谷保 「きょうや」
2008/06/14/23:55
[東京都下の蕎麦]国立市
今夜は、一年がかりの約束がようやく実り・・・、ずっとお会いしたかった方々と「きょうや」でお食事会。
昼間のうちに雑用など済ませ、どきどきする気持ちを抑えつつ谷保へと向かう。
駅南口からまっすぐ伸びる通りを進み、ちょこちょことお店の並ぶ商店街の一角。
黒木の壁のどこか古民家風の小さな建物に、自然の趣きいっぱいの蔦のからまるお店は、ちょっと目を惹く。

すっと掛けられた橙色の暖簾のコントラストがシックな、風情ある佇まい。
谷保 「手打そば きょうや」
昼間のうちに雑用など済ませ、どきどきする気持ちを抑えつつ谷保へと向かう。
駅南口からまっすぐ伸びる通りを進み、ちょこちょことお店の並ぶ商店街の一角。
黒木の壁のどこか古民家風の小さな建物に、自然の趣きいっぱいの蔦のからまるお店は、ちょっと目を惹く。

すっと掛けられた橙色の暖簾のコントラストがシックな、風情ある佇まい。
谷保 「手打そば きょうや」
しっとりとした木の扉を開き店内へ。
開店直後の5時半ちょうどであるのに、週末の今日は既に何組かのお客さんが席に着いている。
入り口すぐのテーブル席を通り過ぎ、奥の小上がりの席へと向かうと、すぐに振り向いて笑顔で迎えてくれる、会いたかった、会いたかったお友達
。
お会いするのは初めてだけど、すぐに打ち解け、途端にまるで懐かしい友人に久しぶりに会うような、心地よさを感じながら・・・
まずは、ビールで乾杯~


お通しには、ここで自家製で作られているお豆腐(これは売り切れだった・・・
)から出るおからで作られた「卯の花」。
しっとりととても上品な卯の花は、とても優しい口当たり。
それでは・・・と、ずらりと豊富に並んだ品書きの中から頼んだお料理の数々。
まずは、酒飲みにはうれしい、「酒肴の盛り合わせ」。

各々一ずつ頼んだ盛り合わせは、大皿に美しく盛り付けられた6点盛り。
しっとりとした「蔵王地鴨ロース」に、「セロリの醤油漬け」、
「大根とイイダコの煮物」には味の濃い駄々茶豆が添えられ、
芥子の風味がアクセントの味のじっくり染みた「コンニャクの煮物」、
かわいらしいシャモジに塗りつけられた、蕎麦の実が香ばしい「焼き味噌」に、
とろ~としてほんのり甘い「青梅のシロップ煮」。
それに、これもお酒にうれしい肴、「いかの丸干し」。

こんなお料理を前にしたら~と、ビールから早速お酒に変えて。

美しい片口で出されるお酒に、頂いたのは、「王録」に「獺祭」、それに、季節のお酒、滋賀の「浪の音風」(夏特別吟醸酒)。
爽やかできれいなお酒に、「じゅんさいいいね~♪」と頼んだ、「じゅん菜の酢の物」。

独特のトゥルンとしたじゅん菜の口当たりに、上品で程よい酢の加減が心地いい。これはこの時期ならではの醍醐味だな~
。
さらに、これもお酒にはたまらない、「豆腐の味噌漬け」に・・・

独活特有の風味に、歯ごたえの乙な「独活の醤油漬け」。

「マコモダケ」って何だろう??と、頼んでみた「焼きマコモダケ」。

まるで、竹の子のような姿の「マコモダケ」は、しゃくしゃくとした歯ごたえの、好みのもの。
「イネ科の植物なんですよ」と女将さがそっと教えて下さるマコモダケをすっかり気に入ってしまう。
するすると進むお酒に、途切れることなく続く会話が楽しく、最後に頼んだのが、「白魚の掻き揚げ」。

ふわりとした身の白魚に、さっくりと揚げられた掻き揚げがとても美味しい。
たっぷりとお料理にお酒を頂き、楽しいひと時を満喫し、そろそろ〆のお蕎麦を。
来て真っ先に取っておいてもらった、食べてみたかった「週末限定の粗挽き」蕎麦を、せいろとの二色もりでお願いする。
・・・と、ふっと見た品書きに、「鴨つくねときのこのつけ汁」の文字が目に留まり、私は汁をそれで頂くことに。

程なくして、鴨つくねときのこのつけ汁が添えられ、「せいろ」が出される。

笊も盛られた蕎麦は、切り幅長さにムラのない、丹精な細切りの蕎麦。よく見ると、中に細かで透明な蕎麦の粒が盛り込まれた、これも粗挽き仕立て。

手繰り寄せると、強くはないがふわり漂う香りを楽しみ、口に含む。しっとりとした心地のいい腰加減。噛み締めるとゆっくりと、穀物の風味を感じてくる。
そして、湯気を立てた熱々のきのこ汁。

噛み締めると、ふわっとしてジューシーな鴨つくねでこれは美味しい。
それに、なめこにえのき、しめじにエリンギ、椎茸がふんだんに入った汁は、鴨と茸類の出汁がよく染み出た美味し~いお汁。
これをこのせいろ蕎麦にからめ頂くと、ほんのり熱を帯びた蕎麦がに汁が絡まり、これが旨い。
この「鴨つくねときのこ汁」これは、いいな~っ
。
・・・と、満足していると、念願の「粗挽き蕎麦」が置かれる。

なんて美しい!
透明感のある黒めの蕎麦には、びっしりと篭められた蕎麦の欠片。ガラス細工の中の水滴のように、様々な蕎麦の星の盛り篭められた蕎麦に、食べる前からすでにうっとり。

口に含むと、心地よくかすめるざらつき感に、ぷるっとした感覚の腰加減。噛み締めるのも楽しく、ゆっくりゆっくり味わい頂くと、じわりと広がる香ばしい風味の粗挽きの蕎麦。

少々短めなところはあるにせよ、これは美味しい~
と、汁を漬けてしまうのももどかしく、するすると食べてしまう。
食べ終えてしまったの事が惜しいような気持ちで食べ終え、さらさらの熱々の蕎麦湯をきのこ汁に注ぎいれ頂くと、すぅ~と体に染み渡る。
すっかり頂くと、お腹もいっぱいの心地のいい幸福感。
美味しいお料理に美味しいお酒、そして念願の粗挽き蕎麦を頂けたことに大満足
そして何よりも、ずっと会いたかった方々にお会いできたうれしさで心いっぱいのひとときに・・・。
花まきさん、しおんさん、
お会いできて本当にうれしかったです。
楽しい楽しいひととき、ありがとうございました~
又、ぜひ・・・♪
酒肴盛り合わせ 840円、じゅん菜の酢の物 500ん、いかの丸干 630円、豆腐の味噌漬け 300円、独活の醤油漬け 400円、焼きマコモダケ 600円、白魚の掻き揚げ 1,100円
せいろ 735円、鴨つくねときのこのつけ汁せいろ 1,155円
久保田千寿、佐久の花、極上吉乃川、獺祭、王録、黒龍 600円~800円

「手打そば きょうや」
国立市富士見台1-12-14
042-573-9755
11:30~14:30 / 17:30~21:00
水曜定休 禁煙
隣のコインP提携あり
これまでの訪問
開店直後の5時半ちょうどであるのに、週末の今日は既に何組かのお客さんが席に着いている。
入り口すぐのテーブル席を通り過ぎ、奥の小上がりの席へと向かうと、すぐに振り向いて笑顔で迎えてくれる、会いたかった、会いたかったお友達

お会いするのは初めてだけど、すぐに打ち解け、途端にまるで懐かしい友人に久しぶりに会うような、心地よさを感じながら・・・
まずは、ビールで乾杯~



お通しには、ここで自家製で作られているお豆腐(これは売り切れだった・・・

しっとりととても上品な卯の花は、とても優しい口当たり。
それでは・・・と、ずらりと豊富に並んだ品書きの中から頼んだお料理の数々。
まずは、酒飲みにはうれしい、「酒肴の盛り合わせ」。

各々一ずつ頼んだ盛り合わせは、大皿に美しく盛り付けられた6点盛り。
しっとりとした「蔵王地鴨ロース」に、「セロリの醤油漬け」、
「大根とイイダコの煮物」には味の濃い駄々茶豆が添えられ、
芥子の風味がアクセントの味のじっくり染みた「コンニャクの煮物」、
かわいらしいシャモジに塗りつけられた、蕎麦の実が香ばしい「焼き味噌」に、
とろ~としてほんのり甘い「青梅のシロップ煮」。
それに、これもお酒にうれしい肴、「いかの丸干し」。

こんなお料理を前にしたら~と、ビールから早速お酒に変えて。

美しい片口で出されるお酒に、頂いたのは、「王録」に「獺祭」、それに、季節のお酒、滋賀の「浪の音風」(夏特別吟醸酒)。
爽やかできれいなお酒に、「じゅんさいいいね~♪」と頼んだ、「じゅん菜の酢の物」。

独特のトゥルンとしたじゅん菜の口当たりに、上品で程よい酢の加減が心地いい。これはこの時期ならではの醍醐味だな~

さらに、これもお酒にはたまらない、「豆腐の味噌漬け」に・・・

独活特有の風味に、歯ごたえの乙な「独活の醤油漬け」。

「マコモダケ」って何だろう??と、頼んでみた「焼きマコモダケ」。

まるで、竹の子のような姿の「マコモダケ」は、しゃくしゃくとした歯ごたえの、好みのもの。
「イネ科の植物なんですよ」と女将さがそっと教えて下さるマコモダケをすっかり気に入ってしまう。
するすると進むお酒に、途切れることなく続く会話が楽しく、最後に頼んだのが、「白魚の掻き揚げ」。

ふわりとした身の白魚に、さっくりと揚げられた掻き揚げがとても美味しい。
たっぷりとお料理にお酒を頂き、楽しいひと時を満喫し、そろそろ〆のお蕎麦を。
来て真っ先に取っておいてもらった、食べてみたかった「週末限定の粗挽き」蕎麦を、せいろとの二色もりでお願いする。
・・・と、ふっと見た品書きに、「鴨つくねときのこのつけ汁」の文字が目に留まり、私は汁をそれで頂くことに。

程なくして、鴨つくねときのこのつけ汁が添えられ、「せいろ」が出される。

笊も盛られた蕎麦は、切り幅長さにムラのない、丹精な細切りの蕎麦。よく見ると、中に細かで透明な蕎麦の粒が盛り込まれた、これも粗挽き仕立て。

手繰り寄せると、強くはないがふわり漂う香りを楽しみ、口に含む。しっとりとした心地のいい腰加減。噛み締めるとゆっくりと、穀物の風味を感じてくる。
そして、湯気を立てた熱々のきのこ汁。

噛み締めると、ふわっとしてジューシーな鴨つくねでこれは美味しい。
それに、なめこにえのき、しめじにエリンギ、椎茸がふんだんに入った汁は、鴨と茸類の出汁がよく染み出た美味し~いお汁。
これをこのせいろ蕎麦にからめ頂くと、ほんのり熱を帯びた蕎麦がに汁が絡まり、これが旨い。
この「鴨つくねときのこ汁」これは、いいな~っ

・・・と、満足していると、念願の「粗挽き蕎麦」が置かれる。

なんて美しい!
透明感のある黒めの蕎麦には、びっしりと篭められた蕎麦の欠片。ガラス細工の中の水滴のように、様々な蕎麦の星の盛り篭められた蕎麦に、食べる前からすでにうっとり。

口に含むと、心地よくかすめるざらつき感に、ぷるっとした感覚の腰加減。噛み締めるのも楽しく、ゆっくりゆっくり味わい頂くと、じわりと広がる香ばしい風味の粗挽きの蕎麦。

少々短めなところはあるにせよ、これは美味しい~

と、汁を漬けてしまうのももどかしく、するすると食べてしまう。
食べ終えてしまったの事が惜しいような気持ちで食べ終え、さらさらの熱々の蕎麦湯をきのこ汁に注ぎいれ頂くと、すぅ~と体に染み渡る。
すっかり頂くと、お腹もいっぱいの心地のいい幸福感。
美味しいお料理に美味しいお酒、そして念願の粗挽き蕎麦を頂けたことに大満足

そして何よりも、ずっと会いたかった方々にお会いできたうれしさで心いっぱいのひとときに・・・。
花まきさん、しおんさん、
お会いできて本当にうれしかったです。
楽しい楽しいひととき、ありがとうございました~

又、ぜひ・・・♪
酒肴盛り合わせ 840円、じゅん菜の酢の物 500ん、いかの丸干 630円、豆腐の味噌漬け 300円、独活の醤油漬け 400円、焼きマコモダケ 600円、白魚の掻き揚げ 1,100円
せいろ 735円、鴨つくねときのこのつけ汁せいろ 1,155円
久保田千寿、佐久の花、極上吉乃川、獺祭、王録、黒龍 600円~800円

「手打そば きょうや」
国立市富士見台1-12-14
042-573-9755
11:30~14:30 / 17:30~21:00
水曜定休 禁煙
隣のコインP提携あり
これまでの訪問
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