矢川 「素朴庵」 多摩の蕎麦を愛する皆さんと・・
2008/04/25/08:18
[東京都下の蕎麦]国立市
昨夜は、常々開催しようと思っていた中、ようやく叶った某コミュの「多摩蕎麦」の会。
恐れ多くも、幹事と相成り、今回は大先輩の方の協力もあって、千葉大多喜の採り立て竹の子を運んで頂き、「竹の子と蕎麦の夕べ」。
ほのぼのとした多摩蕎麦にふさわしく、素朴庵にて行うことに
。

夕闇の中でもくっきりと白い花々が咲き始めた、花水木の街路樹を眺めつつ・・・
ほんのりと明かりの灯された
矢川 「手打そば 素朴庵」
恐れ多くも、幹事と相成り、今回は大先輩の方の協力もあって、千葉大多喜の採り立て竹の子を運んで頂き、「竹の子と蕎麦の夕べ」。
ほのぼのとした多摩蕎麦にふさわしく、素朴庵にて行うことに


夕闇の中でもくっきりと白い花々が咲き始めた、花水木の街路樹を眺めつつ・・・
ほんのりと明かりの灯された
矢川 「手打そば 素朴庵」
主に多摩地区在住の皆様、総勢9人集まって頂き、ささやかな「蕎麦会」を行うことができたのが何よりもうれしい。
方々からそれぞれ集まり、まずはビールで乾杯~


ここで、こうした人数で伺うのも、「素朴庵」さんのコース料理を頂くのも初めて。
さらに、新鮮な大多喜の竹の子を奥様のお料理で頂けるとあって、これは楽しみ
皆、蕎麦好きな方々ばかりなので、すぐに話しにも花が咲くなか・・
まずはこちらで漬けている、「自家製糠漬けの盛り合わせ」が出される。
山芋、ナス、キュウリ、蕪、人参・・・、どれもしゃきしゃきとして瑞々しい美味しいお漬物。

そして、定番「素朴煮」も銘々に。

この素朴な「素朴煮」の中にも竹の子がたっぷり。蕎麦の実に、柔らかい穂先部分の竹の子の相性もよく、ん~、美味しい
しみじみと味わっていると・・・、
盛り付けも美しい、「三点盛り」。

木の芽をあしらった、上品な味付けの施された「焼き竹の子」。
竹の子独特のサクサクとした歯ごたえに、醤油味の竹の子の風味がふわ~と感じられ旨いっ。
これはいいな~
早くも、たっぷりと筍の風味を味わえ、これだけでもう、大満足。

こちらでは初めてみる「鳥レバー」

「こごみの胡麻和え」。
こごみの春の風味に加え、和え衣の胡麻が香ばしく、これ又美味しい!

そして、それぞれビールからお酒に変え、さらに盛り上がり・・・
お酒にもうれしい、「わらびの煮びたし」。
柔らかいぜんまいに、上品な出汁が引かれ、、奥様のお料理のセンスを改めて感じてしまう。

と、しみじみと頂いていると、大皿に盛られた一品が置かれる。
たっぷりのかいわれにレタス、大多喜のミニトマト「アイコ」が盛り付けられたシンプルサラダかと思いきや・・

箸を入れると、下にはアボガドも盛り込まれ、さらに「さらしな蕎麦」が敷かれた「蕎麦サラダ」
。
揚げ蕎麦がトッピングされたサラダは食べたことがあったけど、更科蕎麦でのサラダは初めて。

蕎麦つゆベースのドレッシングをふりかけ頂く、これがいい!
更科蕎麦のほんのりとした甘みに、アボガド、カイワレ、蕎麦菜がぴったりと合う一品。
これはいいな~
。

すっかり頂いた頃合に・・・、
これも大皿で、食べてみたいと常々思っていた「巣篭もりそば」。

小海老、小柱が入った餡には、これもたっぷりのしゃきしゃきとした竹の子が入っている
。
カリカリの揚げ蕎麦と、この餡がからまり・・・、
ん~念願の「巣ごもり蕎麦」に、大満足
。
そこに、これも銘々に出される、自家製「胡麻豆腐」。

ぽっちゃりとした形もかわいいながら、もっちりふわりと溶ける胡麻豆腐は、やさしい胡麻の風味でいっぱい。お持ち帰りしたくなってしまう、絶品の「胡麻豆腐」。
と、これだけでもすっかり満足していたところに、
さらに、「旬野菜の天ぷら」まで。
ぜんまい、ウド、それに竹の子の天ぷらの盛り合わせ。

薄めの衣で、さっくりと揚げられた天ぷらは、素材の旨さを感じられる美味しい天ぷら。
これらのお料理にお酒もすすみ、すっかり打ち解けての和やかな時間
。
・・・そして、いよいよお蕎麦が出される。
それぞれに出されたもり汁で、3枚づつ出されるお蕎麦を9人で取り分けて。
まずは、「更科生一本」。

透けるような美しい更科蕎麦。ピンっとした面持ちの蕎麦を手繰り寄せ、口に含むとぷりっとした心地のいい歯ごたえ。

噛み締めるとしゃきっとした腰があり、それがとても甘い。
上品でありながら、味わいのある更科蕎麦。ここの更科はやっぱり美味しい。
2枚目は、普段は温蕎麦にしか出していない、二八で打たれた「もりそば」。

表面のところどこに蕎麦の星の浮く細切りの蕎麦は、滑らかで艶々と輝くもの。

口に含むとこれもしっかりとした腰加減。それに、二八ならではの滑らかなのど越しが加わり、これもいいではないの・・・♪
噛み締めると、非常に甘みのある蕎麦で、初めて頂くこちらの二八の蕎麦にも満足してしまう。
三枚目は、レギュラーの十割で打たれた「もりそば」。

そば粉の量の割合だろうか・・、こちらの方がやや濃いめの色。
手繰り寄せると、こっちのほうが、さすがに香りも濃い。

口に含むと、しっとりとした腰。もちっとした感覚を感じられ、風味もより濃く穀物感が強い。
美味しいなあ~・・・と、しみじみと味わっていると、
最後に、大好きな「田舎蕎麦」。

弾きぐるみの粗引きの蕎麦。色の濃い細切りの蕎麦には、びっしりと豪華な蕎麦の欠片が盛り込まれ、見ただけでうっとり。

口に含むと、やさしくかすめるざらつき感にもちもちとした、腰加減。今日は硬質感もなく、しっとりと口の中でまどろむ蕎麦が、とても美味しい。
噛み締めると、じわじわと穀物の風味が広がり、これを愛おしむように味わってしまう。
ん~、すっかーり大満足
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独特の、しっかりと白濁し、滑らかでクリーミィーな蕎麦湯を注ぎいれ、これもたっぷりと頂き和んでいると、
「ほかに何かお作りしましょうか?」と、ご主人の声
。
となったら~
皆さんとだったら♪と、「かけそば」も追加でお願いすることに。

きれいに透けるような、琥珀色の汁の張られた上品な「かけ汁」。
3つ作って頂き、これも取り分けて・・・。
まずはこの汁を頂くと、ん~「鰹」と感じる、上品且つ、しっかりと出汁の風味のある甘汁。すっと胃に染み入ってくるこの汁は、やっぱり、やっぱり美味しい
そして、温かい汁に浸されても尚、しっかりとした歯ごたえがあり、それでいてしなやかな蕎麦。
んんん~、旨い・・・
又しても、ここの「かけ」は絶品だと改めて思ってしまう。

余韻に浸りながら、話は続くなか・・
そっと出された「蕎麦団子」。もちもちとしたこの素朴なお団子はやっぱりうれしい。
いつしかすっかり、時も経ち・・・
楽しい時間の過ぎることの早いことをしみじみと
どきどきしながら催した、「多摩蕎麦会」。
和やかな時間に、皆さんのお人柄の良さを感じながら、
美味しいお料理に、美味しいお蕎麦の素敵なひととき。
皆様、本当にありがとうございました~
そして・・・、
奥様、ご主人、心から、ご馳走様でした
お蕎麦と人のつながり・・・
なんだか、とっても素敵な夕べ・・・・
*蕎麦コース 2,600円 (コースは2,100円から)

「手打蕎麦 素朴庵」
東京都国立市谷保 6721-1
042-571-0019
10:00~15:00 / 17:00~20:00
月曜、第1,3火曜休
店内禁煙 Pあり
これまでの訪問
方々からそれぞれ集まり、まずはビールで乾杯~



ここで、こうした人数で伺うのも、「素朴庵」さんのコース料理を頂くのも初めて。
さらに、新鮮な大多喜の竹の子を奥様のお料理で頂けるとあって、これは楽しみ

皆、蕎麦好きな方々ばかりなので、すぐに話しにも花が咲くなか・・
まずはこちらで漬けている、「自家製糠漬けの盛り合わせ」が出される。
山芋、ナス、キュウリ、蕪、人参・・・、どれもしゃきしゃきとして瑞々しい美味しいお漬物。

そして、定番「素朴煮」も銘々に。

この素朴な「素朴煮」の中にも竹の子がたっぷり。蕎麦の実に、柔らかい穂先部分の竹の子の相性もよく、ん~、美味しい

しみじみと味わっていると・・・、
盛り付けも美しい、「三点盛り」。

木の芽をあしらった、上品な味付けの施された「焼き竹の子」。
竹の子独特のサクサクとした歯ごたえに、醤油味の竹の子の風味がふわ~と感じられ旨いっ。
これはいいな~

早くも、たっぷりと筍の風味を味わえ、これだけでもう、大満足。

こちらでは初めてみる「鳥レバー」

「こごみの胡麻和え」。
こごみの春の風味に加え、和え衣の胡麻が香ばしく、これ又美味しい!

そして、それぞれビールからお酒に変え、さらに盛り上がり・・・
お酒にもうれしい、「わらびの煮びたし」。
柔らかいぜんまいに、上品な出汁が引かれ、、奥様のお料理のセンスを改めて感じてしまう。

と、しみじみと頂いていると、大皿に盛られた一品が置かれる。
たっぷりのかいわれにレタス、大多喜のミニトマト「アイコ」が盛り付けられたシンプルサラダかと思いきや・・

箸を入れると、下にはアボガドも盛り込まれ、さらに「さらしな蕎麦」が敷かれた「蕎麦サラダ」

揚げ蕎麦がトッピングされたサラダは食べたことがあったけど、更科蕎麦でのサラダは初めて。

蕎麦つゆベースのドレッシングをふりかけ頂く、これがいい!
更科蕎麦のほんのりとした甘みに、アボガド、カイワレ、蕎麦菜がぴったりと合う一品。
これはいいな~


すっかり頂いた頃合に・・・、
これも大皿で、食べてみたいと常々思っていた「巣篭もりそば」。

小海老、小柱が入った餡には、これもたっぷりのしゃきしゃきとした竹の子が入っている

カリカリの揚げ蕎麦と、この餡がからまり・・・、
ん~念願の「巣ごもり蕎麦」に、大満足

そこに、これも銘々に出される、自家製「胡麻豆腐」。

ぽっちゃりとした形もかわいいながら、もっちりふわりと溶ける胡麻豆腐は、やさしい胡麻の風味でいっぱい。お持ち帰りしたくなってしまう、絶品の「胡麻豆腐」。
と、これだけでもすっかり満足していたところに、
さらに、「旬野菜の天ぷら」まで。
ぜんまい、ウド、それに竹の子の天ぷらの盛り合わせ。

薄めの衣で、さっくりと揚げられた天ぷらは、素材の旨さを感じられる美味しい天ぷら。
これらのお料理にお酒もすすみ、すっかり打ち解けての和やかな時間

・・・そして、いよいよお蕎麦が出される。
それぞれに出されたもり汁で、3枚づつ出されるお蕎麦を9人で取り分けて。
まずは、「更科生一本」。

透けるような美しい更科蕎麦。ピンっとした面持ちの蕎麦を手繰り寄せ、口に含むとぷりっとした心地のいい歯ごたえ。

噛み締めるとしゃきっとした腰があり、それがとても甘い。
上品でありながら、味わいのある更科蕎麦。ここの更科はやっぱり美味しい。
2枚目は、普段は温蕎麦にしか出していない、二八で打たれた「もりそば」。

表面のところどこに蕎麦の星の浮く細切りの蕎麦は、滑らかで艶々と輝くもの。

口に含むとこれもしっかりとした腰加減。それに、二八ならではの滑らかなのど越しが加わり、これもいいではないの・・・♪
噛み締めると、非常に甘みのある蕎麦で、初めて頂くこちらの二八の蕎麦にも満足してしまう。
三枚目は、レギュラーの十割で打たれた「もりそば」。

そば粉の量の割合だろうか・・、こちらの方がやや濃いめの色。
手繰り寄せると、こっちのほうが、さすがに香りも濃い。

口に含むと、しっとりとした腰。もちっとした感覚を感じられ、風味もより濃く穀物感が強い。
美味しいなあ~・・・と、しみじみと味わっていると、
最後に、大好きな「田舎蕎麦」。

弾きぐるみの粗引きの蕎麦。色の濃い細切りの蕎麦には、びっしりと豪華な蕎麦の欠片が盛り込まれ、見ただけでうっとり。

口に含むと、やさしくかすめるざらつき感にもちもちとした、腰加減。今日は硬質感もなく、しっとりと口の中でまどろむ蕎麦が、とても美味しい。
噛み締めると、じわじわと穀物の風味が広がり、これを愛おしむように味わってしまう。
ん~、すっかーり大満足


独特の、しっかりと白濁し、滑らかでクリーミィーな蕎麦湯を注ぎいれ、これもたっぷりと頂き和んでいると、
「ほかに何かお作りしましょうか?」と、ご主人の声

となったら~

皆さんとだったら♪と、「かけそば」も追加でお願いすることに。

きれいに透けるような、琥珀色の汁の張られた上品な「かけ汁」。
3つ作って頂き、これも取り分けて・・・。
まずはこの汁を頂くと、ん~「鰹」と感じる、上品且つ、しっかりと出汁の風味のある甘汁。すっと胃に染み入ってくるこの汁は、やっぱり、やっぱり美味しい

そして、温かい汁に浸されても尚、しっかりとした歯ごたえがあり、それでいてしなやかな蕎麦。
んんん~、旨い・・・

又しても、ここの「かけ」は絶品だと改めて思ってしまう。

余韻に浸りながら、話は続くなか・・
そっと出された「蕎麦団子」。もちもちとしたこの素朴なお団子はやっぱりうれしい。
いつしかすっかり、時も経ち・・・
楽しい時間の過ぎることの早いことをしみじみと

どきどきしながら催した、「多摩蕎麦会」。
和やかな時間に、皆さんのお人柄の良さを感じながら、
美味しいお料理に、美味しいお蕎麦の素敵なひととき。
皆様、本当にありがとうございました~

そして・・・、
奥様、ご主人、心から、ご馳走様でした

お蕎麦と人のつながり・・・
なんだか、とっても素敵な夕べ・・・・

*蕎麦コース 2,600円 (コースは2,100円から)

「手打蕎麦 素朴庵」
東京都国立市谷保 6721-1
042-571-0019
10:00~15:00 / 17:00~20:00
月曜、第1,3火曜休
店内禁煙 Pあり
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