入谷 「川しま」

2008/06/06/22:20  [東京の蕎麦]台東区 画像あり

築地での所用を済ませたら、お昼も過ぎ1時をとうに回ってる。
確か・・・、中休みなしだったはず、と、長年行ってみたいと思っていたお店へ向かおうと、沿線の入谷まで足を伸ばしてみることに。

入谷駅を上って、昭和通りに入ってすぐの路地裏。
昔、朝顔祭りで来た折りに見かけて以来、ずっと心に残っていたお店は、記憶のまま、しっとりとした風情のまま静かに佇んでいる・・・futt.gif

08-6-6 店

入谷 「手打そば 川しま」 

その辺り一面がすぅっと上品な空気が流れているかのようなお店の、暖簾の後ろの扉は、万人を受け入れる気持ちを感じるように、開け放たれている。

08-6-6 店入り口

そっと、入り口へと近づくと、石畳のある中部屋があるようで、もう一つ中に扉がある模様・・・。
この入り口から感じる風情がどこか料亭風な感じも受け、少々緊張しながら入り口を入り、扉を開く。

08-6-6 店内

既に2時過ぎ。
お客さんのいない店内は、シンっと静まり、ぴんっと張ったような空気が流れてる。

白木の柱に、黒を基調にしたテーブルに椅子。
モダンな風情を持ちながらも、やや高級感を感じさせる店内。

・・・と、息をのんでいると、すぐに女将さんが出て来て下さる。
「まだ・・・、大丈夫ですか?」
とお聞きすると、
「はい、一応3時で休憩に入ってしまいますが」
とのこと。
中休み・・・、あったんだ~、よかったぎりぎりセーフだった、
と、奥のテーブルのひとつに腰を下ろす。

表情はあまりないものの、丁寧な接客の女将さんが程なくお茶を出してくださり、置かれている品書きに手をのばす。

蕎麦は、せいろをはじめに、田舎、変わり蕎麦が芥子と抹茶。
他に、見かけない「葱せいろ」などもあったが、「鴨せいろ」と別に「鴨つくねせいろ」があるのに目が止まり・・・
鴨よりも、ずっと鴨つくねが好きなので、それをお願いすることに。

じゅぅ~じゅぅ~という音が、静かな店内に遠くから聞こえ・・
間もなく、目の前に「鴨つくねせいろ」が置かれる。

08-6-6 鴨つくね

たっぷりの器に鴨つくね汁、それにみっつ山にして盛られた蕎麦。
ん・・・、これはもしかして、一茶庵の流れかな?

08-6-6 せいろ

まずは、切り口がざっくりと鮮やかに断たれ、丹精に盛られたお蕎麦から。
手繰り上げ、口に含むと、しゃきっと〆られた蕎麦が心地いい。

08-6-6 せいろアップ

噛み締めると、心地のいいしっとりとした腰加減。歯を受け入れるような穀物感のある蕎麦で、のど越しも爽やか。香り、風味は、時期的なものもあるのだろうか、あまり強くはないが、噛み締めていくと後にふわりと甘みを残していく。上品で、ふっと落ち着いてしまうような・・・、きれいな蕎麦。

ゆっくり味わうように、そのままの蕎麦を頂いた後に・・・、
熱々に湯気を立てた「鴨つくね汁」をも。

08-6-6 鴨つくねあぷ

予め炒められた葱はとろ~りと柔らかく、鴨つくねもたっぷり6つ入ってる。
ジューシーさ、というよりも、しっかり練りこまれたような鴨つくね。
汁は、甘みを抑えたもので、しっかりとした味わいの中に、この鴨の出汁も加わり美味しい。蕎麦に絡め頂くと、さらに蕎麦の甘みが増すようで、するすると頂いてしまう。

08-6-6 湯桶

食べている音で察するのであろうか、頃合をぴたりと見て出された蕎麦湯は、どっしりとした陶器の湯桶で。
さらさらとした蕎麦湯は、熱々で、残った鴨つくね汁に注ぎ、たっぷりと頂くと、うっすらと汗がにじみ、お腹もいっぱいに。

やや緊張しながらも、念願のお店で頂けたお蕎麦に、満足な心地を感じてる。
今度は・・・
このしっとりと落ち着いたお店で、ゆっくりと憩ってみたいなぁ、などとも。

ご馳走さまでした~ hahha.gif

又・・・、久しぶりに今年は、朝顔市、来てみようかな~futt.gif


*お品書き
せいろ 840円、田舎、白雪 1.050円、芥子切、茶切 1,260円、三色 1,360円、すずしろ、おろし、葱せいろ 1,050円、ぶっかけ、つけとろ 1,370円、鴨つくねせいろ 1,260円、鴨せいろ 1,680円、天せいろ 2,420円、かけ 840円、すずしろ 1,050円、鴨つくねそば 1,260円、鴨南蛮 1,680円



08-6-6 はし
「手打そば 川しま」

台東区下谷2-6-13
03-3875-6868
11:30~11:00 / 17:00~21:00
火曜、第3水曜定休



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