいるよう。見ると、お子さん連れのお母様達で、この近くの学校の帰り・・と、いう様子かな?。

何とか空いていたカウンターの席に通され、私もまた、この天気の中ほっとして腰を下ろす。
小さいながらも、和の趣をほどよく取り入れ、すっきりとした店内は居心地がいい futt.gif

後ろに静かに流れているBGMを耳にしながら、ほっとひと心地つき、置かれている品書きに目を通す。

せいろに田舎、季節の蕎麦(桜切り)、他いくつかの冷たい蕎麦に暖かい蕎麦と、これだけのお店にしては結構豊富に揃ってる。

08-4-8 品書き 本日
さらに、からすみやばくらい、酒盗などの定番のメニューに加え、「本日の一品」などまであり、酒心をくすぐられてしまう。

別にあったお酒の品書きを見ると、丁寧に注釈の書かれてお酒がいくつか揃っているのを見たら・・・、


外は嵐だし、仕事は終えたし、ちょっと寒いし・・・と言い訳(誰に??)しながら、
「熱燗を・・・」と頼んでしまう。

「熱燗でしたら、これがおすすめです niko.gif
と、にこにこと「東北泉」を薦めて下さったのもうれしく、それでお願いすることに。

08-4-8 熱燗

ほどなくして、すっきりとした徳利で熱燗が置かれる。

08-4-8 あて

充てには、こってりと炊かれた「煮昆布」も出され、これが熱燗にとてもいい。

周りは皆、お子さん連れであるのに、お酒を頂いている私も違和感がないこのお店にすっかり好感を持ってしまう。
そして・・・、魅力的な品書きに楽しく悩みながら、「本日の一品」の中の、◎のつけられている「菜の花カラシ酢味噌」をお願いする。

08-4-8 菜の花

手際よく出された一品は、思ったよりもたっぷり。
茹で加減、そして、カラシ酢味噌の味加減、かけられた分量、すべて程よく、熱燗に瑞々しい菜の花がとても美味しい・・・futt.gif

08-4-8 揚げ玉
と、読みかけの本を広げ、ゆっくりと頂いていると、
ふと、テーブルの上の壺がなんだか気になる・・。

開けてみると、
中には見るからに、サクサクっとした揚げ玉が。
onpu.gif これはちょっとうれしいな。


など、感じつつ、ゆっくりと熱燗に菜の花で楽しむ、ささやかな楽しみ。

いつしか満席だった店内も、一組、二組とお帰りになり・・、とうとう私だけに。
私もそろそろお蕎麦を頂こう・・と、再び品書きを手に、し吟味する。

やはり、初めてのお店だから「せいろ」を頂きたい。
・・・でも、「かけ」や、蕎麦粉100%と書かれている「太打ち」も気になる。。

花番さんに、「二色ってできますか?」と、お聞きすると、「そ、それは・・・」と、一瞬躊躇していたが・・・
「ちょっと待って下さい・・」と、カウンター中にいらっしゃるご主人にお聞きして下さり・・
「あ、大丈夫だよ niko.gif」との、何気ないようなご主人の声。これも何だかうれしくて、ご主人を見ると笑顔で頷いて下さる

・・ということで、「せいろ」と「太打ち」を二色でお願いすることに。

08-4-8 せいろ

頼むと程なく、小さめの四角の蒸篭に盛られた「せいろ」がまず置かれる。薬味は、丁寧に摺られた山葵にさらし葱。

08-4-8 せいろアップ

切り口の鮮やかな、きりっとした面持ちの艶々とした蕎麦。
手繰り顔を寄せると、強くはないが、きちんと蕎麦の香りが漂う。

08-4-8 せいろどアップ

そして、まずはそのまま口に含む。
きちんと〆られた感触を感じ、噛み締めるとかなりしっかりとした腰。
噛み締めると、強くはないが、ほのかに広がる蕎麦の風味に、手打ちならではのこの噛みごたえが心地よく、これはいい。

汁は、出汁の香りを表に出さずに、バランス良く仕立てられたまろやかですっきりとしたもの。蕎麦のとの相性もよく、ちょいっと漬けて頂くことで、蕎麦の風味も増してくる。
うん、うん、これは美味しい niko.gif
・・と、食べながら、カウンタ越しにご主人にお聞きすると、蕎麦は茨城堺町とのこと。

続いて、「結構太いですよ」とおっしゃっていた「太打ち」が置かれる。

08-4-8 田舎

た、確かに・・・bikkuri.gif 、これは列記とした「太打ち」の蕎麦。

挽きぐるみの黒めの色をした蕎麦は、見るからに存在感がある。

08-4-8 田舎アップ

そのまま口に含むと、これはかな~り噛み応えのある蕎麦。
すするというよりは、噛み締め噛み締め・・・と頂いていると、蕎麦の風味がじわじわと広がる。

これもいいのだが、ふっと、これを台にして「かけ」でも頂きたくなってしまう・・・。

が、なんだか、この噛み応えのある蕎麦が、次第にクセになるような不思議な感覚さえも。。

食べ終える頃合を見て出して頂いた蕎麦湯は、ナチュラルに白濁した熱々のもの。
汁に注ぎいれ頂くと、これがとても美味しい。
す~っと伸びる、雑味のない汁で、うれしくたっぷりと頂く。

ほー、満喫、満喫 futt.gif  と、余韻に浸っていると・・・

08-4-8 蕎麦菓子

なんと、デザートまで heart.gif

黒胡麻と蕎麦粉で作った「蕎麦菓子」とのことで、ざっくりとした素朴な舌触りに、蕎麦と胡麻の味が合わさった、甘さ控えめのほっとする一品。

08-4-8 店内

ゆっくり味わい、改めて見渡すお店。

なんだか、いいなぁ、ここ。と、ふっと心に感じてくる。
まだまだ頼んでみたいお料理もたくさんだし、このしっかりとした腰の蕎麦で、「かけ」も是非食べてみたい・・・
と新たなる興味まで。

何よりも、ご主人の暖かい笑顔がうれしくて、また是非訪れたいと思ってしまう。

嵐の午後のほんのひととき。
ちょっと、素敵な気持ちでお店を後に・・futt.gif

ご馳走さまでした~ hahha.gif   


*お品書き
せいろ 680円、太打ち 840円、季節の変わり蕎麦 940円、かき揚げ天もり、あなご天もり、季節の野菜天もり 1,680円、鴨せいろ 2,100円、うどん 680円、かけ 680円、花まき 830円、鴨南蛮 2,100円、鳥南蛮 1,520円、鍋焼きうどん 1,570円

酒盗、ばくらい、蕎麦味噌 310円、からすみ、板わさ、焼きのり、茶碗蒸し(これ!食べてみたい♪) 520円、鳥焼き 950円、煮穴子 1,260円、鴨たたき 1,050円、お新香 420円 他、本日の一品
東北泉、ばくれん、石鎚、豊盃、会津娘、鷹来屋、長珍 680円~



08-4-8 看板
「手打蕎麦 ごとう」

渋谷区上原1-35-9
03-6906-8639
11:30~14:30 / 17:00~23:00
日曜日
禁煙




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